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インドのレトルトカレーが375円だけど具ギュウギュウ! 本格インドカレーが手軽に味わえる「マザーズレシピ」
カレーの本場であるインド。そんなインドにもレトルトカレーがあることをご存知だろうか? いや、あってもおかしくはないと頭では理解できるんだけど、私(中澤)にとってインドカレーは、専門料理屋で食べるものでレトルトのイメージがなかったのである。
事実、インドカレーを標榜するレトルトはあっても、向こうの人が作り流通しているガチの製品に出会うことは日本では少ない。ゆえに、インド食材店でMade in Indiaのレトルトカレー「マザーズレシピ」と出会った時は衝撃であった。へー! こんなのあるんだ!!
・インド食材店『スター・インド・グローサリー』にて
マザーズレシピが置かれていたのは御徒町にあるインド食材店『スター・インド・グローサリー』。外観は食材店というより何かの事務所のような感じで、初見だと入っていいのかどうか分からないが、入店してみると中はインドの食料品スーパーみたいになっている。
棚には調味料、お菓子、インスタント麺などが並んでおり、その中の一角にレトルトカレーコーナーがあった。趣味でレトルトカレーを追いかけている私(中澤)。その中の1つを手に取ると、「Manufactured and Exported by Desai Brothers Ltd.,1436,Kasba Peth,Pune – 411 011,India.」と書かれていた。
どうやら、インドの会社デサイ・ブラザーズが製造・流通しているもののようである。肉のカレーはなく、並んでいるのは野菜カレーばかり。ベジタリアンが多いというインドの食文化が感じられた。
・作り方などは日本と同じ
そして何よりも気になるのは味である。カレーの本場インドのレトルトってどんな味がするんだ? そこで最も商品が減っていた「ミックスベジタブルカレー(税込375円)」を購入してみた。
パッケージは日本とほぼ同じで厚紙の箱の中にレトルトパウチが入った形状。電子レンジで調理できることや、湯煎の時間が3分であることなども変わらない。
・中身に衝撃
さっそく湯煎し、封を開けると、漂うエスニックなカレーの香り。匂いはとりあえず本格的である。あらかじめ炊いておいた白ご飯にかけてみると……
ゴロッゴロだ。袋の中から具が次々とあふれ出し、皿の上にミックスベジタブルの丘ができる。さらに、斑点のように赤みがかったカレーソースが皿に作る海。具とソースの量が、日本の375円くらいのレトルトカレーとはくらべものにならない。これが大陸……!
・インドの風
食べてみると、酸味の後からじわじわ押し寄せてくる辛さ。やがて、それはヒリヒリとした痺れへと変わった。熱い風を感じる。まさに日本産ではありえない豪快なスパイシーさだ。
上記のように口当たりは優しくないが、ソースがサラッとしているためのど越しはスッキリしている。じゃがいも、グリンピース、にんじん、インゲンと具が野菜なのも、食べ心地が軽くて爽やかさを強調するようだ。そののど越しは熱い国の食べ物の味という感じ。要するに本場の味なのである。
おそらく、言われないとレトルトカレーとは気づかないだろう。少なくとも、日本人である私の舌だとレトルトっぽさのようなものは微塵も感じられなかった。インドカレーが好きな人は、専門店よりも安い本格インドカレーを食べる方法として知っておいて損はないかもしれない。
・今回紹介した店舗の情報
店名 スター・インド・グローサリー
住所 東京都台東区台東4-19-5
営業時間 月~金10:00~20:00 / 土11:00~19:00
定休日 日
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【キキララ】サンリオピューロランドの「キキカレー」と「ララオムライス」がヤバすぎた
キティちゃんを筆頭に日本中……いや、世界中の女子たちに夢を与え続けるサンリオのキャラクターたち。その愛らしさはディズニーに勝るとも劣らず、サンリオが日本No.1カワイイ企業であることは疑いようがない。むしろ1度も刺さらなかった女子を探す方が難しいほど、サンリオのキャラクターの可愛さは突出している。
さて、そのサンリオのキャラクターの中でも比較的高い知名度を誇る『リトルツインスターズ』をみなさんはご存じだろうか? 青い髪の毛の弟「キキ」と、ピンクの髪の毛のお姉ちゃん「ララ」の双子『キキララ』で知られるキャラクターのことである。みなさんはそのキキララがカレーとオムライスになったと聞いたら、どんなものを想像するだろうか?
