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2020年秋アニメ終盤の今、オススメできる今期アニメ8選
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【コラム】Amazonで批判レビューが殺到してるアニメ『IWGP』の8話が神回だった
【アニメの日】ここ10年のアニメをほぼ全て見てる私が選ぶ面白かったアニメ92選
本日10月22日はアニメの日。これは日本動画協会が2017年に制定したものだ。日本動画協会のサイトによると、日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』の公開日である1958年10月22日にちなんでのものであるという。
そこで2010年代アニメ史を振り返る意味も込め、ここ10年のアニメをほぼ見ている私(中澤)の心に残っている作品をまとめた。なお、ファーストシーズンが2010年より前に放送されているものはのぞく。
・2010年
アマガミSS
Angel Beats!
バカとテストと召喚獣
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
それでも町は廻っている
デュラララ!!
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
世紀末オカルト学院
──リアルタイムで見ている時は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『刀語』『四畳半神話大系』『ヨスガノソラ』などが盛り上がっていたと思う。ただ10年経って振り返ってみると、改めて見たいと思えるのは上記の8つだった。特に、コンパクトにまとまってるのに猛烈に盛り上がる『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は名作だと思う。
・2011年
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
STEINS;GATE(シュタインズゲート)
ちはやふる
日常
花咲くいろは
Fate/Zero
ベン・トー
魔法少女まどか☆マギカ
輪るピングドラム
──語り継がれる名作が多いのが2011年。『あの花』『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』『Fate/Zero』『まどマギ』と鬼のラインナップである。リアルタイムでは『TIGER & BUNNY』や『僕は友達が少ない』『未来日記』も盛り上がってた。
そんな中個人的に1番心に残ってるのは『輪るピングドラム』。上記のアニメは全て名作だが、テーマの深さや表現のレベルでは『輪るピングドラム』が一段上にあると思う。考えさせられたい人はぜひ。
・2012年
ガールズ&パンツァー
K
PSYCHO-PASS(サイコパス)
坂道のアポロン
じょしらく
ヨルムンガンド
──リアルタイムでは『ジョジョの奇妙な冒険』『中二病でも恋がしたい!』『這いよれ! ニャル子さん』なども盛り上がった年。アホとシリアスのふり幅が大きいが、上記にあげたものは今見ても色あせないと名作だと思う。
・2013年
有頂天家族
京騒戯画
キルラキル
進撃の巨人
凪のあすから
のんのんびより
Free!
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
弱虫ペダル
ラブライブ!
──『進撃の巨人』の年だった2013年。リアルタイムで見てる時は『進撃の巨人』がデカすぎて、「全体的にはあんまり…」という印象だったが、振り返ると『俺ガイル』『のんのんびより』『Free!』『ラブライブ!』とその後ムーブメントととなる作品が生まれている。
そんな中私が好きだったのは『京騒戯画』だった。2013年で一番攻めた表現だったと思うのだが、時代の波に飲まれたのが残念でならない。
・2014年
グリザイアの果実
四月は君の嘘
シドニアの騎士
SHIROBAKO
ノーゲーム・ノーライフ
──2014年は『サイコパス』『弱虫ペダル』『ラブライブ!』と話題作の2期でもってたような印象。そんな中でも上記の作品の出来は素晴らしかった。いずれも今見ても古さを感じさせない名作である。
・2015年
うたわれるもの 偽りの仮面
血界戦線
GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
冴えない彼女の育てかた
下ネタという概念が存在しない退屈な世界
Charlotte(シャーロット)
響け!ユーフォニアム
監獄学園
オーバーロード
落第騎士の英雄譚
ワンパンマン
──『GATE(ゲート)』ってもっと前に印象だったけど2015年なんだね。リアルタイムでは『おそ松さん』『がっこうぐらし!』も話題に。ところで旅立つ前のゴタゴタだけで1クール使うという斬新な構成だった『六花の勇者』の2期ってもうないの?
