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【価格破壊】焼肉ライク系列の持ち帰り専門ハンバーガー店「ブルースターバーガー」オープン!! 業界に革命が起きるか!?
「焼肉ライク」の登場は、焼肉業界のみならず飲食業界全体に多大なる影響を与えた。複数人で食べるのが当たり前だった焼肉を、1人のモノにしてしまったのである。ライク登場以降、1人焼肉を提供するお店は間違いなく増えている。その運営元のダイニングイノベーションが、次の一手に乗り出した。
2020年11月10日、東京・中目黒に今までにないハンバーガーショップ「ブルースターバーガー」をオープンさせたのである。ここのお店にはイートインスペースがなく、持ち帰り専門店。その分、価格を抑えており、もっとも安いハンバーガーはなんと税別170円! これはまさにハンバーガーの価格破壊である!!
・持ち帰り専門のハンバーガーショップ
この手の新しい店は、開店当日に長蛇の列ができていることが多い。そこで私(佐藤)は、2~3時間行列に並ぶ覚悟で訪ねたのだが……店前に行列はない! 入店待ちのお客さんが全然いないじゃないか! もしかして、まったく注目されていないとか?
いやいや、そんなはずはない。だって焼肉ライク系列のハンバーガーショップなんだもの。こりゃ一体どういう訳だ?
行列がないのには理由がある。ここは持ち帰りの専門店だからだ。しかも持ち帰り時間を指定できるので、店の前で待っていなくても、受け取り時間に来ればOK。それで誰もいないという訳だ。さて、一体どんなメニューがあるのかな? チラシを見ると、取り扱いメニューが載っている。へ~、いろいろあるなあ。それにしても値段が……
安い! プレーンなハンバーガーは1個170円だと!?
マクドナルドのハンバーガー(税込110円)には負けるけど、モス(ハンバーガー 税別204円)よりもロッテリア(ハンバーガー 税別190円)よりも安い! 4段積みの「4×4ブルースターチーズバーガー」でも単品で税別710円だ。
これはなかなかスゴイ店が登場した。ダイニングイノベーションは焼肉業界だけでなく、ハンバーガー業界でも価格破壊をしようという訳だな。すごい時代が来たもんだ!
・セルフレジかアプリで注文
なお、ここの注文方法は従来のお店とは異なっている。店内にてセルフレジで注文を行うか、もしくは専用アプリで事前注文を行う仕組みだ。オープン初日はアプリ注文のみに対応しているとのことだったので、その場でアプリをダウンロードして注文を行った。使い方については公式ページで確認して頂きたい。
注文したのは、4×4ブルースターチーズバーガーのドリンク・ポテトセット(税別1010円)だ。食材の在庫には限りがあり、日によっては品切れになる商品もあるようなので、注文時に注意しよう。
決済は、カード・Paypay・メルPay・LINEペイのいずれかで行う。決済完了すると、受け取り番号・ロッカー番号が表示されるので、受け取り時にお店で提示することになる。受け取り時間を60分過ぎると、商品は破棄されるとのことだ。
よ~し! これで注文完了!! あとは出来上がるのを待つだけだ! だが、受け取り時間は3時間後……。さすが開店初日、店前に人はいないけど、商品を待ってる人はたくさんいるんだなあ~……。
・ドリンクはセルフ
3時間後、再びお店に帰ってきたぞ。受け取り棚に持ち帰りの商品が並んでいる。
指定のロッカー番号を見てみると、注文した商品があった! コレだな、私のハンバーガーは。
袋の中を見ると、あれ? ドリンクが入っていないようだけど……。実は飲み物はセルフサービス、プラカップに自分で注ぐ仕組みだ。ドリンクは自家製レモネードとオーガニックコーヒーの2種類用意されている。好きな方をカップに注いで持ち帰ろう。
・肉感の強いパティ
店を出てすぐに食べたかったけど、そこらへんで食う訳にはいかない。仕方がないので当編集部に持ち帰って食べることにした。袋を開けると、案の定、ポテトがしんなりとしてしまっていた……。揚げ立てを食いたかったなあ。がしかし! ハンバーガーは形崩れすることなく、キレイな姿を維持している。
4段バーガーのボリュームはスゴイな! とろりと溶けだしているチーズがとても美味そうだ!!
