2012年8月25・26日の二日間にわたって放映が予定されている日本テレビの『24時間テレビ』。同局が総力をあげて放送する夏の名物番組で、毎回目玉となる企画が用意されている。100キロマラソンは北斗晶・佐々木健介家族が挑戦する予定なのだが、ここへ来て思わぬ企画内容が明らかになった。
それはなんと、AKB48のライブ中継だ。翌27日にメンバー卒業を控えた前田敦子さんにクローズアップして、中継を行う予定なのだが、これにネットユーザーは困惑している様子。「もうチャリティ関係ない」や「意味がわからない」との声があがっている。
番組は、日本武道館で25日18時30分から26日の21時まで生中継が行われる。一方のAKB48は、東京ドームで24~26日の三日間ライブを予定している。その二会場を中継でつなぐというのだ。しかも放映時間は26日18時台。つまり、番組のグランドフィナーレに向けてさらに感動を煽ろうという意図のようだ。
そもそもこの番組は1978年に、全国各地でチャリティキャンペーンを行う活動として始まった。当初番組の顔役だった萩本欽一さんは、自ら募金箱を持って24時間募金に歩き回っていた。100キロマラソンが始まるまで(第14回まで)は、今よりもずっとチャリティを推奨する番組構成だったのだが、近年は感動を強調した内容になっているようだ。
したがって今回のAKB48の生中継も、前田敦子さんの卒業にフォーカスして、感動の相乗効果を狙っているのだろうか? この企画にネットユーザーは次のように反応している。
「24時間テレビ中継参加。とかイラネ」
「24時間テレビってもうやることないんでしょ!」
「前田敦子の卒業を中継するとかどんな茶番ですか!」
「24時間テレビで放送する理由は?」
「前田敦子24時間テレビでやるのw」
「ええ? 24時間テレビ?」
「24時間テレビで何故前田敦子卒業扱うのか?」
「え、何また卒業するの?」
「24時間テレビでやる内容かよw」
「前田敦子の卒業ライブかなんか知らんけどいちいち生中継する必要あるの」
「まだ卒業してなかったんかw」
……など。本来の主旨であるチャリティーと、AKB48ならびに前田敦子さんの卒業が合致していないようで、疑問に思う人が多いようだ。ちなみに一部のユーザーは、前田さんがすでに卒業したものと思っていたようである。とにかく24時間テレビは、年々番組開始時のコンセプトからかけ離れていっているような気がする。それならいっそ、フジテレビの27時間テレビのように、ただのバラエティにしてしまった方が良いと思うのだが、いかがだろうか。
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オリジナル記事: 『24時間テレビ』前田敦子の卒業中継にネットユーザー困惑 「もうチャリティ関係ない」「意味がわからない」
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