・ピューロランドデビュー
つい先日のこと、私、P.K.サンジュンは42年の人生で初めてサンリオピューロランドに足を運んできた。すでにピューロランドデビューを果たしている4歳の愛娘にせがまれて、内心致し方なく重い腰を上げた次第だ。どれだけサンリオのキャラクターたちが可愛かろうと、42歳のおっさんのハートを撃ち抜くのは至難の業である。
結果的には色々と感心させられることが多かった初ピューロランドだったのだが、その話は機会があればいずれまた。そんなことよりも私が驚愕したのが、冒頭でお伝えしたキキララのカレーとオムライスである。
・キキララとは
念のためキキララをご存じない方のために説明しておくと、公式サイトには以下のようにあった。
「ゆめ星雲のおもいやり星でうまれた双子のきょうだい星。立派に輝く星になるために遠い星の国からやってきました。お姉さんのララは、こわがりで、ちょっぴり泣き虫。絵や詩をかくのが大好き。お料理が得意。弟のキキは、好奇心旺盛で、ちょっぴりあわてんぼう。星つりと発明が大好き」
出だしから「ゆめ星雲」で始まるプロフィールは、世界広しといえどもキキララ以外には考えられない。特徴的なのはやはりそれぞれの髪の毛の色で、キキに関しては暫定で「世界一青い髪の毛が似合う男の子」に認定してもいいレベルであろう。とにかくキキと言えば青髪、ララといえばピンクの髪なのだ。
で、いくつかのショーを鑑賞し、お昼ご飯を食べに場内のフードコートに向かったときのことである。可愛らしさ全開のメニューがズラリと並ぶ中、2度見せざるを得ないメニューを発見してしまった。それが「キキのお星さまハンバーグブルーカレー」である。
・キキのカレーとララのオムライス
ポスターにあるキキのブルーカレーはマジのマジでブルーでしかない。そんじょそこらの青ではなく、青以外の言葉では形容のしようがないほど完全体の青だ。とはいえ、実際は違うんでしょ……? ポスターだけは大げさに青くしてるんだよね……? と思いつつ実物を見てみると……!
青パねぇぇぇええええ!!
ポスターは偽りでもなんでもなく、ただ純粋に「キキのお星さまハンバーグブルーカレー」を映し出しているだけであった。こんな青いカレー、子供は怖くて食べられないだろ……と思いきや、
娘は普通に食べていた。
味としては至ってシンプルなカレーライスであり、むしろ子供の方が先入観なく美味しくいただけるのかもしれない。私的にはやや気味が悪かったが、それでも味自体は悪くなかった。まさかキキをここまでのクオリティで再現してしまうとは……! サンリオ、おそるべし。
さらに気になり調べてみると、違う階のフードコートには「ララのお星さまハンバーグピンクオムライス」があるというではないか。これも行くっきゃあるまい……というわけで、「ララのお星さまハンバーグピンクオムライス」を注文してみると……。
こっちも再現度たけぇぇぇええ!
ピンクのソースはクリームソースで、一般的な料理名に変換するならば「オムライスのクリームソースがけ」とでもなるだろうか。こちらも味としては申し分なく、普通に美味しいオムライスである。また、端的にピンクの方がまだ青よりは抵抗感は少なく、のどにも入って行きやすかった。
ピューロランドを訪れる前、私は「キャラクター名の料理」と聞いてもせいぜいキャラの器を使用している程度だと思っていた。だが実際は、キャラクターを忠実にガチ再現してしまうほどそのクオリティは圧倒的だ。サンリオの本気度はマジでヤバすぎる。そして感動した。
なお、どちらも「リトルツインスターズ45周年メニュー」として期間限定で販売されているメニューであり、価格はそれぞれ税込み1400円。先述の通り、それぞれ違うフードコートで販売されている。サンリオピューロランドを訪れた際はぜひご賞味いただきたい。
参照元:リトルツインスターズ 、 P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
【100均検証】キャンドゥに売ってた『カレー専用スプーン』はダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』とどう違うのか? 比較してみた
もしも「これまで使ってきた100円グッズの中で、もっとも感動した商品は?」と聞かれたら、迷いに迷いつつも私はダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』を推すだろう。もはや魔法だ、あのスプーンは……。
そんなことを考えながら近所のキャンドゥをパトロールしていたところ、なんだかダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』によく似た商品があるではないか。名前は『カレー専用スプーン』。その実力や、いかに?
