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【夢】大人とは…!? 帰ってきた息子に淡々と語りだす父親の一幕… 四コマサボタージュR第6回「帰省」
【ガチ検証】父親になってみた
今から約2年前、「結婚してみた」というシンプルかつショッキングなタイトルの記事が公開された。それまで独身キャラを貫き続けてきた当サイトの副編集長・和才が突如として結婚を発表したのだ。これには驚いた人も多かったはず。
私(あひるねこ)としても、いつかああいった記事を書いてみたいと常々思っているのだが、だからといって同じような内容をただ繰り返すワケにもいかないだろう。やるならば結婚と同等か、それ以上のインパクトがなくてはならない。そこで今回、思いきって父親になってみることにした。
・コロナ禍の出産
これまで特に誰にも言っていないなかったが、実は私は昨年結婚している。まあそれはどうでもいいとして、その後、妻の妊娠が発覚したのが今年の上旬。そう、ちょうど世間が本格的に新型コロナ問題でザワつき始める時期だ。今にして思えば、なかなかに厳しいタイミングだった。
結論から言ってしまうと、コロナの影響で私は出産には立ち会えなかったし、そもそも産科病棟に立ち入ったのは妻の退院日が最初で最後である。担当の先生や看護師さんには一度も会っていないどころか顔すら知らない。基本的に、母親以外は病院に入れない状況だったのだ。
・孤独
そんなこんなで出産予定日の当日。私は妻が入院する病院……にはもちろんいられないので、自宅で一人待機していた。「予定通りにいけば〇〇時くらいに産まれそう」という妻からのフワフワした情報だけが頼りであるが、その時間を過ぎても、待てど暮らせど妻からLINEは来ない。
この時の私はというと……ええ。それはもう、ハチャメチャに不安でござんした。果たして子供は無事に産まれたのか? ていうか妻の体は大丈夫なのか? もしも何かあった場合、病院から私にちゃんと連絡はあるのか? 誰か……誰か教えてくれーーーーー!!
とその時!
スマホが光っていることに気付いた。そう、妻からのLINEである。ゴクリ……ついに来たか。震える手でタップすると、そこには一言だけ、こう書いてある。
「19時18分うまれました」
【速報】父親になった
・第一子誕生
2700グラムの元気な女の子、つまりあひるねこジュニアの誕生である。産まれた直後の娘の写真を見て「ガッツ石松やん! リトルガッツやん!! ガッツガッツ!」と思わないこともなくはなかったが、同時に不思議と写真から目を離せない自分もいる。そうか、私は本当にこの子の父親になったのだ。
とはいえ、まだそれを十分リアルに感じられなかったことも事実。なにせ私はジュニアを腕に抱くどころか、実際にこの目で見てもいないのである。「すべては夢現(うつつ)だったでござるの巻」という可能性もワンチャンあるではないか。そして、この状態はなんと5日間も続くことになる。いや長ッ!
・生殺し
そう、依然として病院には入れないので、妻が退院するまでの5日間は子供に会うことができなかったのだ。え、ホントに産まれてる? この世界に確かに存在しているの? 自らの正気を疑いつつも、私は自宅で赤ちゃん用のベッドを準備したり、家中を掃除したりして過ごした。そしてついに来た退院当日……。
まだ少しお腹が大きな妻と再会し、いよいよ新生児室へ。私は外の通路で待機する。窓ごしに赤ちゃんのベッドがたくさん並んでいるのが見えるが、カーテンが激しく邪魔をするせいで中の様子がイマイチ分からない。「そう簡単には会わせませんよ」という、新生児室側からの強い意志を感じる。
・不安
さて、ここで正直に告白しておくと、実はこの時……いやそのしばらく前から、私は子供と対面するのが少し怖かった。自分は100パーセントの気持ちで我が子を可愛がれるだろうか? という不安を完璧に拭い去ることができなかったからである。
お腹を痛めて産んだワケじゃない。昔から特別に子供が好きだったというワケでもない。頭では理解していても、どこか冷めた感情を我が子に抱いてしまったらどうしよう? 自分の中でとっくに折り合いはつけているつもりだったが、いざこれから会うとなった途端、そんな気持ちが再び頭をもたげ始めた。
しかし。
出てきた妻から娘を手渡された瞬間……
_人人人人人人_
> 天使!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・ガチで杞憂
あひるねこジュニアちゃん、ただの天使でした。本当にありがとうございました。そう、抱き上げるや否や、私はスイッチがパチッと切り替わったかのようにジュニアLOVE人間へと変貌を遂げてしまったのである。ラブ! ラブ! ラブずっきゅん!! ああ、出会って5秒でもう食べちゃいたい。つーか食う。ガマンできへん。
そんなワケでこの記事を書いている今、ジュニアは生後2カ月弱くらいになっております。今日も今日とてギャン&ギャン泣きからの元気に大暴れです。で、一方の私はといいますと、実はガッツリ育休を取っていたのですが……その話はまた今度。別の記事でお伝えしようかと思います。
・初めての感情
ようやくスヤスヤしてくれたジュニアの寝顔を眺めていると、文字通り命がけで産んでくれた妻への感謝を超えた畏敬の念がとめどなく溢れてくる。妻、スゴイ。人間、スゴイ。生命、スゴイ。そして嬉しい。この子を心の底から愛しく思えることがたまらなく嬉しい。私たちの元に生まれてきてくれたことが本当に本当に嬉しい。
・検証結果
残念ながらコロナの影響を思いきり受けてしまった今回の検証だが、結論として、私に子供が産まれると重度のジュニアLOVE人間になることが分かった。といっても、もちろんこれで終わるワケではない。検証はこの先もずっとずっと続いていくだろう。私は、今からそれが楽しみでならない。
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:LINE(iOS)
【イタ電】くだせ怒りの鉄槌! 娘にたかる悪い虫! 四コマサボタージュ第322回「父」
イタ電ではなく間違い電話を受けた時なんだけど、黙って通話を切るのはやめてほしい。一言「ごめんなさい」くらい言ってくれてもいいじゃないか。こっちは根っからの小心者なんだから怒鳴ったり舌打ちなんてしないよ!