・2016年
ガーリッシュナンバー
アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
少女たちは荒野を目指す
昭和元禄落語心中
NEW GAME!
ふらいんぐうぃっち
フリップフラッパーズ
Re:ゼロから始める異世界生活
Rewrite
ViVid Strike!
──2016年はリアルタイムでも豊作だと感じていた。なにしろ『Re:ゼロ』があるし、『昭和元禄落語心中』『ふらいんぐうぃっち』なども素晴らしい出来だ。他にも、『この素晴らしい世界に祝福を!』『ユーリ!!! on ICE』などもこの年。近年稀に見る豊作年だった。
・2017年
賭ケグルイ
クズの本懐
小林さんちのメイドラゴン
少女終末旅行
ボールルームへようこそ
政宗くんのリベンジ
メイドインアビス
ようこそ実力至上主義の教室へ
ID-0
──一方で、リアルタイムではなんかパッとしない印象だったのが2017年。そんな中流行っていたのが『けものフレンズ』だが、個人的にはこの年は『メイドインアビス』と『ボールルームへようこそ』だ。この2つに関しては、アニメ好きじゃなくともオススメできるレベル。
・2018年
風が強く吹いている
邪神ちゃんドロップキック
宇宙よりも遠い場所
ゾンビランドサガ
ピアノの森
三ツ星カラーズ
ゆるキャン△
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
──ムーブメントが細分化されている印象を受けた2018年。とは言え、それぞれ質は高く、代表作をあげるなら『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』か『宇宙よりも遠い場所』だろう。だが、胸が熱くなる系で言うと『風が強く吹いている』もその2作に張る質だと思う。
・2019年
荒ぶる季節の乙女どもよ。
鬼滅の刃
慎重勇者
女子高生の無駄づかい
盾の勇者の成り上がり
バビロン
ヴィンランド・サガ
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
──去年のことなので記憶に新しいかとは思うが、リアルタイムで話題をかっさらっていたのは『鬼滅の刃』だ。事実、19話『ヒノカミ』のクライマックスのアニメーションは近年No.1かもしれない。私は38歳だが、子供の頃、東映まんがまつりとかで感じていたワクワクを思い出した。
さて置き、質で言うと『ヴィンランド・サガ』も捨てがたい。壮大なストーリーに負けないクオリティーはさすがWIT STUDIO。ぜひ2期を作って欲しいものだ。
・2020年
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
推しが武道館いってくれたら死ぬ
虫籠のカガステル
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
かくしごと
GREAT PRETENDER
魔王学院の不適合者
日本沈没2020
──2020年は秋アニメの途中なので、冬・春・夏の3クールで名作だったものをまとめてみた。振り返ると、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』と『かくしごと』が特に良かったと思う。壮大なファンタジー系は不作かもしれない。
以上。今でも色あせない魅力を放つ作品をテーマに選んでみたがいかがだっただろうか。近年ではNetflixやAmazonプライムビデオで見ることができる過去作も多い。アニメの日である本日、過去の隠れた名作を掘り返してみるのもいいのではないだろうか。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を見て感じた “鬼滅が女性に流行った理由”
泣いた。周りからもすすり泣く声が聞こえた。劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の映画館でのことである。私(中澤)がこれを見た感想をひと言で言うなら「とても良かった」。もちろん、ひと言で語れない感情が渦巻くんだけど、ネタバレになるためそこは伏せたい。