こちら、おそらく新商品ではないと思う。なんとなく視界の隅では捉えていたのだが、「ダイソーの商品と同じなのでは?」と勝手に思い込み敬遠していたのだ。というのも、両スプーン、共通項が3つもある。まとめると……
・どちらも日本製
・というか、どちらもメイドイン新潟県燕市
・どちらも「フチを薄くした」ことをウリにしている
以上のことから同一商品疑惑が浮上し黙殺していたのだが、よ〜く見ると、スプーンの形状が全然違うことに気がついたのだ。これは使用感を確かめねばなるまい……。ということで即購入&即比較検証と相成った。
・まずは形状をチェック
比較してみたのは3つのスプーン。まずは、アジアの屋台などでも使われている、『いかにも普通の薄いスプーン』。次はダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』。そして最後に『カレー専用スプーン』だ。
形状的には、『カレー専用スプーン』は『いかにも普通の薄いスプーン』と同じような感じ。先が細くて、腰が太くて……ってなカタチである。
ダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』とキャンドゥの『カレー専用スプーン』をタイマンで比べてみると、より違いが鮮明になってくる。
どちらも「フチを薄くした」ことをウリにしており……
実際、その通りの形状になっているのだが……
ダイソー『カレーを美味しく食べるスプーン』の方が、その加工を思い切りやっている。キャンドゥ『カレー専用スプーン』は、やや控えめな印象だ。
・食感をチェック
いずれにしても、食べた時に感動すれば問題ない。今回はココイチのスパイスカレーを用意して、それぞれ食べ比べをしてみることにした。
まずはココイチのお持ち帰りカレーに付属していた白いスプーン。
まあ普通。
続いては『いかにも普通の薄いスプーン』。
まあ普通。
お次は大本命、ダイソー『カレーを美味しく食べるスプーン』であるが……
やっぱりすごい! これは本当にスゴイんです。口当たりが良すぎて、そのままスプーンが天高く舞い上がってしまう感じというか。あえてドラクエ風に別名をつけるとしたら「天女のスプーン」とでも表現しようか。
そして最後はキャンドゥ『カレー専用スプーン』。
……
……まあ……
普通……。
残念ながら、キャンドゥに売っていた『カレー専用スプーン』では、そこまでの感動を味わえなかった。ダイソーのもキャンドゥのも、どちらもメイドイン新潟県燕市なので品質的には文句なしだし、どちらも「フチを薄くした」ことをウリにしているのに、その “口当たり” や “気持ち良さ” は似て非なるものだった。
おそらくだが、ダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』が圧倒的にスゴイのは、あの丸みを帯びた形状と、ほんの少しだけ他のスプーンよりも分厚いこと……なのだと私は思う。形状、厚み、フチの加工、それらが三位一体となり、あの奇跡的なカレースプーンが出来上がっているのだ。
もちろん、決して今回の『カレー専用スプーン』がダメなわけではない。文字通りカレー専用スプーンとして使えば良いと思うし、品質的にもバッチリだ。しかし、「マジかよ!」や「ウソだろ!?」的な感動を味わいたいなら、やはりダイソーの『カレーを美味しく食べるスプーン』に限る。ゆうしゃよ、てんにょのスプーンで、まいあがれ!!
Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
金沢カレーの元祖「ターバンカレー」が東京進出! ゴーゴーカレーと違うのか? 実際に食べてみた!!
「金沢カレー」の火付け役といえば、ゴーゴーカレーである。では元祖は? おそらく知らない人は多いだろう。元祖はゴーゴーと同じく、石川県発祥の「ターバンカレー」である。実はゴーゴー創業者の宮森宏和社長は、ターバンで修行したのちに独立している。
2019年10月、ゴーゴーカレーグループはターバンを統合。その元祖金沢カレーが2020年9月、都内に2店舗を出店していた。一体どんな味なのか? 実際に食べに行ってみた!
