【究極の選択】母親と妻が同時に溺れた! 妻を先に助けた男性が非難され議論に

【究極の選択】母親と妻が同時に溺れた! 妻を先に助けた男性が非難され議論に

人生には、捨てがたい2つものから、ひとつを選び、ひとつを捨てなければならないときがある。いわゆる「究極の選択」である。その例としてよく挙げられるのが「母親と妻が同時に溺れたらどちらを助ける?」だ。

一方は今まで育ててくれたたった一人の母親、もう一方はこれから人生を共にする大切な伴侶だ。どちらも選べない。そんな情況をリアルに体験した男性がいる。彼がとっさに助けたのは「妻」だった。この彼がとった行動が議論の的になっている。

この究極の選択を迫られたのは中国・安徽省在住の郭王飛さん(28)だ。7月22日、郭さんは結婚4年目の妻・小青さんと一緒に実家に帰省していた。

実家の付近には湖があり、以前は漁が盛んだった。漁を見たことがない小青さんは、郭さんに「漁をするところが見たい」とお願いしたという。郭さんは長らく船に乗っていなかったが、小青さんのために船を出すことにした。そして郭さん夫婦と、網をしかける役として郭さんの母親3人で湖へと出た。

船の上では急に立ち上がったりしてはいけないものだ。しかし、それを知らなかった妻は水面を見ようと動いてしまい、湖に落ちそうになった。さらにその小青さんを助けようとした母親もバランスを崩し、船は転覆。3人は湖に投げ出されてしまった。

郭さんは泳げたので大事にはいたらなかったが、泳げない母親と妻は溺れてしまったそうだ。郭さんは、まず近くで溺れていた妻のもとへ。妻を船につかまらせ、そして母親を助けに行った。救出後、母親はすぐに病院に搬送されたが、あと少し遅ければ命も危うかったという。この郭さんが先に妻を助けにいったことに郭さんの父親はブチギレ。報道されてからは、郭さんは非難を浴びたそうだ。

ネットでも「どちらを先に助けるべきだったのか」と議論が巻き起こっている。「母はたった一人だけ、妻はまた再婚すればいい」「妻とはこの先、一生一緒に生きるわけでしょう?母親の方が老い先が短い」と意見は真っ二つ。結論は見えていない。

なお、当の母親は息子の行動を全く責めていないという。父親も今は「誰を先に助けようと家族は家族」と冷静さを取り戻しているというが……あなたならこの究極の選択、どう思う?

参照元:網易新聞(中国語)


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