なんでも、パティはビーフ100パーセントで冷凍していないそうだ。そのためか、食べてみると肉感がとても強く、クセのない旨味がある。バンズは完全オリジナルで、ふんわりしていてとても香ばしい。さらに、レタスの下に敷いてあったドレッシングが美味しかった。
全体的にとてもバランスの取れたハンバーガーである。カスタマイズも可能らしいので、次に注文する時にはカスタムオーダーをしてみたいと思う。
近年ハンバーガーは「安くて美味い」から「高くて美味い」食べ物に変わりつつある。しかしブルースターバーガーの登場により、再び安くて美味いハンバーガーの時代が訪れるかもしれない。はたして、焼肉ライクのような快進撃を繰り広げていくのだろうか? 今後の展開が楽しみだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ブルースターバーガー 中目黒店
住所 東京都目黒区上目黒3-1-4グリーンプラザビル1F
時間 11:00~22:00
参照元:PRTIMES、ブルースターバーガー、マクドナルド、ロッテリア、モスバーガー
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
顔が隠れてしまうほどのサイズ感!! 夢のような「ウルトラまんが盛りポテト(500円)」がロッテリアで11月1日まで買えるので急げ〜っ!!
漫画に出てくるデカ盛り料理に憧れたことはあるだろうか。筆者にはある。そのうちの1つが、バケツに山盛り入ったフライドポテトだ。しかしそんな山盛りポテト、自分で作るならともかく買える機会なんて──と思っていたが、あった。
ロッテリアでたまに開催されている「ウルトラまんが盛りポテト」キャンペーンが、思っていたよりも盛り盛りそうなのだ。名前通りか否か、実物を見てみるしかない。2020年10月26日から11月1日まで開催中なので、さっそく食べてみたよ。
・顔が隠れるサイズ
「ウルトラまんが盛りポテト」はロッテリア公式HP上のクーポンを提示するだけで、Sサイズポテトが4個分入った「バケツポテト」と同じ税抜き500円で、バケツポテト+ポテトSサイズ4個、計Sサイズ8個分のポテトが食べられるお得なキャンペーンだ。
さっそく「ウルトラまんが盛りポテト」を注文し、夢のようなポテトとご対面だ〜! と思いきや、バケツポテトとSサイズのポテト4つがそのままやってきた。てっきり「ウルトラまんが盛りポテト」という名前だから、最初から盛り盛りでくると思ってた……!
しかしこれは、セルフで盛り付けてくれ、ということなのだろう。ロッテリアの意図をくみとり、Sサイズのポテトを山が崩壊しないように気をつけながら、慎重にバケツポテトの上に盛り付けていく。冷めないうちにいただきたいので、時間との勝負だ。
慎重かつ手早く盛り付け、出来た〜! これが「ウルトラまんが盛りポテト」だ!
バケツから盛りっとはみ出したポテトの山は、高さも迫力も満点だ。軽いフライドポテトとはいえ、片手で持ち上げてみると結構ずっしりとくる重量感もある。
顔が隠れてしまうほどのサイズ感。確かに、漫画に出てくるような盛り盛り具合と言っても差し支えないだろう。
果たしてこんな盛り盛りのポテト、食べ切れるのか……そう思っていたのが嘘のように、同行者と2人で分けたら10分も経たずに食べ切ってしまった。冷めてしまう前に食べ切れて良かった!
・少なめもあるよ
キャンペーン期間中は「ウルトラまんが盛りポテト」だけでなく、バケツポテト+Sサイズポテト3個の「スーパーまんが盛りポテト」、バケツポテト+Sサイズポテト2個の「ベーシックまんが盛りポテト」も、クーポン提示で税抜き500円で購入することが出来るようだ。
自分や一緒に食べる方のお腹に合わせて、まんが盛りポテトを楽しめるのも嬉しいね。
参照元:ロッテリア 公式HP
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
秋のパイは黒い! ケンタッキー・マクドナルド・ロッテリアのチョコパイを徹底比較したら…マック最強説!?
ファストフード各社の秋メニューも出揃ったところだが、やたらと黒いパイが目につく。マクドナルド「三角チョコパイ 黒」、ロッテリア「ガーナミルクチョコレートパイ」、ケンタッキーフライドチキン「チョコパイ」……って全部チョコパイじゃないか!!