・都内に進出
9月14日、ターバンカレーの都内1号店は品川区のゲートシティ大崎にオープンしている。私(佐藤)が訪ねたのは2店舗目。板橋区大山の商店街ハッピーロードに出店した「ハッピーロード大山店」だ。ここは本来だと居酒屋「オードリー」で、12~16時のランチタイムのみターバンカレーとして営業している。いわゆる “二毛作” のお店である。
メニューを見ると定番はロースカツカレーだ。金沢カレーといえばコレである。そしてゴーゴーのメジャーカレーに相当する、トッピングてんこ盛りメニューは「Lセットカレー」だ。
ちなみにゴーゴーのメジャーカレーは、トッピングがロースカツ・チキンカツ・ウインナー・エビフライ。それに対して、ターバンのLセットはロースカツ・ハンバーグ・ウインナーとなっている。今回はコレの大(1200円)を注文した。
・見た目はゴーゴーと同じ
実物を見てみると、さすが宮森社長が修行したお店だけあって、ゴーゴーのルーツを感じるカレーだ。というか、パッと見でゴーゴーとの違いを判断することは難しい。現在は同じ会社なので、似通っているのも無理はない。
ゴーゴーと比べると、カツのサイズはやや小さいかも。
ハンバーグはこちらのオリジナルトッピング。ロースカツの衣があってこそ、濃厚なルウの味が引き立つ──それが金沢カレーのはず。ハンバーグの食感は濃いカレーの味に合うのか?
・控えめで奥深い味
食べてみると、味はゴーゴーより深みがあるように感じられる。どっしりとした旨味とコクがあって、非常に落ち着いた味わいだ。20種類以上のスパイスを使用しているとのことだが、味に華やかな感じはない。どちらかといえば地味な部類に入る。しかし浮ついたところがなく、飽きずに繰り返し食べられるルウに仕上がっている。
この落ち着いた味にハンバーグは合っている。肉汁を携えたハンバーグの柔らかな食感に、コクの深いルウはよく馴染んでいる。ゴーゴーと同じ流れを汲みながらも、少し大人な味を楽しめるのがターバンカレーの魅力なのかもしれない。
冒頭でもお伝えしたように、ターバンカレーは長期的な事業継続が難しくなりゴーゴーカレーグループに統合された。宮森社長が事業とその味を引き継いだのである。ゴーゴーは自社に2つの金沢カレーブランドを抱えた訳だが、今後どうなっていくのだろうか? 上手くすみ分けはできるのだろうか? これからの展開が気になるところだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ターバンカレーハッピーロード大山店(居酒屋オードリー)
住所 東京都板橋区大山町30-11
時間 12:00~16:00(居酒屋オードリー 17:00~22:00)
定休日 水曜日
全国から注文が相次ぐ「だいすき日本」のカレー肉まんが美味い! 後払い通販にする理由が善良すぎる
皆さんは覚えているだろうか? 「だいすき日本」というカレーとナンのお店のことを。ここはビカスさんというネパール人の方が店主のお店だ。2010年のオープン当時、悲しすぎるTwitter投稿が注目を集めて話題になった。それから一旦閉店したのちに2018年に場所を変えて再オープン。現在も営業を続けている。
そのだいすき日本のある商品に、全国から注文が相次いでいるという。それは「カレー味の肉まん」だ。最近テレビで取り上げられて人気商品となっている。カレー屋なのになぜ肉まん? 一体どんな味なの? 実際に食べに行ってみた!