しかし、私にこれほどの感動を与えてくれる『鬼滅の刃』は、実のところ賛否両論だ。特に、アニメ好きの男性から「面白さが分からない」という声をよく聞く。映画館の客層からも女性人気の高さがうかがえた。なぜこうも分かれるのか? 映画を見て個人的に思い当たる節があったため記したい。
・アンチだった
正直、私はアンチの意見も分からなくはないのだ。なぜなら、アニメ放送時、1話切りしているからである。で、勇気を持ってその当時の鬼滅へのイメージを書くなら「ありがちな話」というものだった。
家族を鬼に惨殺された優しき男・竈門炭治郎が復讐のため旅立つ。なんか普通じゃね? その印象は、改めて見てみてもしばらく変わらなかった。『BLEACH』で言う護廷十三隊みたいなのが出てくる。聖闘士星矢の頃からお約束の流れだ。こういうの知ってる。う~ん……。
・名シーンで気づかされたこと
しかし、今から考えると、これは楽しみ方を間違っていたと言わざるを得ない。目からウロコが完全に落ちたのが、19話の『ヒノカミ』のクライマックス。上記のように頭の隅で考えながら見てしまう私でも、このシーンは言葉をなくした。
次々と連動していくコマは画面から飛び出さんばかり。禰豆子が、炭治郎が、記憶が考えることを追い越して迫って来る。そこで思ったのだ。鬼滅とはこれかもしれない……と。
考えるのではなく感じるもの。思えば、マンガやアニメを好きになった子供の頃「この流れありきたりだな」とか考えながら『ドラゴンボール』や『ワンピース』や『BLEACH』を見ていただろうか?
いや、もっと作品の世界に入りきり、キャラの目で物事を見て、肌でその熱度を感じていた。感動に客観的な分析など必要なかったはずである。作品が積み重なるうちに、考えないと理解できなくなってしまったのだ。
見始めた時の気持ちを思い出してみよう。自分が良いと思うものは「良い」と言っていいのだ。流れに逆らわず乗っていけ。そう、水のように。
・感じる
そういう気持ちで劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を見たところ、泣いた。なんてこった……ストーリーの力とはこれだ。アニメーションの力とはこれだ。これが鬼滅の刃……。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の面白さに説明は不要だ。煉獄杏寿郎がカッコ良い。それ以上の言葉は無粋なのである。考えるのではなく感じろ。男性より感受性が強いと言われる女性が心をつかまれたのは当然の結果と言えるかもしれない。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
2020年秋アニメの新作おすすめ10選 / 最強の続編陣に埋もれるには惜しい1話だったのがこのアニメ
2020年10月から秋アニメがスタートしましたが、今期の続編陣は最強ですね。『ひぐらしのなく頃に』を筆頭に、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』に『おそ松さん 第3期』など一大流行を築いた作品が並び、さらには『ゴールデンカムイ』『ストライクウィッチーズ』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』などが固める鬼の布陣。
おそらく、私(中澤)と同じ時代を見て来たアニメ好きは震えあがっていることでしょう。新作にまで手が回らないと。正直、今期が始まる前、私も震えていました。しかし、うっかり手が回ってしまったため、1話を見た上での2020年秋アニメの新作おすすめ10選を以下にまとめたいと思います。
・『安達としまむら』オススメ度:★★★
放送情報 TBS毎週木曜深夜1時35分~など
配信情報 ABEMA、dアニメストア、Amazon、etc
スタッフ情報 原作/入間人間、イラスト/のん、監督/桑原 智、アニメーション制作/手塚プロダクション
