2012年8月25日から26日かけて、日本テレビで放送された番組 『24時間テレビ 愛は地球を救う』。
さまざまな人たちが努力する姿を番組内で伝え、毎年多くの視聴者に感動を与えている。だが、今年の放送ではお笑い芸人の「我が家 杉山を本気で大嫌いな芸人は?」と、いじめとも取られる質問を放送 。一部ではチャリティー番組にふさわしくない内容だと批判の声があがっていた。
また、それ以外にも「義足の少女が沖縄・屋久島の縄文杉を目指す」というコーナーに問題があったのではという指摘が、現地の屋久島をガイドしている男性のブログでされていたようだ。
問題があった点とは、基本的に立ち入り禁止である縄文杉周辺に、数十名の日本テレビスタッフが1週間のあいだキャンプを設営していたことだ。ガイドの男性いわく、普通の登山客は山小屋にしか泊まらず、決められた登山道しか歩くことはない。だが、24時間テレビで放送された内容に、登山道からは撮影できない立ち入り禁止の位置からのアングルの映像が映っていたという。なお、男性が問題を指摘した記事は既に削除されている。
屋久島の縄文杉にたどり着くまでには、相当険しい道を進んで行かなければならない。障がいを抱える少女がそれを乗り越え、目標にたどり着く姿は非常に感動的だが、果たして貴重な世界遺産を汚さぬようキャンプを禁止している場所に特例として行く必要があったのだろうか?
現在インターネット上でも「地球を救う前に屋久島の環境保護を考えろ」や「裏側を見てすごく悲しくなった」など、視聴者からあまり好意的ではないコメントが多く寄せられているようだ。もちろん日本テレビも撮影時には極力自然を壊さないよう細心の注意を払ってはいると思うのだが、他の場所を検討するなどの余地はあったのかもしれない。
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オリジナル記事: 【24時間テレビ】日本テレビが立ち入り禁止の縄文杉周辺でキャンプか
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