大手ファストフード店『ロッテリア』が、「ロッテリア史上最厚!」として販売している新メニュー『肉厚ハンバーグサンド』。ストレートに言ってしまえば完全にショボいハンバーガーであり、ボリュームと味ともにガッカリ感が否めないデキとなっている。
売り文句や商品名から、ほとんどの客は「最大限のウマミ」と「最大級のボリューム」を信じて注文する。セットで注文しても600円程度なので「最強のデキ」を求めていないにしても、『ロッテリア』が「ロッテリア史上最厚!」というからには期待してしまうもの。以下は、『ロッテリア』のPR文である。
・ロッテリアによる『肉厚ハンバーグサンド』のPR文
一番の特徴は、直火焼き製法による厚さ約12mmにもおよぶ肉厚のパティ。味の決め手となるソースには、じっくり炒め風味豊かな香りを出した牛脂をベースに、赤ワイン、ブイヨン、りんごなどでじっくり煮込み、濃厚で味わい深いデミグラスソースを採用いたしました。これらを厚切りスライスオニオン、レタス、マヨネーズとともにバンズにサンドすることで、ボリュームのある本格的なハンバーグサンドに仕上げています(引用ここまで)
・ファーストコンタクトはGOOD
皮肉的な言い方になるが、『ロッテリア』のパンと具の相性の悪さには定評があった。パンと具の食感がちぐはぐで、食べていて違和を感じるのである。しかし『肉厚ハンバーグサンド』はパンを改良したようで、すんなりとパン・レタス・ハンバーグ(パティ)が一体となって絡み合い、自然な美味しさを届けてくれる。
・ボリュームを感じないパティ
だが問題はここからだ。『肉厚ハンバーグサンド』という名称のハンバーガーとは思えないほど、ボリュームを感じないハンバーガーなのである。『ロッテリア』は「一番の特徴は、直火焼き製法による厚さ約12mmにもおよぶ肉厚のパティ」と言っているが、食べている客がそれを感じなければまったく意味のない売り文句となる。
・ボヤけたパティの味
ボリュームよりもガッカリ感が強いのが、ハンバーグの味である。なんともチープな味をしており、肉汁のウマミも、弾む食感も、豪快な食べ応えも、何も感じないのだ。ひとことでこの味をたとえると「安っぽい味」。たとえボリュームが十分にあったとしても、このウマミと特徴のなさでは誰も満足しないのではないだろうか?
・しかし次回作は期待できる
今回は駄作ともいえるできになっているが、パンを改良したという点は大きく評価したい。ソースもチーズも問題ないので、あとはハンバーグのクオリティを向上させれば、次回作はヒット商品にバケるかもしれない。絶品チーズバーガーもパンとハンバーグの相性が良くないので、ここはガツンと改良したパンを使って極端に特徴あるハンバーグで勝負に挑んでほしいものである。
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: ロッテリア史上最厚『肉厚ハンバーグサンド』のガッカリ感は尋常じゃない
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