キャスト 安達/鬼頭明里、しまむら/伊藤美来、日野/沼倉愛美、永藤/上田麗奈、ヤシロ/佐伯伊織
©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会
【個人的おすすめポイント】
体育館の2階で出会い、一緒に授業をサボるようになった2人の女子高生・安達としまむらの関係を描く話。1話はまず、アニメーションが抜群に綺麗なのが良かったです。透明感のあるタッチは、女子高生たちの微妙な心の機微まで表現するかのようで繊細な世界観に浸れます。さすが手塚プロダクションなクオリティー。
・『魔王城でおやすみ』オススメ度:★★★
放送情報 テレビ東京毎週月曜26:00~etc
配信情報 Amazon、Netflix、dアニメストアなどで毎週月曜更新
スタッフ情報 原作/熊之股鍵次、監督/山﨑みつえ、アニメーション制作/動画工房
キャスト スヤリス姫/水瀬いのり、魔王タソガレ/松岡禎丞、あくましゅうどうし/石川界人、勇者アカツキ/下野紘etc
(C)熊之股鍵次・小学館/魔王城睡眠促進委員会
【個人的おすすめポイント】
非常にまったりしたコメディ。魔王軍と姫のまったりした攻防に絡む早見沙織さんのナレーションが絶妙すぎて脳が休憩できるような癒しのオーラを醸し出しています。何も考えずにぼーっと見るのに最適。でびあくまのヌイグルミが欲しくなりました。
・『無能なナナ』オススメ度:★★★
放送情報 TOKYO MX毎週日曜 22:00~、サンテレビ毎週日曜23:30~etc
配信情報 Amazon、ABEMA、etc
スタッフ情報 原作/るーすぼーい、古屋 庵、監督/石平信司、アニメーション制作/ブリッジ
キャスト 柊ナナ/大久保瑠美、中島ナナオ/下野紘、小野寺キョウヤ/中村悠一etc
©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会
【個人的おすすめポイント】
月刊少年ガンガンで連載の本作。最初は「ガンガン版ヒロアカかな?」と思ったのですが、1話を見終わった感想は「さすが、るーすぼーい」というものです。
るーすぼーいさんと言えば、2000年代に美少女ゲームで活躍されていたシナリオライターさんですが、物語の見方がガラッと変わるような仕掛けが特徴的な人でもありました。1話はまさにるーすぼーい節。物語力が強そうなので要チェックです。
・『アクダマドライブ』オススメ度:★★
放送情報 TOKYO MX毎週木曜24:30~、サンテレビ毎週木曜24:00~、KBS京都毎週木曜25:00~、BS日テレ毎週木曜23:30~
配信情報 FOD毎週木曜23:30~
スタッフ情報 原作/ぴえろ・TooKyoGames、監督/田口智久、ストーリー原案/小高和剛、アニメーション制作/studioぴえろ
キャスト 一般人/黒沢ともよ、運び屋/梅原裕一郎、喧嘩屋/武内駿輔、ハッカー/堀江 瞬、医者/緒方恵美、チンピラ/木村 昴、殺人鬼/櫻井孝宏etc
(C)ぴえろ・TooKyoGames/アクダマドライブ製作委員会
【個人的おすすめポイント】
ハードボイルド系の近未来SFアクション。登場キャラもアウトロー系で『カウボーイビバップ』とか好きな人にとっては「いかにも」な感じです。こういうジャンルは重厚さが出せないと安っぽくなってしまうことがありますが、1話時点では個人的にストライク。話題になるかは分からないですが、コアなファンは獲得しそうな作品です。
・『アサルトリリィ BOUQUET』オススメ度:★★
放送情報 TBS毎週木曜日 25:28~など
配信情報 Amazon、バンダイチャンネル、YouTube、DMM.com、etc
スタッフ情報 原作/尾花沢軒栄(acus)、監督/佐伯昭志、アニメーション制作/シャフト
キャスト 一柳 梨璃(ひとつやなぎ りり)/赤尾ひかる、白井 夢結(しらい ゆゆ)/夏吉ゆうこ、楓・J・ヌーベル(かえで・ジョアン・ヌーベル)/井澤美香子、二川 二水(ふたがわ ふみ)/西本りみetc
