【三十代女子の恋愛奮闘記】会計が済んでも速やかにレジ前を離れられない女は恋愛下手!? 

諦めの悪いオンナ……。彼氏に、「ほかに好きなコが出来たから別れてほしい」と言われても、「別れたくない!」と泣き叫んだり、意中の男性に相手にしてもらえないどころか、むしろ避けられているということが自分で分かっていても、それをなかなか認めようとしなかったり。気持ちはよくわかりますが、みっともいいものではないですよね。10代20代の若いお嬢さんなら「一途で微笑ましい」という見方も出来ますが、三十路女の場合は、残念ながら「微笑ましい」とは思ってもらえません。イタいだけです。「周囲にどう思われようとかまわない!」という人もいるかもしれませんが、自分自身にとっても決して良いことではないですよ。三十路ともなると、ひとつの恋にダラダラと時間を費やすわけにもいきませんから。

では、どうやったら「諦めの悪いオンナ」を卒業できるのでしょう? 「諦めの悪いオンナ」を卒業するということは、言い替えると、「さっさと次に行く」というスタンスになることですよね。さっさと次に行くには、「いまとどまっている場所は、居心地が悪い」と感じられれば、後ろ髪を引かれることもないでしょう。

そのためには、日々の生活習慣から変えていきましょう。たいしたことではありません。コンビニでもスーパーでも買い物を済ませた後、さっさとレジ前を離れることを習慣づける……たったこれだけです。

会計が済んでも、速やかにレジ前を離れられない人って、皆さんの周りにもいるはずです。受け取った釣銭を財布に収納する際に手間取ったり、その財布をさらにカバンに収納する際にモタついたり……。そういった行動は店員さんに対して、妙な「間(ま)」を作ってしまいますよね。店員さんにとっては、商品と釣銭を渡した時点で、そのお客さんに対する任務は完了しているんです。それなのになかなか離れないため、妙な「間」が出来てしまうんです。

「妙な『間』が出来ているなんて、気にしたこともない」という人は危険信号です。KYの可能性があります。芸人さんは「間」が命と言いますが、私たち一般人とて同じこと。「間」を制する者が色恋を制すといっても過言ではありません。貴女が、レジ前から速やかに離れないことで作り出している妙な「間」は、色恋にも悪い意味で影響を及ぼしているかもしれません。要するに、相手男性にとっては、とっくに終わってしまった恋なのに、いつまでも離れないという行動につながっているのです。

空いている時ならまだしも、混んでいる場合にも「間」を読まずに、なかなかレジ前を離れないのは、もっと厄介です。店員さんは、もうすでに貴女の後ろのお客さんに意識を向けているんですよ。色恋に言い替えれば、相手男性はすでに別のオンナを見ているということです。

心当たりがあるという人は、まずは「間」に早く気付きましょう。妙な「間」を、居心地が悪いと感じられるようになったら、さっさとレジ前を離れる習慣がつくはずです。それが、色恋にも必ずやいい影響をもたらすでしょう。終わった恋や始まる見込みのない恋にしがみつく、「諦めの悪いオンナ」を卒業して、さっさと次にいきましょう。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子


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