【チャイナテクノロジー】ついに量産体制か! ウルトラマン風の刀削麺ロボ工場が公開される 

【チャイナテクノロジー】ついに量産体制か! ウルトラマン風の刀削麺ロボ工場が公開される 

ダオ・シアオ・ミエェェェン!! 刀で削る麺と書く、中国の麺料理・刀削麺(とうしょうめん / ダオシアオミエン)。

職人がのばす前の麺の塊を包丁を使って鍋に直接削り入れて作るのが特徴だ。中国でこの工程を自動でやってくれる刀削麺ロボが市場にお目見え。しかもなぜかウルトラマンの形をしていると話題となった。その製造工場の動画が公開され、世界中から注目されている。

ウルトラマン刀削麺ロボの初号機が開発されたのは2006年のこと。改良に改良が重ねられ量産化。現在、販売されているものは第4世代にあたるそうだ。

ズラリと並ぶ刀削麺ロボ。完全に量産体勢だ。経費節減が見込めるのがこの製品の特徴だ。だが、何よりも人々を魅了するのは、ピコピコ目を光らせながらシャコシャコと麺を削るそのシュールな姿である。

これには世界のネットユーザーも「すごくクールだ!」「安くないか? ほしい!」「中国始まってる!」「ついに量産か……」と興味深々のようだ。

一方、中国では「こんなフザけたものに刀削麺職人が追われるなんて」と現場への機械の投入を危ぶむ声も出ている。だが、刀削麺職人で開発者の崔潤全さんによると「今の若い人は肉体労働をしたがらない。職人はむしろ減っている」とのこと。そんな情況下で投入したロボなのだ。

刀削麺ロボの麺を食べたお客さんは「手で削ったのと変わりない。美味しいですよ。うん悪くない」と話している。さすが職人監修のロボだ。

以前、ロケットニュース編集部で販売会社に問い合わせたところ、刀削麺ロボは日本でも使用可能だそうだ。ただ、直接日本への出荷はできないので、現地の知人に買ってもらってそこから日本へ送ってください、とのことだった。同様の方法でフランス人に販売したこともあるという。

ちなみに、刀削麺ロボは様々な方向に進化し、今ではイケメンモデルやターミネーターモデルなどデザインも豊富である。どれもデザインはそこはかとなく中華テイストが入っているが……刀削麺ロボが中国の食文化を支えていくのかもしれない。

参照元: Eater、Youtube Zoominuk


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