©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト ©Pokelabo, Inc. ©bushiroad
©Tokyo Broadcasting System Television, Inc. ©SHAFT
【個人的おすすめポイント】
設定はスマホアプリゲームとかにありそうな感じですが、1話を見た感想は「シャフトっぽかった」です。話自体がどう転がるかはまだわかりませんが、シャフトの鋭くキレのある世界観が好きな人はオススメ。
・『池袋ウエストゲートパーク』オススメ度:★★
放送情報 TOKYO MX毎週火曜日24:30~、サンテレビ毎週水曜日24:30~、KBS京都毎週水曜日25:35~etc
配信情報 Amazon毎週火曜日24:15~
スタッフ情報 原作/石田衣良、監督/越田知明、アニメーション制作/動画工房
キャスト マコト/熊谷健太郎、タカシ/内山昂輝、キョウイチ/土田玲央、ヒロト/木村昴、磯貝/花江夏樹etc
©石田衣良/文藝春秋/IWGP製作委員会
【個人的おすすめポイント】
言わずと知れた『IWGP』のアニメ版ですが、1話を見た感じ古臭さのようなものは感じませんでした。ちなみに、私は池袋に住んでたので、日常の中に何が紛れているか分からないような西口の雰囲気は見ていて懐かしいものがあります。
アニメーションの質感で言うとシックでお洒落な雰囲気で、アニメ好きじゃなくとも見やすい作画だと思います。あの雑踏にG-BOYSみたいな人たちが暗躍してたら夢があるなと思うくらいには惹きこまれる1話でした。
・『神様になった日』オススメ度:★★
放送情報 TOKYO MX毎週土曜24:00~、ABCテレビ毎週土曜26:30~etc
配信情報 Amazon、Netflix、dアニメストア、etc
スタッフ情報 原作・脚本/麻枝 准、監督/浅井義之、アニメーション制作/P.A.WORKS
キャスト ひな/佐倉綾音、成神陽太/花江夏樹、伊座並杏子/石川由依、国宝阿修羅/木村良平etc
(C)VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project
【個人的おすすめポイント】
麻枝准、浅井義之、P.A.WORKSは『Charlotte』の組み合わせです。1話は、受験生の成神陽太の前に「神様」を名乗る謎の少女・ひなが現れるという内容ですが、すでにいやらしいほど麻枝准臭が漂っていました。もう壮大な話になっていく未来が見えますね。声優も含めて隙のない鉄壁の布陣なので全力で泣かせにきてくれることでしょう。
・『くま クマ 熊 ベアー』オススメ度:★
放送情報 TOKYO MX毎週水曜日23:30~、サンテレビ毎週木曜日 25:00~、KBS京都毎週金曜日25:00~etc
配信情報 ABEMA、dアニメストア、Amazon、FODなど
スタッフ情報 原作/くまなの、監督/信田ユウ、アニメーション制作/EMTスクエアード
キャスト ユナ/河瀬茉希、フィナ/和氣あず未、ノアール・フォシュローゼ/日高里菜、シア・フォシュローゼ
/水瀬いのり、くまきゅう/黒瀬ゆうこ、くまゆる/宮島えみetc
【個人的おすすめポイント】
最近よく見かけるようになったリアルなゲーム世界を主人公が楽しむアニメです。文字にすると、それを見て何が楽しいのか分からなくなってしまいますが、アニメでゲームしてる人を見るというのは合わせ鏡みたいな無限ループ感がありますね。今私がいる世界も誰かがプレイしてるゲームの中かもしれません。
とは、このアニメを見てる時には一切思わないんですが、まあ、1話の感想としては、熊と熊のヌイグルミを着たヒロインが可愛かったということに尽きます。これが『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』までいくかはわかりませんが、何も考えずアニメを見たい人にはオススメです。
・『トニカクカワイイ』オススメ度:★
放送情報 読売テレビ毎週月曜26:29~、etc