・お店はやめない
ビカスさんはとても善良な人だ。2016年に1度閉店した理由を聞けば、誰でも「人がいいなあ」と思うはずである。その当時、お店を独立した弟分がすぐ近くにお店を構えた。「だいすき日本」の2号店としてだったのだが、近くに同じ名前のお店が2軒もあったら客を取り合ってしまうことになる。それでビカスさんはもめ事を避けるために、自らが身を引いたのだ。
さて、そんなビカスさんもこのコロナ禍で店の運営に苦労されている。実際、自粛期間中は客足はなく、テイクアウト対応で何とか店を維持してきた。それでもお店を回すには十分ではないため、現在は早朝に以前の職場(ホテル)のアルバイトに出て維持費に回しているそうだ。
佐藤「お店を閉めるってことは、考えなかったんですか?」
ビカスさん「僕はTwitterで助けてもらった(2010年当時から今まで)からね。だから、お店はやめない。続けます」
彼はTwitterで助けてもらったと考えている。お店を続けることで、その「恩」を返したいようだ。現在もTwitterは彼にとって大事なツールだ。実際、肉まんの販売を始めたのも、Twitterがきっかけになっている。
佐藤「最近テレビの番組で取り上げられましたよね。それから注文がたくさん来るようになったんですか?」
ビカスさん「その前から注文はもらってましたよ。沖縄以外の全国から注文を頂いてますね」
佐藤「すごい!」
ビカスさん「一昨日は70個くらい送ったかなあ。福岡、愛知、広島、埼玉や都内からも注文をもらってます。本当はねえ、僕が持っていこうと思ったんですよ。直接持っていってあげたら、喜んでくれるかなあと思って」
佐藤「いやいや、ビカスさん。そこまでやったら、身体がいくつあっても足りなくなりますよ」
ビカスさん「近くだったらね、僕の昼休みに持っていけると思ったんですけど」
佐藤「いや、休んでくださいよ。朝もアルバイトされてるんだから……。それで注文はメールでもらってるんですか?」
ビカスさん「Twitterのダイレクトメッセージです」
ビカスさんとTwitterは切っても切れない関係だ。彼はTwitterの縁で出会った人たちとの間で、コミュニティを形成している。そのつながりは全国に広がっていて、各地から肉まんの注文をもらっている状況なのだ。
・良心で動いていい
実際に注文の流れを尋ねると、ここでもビカスさんの人柄を伺わせる考えを聞くことができた。
ビカスさん「DMで送り先を頂いて郵送しています。送料は着払いでお願いしています。送料無料でもよかったんだけど」
佐藤「送料はもらいましょう。送料まで被ることはないですよ」
ビカスさん「そうみんな言います。それで料金は後からお支払い頂いてます」
佐藤「後払い? それお金を支払ってもらえなかったらどうするんですか?」
ビカスさん「肉まん1個250円でしょ。2個で500円。4個でも1000円。それが払えないってことは、それだけ食べるものに困っているってことでしょ。そうしたら、お金がなくて食べられなかった人を助けたんだなって思います。人を助けたと思えばいい。今のところ、後払いで払わない人はいませんけどね」
佐藤「……そんな風に考えるんですね。考えてもみなかった……」
ビカスさん「レジ袋有料化になったでしょ。小銭しか持っていなくて、たまたま袋が買えなかったとしたら、お店の人は「すみません」といって手渡しにするしかないでしょ。本当はお店の人は、袋の1枚くらいあげてもいいって思っているはずです。
でも、お店としてはダメ。会社としてはダメでしょ? 今の日本はそういう仕組みとかルールに縛られていて、個人が良心で動くのは難しくなっている気がします。なんというか、融通が利かないというか。後払いとは話はちょっと違うかもしれないですけど、多少はお互い許し合うようにしないとねえ」
正直、自分が恥ずかしかった。私なら、後払いの約束をして払わない人間を「不届き者」くらいに思ってしまう。そんな人間に遭遇したら、本当に許せない気持ちになると思う。でも、ビカスさんはもっと大きな視点でモノを見ている気がする。
・肉まんにした理由
ところで、なぜ肉まんになったのだろうか? カレー屋なのだから、カレー自体を販売すれば良いはずなのだが……。
佐藤「でもどうして肉まんの通販になったんですか?」
ビカスさん「カレーを売りたかったんだけど、真空パックにする機械(真空パック器)は高いんですよね。家庭用の機械だと、湯せんで加熱する時に袋が破けたりするので、お店では使えないんです。それで肉まんにして挽肉のカレーを閉じ込めたら、冷凍しやすいんじゃないかなと思って、試作を重ねて今の形になりました」
佐藤「なるほど! たしかに扱いやすいかも」
ビカスさん「ただ、冷凍に1日かかるので、作れる数が決まってるんですよね。うちの冷凍庫だと大体80個くらいが限界。作り置きすると冷凍焼けするから、いっぺんにそんなにたくさん作れないんですよ」
・皮が美味い!
