松阪で牛食うヤツは素人! プロは鶏焼肉を食うらしい / 地元民が「間違いない」と口を揃える名店『とりいち』が最高すぎた!!

GoToトラベルを利用して三重県津市に行った私(中澤)。せっかくなら、少し足を延ばして松阪牛でも食べようかと思っていた。松阪と言えば牛というイメージしかなかったからである。

だが、松阪市民に言わせるとこれは間違いなのだとか。むしろ、松阪は鶏なのだという。そこで地元民が「間違いない」とオススメする鶏焼肉の名店に行ってみたところ……もう「松阪と言えば牛」だなんて言えない。松阪は鶏だった。

・地元民は口を揃える

そもそも、この旅は私がやっているバンド・フリサトが三重県津市のイベントに呼ばれたツアーである。そして、そのイベント関係者やお客さんに松阪市民がいたからオススメの店を聞いてみたわけだ。最初は、松阪牛の情報を聞くつもりだったのだが……

お客さん「松阪牛ですか……正直、高くてあんまり食べに行かないのでお店をよく知らないんですよね。地元の人は普段、鶏焼肉の方が馴染みがあると思う」

イベント関係者「そうですね。松阪と言えば鶏ですよ」

──鶏焼肉って、焼き鳥じゃないの

イベント関係者「串に刺さってなくて、牛焼肉の鶏版みたいな感じです」

──オススメの店とかありますか?

お客さん「『とりいち』とか『新家』とかは有名ですね」

イベント関係者「間違いないね」

──とのこと。鶏の焼肉と言えば焼肉屋のサイドメニューでたまに食べることはあるが、やっぱり焼肉と言えば牛の私。しかし、これだけオススメするということは名物になるほどの特徴があるものなんだろうか? 特に夕飯のあてもなかったため、夜行ってみることにした。

・暗闇の中に

調べてみると一番近かったのは、松阪市伊勢寺町2640-1の『とりいち本店』。とは言え、駅からは遠く離れている。カーナビを頼りに目指していると……

どんどん人里離れた感じになっていく周りの景色。街灯もポツポツで辺りは闇に支配されている。いや、こんなとこに本当に店あるの? ネットの怪談だったら山の神にカーナビ狂わされて呼び寄せられてる系なんだけど。マジでちょっと怖くなってきた頃……

なんかあった……!

『とりいち』って書いてるゥゥゥウウウ!!

しかも、閉店20時の1時間前なのに広い駐車場がほぼ満車。軽く神の領域に立ち入ってしまった気分である。おそるおそる扉を開けてみると賑やかな空気が開けた。子供もいる。世にも奇妙な物語みたいだ

・大衆的な焼肉スタイル

席には炉端焼きのコンロが置かれており本当に焼肉屋みたい。しかし、メニューは全て鶏肉で、若鶏(450円)、皮(400円)、肝(450円)などのお馴染みのもの以外に、ひね(450円)、くび(480円)、ハラミ(480円)など見慣れないメニューも揃っている。とりあえず、目についたものをひと通り注文してみたところ……

ひと皿にかなりガッツリした量が入っていることが分かった。若鶏なんてひと皿でモモ100g、ムネ50gの合わせて150gもある。この量で450円は牛だと考えられないコスパだ。

・ムネ肉に衝撃

さらに特徴的なのは下味で味噌ダレがついていること。これを焼いて、さらに机ごとに調味料として置かれている味噌ダレを好みでつけて食べるという。ちなみに、店員さんによると、塩でも注文できるがオススメはタレなのだとか。さっそく若鶏を焼いて食べてみたところ……

激ウマ

プリッと弾力のあるモモ肉の柔らかさはもちろん、ムネ肉もジューシーで全くパサパサしていない。こんなムネ肉あったのか。個人的には、味だけで言うとモモ肉の方が好きだが、このムネ肉の違いには質の良さを感じた。

これは本当に鶏肉なのか? 肉がトロけるみたいな甘みである。だが、店員さんによると、紛れもなく三重県の鶏なのだとか。三重の鶏ハンパないな……。

・地元民の常識と化しているタレ

そんな今だかつて食べたことのないレベルのウマさの鶏肉に特製の味噌ダレがまた絶品。濃厚な甘みで鶏の味を鮮烈にする。この『とりいち秘伝のタレ』はお土産用に販売もされているのだが、そう言えば、お客さんの差し入れがこのタレだった。どうやら、とりいちのタレのウマさは地元民の常識のようである

・ウマかった部位3選

しかも、ひと通りメニューを食べた結果ハズレがなかった。全ての部位で限界突破のウマさを発揮しているのである。食べきれないほどの種類ではないため、観光で行く際は全部食べることをオススメするが、下記の3つのウマさには特に脱帽だった。