配信情報 dアニメストア、U-NEXT、ABEMA(ビデオ)、dTV、FOD、アニメ放題毎週水曜日正午更新
スタッフ情報 原作/畑健二郎、監督/博史池畠、アニメーション制作/Seven Arcs
キャスト 由崎司/鬼頭明里、由崎星空/榎木淳弥、有栖川要/芹澤優、有栖川綾/上坂すみれ、鍵ノ寺千歳/小原好美
©畑健二郎・小学館/トニカクカワイイ製作委員会
【個人的おすすめポイント】
原作の畑健二郎さんと言えば『ハヤテのごとく!』の作者さん。『トニカクカワイイ』は、速攻で結婚するので、もう少し年齢層は高めなイメージです。とは言っても18歳だけど。さて置き、1話の出来は良く、ヒロイン由崎司も良い感じにブラッシュアップされてるなあと思いました。思わず恋に落ちてしまう不思議な魅力はさすがです。
・『魔女の旅々』オススメ度:★
放送情報 TOKYO MX毎週金曜22:30~、サンテレビ毎週金曜24:00~、etc
配信情報 ABEMA、Amazon、Netflix、FODなど
スタッフ情報 原作/白石定規、監督/窪岡俊之、アニメーション制作/C2C
キャスト イレイナ/本渡楓、フラン/花澤香菜、サヤ/黒沢ともよ、シーラ/日笠陽子etc
© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会
【個人的おすすめポイント】
職業としての魔女が存在する中世世界を主人公のイレイナが旅する物語。1話の印象は大分爽やかですが、このクオリティーを維持しつつ、爽やかさの中に何かスパイスを利かせることができれば、グッと盛り上がりそうな印象を受けました。
執筆:中澤星児
【衝撃】フランスのオタクが極悪すぎる
アニメやマンガはいつだって私(中澤)に大切なことを教えてくれた。自分を見つめなおすキッカケとなり、成長の糧となり、時に人生観まで変えてしまう。そんな日本のアニメやマンガが、フランスでとんでもない人達を爆誕させていた。フランスのオタク、極悪すぎィィィイイイ!
・学ラン!?
日本のオタクである私が思わず恐れおののいたのは、あるフランスのバンドを発見した時。「Rise Of The Northstar(ライズ・オブ・ザ・ノーススター)」という名前なのだが、このバンド……
パラパラ漫画を映写できる「アニメーションプロジェクター組立キット」を作ってみたら…思っていたのと違った
パラパラ漫画……すべてのアニメーションの原理であり、授業中の究極の暇つぶし。普通は自分でページをめくって遊ぶだろうが、LED電球を組み込んで壁に映写できるキットを発見した。
学校教材や知育玩具を数多く作っている信頼のアーテック製。価格も手頃で、夏休みの自由研究にも役立つだろうと思い作ってみたら……想像と違う結果になってしまったのでご報告したい。
・「アニメーションプロジェクター組立キット」
価格は大手ネットショッピングサイトで1000〜1500円程度。本体となる紙パーツの他、LEDをつけるためのソケットや銅線、電池ボックスなどが入っている。
両面テープやボンドも同梱されている親切設計。こういった細かい気配りがあると、ユーザー目線のキットだなと安心できる。中には開発者しか作れないような、独りよがりなキットもたまにあるのだ。ただ、両面テープは粘着力が弱く、組立途中ではがれてしまうこともあった。
それでは作業開始。電球部分から作っていく。紙パーツはダンボール紙で、かなり丈夫にできそう。
アニメーションする部分は、印刷済みのイラストが同梱されている。クマのようなウサギのような動物のキャラクターだ。宙返りする動きかな?
ドラム状に丸めて、連続した静止画を作る。オリジナルのイラストを使いたい場合は上から貼り重ねることになる。完成後に貼ることもできるが、組立途中で貼ってしまうと簡単だろう。
説明書と見比べながら配線していく。ビニール導線をちょっとだけ切って金属部分を出し、同じく金属部分に巻き付ける。理科だったか技術家庭科だったか、学校の授業でよくやったな。
本体と機械部分を組み合わせて完成だ。ハンドルがついていて、ドラムが風車の羽根のように回る。
・さっそく上映会だ!