ランチメニューに肉まんは載っていないのだが、特別に1つ温めて頂いた。皮は厚目で、モッチリとした手触り。
半割りにすると、ほのかにスパイスが香り、中から肉汁があふれ出してくる。皮に汁が浸透して、とても美味そうだ。
食べてみると、皮が美味い! 肉まんといえば主役はやっぱり中のタネである。しかしここの肉まんは皮が主役。噛むとほのかに甘さがあり、スパイシーなカレーの味を引き立てている。これは中に何を入れても美味くなる皮じゃないだろうか。
・「感謝」がある
新型コロナウイルスの影響で、飲食店は変わらず厳しい状況下にある。以前の日常を取り戻すのには、まだ時間がかかるだろう。ビカスさんは今、将来をどう捉えているのだろうか?
佐藤「ビカスさん、まだ状況は厳しいと思いますけど、この先にやりたいことは何かありますか?」
ビカスさん「コロナが落ち着いたら、肉まんを買ってくれた人のところに行きたいねえ。全国の皆さんのところを訪ねる旅がしたいです。肉まんを買ってくれたお礼に、カレーの作り方を教えてあげる。無料でカレーを作る旅がしたいです」
佐藤「商品をお送りするお礼に、お金をもらうのが「商売」だと思いますけど、ビカスさんにとって商売はそういうものじゃないんですね」
ビカスさん「Twitterもそうだけど、つながりですね。人と人とのつながりが商売なのかなあ。僕は肉まんを買ってくれたことにお返しをしたい。だから、カレーを作る旅がしたいんです」
ビカスさんとお話していると、彼の心の中にはいつでも「感謝」があるように思った。お店を営業することは彼にとって、その感謝を示すことなのかも。どうか身体に気をつけて、末永く商売を続けて欲しいと願う。なお、お店や肉まんなどについては「だいすき日本」にTwitter(@daisuki_vikas)に投稿しているので、そちらを確認して欲しい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 だいすき日本
住所 東京都板橋区仲町37-7 古内ビル
時間 11:00~21:00
定休日 火曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
【最強レトルトカレー】「牛テールカレー gorotto(ゴロット)」の牛肉がゴロッとしすぎて事故りかけた! 旨み染み出す欧風カレーの味が深い!!
レトルトカレーの具と言えば、入ってるか入ってないか分からないようなものも多い。具が大きいことを売りにしていても、ひと口サイズくらいが相場かと思う。あくまで主役はカレーソースなので、それでOKと言えばOK。
しかし、ここにそんな常識を覆すカレーがある。長崎豊味館が発売している「牛テールカレー gorotto(ゴロット)」だ。正直、レトルトカレーでこれ以上具がゴロッとしたものはないのではないだろうか?
・北野エースおすすめ
私(中澤)がこのカレーと出会ったのは、スーパーマーケット『北野エース』である。ちょっと変わった品も取りそろえるこのスーパー。レトルトカレーは特に充実しており、ご当地カレーまで揃っている。
その北野エース東京スカイツリータウンソラマチ店で、レトルトカレー売り上げ第3位に入っていたのが「ゴロット(税込1620円)」だ。私(中澤)はこのカレーのパッケージを見て度肝を抜かれた。おいおい……
いくら何でもゴロッとしすぎだろ。
牛テール肉が使われているというこのカレー。パッケージ写真には、皿にそびえ立つ肉が写っている。もはや肉のソースとしてカレーがかけられているような感じ。本当にこんなの入ってるのか?
・確かめよう
そこが気になったため買ってみたわけだ。調理方法は湯煎オンリーで14分から18分というのも特殊である。レンチンだと肉が芯まで温まらないのかもしれない。作り方からもガチ感を感じた。
ちなみに、スパイスとしてガラムマサラとクミンがオマケでついている。高めなだけあり、なかなか気が利いているようだ。カレーソースもガチのオーラを発している。さっそく作ってみよう。
・事故りかける牛肉
15分湯煎し袋を開けると、辺りに広がるカレーの香り。あらかじめ炊いておいた白ご飯にカレーをかける。ん? 肉なくね? と思った瞬間! 袋から飛び出す影!! あれは何だ!? 鳥か? 飛行機か? 考えるまでもねえ! 牛肉だ!!
