【ナターシャ通信】チェルノブイリの再発見 / デッカイなまず! 美味しいご飯! 綺麗な景色!

【ナターシャ通信】チェルノブイリの再発見 / デッカイなまず! 美味しいご飯! 綺麗な景色!

『ナターシャ通信』は、ウクライナに住むウクライナ人女子・ナターシャがお届けするコラムです。日本語がユニークな部分もありますが、ナターシャの個性としてご理解いただければ幸いです。それではどうぞ。

【コラム】こんにちは、ナターシャです。最近日本のメディアにはチェルノブイリが多く紹介されているようですね。皆さんがもっとチェルノブイリのことを知りたいならば、ウクライナ人の目から見えるチェルノブイリを紹介します。ではぁ~、ウクライナ人であるナターシャと一緒にチェルノブイリのツアーへGO!

・検問で警察管の写真を撮らない方がいい
10時30分、ディチャトキ検問に到着。ここからチェルノブイリに向かいます。検問に入るときに必ずパスポートが必要です。そしてここで二つの注意点があります。長袖で来てください。そして、検問で警察管の写真を撮らない方がいいです。もし彼らに見つかったら、すべての写真を消すしかありません。

・人が住んでいないが動物がたくさん!
30キロ検問に入って、運がよかったら野生動物が見えるかもしれません。ときどき、イノシシや鹿が見えるが、今回は本当に運がよかったので、野生馬の群れがいました!! 人がいなくなって26年間たったら、やっぱり自然が豊かになってきますね。人が住んでいないが動物がたくさん!

・私の家、ごめんなさい、そしてさよなら
立ち入り禁止ゾーンに綺麗な景色もある一方で、悲しいこともたくさんあります。たとえば、誰も住んでいない家、幼稚園で散らかっている玩具、人が住んでいないが烏だけが鳴いている町、事故があった4号機、ポツンとした観覧車……。10キロ圏内ゾーンにある家の壁には「私の家、ごめんなさい、そしてさよなら」と書いてあります。涙が出ます……。

・去年の春に学校が壊れました
この前新しい法律が出てきました。プリピャチ市の建物のナカに入ってはいけないという法律です。観光客が来るときにそれを聞いて、やっぱりがっかりしますね。でも正直言うとそれは正しいと思います。26年たったので、もうどんどん古い建物が崩れてしまうからです。去年の春に学校が壊れました……。

・チェルノブイリ定食600円
ところで、もうお腹がすいてきました。14時にチェルノブイリの食堂に到着。これから食べましょう! チェルノブイリでご飯を食べられるなんて信じられないでしょう。でも安心して、どんどん食べてください(料金は60グリブニャ=600円です)。

・ボリャ君というやつ
同じ食堂で、同じ量の、同じご飯を、原発で勤めている職員が食べています。味も悪くはないです。ご飯を食べ終わったら、残っているパンを取って、ボーリャくんにあげに行きましょう! あの噂な彼ですよ! サ、誰でしょう? 実はボリャ君というやつは60キロぐらいのなまずです。

・観光客がたくさんのパンをあげるから太った
この魚はこのように大きくなった理由は放射性のせいではありません。ただ誰も釣ってないし、観光客がたくさんのパンをあげるからです。ただしチェルノブイリは全然危なくはないということを言うのも正しくは無いと思います。今でもまだまだとても高い放射線量の場所があります。

・観覧車の近く70~80マイクロシーベルト
たとえばプリピャチ市に一度も子供が乗ってない遊園地があります(オープンする前に事故があったから、子供が乗ったことがありません)。観覧車の近くに70~80マイクロシーベルトです。

・やっぱり一度絶対行って実際に見た方がいい
なのでチェルノブイリへ行く予定がある皆さん、気をつけて行ってください。でもやっぱり一度絶対行って、実際に見た方がいいと思います。注意点! チェルノブイリへ直接行けないので、十日間前に申し込みを送らないといけません。

・写真をゆっくり撮りたい方は個人でいった方がお勧め
個人のツアーもあるし、グループと一緒に行くツアーもあります。個人だと390ユーロで、日本語で話せる人も一緒に行きます。その場合は自分で申し込みをしなくてもいいです。その会社が手配でしくれます。もしツアーで行く場合は170ユーロです(+10ドールはご飯代)。ただし英語が苦手な方や写真をゆっくり撮りたい方は個人でいった方がお勧めします。では、皆さん、いってらっしゃい!!