「くび」

「皮」

「肝」

──くびは歯ごたえの中に柔らかさがあり、さっぱりとした味がタレと非常に合っている。皮は大きく肉もついたもので、食べごたえがありご飯が止まらない。肝は火を入れてもプルプルで柔らかく、レバー好きは絶対に食べた方が良い味。

・東京にもあった

松阪と言えば牛……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。しかし、今となっては言わずにはいられない。「松阪は鶏だ」と。

ちなみに、調べてみたところ『とりいち』は滋賀、京都、そして東京にも1店舗、早稲田に出店しているようだ。本店のコスパと同じかは分からないが、あの味が忘れられないので今度行こうと思う。地元にこんな店があるのは羨ましい限りだ。

・今回訪問した店舗の情報

店名 とりいち本店
住所 三重県松阪市伊勢寺町2640-1
営業時間 平日11:00~14:00、17:00~20:00 / 日曜11:00~20:00
定休日 月曜(祝日の際は営業)

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【すしの日】回転寿司に伊勢海老握り!? 三重県の『グルメ回転寿司 鈴木水産』にご当地の香りを感じた

海老の王者・伊勢海老。言わずと知れた高級品であり、そのボリュームからくる身の食感はそんじょそこらの海老とはもはや別物だ。あの「ぶりん!」が感動するのである

以前、伊勢海老でエビフライを作った時は1尾9900円で購入した。これも伊勢海老と考えると決して高い価格ではないのだが、本場三重県には、そんな伊勢海老を出す回転寿司屋があった。生の伊勢海老握りが522円! その名も『グルメ回転寿司 鈴木水産』である。

・価格帯

私が訪れたのは鈴鹿市のイオンモール内にある『グルメ回転寿司 鈴木水産 鈴鹿店』だ。広大なイオンモールのレストランコーナーに入るちょっと良い回転寿司屋である。

メニューを見ると、価格帯は税抜き126円から800円台くらい。まあ、上は高いが、これは大トロの価格なので、多くのネタは200円から高くて500円くらいのイメージだ。

・ひと口サイズ握り一貫522円

そんな中、伊勢海老は522円。正直、店に来るまでは、伊勢海老がどんな形態で出てくるのかよく分からなかったが、店頭のメニュー写真を見ると、おそらくひと口サイズの握り一貫である。

どうやら伊勢海老のあら汁(419円)もあるようだが、聞いてみたところあら汁は売り切れとのことなので、まずは伊勢海老の握りを食べてみることに。

ひと口サイズになった伊勢海老の見た目は、生海老と変わらない感じだった。だが、このサイズ感に切り分けた時に、伊勢海老と普通の海老に違いってあるんだろうか? 食べてみたところ……

全然違ぇ……!

ひと口サイズでもちゃんと「ぶりん!」とした身の大きさを感じる食感!! むしろ、他の海老と同じサイズだからこそ、その食感の違いが浮き彫りになっている。伊勢海老SUGEEEEEE!

・伊勢まぐろの違い

そこからいくつかのネタを食べてみたのだが、食感の違いで言うと、伊勢まぐろの赤身(381円)も感動ものだった。そんなに高くないし、まぐろの赤身ってそこまで変わらないんじゃないかと思いきや……

食べ比べてみると明らかに身が締まっていてウマイ。普通のまぐろは260円なので、120円の差なら伊勢まぐろを選ぶくらいには赤身の味も豊潤だ。

・鮮度の良さ

そんなメニューの中で、個人的に高コスパに感じたのは白焼穴子。皿を縦断するような穴子が乗って285円。ふわふわジューシーな食べごたえの満足度はかなりのものである。

他にも活さざえ(475円)はまだ動いてるのが分かるくらい元気だし、ずわいがに(313円)も生で、鮮度の良さが伝わってきた。もちろん、スシローやくら寿司よりは高くつくが、さっと寄っただけでも三重の味を十分感じられたことは追記しておきたい。

・ご当地の香り

何より、やはり伊勢海老が生で出てくる回転寿司というのは初めてである。北海道伊豆イギリスなど、どこか行く度にご当地回転寿司をリサーチするのが趣味の私だが、『グルメ回転寿司 鈴木水産』にもまた “ならでは” なご当地の香りを感じた。これだからご当地回転寿司巡りはやめられない。

・今回紹介した店舗の情報

店名 グルメ回転寿司 鈴木水産 鈴鹿店
住所 三重県鈴鹿市庄野羽山4-1-2 イオンモール鈴鹿
営業時間 11:00~21:00
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



もう地味だなんて言わせない! 松阪牛や味噌カツも生み出した「三重県」の意外な実力について紹介!!