アドベンチャー映画のダンジョンで転がって来る岩のように、「ゴロゴロゴロー!」とご飯の上を転がる肉塊!! スピードに乗って皿のフチへ! あっ、あっ、そっちいっちゃダメだァァァアアア!
ピタリ。
事故る寸前、皿のフチギリギリで止まる肉。あっぶねー……このカレーを使う時は大きめの皿を使った方が良いだろう。さもなくば本当にコースアウトする可能性があるぞ。
言わずもがな、普通の肉ならこんなことにはならない。転がるほどのサイズ、そして止まらないほどの質量……すなわち!
超デカイ。
パッケージに偽りなしの常識を覆す牛肉がそびえ立っていた。こんなの家カレーでさえ使ったことないよ。しかし、肉はスプーンでも切れるくらいにホロホロ。骨つきなのだが、ペロンと綺麗に肉が剥がれるほどによく煮込まれている。
そんな牛の旨みが染み出した欧風カレーソースもまたコク深い味わい。クミンとガラムマサラを入れると、本格的な香りが際立つ。とてもレトルトとは思えない。レトルトビーフカレーの中でも最強クラスと言えるだろう。
ネックはやはり少し高めなことだが、その価格も納得な味ではある。見た目の派手さも申し分ないため、プレゼントなどに良いかもしれない。気になる方は食べてみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【100均検証】ダイソーに売ってる商品だけでスパイスカレーみたいなカレーを作ってみた!
モーレツなイキオイでスパイスカレーにハマっている。「印度カリー子」さんの本を参考にして、ほとんど毎日のように様々な種類のスパイスカレーを作っている。だいぶわかってきた。スパイスカレーの作り方と面白さが!
そんなスパイスカレー脳のまま100均パトロールをしていたところ、「ここ(ダイソー)に売ってる商品だけでスパイスカレーっぽいもの作れないかな?」と思うようになった。そして研究を重ねた結果……できた\(^O^)/
・完璧ではないが、かなり「っぽい」
私がこれから紹介するのは、あくまでもスパイスカレー “っぽいカレー” である。完璧ではない。なぜなら、売ってる材料に限りがあるから。しかし、かなりレベルの高いスパイスカレーが完成したと自負している。
まずは用意するものから解説していこう。すべてダイソーに売っていた商品である。
・ミートソース
・クミン
・ターメリック
・ガラムマサラ
・サラダチキン
・サトウのごはん
──以上6点。このほかにも、生姜チューブやニンニクチューブ、パクチーのチューブなどを加えたバージョンも作ってみたが、上記6点セットのカレーの方が美味かった。
ちなみにスパイスは「クミン」と「ターメリック」を外しても、極論「ガラムマサラ」だけでカレーにはなる。しかし、よりスパイスカレーっぽさを演出したいならクミン&ターメリックは必須だ。
続いて、作り方は……
その1:フライパンにミートソースを入れ、クミン&ターメリック&ガラムマサラを小さじ1.5〜2くらい入れる。
その2:温めながら混ぜて馴染ませたら、サラダチキンを汁ごと投入。魚の缶詰とかを使っても良いかと思う。
その3:温めながらよく混ぜたらルー完成!
──つまり、ミートソースにスパイスと具(肉)を入れるだけである。ミートソースにはタマネギもトマトも入っているし、スパイスカレーの土台として使えないかなァ〜……という発想だ。
あとは、ご飯を用意しまして……
カレーをかけたらハイ完成〜!!
で、気になるお味は……
ウマシ!(笑)
見た目はスパイスカレーではなく普通のカレーっぽいけども、味はほとんどスパイスカレー! 元がミートソースだったなんて誰も分からないのではないか? ってくらいにカレーになっているのが面白い。
むしろ100均関係なく、いろんなミートソースにスパイスをぶっかけてスパイスカレーにしてみるってのも面白いのではないかと思った次第だ。普通に美味いぞ! 興味がある人は、レッツトライ!
Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24