週刊少年ジャンプに掲載された『岸辺露伴は動かない』の結末と奥付の荒木先生のコメントが意味深な件 / 編集部に対する皮肉か?

週刊少年ジャンプに掲載された『岸辺露伴は動かない』の結末と奥付の荒木先生のコメントが意味深な件 / 編集部に対する皮肉か?

【コラム】内容が内容だけに、漫画が発売されたばかりなので多くの事をこの記事内で語れないことを了承いただきたい。しかし、すべては2012年10月6日(土曜日)に発売された『週刊少年ジャンプ』を読めば理解できるはずだ(たぶん)。この記事に書かれている予想が当たっていても外れていたとしても、意味深な内容であることは間違いない。

その『週刊少年ジャンプ』には、荒木飛呂彦先生が執筆した読み切り漫画『岸辺露伴は動かない』が掲載されている。ふだん荒木先生は『ウルトラジャンプ』に『ジョジョリオン』を執筆しており、『週刊少年ジャンプ』に荒木先生の漫画が掲載されたのは久しぶりのこと。

まずは『週刊少年ジャンプ』に掲載されている『岸辺露伴は動かない』を読んでほしい。そのあと、奥付の荒木先生のコメントを読んでほしい。生粋のジョジョファン、昔からの荒木ファンならば、そこに「何か意味が込められている」と感じないだろうか?

『岸辺露伴は動かない』のラスト展開(結末)と岸辺露伴のコメント、そして荒木先生が奥付に書いたコメントには関連があり、『週刊少年ジャンプ』に対する皮肉やあてつけに思えるのは考え過ぎだろうか? もしかすると、これを最後に荒木先生の漫画が『週刊少年ジャンプ』に載ることはない……かも?

よくよく考えると、今回のエピソードのいたる所に皮肉やあてつけとも思える描写があるように思える……(あくまで思えるだけだが)。サブタイトルの富豪村という村名も、登場人物とその上下関係も、すべて『週刊少年ジャンプ』編集部を村に置き換えて表現しているだけのような気がしてならない。

荒木ファンならば、良いか悪いかは別として『週刊少年ジャンプ』と荒木先生との間にいろいろあったことは知っている。荒木先生が納得いかないかたちでの編集部によるセリフ変更、連載中のジョジョが『週刊少年ジャンプ』から『ウルトラジャンプ』に移籍……。

だからというわけではないが、今回の物語はかたちをかえた『週刊少年ジャンプ』に対する荒木先生の心境なのではないかと思えてしまう。子どものころから『刑事コロンボ』が好きだったせいか、細かいことが気になると夜も眠れない。

『週刊少年ジャンプ』に再トライ? だが断る! 帰る! 『ウルトラジャンプ』へ。……かもしれない。
 
Correspondent: Kuzo


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