LEDの光は頼りないので、なるべく暗い場所、なんなら完全な暗室がいいだろう。筆者はクローゼットに閉じこもった。まだ日没前だが窓のないクローゼットで、しかも外は昼から大雨なので家全体が暗い。
LED電球にはちゃんとスイッチがあって、オン・オフできる。紙工作なのに凝っている。
スイッチを入れるとちゃんと点灯してホッとした。正しく配線できている証拠だ。それでは明かりを消して投影してみる。
わくわく……
ふぁっ!! なんか怖い!
もとは可愛いクマちゃん(?)だったはずなのに、なぜか心霊写真みたいになっている!
満面の笑顔なのも余計に怖い!
おかしい、パッケージの見本写真とはほど遠い。ピントが合っていないせいかと思ったけれど、どうやってもこれ以上は鮮明にならない。
ハンドルを回してアニメーションさせてみたが、かろうじてなにか映っている、というのがわかる程度で、動いているようにも見えない。ぼんやりと不鮮明で、キャラクターかどうかさえ判別できないのだ。いい大人が真っ暗なクローゼットに閉じこもってカメラを構え、なにをしているんだろうと我にかえる。
なお、筆者は1人でクローゼットにいたが、写真になにか気づいていないモノが映っていたとしても、決して知らせないで欲しい……。
・無念である
残念ながら、見た目は本格的なのだが、アニメーションを楽しむことはできなかった。なにが原因だろうか。作業工程は簡単で、説明書もわかりやすいので間違えるような部分はない。光源が弱いのかな? お子さんの自由研究にと考えている方は注意して欲しい。
なお、ダイソーサイエンス(DAISO)の「アニメのしくみをしろう!」は 光源もなく自分で動かすという単純な仕組みだが、本当に動いているように見えるのでオススメだ。
5分で分かるアニメ『リゼロ』の “みんなが忘れてそうな設定” まとめ / Re:ゼロから始める異世界生活
終わりの兆しが見えないコロナ禍。そんな新型コロナの影響で、放送延期となっていたのが春に放送予定だったアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』、人呼んで「リゼロ」である。
2016年に1期がヒットした本作。4年越しとあって私(中澤)も超絶楽しみにしていたため、延期には愕然としたものだが、夏アニメで無事放送がスタートした。1期で乗り遅れた人も乗るなら今だと思う。個人的には、ここ数年で1番の名作であり、より多くの人に見て欲しい。
されど4年。一期がもう記憶の彼方の人も多いだろう。そこで、復習の意味も含めてアニメ『リゼロ』の、みんなが忘れてそうな設定をまとめてみようと思う。本記事は乗り遅れた人が2期から入れるようにも書くが、今から1期を見ようと思っている人だけはネタバレになるので注意してくれ。
・リゼロが新しかった点
まず、リゼロが異世界転生ものであることはタイトルからも分かるだろう。主人公の少年ナツキ・スバルは、コンビニ帰りにいきなり異世界に召喚される。剣と魔法のファンタジー世界で、ただの高校生がどう生きるか……。これがこの物語のベーシックである。
ただし、通常の異世界転生ものと違ってリゼロが新しかったところは、スバルもヒロインのエミリアも死にまくること。そして、死んだら記憶を持ったまま過去の決められたポイントからやり直しになるというのがスバルの能力。RPGを客観的に見たようなこの能力のことを指してスバルは「死に戻り」と呼んでいる。
・分からないことだらけ
そんな中で、エミリアなどと知り合い、徐々にファンタジー世界の中枢へと巻き込まれていくスバル。ただし、ほとんどがスバルの主観で進むため、各キャラが何を考えているのかや、世界の状況など、一期の段階ではまだまだ分からないことだらけだ。これちゃんとアニメで終わりまでいくのだろうか?
