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外国語が話せるようになるのに「才能」は必要ない! 「言語の達人」が伝授する外国語の最速習得法

外国語が話せるようになるのに「才能」は必要ない! 「言語の達人」が伝授する外国語の最速習得法

海外旅行に行くと誰しも頭によぎるのが「ああ、現地の言葉が話せればいいのに……」という思い。しかし、外国語の学習を始めるのは結構勇気がいる。費やさなければならない時間やお金を考えると、勉強し始めるのをためらってしまうこともあるだろう。

だが、戦略的に学習すれば数週間で一つの言語がマスターできちゃうかもしれないのだ。短期間で外国語を習得できる方法が、米メディアのio9で紹介されていたのでぜひお伝えしたい。実行すれば、今年中に一言語習得するのも夢ではないかもしれない!
 
・語学を学ぶのに「才能」は必要か?
最初にお伝えしおきたいのは語学を学ぶのに「才能」は必要ないということ。教育学研究者のリチャード・スパークス氏が2006年に出した論文では、外国語を習得するのに苦労していた学生たちを調査した結果、外国語習得において生まれつきの障害や才能があることを示す証拠は存在しないという結論に達したという。

学生によって苦労するしないはあるけれど、あくまでそれは「学習方法」に起因するのだそうだ。要はやり方の問題、ということである。
 
・外国語にどっぷり浸かろう
外国語の学習方法に関して、最も有効性が実証されているメソッドは「immersionテクニック」と呼ばれるものだ。「immersion」は「浸かる」という意味。要は学習対象の言語にどっぷり浸かって、学習する方法だ。日本の英会話スクールの多くでも使われている方法である。

例えば夕食の状況下での会話を学ぶとしたら、学習言語を使いながら実際に皿や食べ物を渡して、その説明を添えるなどする。フレーズや単語を最初に覚えて、その過程で文法をほとんど無意識に覚えるというやり方だ。
 
・速く習得したければ、母語に近い言語を選ぼう
『「週4時間」だけ働く。』の著者で有名な実業家のティモシー・フェリスは、母語の文法に近い外国語ほど速く習得できると指摘している。感覚的にも確かにそうだろうな、という感じだ。例えば日本人であれば韓国語、アメリカ人であれば、日本語や中国語よりも文法的に近いドイツ語などの方が学びやすい。

もちろん母語と大きく仕組みが異なる言語も習得できないことはないが、あくまでマスターするまでの速さを重視するのであれば、母語に近い言語を学習対象に選ぶのが賢明だ。
 
・50の言語をマスターした「言語の達人」が勧める方法
最後により具体的な学習方法をご紹介したい。それは、50もの言語をマスターした、いわば「言語の達人」である言語学者のAlexander Arguellesさんがお勧めする方法だ。

まずひとつめが「シャドーイング」と呼ばれる方法。日本の英会話スクールでも取り入れいてる所があるので、ご存知の方も多いだろう。これは学習対象の言語を耳で聞きながら同時に聞いた内容を声に出すというもの。聞いた言葉を「影のように追っていく」のだ。

Arguellesさんが主張するには、この「シャドーイング」を効果的に実施するには以下の3つのポイントを抑えるといいらしい。
1.外を早足で歩く
2.完全にまっすぐの姿勢を保つ
3.大きな、そして明瞭な声で話す

誰もいない公園などでなければなかなか出来なそうな内容だが、とにかくこれが最強のシャドーイング法とのことなので、試してみていただきたい。

もう一つ、彼が推奨する方法が「筆写法」だ。学習対象の言葉を声に出しながら、その言葉を紙に書くというもの。以下の通り、やり方は至ってシンプルである。
1.一つの文章を大きな声で読む。
2.もう一度、一語一語を書きながら、声に出す。
3.書き終えたら、その文を大きな声で読む。

こうして声に出して書くことで、文法の細部に注意を向けることができるのだという。
 
以上が外国語を短期間でマスターする方法だ。短期間で習得するには、学習しやすい言語を選び、その言語にどっぷり浸かり、シャドーイングと筆写をやってみる。これでOK!

新しい言語を学び始めるのに遅いということはない。コツさえつかめば誰だって習得できるのだ。みなさんも、今年中にもう一言語チャレンジしてみてはいかがだろうか?

(文=佐藤 ゆき
参照元:io9(英文)
photo:flickr Shane Global Language Centres


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オリジナル記事: 外国語が話せるようになるのに「才能」は必要ない! 「言語の達人」が伝授する外国語の最速習得法
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