漫画:ザックKT-4
【究極のせっかち】孫が生まれた3日後に父が放った「気が早すぎる一言」
最終的には個々人の資質によるのだろうが、人間は年齢を重ねると穏やかになるのだろうか? それとも逆に気が短くなるのだろうか? 幼い頃はなんとなく「おじいさん、おばあさんは穏やかなもの」なんてイメージがあったが、最近は「そうでもないな」と感じている。
というのも、私、P.K.サンジュンの最も身近にいる老人、父・ヨシオさんが、超が付くほどせっかちだからだ。特に忘れられないのは、今からおよそ4年前に父が放った一言。私の娘、つまりヨシオさんにとっては孫ができた時のことであった。
・元々せっかちだったが
いまだに理由はよくわからないが、かつてヨシオさんは「孫なんていらない!」と盛大にブチギレていた時期がある。ただ実際に孫が生まれると即座に “孫LOVE” に変貌し、それは今になっても変わらない。いや、孫への愛は日に日に強くなっているようだ。
さて、そもそもヨシオさんはせっかちな性格であり、さらに言うと自分の意見は基本的に曲げない。それでも本人的には「自分はだいぶ柔軟性がある」「かなり子供たち(私と妹たちのこと)の言うことを聞いている」と自負しているフシがある。このギャップこそが、今でもたまにある私とヨシオさんのケンカの原因だ。
・さらなるせっかちへ
それはイイ。「三つ子の魂百まで」とは言ったもので、年齢を重ねると人は穏やかになるというのは、単なるイメージでしかないのだろう。それどころか年月と共にヨシオさんのせっかちな性格には磨きがかかっている。
それを確信したのが、今回お話させていただく「孫が生まれた3日後に放った一言」だ。あれは今から4年ほど前、ヨシオさんにとっては2人目の孫、つまり私の娘が生まれてすぐのこと。その一言を聞いた時、私は率直に言って意味がわからなかった。
当時、すでに孫LOVEに転身していたヨシオさんは、2人目の孫の誕生を心待ちにしていた。しかも私は長男で、娘は第一子である。それはそれはワクワクしながら、孫の誕生に思いを馳せていたのであろう。
・孫が生まれて3日後
妻は無事に出産を終え、娘も五体満足で生まれてきた。私も嬉しかったが、ヨシオさんもすぐに病院に駆け付けるなど、大喜びの様子である。まだ目が開くか開かないかの娘を見つめる眼差しには、孫愛しかない。それ自体は非常に喜ばしいし、私も孫の顔をヨシオさんに見せてやれたことが嬉しかった。
が、娘が生まれて3日後のことである。ヨシオさんが2回目の病院に来た時だ。ベッドで横たわる妻、そしてその近くのイスに座る私。ヨシオさんは孫を抱きながら、私たちに「ちょっと気が早いかもしれないけど……」と前置きしつつ、こう言ったのだ。
「あれだな。ランドセルはイオンのでいいな! テレビで見たんだけど今は丈夫で安いヤツがいっぱいイオンで売ってるらしいんだ。牛革のランドセルなんかいらないよ!! それは私が買ってやるから! 今はイオンでいいヤツがいっぱい売ってるらしいから!!」
娘がランドセルを必要とする日まで、少なくとも7年はある。まだ会話はおろか、歩きも座れもしないタイミングでランドセルの話を持ち出すとは、どれだけせっかちなのだろうか? 3000グラムの孫を抱きながらランドセルの話をする人間を、私はヨシオさん以外に知らない。
・気が早いとかいうレベルじゃない
当然、テレビを見たタイミングもあるのだろうし、孫が生まれて有頂天だったこともあるのだろう。だとしても、生後3日の時点で7年後の話を持ち出すとはあまりにもせっかちすぎないだろうか? 時空を超えすぎている。
私自身そこまでの自覚は無いが「ヨシオさんに似てせっかち」と言われることがある。親子なのである程度は似ているとしても、絶対にヨシオさんレベルではないと確信しているのだが……。年を重ねてヨシオさんのようにならぬよう、気を付けたいと思っている。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
【行動派】考える前に飛べ! 直感的な父親の感情表現! 四コマサボタージュ第305回「体動かす派」
運動会の親子リレーの時には誰かしらのお父さんがすっ転んで和やかな笑いが起きる……なんてことあると思うんだけど、何でコケるのか分かったんだ。前に進む力と腿を上げる速さが合わないんだと思うんだよね。筋肉の衰えなのかも知れない……。やっぱり日頃からの適度な運動って大切だよね。この前、走ってコケてそう思ったよ……。
漫画:ザックKT-4