iPhone5発表前に、世界で一番早く登場したパクリケータイ「Goophone i5(グーフォーンアイファイブ)」。
ロケットニュース24でもお伝えしたが、発売元の中国企業Goophoneは「ウチが先に意匠権を申請した。iPhone5が発売したらアップルを訴えるアル!!」と、息巻いており話題になった。
そのGoophone i5のパッケージ仕様が明らかになったぞ。どう見てもパクリなのに……妙にカッコイイと話題になっている。
外箱の仕様や同梱アクセサリが発表されたのは、Goophoneの中国版Twitter・Weiboアカウントだ。
外箱は、なんとスパイ映画などに出てくるジュラルミンケース! アクセサリの詰め方は、梱包の仕方まで特許を取ったアップルのような創意工夫はないものの、そこはジュラルミンケースの「なんとなくカッコイイ感」が、しっかりカバーしているので没問題(メイウェンティー:問題なし)である。
気になる同梱内容は以下の通り
・Goophone i5本体(どう見てもiPhone5)
・電源アダプタ
・ケーブル
・イヤホン(なぜか前世代のイヤホン)
・モバイルバッテリー(使い捨て)
以上だ! ドヤ!
パッケージ発表の前後、Goophoneは中国版Twitter・Weiboで
「戦うために生まれてきた、それがGoophone!!」
「中国へのアップル製品の流入を阻止せよッ!!」
「おやおや、iPhone5は不具合発生ですか?」
「日・米製品をボイコットしよう!」
「尖閣諸島は中国のもの!!」
と、コメント。相変わらず勇ましい。
なお以前、本誌でもお伝えしたように当初、Goophone側は「Goophone i5は中国国内で特許申請済み、iPhone5が中国で発売されたらアップルを特許侵害で訴える」と息まいていた。だが、現在のところ訴訟に関しては特に動きはないようだ。
中国大陸ではiPhone5はまだ発売されていない。Goophone i5の発売も11月だと伝えられている。訴訟の動きがあるとすれば、中国大陸でiPhone5発売後ではないかと見られている。
それにしても、これだけ敵対心むき出しで派手にプロモーションをしているGoophoneだ。一体どういう攻勢に出るのだろう。今後の動きにも注目したい。
(文=澤井恵)
参照元:IT home、Weibo @goophone(中国語)
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オリジナル記事: 【中国】神速で発表したiPhone5パクリケータイ「Goophone i5」のパッケージが妙にカッコイイと話題に / 外箱はジュラルミンケース
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