とは言え、何回も死に戻るうちに、新しい情報が増えていく。スバルは言わば、仲間が誰も死なない攻略ルートを目指して情報を集めているわけだが、その中には世界に関するものや主要キャラの立ち位置が判明するものもあったりする。そういった一期の中で語られた設定を以下にまとめていきたい。
・スバルの死に戻りには魔女が絡んでいる
スバルが召喚された世界では名前を口にするのさえためらわれる存在がいる。ハリー・ポッターのヴォルデモートみたいなものだ。それが嫉妬の魔女サテラで、400年前、他の6人の魔女全てを飲み込み、世界の半分を飲み込んだ銀髪のハーフエルフである。
スバルが死に戻りすると魔女の香りが強くなり、死に戻りについて誰かに告げようとすると魔女に心臓を掴まれる。ちなみに、ヒロインであるエミリアは、銀髪のハーフエルフというサテラと共通した特徴を持つために街では差別の対象だ。
・エミリアは王候補
スバルが召喚されたのは親竜王国ルグニカという国。ルグニカはドラゴンと王族の盟約によりできた国だが、半年前に王をはじめとする王族が全て病死したため王不在で、次期王候補が数人台頭しているところだ。ヒロイン・エミリアもその王候補の1人。王国最高の魔法使いであるロズワールが推薦人となり王戦に参加している。
・王候補を選出するのは竜歴石
ルグニカ王国にある預言の石板「竜歴石」。王候補は、「龍の巫女」として竜歴石に名前が書かれている。そして、王になった暁には龍と盟約を交わす。
・ロズワールの目的は「龍殺し」
謎多き人物であるロズワールだが、その目的が「龍殺し」であることをひと言つぶやくシーンがある。なお、エミリアには別の目的がある模様。
・レムとラムの村は魔女教団に燃やされている
ロズワール低の使用人が双子の鬼であるレムとラム。そんなレムとラムの村を燃やしたのが魔女教団というサテラを信仰する邪教で、一期のラスボスはこの邪教の大罪司教『怠惰』担当ペテルギウスだ。一期のメインヒロインはレムと言っても過言ではない。
・魔女教団の大罪司教『傲慢』の座は空いている
魔女教団の大罪司教の座は7つの大罪から来ている。しかし、現在『傲慢』の座が空いており、ペテルギウスはスバルが『傲慢』ではないかと予想していた。
・魔獣は魔女が生み出した生物
一期で1つのクライマックスとなるのが白鯨退治だが、その白鯨を含め、魔獣は魔女が生み出したもの。
・一期での魔女教団の目的
エミリアがペテルギウスに狙われた理由が、銀髪のハーフエルフにサテラを降ろして再誕させるため。ペテルギウスだけの目的だったのか、魔女教団全体の目的なのかは一期ではいまいち判然としないが、エミリアとスバルとサテラの関係から、今後も魔女教団が深くかかわってくることは間違いない。
・エミリアとパックの契約
エミリアが使役する精霊パックは、エミリアとの間にある契約が結ばれている。契約の全容は謎だが、一期の18話でエミリアが死んだ時は「契約に従い僕はこれから世界を滅ぼす」というセリフと共にスバルを殺す。
・スバルは陰属性で精霊との親和性が高い
ただの高校生であるスバルだが、属性は珍しいとされる陰属性で周りを闇に包む初期魔法「シャマク」を使える。また、精霊との親和性が高く、感覚を共有する魔法「ネクト」で頭が割れそうになるシーンがあった。
──以上、好きな人はご存知な設定かとは思うが、あなたはいくつ覚えていただろうか。私は正直、印象的なシーン以外全部忘れていた。4年は長かったようである。それにしても、エミリアがレムの存在を忘れてるっていう猛烈な引きから4年も待たされるとは思わなかったよ……。あんなの普通20話くらいのクライマックスに配置される終わり方でしょ。
とは言え、上記を覚えておけば、二期もより深く楽しめるに違いない。また、乗り遅れて乗れない人も、これを読んだらある程度二期についてこれるのではないかと思うので、参考にしていただけると幸いだ。
執筆:中澤星児
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会