もう地味だなんて言わせない! 松阪牛や味噌カツも生み出した「三重県」の意外な実力について紹介!!

突然ですが、記者は三重県出身です。上京してきてはや10年以上が経ちますが、三重県の全国区での知名度って微妙だなあと感じることがしばしばあります。たとえばこんなの。
 
・三重県……あ、ああ、三重県ね! (←たぶんわかっていない)
・あー、あの琵琶湖がある! (←滋賀と間違えてる)
・なんか下のほうの県だよね! (←ざっくりすぎ!)
 
……なんて言われることはザラ。位置が不確かなだけでなく、どうやら三重県の特徴やイメージすら湧かない人も多い様子。もうホント、絶妙な具合に微妙な空気っぷり。

もし47都道府県同士で飲んだら、「あれ、そういやアイツいたっけ?」と飲み会も終わって関東圏仲間で二次会してるときぐらいまで思い出してもらえなそうな感じ。いたよ! 隣で愛知や京都が自慢話してるのをニコニコ聞きながら相づち打ってたのが三重県だよ! ……なんたること!

しかし、実は三重県って意外とスゴイ県なのです。あまり知られていないけれど。そこで今回は三重県の知られざる部分についてご紹介したいと思います。
 
■「世界のテーマパークランキング17位」の遊園地がある
三重県民にとってはTDRに匹敵する一大リゾートですが、全国レベルでは「どこそれ?」って言われてしまう「ナガシマスパーランド」。しかしなんと今年6月、日本を飛び越え世界レベルで有名になってしまいました! イギリスの『The Economist』に掲載された「世界のテーマパーク入場者数ランキング」でナガシマスパーランドが17位にランクイン! ハリウッドのユニバーサルスタジオやフランスのディズニーランドを上回っているわけですから、これはすごいことですよね。ちなみに巨大プールでの盗撮や迷子トラブルが夕方のニュースで特集されるのは東海地方の夏の風物詩。東海地方の人たちはこの映像が流れると「ああ夏だなあ」と実感します。
 
■松阪牛、伊勢エビは三重県ブランド
松阪牛、伊勢エビの名前は誰もが知っているのに、松阪、伊勢が三重県の地名だと知らない人、意外と多いんです。読みは「まつざか」ではなく「まつさか」。「まつさかぎゅう」ではなく「まつさかうし」が正式です。さらに「まつさか」ではなく「まっつぁか」なんて呼ぶ人がいたら、それはまごうことなき三重県民です。
 
■味噌カツ 天むすの発祥は三重県津市!
一般的には名古屋メシとして知られている味噌カツや天むす。ところがその発祥は三重県津市だといわれています。なぜそれをもっと大々的にアピールしない、三重県よ!! 味噌カツは津市の「カインドコックの家 カトレア」が、天むすは同じく津市の「千寿」が元祖であるとWikipediaにも書かれています。
 
■「関西なのか東海なのか」問題
和歌山や奈良と同じく近畿地方に分類されることもあれば、愛知・岐阜と東海三県の括りで語られることも。テレビをつければ名古屋と大阪のローカル局がどちらも見られる県なんて珍しいんじゃないでしょうか。よい言い方をすれば「いいとこどり」、悪い言い方をすれば「どっちつかず」。三重県の知名度が今ひとつなのは、こうしたところにも関係しているのかも。しかしこの愛すべき中途半端さこそ、三重県の三重県たる所以でもあります。

ほかにも伊勢神宮に鈴鹿サーキット、忍者で有名な伊賀、あずきバーで有名な井村屋株式会社などもすべて三重県。いかがでしょう? 「え、あれもこれも三重県にゆかりがあるんだ!」と初めて知った方も多かったのではないでしょうか? 興味を持った方はぜひ実際に観光に出かけてみてくださいね。

あとはマスヤさん、お願いです! どうかピケ8を関東でも売っていただけませんでしょうか!? ときどき無性にあの味が恋しくなってしかたがありません!
(※ピケ8……三重県民なら誰もが知る欧風バターせんべい。その味付けはハッピーターンの魔法の粉にも匹敵する中毒性があると言われている)
 
寄稿: Pouch
(文=鷺ノ宮やよい/ 画像=Google map)


この記事をロケットニュース24で読む

●関連記事

オリジナル記事: もう地味だなんて言わせない! 松阪牛や味噌カツも生み出した「三重県」の意外な実力について紹介!!
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.




  プロフィール  PR:無料HP  米沢ドライビングスクール  請求書買取 リスク 千葉  アニメーション 学校  IID  中古ホイール 宮城  タイヤ プリウス 新品  コンサート 専門学校  中古パーツ サイドカバー  不動産 収益  四街道 リフォーム  トリプルエー投資顧問 詐欺  コルト 三菱 中古  シアリス 効果