偶然なのか、狙っているのか? これは食べ比べてみるしかあるまい。
・ロッテリア「ガーナミルクチョコレートパイ」(税抜180円)
エントリーナンバー1番は、ロッテリアの「ガーナミルクチョコレートパイ」。これが美味しいのは知ってる。なんてったってロッテのガーナだからな。チョコレート専門店のチョコといっていい。
見るからにこんがりと香ばしそうな、明るい茶色の皮に、空気のあとがポコポコしている。公式サイトには「ミルク感の効いたコクのある味わい」「口どけなめらかなガーナミルクチョコレート味のフィリング」「サクッとした食感が特徴」と魅力的な言葉が並ぶ。
重さを量ってみると、およそ78g。3社の中ではもっとも重かった。
・マクドナルド「三角チョコパイ 黒」(税込130円)
エントリーナンバー2番、マクドナルド「三角チョコパイ 黒」。ほかの2社が紙で包んであるのに対し、唯一ボックスに入っている。
今年は「とろ~りチョコクリームを10%増量」とのこと。同時発売のホワイトチョコバージョン「三角チョコパイ 白」(税込150円)は、2年ぶりに復活したという。
重さを量ってみると、およそ65g。
・ケンタッキーフライドチキン(KFC)「チョコパイ」(税込230円)
エントリーナンバー3番、4月に数量限定で販売し、好評だったため再登場したというKFC「チョコパイ」。「サクッとしたブラックココアのパイ生地で、なめらかな食感のチョコクリームを包んだパイです」とのこと。「黒」が強い外観で、しぶい色合いである。
重さはちょうど60g。
・コスパ対決
重量は前述のとおりロッテリア約78g、マクドナルド約65g、KFC約60gと、ロッテリアが格段に重い。KFCが軽いのは、別にケチだからではなく、後述するようにコンセプトが他社と違うからと思われる。
価格が高ければボリュームがあるのは当たり前。単純に単品価格で比較してみるとマクドナルド130円(税込)、ロッテリア180円(税抜)、KFC230円(税込)と、イメージどおりの結果だ。
KFCはファストフードとしてみると高級路線だし、逆にマックは低価格が売りだから順当といえるだろう。ロッテリアは両者の中間というところ。
価格だけでなくコスパとしてみるとどうか。商品価格をグラム数で割ってみると、ここでもやはりマクドナルド約2円、ロッテリア約2.5円、KFC約3.8円という結果に(ロッテリアは税金8%として194円で計算)。マクドナルドがもっともコスパが高く、ここでもマックの低価格は抜きん出ている。
・味が大事
いろいろと書いてきたが、やはり大事なのは「美味しいかどうか」だ。得だから食べるんじゃない、結局は美味しいから食べるのだ。
まずはロッテリア。パイ皮は、切ったときにカリッと音がするほどサックサク。時間が経っても歯ごたえは失われない。あ、そういえば「パイの実」もロッテだ! 硬めに焼き上がったパイを、ザクザクと食べたい人には間違いなくオススメできる。
中にはガーナのミルクチョコレートが惜しみなく使われている。文句なく美味しい。チョコレート本来のコクや風味が活かされている印象。
過去に店舗で作りたてを食べたこともあるが、熱く溶けたチョコレートがとろりとこぼれ出す瞬間は最高だ。
続いてマクドナルド。パイ皮はどちらかというと軟らかく崩れやすい。薄い生地を何枚も何枚も重ねているので、表面がパラパラとこぼれてくる。紙箱を採用しているのもそのためだと思う。膝のうえがパイのかけらでいっぱいになるほどだ。
少し塩気のあるシンプルな皮で、サクサク感を残しながらもしっとりした口ざわり。
中のチョコレートは……先ほどのロッテリアに比べると少し粘度が高く、もっちりした食感。アーモンドの粒が入っていて、カリカリとアクセントになる。チョコレートははっきりと甘く、濃厚な味わいだ。
うん、かなり美味しい。
ここである事実を認めなければならない。筆者はチョコに関しては、ロッテリアの圧勝だと思っていた。なにせロッテだから。しかし、しかし、マクドナルド、美味しい……!
どことなくジャンクな風味なのだが、味が濃くて甘さも強く、単なるチョコレートというよりもいろいろな「美味しさ成分」が入っている気がする。中毒的な魅力があるな。
最後にケンタッキー。パイ生地にブラックココアを練り込んであるということで、チョコレートは少なめ。そのせいで重量が軽くなっていると思われる。
皮は軽くサクサクで、周辺部だけ食べてもココアの甘い味がする。まるでココアクッキーを食べているような感覚。マクドナルドのシンプルなパイ皮とは対照的だ。
皮が多めなため「水分が欲しくなる」食感でもある。これは必ず飲み物があった方がいい。チョコレートも決して美味しくないわけではないが、皮が強いがゆえにあまり印象に残らない。
・結論
味覚というのは個人差があるので、「これが1番美味しい」などと発表するのはヤボであることはわかっている。記事を信じて食べてみたらイマイチだった、といわれても責任はもてない。しかし、筆者はいいたい。
マックのチョコレートが美味し過ぎる、と。
おまけに1番安くてコスパが高いって神なのか、と。
ちなみに筆者はパイ皮はしっとりよりもガリガリ派なので、ロッテリアが好みである。ロッテリアの生地に、マックのチョコレートが入っていたら最高だ。いずれのパイも季節限定メニュー。終了時期は未定なので、ぜひ今のうちに試してみて欲しい!