※この記事には写真が複数ありますが、ご覧のニュースサイトによっては見られない場合があります。その場合は( http://wp.me/p25BsW-19ES )をご覧ください。

執筆・撮影: ナターシャ
URL: ナターシャのキエフに住んでる生きてるウクライナのブログ


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チェルノブイリ地区に入った人の放射線量を調べる機器を体験 / 汚染部位が正確にわかる

チェルノブイリ地区に入った人の放射線量を調べる機器を体験 / 汚染部位が正確にわかる

チェルノブイリ原子力発電所の事故による放射能汚染で、その周囲の地域には人が住めない状態になってしまった。その事故から25年以上が経過したいま、多くの人たちが原発で働いており、石棺を作る作業などにあたっている。

世界各国から原発を見学しようと、多くの人たちが訪れているが、そのすべての人たちが必ずしなくてはならないことがある。それが、身体の放射線量のチェックだ。福島第一原子力発電所付近に行った事がある人は、測定機器の種類は違えど、同様のチェックを受けたことがあるはずだ。

チェルノブイリでは身体のどの部分の放射線量が高いのか、すぐにわかる機器が用意されている。もしここで問題アリとなれば、衣服を捨てて着替えたり、身体を洗う必要が出てくる。今回、筆者は数時間ほどチェルノブイリに滞在したが、チェックを問題なく通過できた。

放射線量が極めて高いホットスポットも通過したが、身体には高濃度の放射性物質が付着していなかったようだ。チェルノブイリ情報センターのスタッフによると、問題アリな状態になる人は稀とのこと。コケは放射性物質を取り込みやすいらしいので、そういう物質が付着していると反応することがあるかもしれない。
 
Correspondent: Kuzo


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チェルノブイリ原子力発電所の事故による放射能汚染で、その周囲の地域には人が住めない状態になってしまった。その事故から25年以上が経過したいま、多くの人たちが原発で働いており、石棺を作る作業などにあたっている。

世界各国から原発を見学しようと、多くの人たちが訪れているが、そのすべての人たちが必ずしなくてはならないことがある。それが、身体の放射線量のチェックだ。福島第一原子力発電所付近に行った事がある人は、測定機器の種類は違えど、同様のチェックを受けたことがあるはずだ。

チェルノブイリでは身体のどの部分の放射線量が高いのか、すぐにわかる機器が用意されている。もしここで問題アリとなれば、衣服を捨てて着替えたり、身体を洗う必要が出てくる。今回、筆者は数時間ほどチェルノブイリに滞在したが、チェックを問題なく通過できた。

放射線量が極めて高いホットスポットも通過したが、身体には高濃度の放射性物質が付着していなかったようだ。チェルノブイリ情報センターのスタッフによると、問題アリな状態になる人は稀とのこと。コケは放射性物質を取り込みやすいらしいので、そういう物質が付着していると反応することがあるかもしれない。
 
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チェルノブイリ原発事故で「オープン直前だったけど廃園してしまった遊園地」に行ってみた

チェルノブイリ原発事故で「オープン直前だったけど廃園してしまった遊園地」に行ってみた

チェルノブイリ原子力発電所の事故により、オープン直前だったけど廃園してしまった遊園地があるという。すでに広く報道されていることなのでご存知の方も多いと思うが、その遊園地は25年以上が経過した今も放射線量が高く、ホットスポットも所々に点在しているという。

今回は実際にその遊園地に出向き、どのような状態になっているのか見てみることにした。筆者のほか、ウクライナ人ガイドのナターシャさんと、チェルノブイリ情報センターの女性スタッフが同行してくれた。

その遊園地は、チェルノブイリ原子力発電所から非常に近い場所に位置する。オープン直前に事故が発生して放射性物資が降り注いだため、この遊園地に子どもたちが訪れることは一度もなかった。

アトラクションマシーンがいまも建ったままとなっており、地面はアスファルトになっているものの、所々にコケが生えて土が露出しているところもある。地面の放射線量は10~15uSv/hほどで、場所によっては20~27uSv/hのところもあった。

チェルノブイリ情報センターの女性スタッフによると、30uSv/h以上のところも遊園地内に複数あるという。放射性物資はコケに集まりやすい性質があるとのことで、実際に放射線量を調べてみたところ高い数値を示した。

この遊園地には複数のアトラクションマシーンがあるが、なかでもいちばん大きいのが観覧車。25年以上も放置されているわけで、正直、いつ倒れてきてもおかしくないように思えた。突然放射線量が高くなる場所があるため、観覧車付近には注意するようにと言われた。

この遊園地を楽しみにしていた子どもたちもかわいそうだが、この遊園地も非常にかわいそうなものである。一度も子どもたちを笑顔にすることができず、無念だったのではないだろうか?
 
Correspondent: Kuzo


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