【日本の遺構】サハリン(樺太)にある旧北海道拓殖銀行に行ってみた / 石造りの外観がとても美しい

【日本の遺構】サハリン(樺太)にある旧北海道拓殖銀行に行ってみた / 石造りの外観がとても美しい

サハリン(樺太)には今も日本の遺構が所々に残っている。このサハリン州立美術館もその1つだ。中身は美術館なのだが、建物が日本統治時代の北海道拓殖銀行豊原支店なのである。

拓銀といえば1997年に破綻した都市銀行。以前は「拓銀さん」と呼ばれて親しまれた銀行だ。それがサハリンのユジノサハリンスク(日本名:豊原)の中心部に存在するのである。

竣工年は1931年ごろで設計者は不明。石造りの外観はとても美しく、現地に行くとなんともいえない気持ちになる。60ルーブル(日本円で180円)で入館できるが、日本時代の遺品はわずかしか展示されていない。そのほとんどが西洋美術の展示なのだ。

ちなみに、港町コルサコフ(日本名:大泊)にも旧拓銀大泊支店の建物が残っているが、現在は柔道場として利用されていて内部の見学はできない。
 
Correspondent: UEDA.


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