参考リンク:ケンタッキーフライドチキン、マクドナルド、ロッテリア
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
2020年最強の月見バーガーはこれだ! ファストフード各社の月見系バーガーを食べ比べてみた / マクドナルド、KFCなど
今年もやってきた月見バーガーのシーズン。本来『月見バーガー』とは、マクドナルドが1991年から販売を開始した、ベーコンと卵とオーロラソースを使用したバーガーのこと。しかし、昨今は他のファストフードチェーンも同じ時期に「月見」と名の付くバーガーを出すのが恒例だ。
そのため、現状はマクドナルド以外であっても「〇〇の月見バーガー」といった感じの認識が一般的だろう。そんな月見バーガー乱立時代において気になるのが、それぞれの特徴。そして何より、どこの月見バーガーが一番ウマいのかだ。ということで急遽(きゅうきょ)、2020年最強の月見バーガー決定戦を開催することに。
・5種類
エントリーするのは、マクドナルド『濃厚ふわとろ月見(税込390円)』、KFC『とろーり月見チキンフィレ(税込460円)』『とろーり月見和風チキンカツ(税込460円)』、ロッテリア『半熟月見クラシックバーガーJr(税抜490円)』。
そして、月見の名は冠していないものの、価格と構成する材料的にほぼ月見バーガーなことから、割と月見バーガーと比較される感のあるファーストキッチン『ベーコンエッグバーガー(税抜360円)』も参戦させることにした。
なお、ロッテリアの『半熟月見クラシックバーガーJr』がJrサイズなのは、価格帯とサイズを他と揃えるための措置だ。また、各社月見系が複数ある場合は最新の商品をチョイスした。KFCが2品エントリーしているのは、最新のものが2品あったからである。
・月見=卵
これからこの5種の月見バーガーを食べ比べるわけだが、特徴についてはともかく、どれがウマいのかを決めるには何らかの評価基準を定める必要がある。バーガーはパン、肉、野菜、ソースなど複数の要素で成り立っており、重視する要素によって結果は変わるだろう。
どの要素も重要に違いないが、今回は最強の月見バーガー決定戦。卵さえ入っていればなんでも月見を名乗れる感すらある昨今において「月見 = 卵」と言っても間違いではあるまい。ということで、今回はどれほど卵の存在を活かせているかで勝敗を決めようと思う。
・天才的発想のマクドナルド
最初に食べるのは、月見バーガー本家のマクドナルドから。今年の新商品『濃厚ふわとろ月見』である。
値段的にはエントリーしたバーガーの中で最も安い390円。公式サイトを見た感じ、通常の『チーズ月見』にスクランブルエッグ風フィリングを加え、バンズも別のものに変更したつくりのようだ。
さっそく食べてみると、スクランブルエッグ風フィリングは最下層に塗られていることが判明。このフィリングは卵サンド的な味わいで、通常の『月見バーガー』や『チーズ月見』よりも卵味が前に出てくる。
チーズとフィリングが絡み合ってトロみが強く、まさに名前の通り濃厚でふわとろだ。個人的に通常の『月見バーガー』は薄味ぎみで、『チーズ月見』はチーズが卵の味を消してしまっているのが物足りなかったのだが、このスクランブルエッグ風フィリングはそれら全てを解決する天才的発想に思える。
・チキンを使わせたら最強なKFC
次はKFCの『とろーり月見チキンフィレ』にいってみよう。
シンプルに、いつものチキンフィレサンドに卵を挟んだだけのように見えるこちら。チキンフィレの味が卵でマイルドになってかき消されないかいささか心配だが……
そこはKFC。卵が入ってもチキンフィレのペッパーとハーブが効いたウマさは健在! ジューシーでアツアツのチキンフィレがウマい。そしてビジュアル的に嬉しい半熟卵の圧倒的トロトロ感。
なるほど、なかなかにテクニカルなことをしてくるものだ。半熟卵のビジュアル力と、美味いことが約束されたチキンフィレ。これはポイントが高い。このまま『とろーり月見和風チキンカツ』も食べてみよう。
外見から、チキンカツが硬くて食べづらいんじゃないかと思っていたが、むしろチキンフィレよりも柔らかい。チキンカツの表面がサクサクで、ジュワっと染み出る照り焼きソースがウマい。
