マクドナルドは『世界のマック』として、海外のマクドナルドで販売されているハンバーガーにアレンジをくわえた商品を販売している。その第一弾がフランスのマクドナルドをもとに作った『ル・グラン ソーセージ』と『ル・グラン トマト』。
『ル・グラン ソーセージ』はプロが作ったハンバーガーとして論外の味だったが、『ル・グラン トマト』は食材と食材の絶妙なバランスが素晴らしいハンバーガーだった。そして今回、『世界のマック』第二段としてインドの『ホットゴールドマサラ』と『マイルドゴールドマサラ』が販売開始となった。はたして美味しいのか? 実際に食べてみた。
・マイルドゴールドマサラ
ハッキリ言って失敗作。パンのフニャフニャ感、フライドチキンの衣のフニャフニャ感、フライドチキン本体のフニャフニャ感、あまりにもおもしろみのない食感が食欲を失せさせる。パンがフニャフニャなのは問題ないが、他の食材もすべてフニャフニャなのはどういうことか?
さらに辛くも甘くもないボヤけた味のカレーソースが、残念さに拍車をかけている。マクドナルドは「マイルド」と「ボヤけた味」の意味を勘違いしているのではないだろうか? 食べていて美味しいのかマズイのかさえわからなくなる(無感想ほどネガティブな評価はない)。特に問題なのは、フライドチキンの衣と肉の質である。なんとも言いがたいプルンとした食感は、人によっては不快に感じるのではないだろうか?
・ホットゴールドマサラ
ほどよくピリッとしたカレーソースが、カリッとしたフライドチキンの衣にベストマッチ。トマトとレタスの水分がマサラの美味しさを口の中でフライドチキンと融合させ、えも言われぬインドな味を出すことに成功している。「えも言われぬインドな味」、いうなればインド映画のようにハデでリズミカルで心地よい味いったところか。
フワッ! ジュワッ! ザクッ! あらゆる食感が共存しているので食べていて退屈することはないし、食べれば食べるほど食欲がわいてくる不思議なハンバーガーになっている。『ホットゴールドマサラ』という名称だがスパイシーすぎることはないので、甘口が好きな人にもオススメできる。このハンバーガーには、お茶より炭酸飲料がよく合う。
・実際のインドのマクドナルドはどうなの?
何度もインドのマクドナルドでハンバーガーを食べたことがあるが、基本的にどれも美味しい。インドでは宗教上のルールによって牛を食べることができない人が多いため、パティ(ハンバーグ)はチキンやポークがメインとなっている。インドのビックマックと呼ばれているマハラジャマックバーガーは、スパイスの効いたテイストと、衣のサックリ感がとても美味しい。パンに水分が足りないのですぐ喉が乾くのが難点だ。
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: 【マクドナルド】ホットゴールドマサラは食欲がわく美味しさ / マイルドゴールドマサラはボヤけた特徴のない残念な味
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