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犬は人間よりも人間に優しい!? 「泣いている人間に対して犬は見返りを求めず平等に慰める」という研究結果
見返りを求めずに相手を想い、愛することを意味する “無償の愛” 。親子や恋人間の愛情だけでなく、見ず知らずの誰かへのボランティア精神などを指すこともあるようだが、完璧なまでに見返りを求めないことは人間にとってなかなか難しいことではないだろうか。
だが、犬にとっては当たり前のことのようだ。最新の研究によると、犬は飼い主かどうかに関わらず、泣いている人間に対して本能的に寄り添い癒そうとすることが明らかになった。その際、食べ物やかわいがられることなどの見返りはまったく求めていないという。
英ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジのデボラ・カスタンス教授らが、年齢や種類の異なるペットの犬18頭を対象に実験を行い明らかにした。実験は、飼い主や見ず知らずの人間が「泣いているとき」「鼻歌を歌っているとき」「会話をしているとき」の3つの状況において、犬たちがそれぞれどのような反応を示すのか調べるというものだ。
結果、反応を示した犬が多かった順に「泣いているとき」「鼻歌を歌っているとき」となり、「会話をしているとき」に関しては1頭も反応しなかった。また、実験中ほとんどの犬が人間の涙に反応したのだが、泣いている人が飼い主だろうが会ったことのない人物だろうが、犬たちの行動に違いは見られなかったという。
教授は、「泣いている人物に対し、犬たちは寄り添ったり舐めたりしていました。これは、その人物を慰め同情を示した行動だと言えます。鼻歌に対しても反応した犬はいましたが、彼らは単に鼻歌に興味をそそられたのだと考えられます」と説明している。つまり犬たちは、涙に対しては同情の気持ちから、鼻歌に対しては好奇心から反応したということだ。
また、「飼い主だけでなく見ず知らずの人間の涙にも反応したのは、犬たちが見返りを求めていないからです。もしも人間を慰めることでなんらかの報酬を期待する欲求があるのならば、知らない人物は放っておいて普段食事を与えてくれる飼い主だけに寄り添うはずです。しかし、そのような行動はまったく見られませんでした」とのこと。
さらに教授は、今回の結果から「人間を含めた他のどんな種よりも人間に同情し寄り添ってくれるのは犬なのかもしれません」とも語っている。見返りを求めず誰に対しても平等に寄り添って慰めようとする犬。これぞ “無償の愛” なのではないだろうか。
参照元:Mail Online(英文)
photo:Rocketnews24.
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オリジナル記事: 犬は人間よりも人間に優しい!? 「泣いている人間に対して犬は見返りを求めず平等に慰める」という研究結果
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愛情も生き方も言葉でなく行動で示す! 女の子の服を着たがる息子のために父親がとった行動を世界が絶賛
想像してみほしい。あなたに5歳の息子がいて彼が女の子のファッションを好み、普段からスカートをはきたがっていたらあなたはどうするだろうか。男の子なのだからスカートははくなと諭すか、それともこれも個性だと考えて好きなようにさせるか……。
ドイツのある田舎町には、実際にこのような状況に直面したひとりの父親がいる。そして彼のとった行動がいま世界のネットユーザーたちから称賛され話題になっているのだ。
Nils Pickertさんは5歳の息子をもつ父親だ。息子が好きなのは女の子の服を着ること。スカートをはいたりマニキュアをつけたりと、とにかく女の子のファッションを好んでいるそうだ。
家の中だけでなく外でも同じように可愛らしい服装でいたがった息子を見てPickertさんは考えた。彼らの住む小さな田舎町では、我が子の話はすぐに広まって好奇の目に晒され、息子が辛い想いをするかもしれない。父親としてまだ幼い我が子のためにできることは何か……。
そこで彼は決意した。息子が好きな格好で堂々と外出できるよう自分自身もスカートをはくことにしたのだ。「私はただ我が子を公平に育てたいのです。口では男女平等を偉そうに語りつつ、実際は家で “男はこうあるべき” “女はこうすべき” などという態度でいる父親にはなりたくないのです」と彼は語っている。
この行動がドイツ国内のメディアに取り上げられると、Pickertさん親子の話はすぐにネット上で広まった。そして父親として彼がとった行動には、以下のような称賛の声が世界中から寄せられている。
「ブラボー!!」
「彼は本物のヒーローだ。この地球上で一体どれほどの人が同じことをできるだろうか」
「ただただすばらしい!」
「差別も偏見もなく無条件に我が子を支えるこの父親の姿は美しい」
「父親としてだけでなく一人の人間としても立派な人だと思う」
「私にもこんな親がいてくれたら10代であんなに苦しまなくて済んだかもしれない」
……などなど、我が子を想うひとりの父親の行動に多くの人が感銘を受けたようだ。言葉ではなく行動で示された父の愛情と想いはきっと息子に伝わっていることだろう。
参照元:EMMA(ドイツ語)、Huffington Post(英語)
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