中からは、チキンフィレ同様にトロットロの半熟卵があふれ出してくるぞ! それにしてもこのチキンカツがマジで美味い。カツだけ単品で売り出してくれないものだろうか。これでカツ丼作っても普通にイケるクオリティ。肉の扱いはさすがというところか。
・めちゃくちゃフレッシュなロッテリア
続いてはロッテリアの『半熟月見クラシックバーガーJr』。上でも述べたが、Jrじゃない方は税抜780円。サイズも一回りデカいようで、そのままではやや不公平な感じがしたので、他とほぼ同じ価格帯&サイズなJrを選択した。
Jrとはいえ、普通にマックやKFCと同じサイズ。
他社と比較した際の最大の違いは、スライスしたトマトとオニオンが入っている点だろう。野菜の存在感が強めで、食べた際のフレッシュ感はぶっちぎっている。そしてバンズが美味い。他の具材にバンズの小麦フレーバーが負けていないというのは中々凄いことだと思う。
そして中からは、KFC同様にトロトロの半熟卵が。パテのビーフフレーバーも強く、なんだか素材一つ一つが強い気がする。なんだろう、月見にこだわらず、普通に恒常で出して欲しいバーガーだ。ガチにハイクオリティで、総合力の高さが光る。
・ほぼ月見バーガーなファーストキッチン
そして最後はファーストキッチンの『ベーコンエッグバーガー』。月見バーガーの期間外に、禁断症状に苦しむ者たちが密かに代用品として摂取しているとの噂もある一品。中にはベーコンエッグのウマさに取りつかれ、ファーストキッチンに鞍替えするものもいるとか。
卵、ベーコン、肉が入っており、確かに『月見バーガー』とかなり近い構造。卵も半熟ではなく、マクドナルド同様の固形タイプだ。目立った違いはオーロラソースではなくタルタルソースな点くらいか。しかし食べてみると、なるほどベーコンの塩味や肉の味付けの違いだろうか。こちらの方が『月見バーガー』よりも濃い味な気がする。
バンズの内側が程よく焼かれて硬くなっているのも、歯ごたえがあって美味い。はっきりした味が好きな人には『ベーコンエッグバーガー』の方が好まれるのではなかろうか。しかし『月見バーガー』特有の、卵のまったり感が好みの方には微妙に思えることだろう。
・決着
ということで5種類全てをレビューしてきたが、では最強の月見バーガーはどれなのか? 当初は接戦の可能性も感じていたものの、いざ食べ終えてみると、1つだけぶっちぎりで卵を活かしているものがあった。それは……
マクドナルド『濃厚ふわとろ月見』
そう、最初に食べたマックである。ジェネラルなハンバーガーとしてのクオリティならロッテリアが最強だと思う。ボリュームと肉のウマさならKFCだ。そして、個人的には濃い味が好きなので『月見バーガー』よりファーストキッチンの『ベーコンエッグバーガー』の方が好ましく感じた。
しかし、何よりも月見感……つまり卵を活かしているのは『濃厚ふわとろ月見』だと言わざるを得ない。食べ比べてわかったが、味や食感で卵感を出そうとした場合、半熟卵は不利である。
ビジュアル的にはかなりテンションが上がるものの、なまじトロトロなため、ソースや咀嚼(そしゃく)された他の素材にまぎれて食感的には存在が希薄。そして味的にも、半熟卵単体の味はたいしたことが無い。ある程度固形の方が、卵がそこにあることを主張するには有利だろう。
しかしチーズや野菜などを入れると、単に焼き固めただけの卵の味でも十分とは言えない。上でも述べたが、スクランブルエッグ風フィリングが優秀すぎるのだ。卵が消されるなら卵を足せばいいじゃないかと。それも、焼き固めたり半熟にするのではなく、フィリングとして半ばソースのようにして組み込むという職人芸。
他社の月見系とベーコンエッグを食べるにつれ、スクランブルエッグ風フィリングの存在がより輝きを増していくのをひしひしと感じた。さすがは月見系バーガーを30年弱作り続けた経験のなせる業(わざ)か。
ということで、2020年最強の月見バーガーはマクドナルドの『濃厚ふわとろ月見』としたい。ただ、他もとてもウマく、勝敗は重要視する要素次第だったのはすでに述べた通り。皆それぞれの得意分野を存分に武器にしており、どれも唯一無二の良さを持っていると言っていい。皆さんも、全社コンプリートしてみてはいかがだろう。
参照元:マクドナルド[1][2]、KFC、ロッテリア、ファーストキッチン
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.