【海外旅行の日】『Airbnb(エアビー)』で体験したヨーロッパ民泊5選 / 海外でいい宿・悪い宿を見極める方法とは?

「エアビー」の通称で知られる『Airbnb(エアビーアンドビー)』は、宿泊施設や民泊などを斡旋してくれるサイトだ。ホスト(物件所有者)とゲスト(宿泊者)が直接やりとりできるシステムが人気となり、現在は世界192もの国で利用することができる。

“ホスト宅の空き部屋を借りる” という宿泊スタイルからは、素敵な交流が生まれることも多い。しかし反面、両者間にトラブルが発生することもあり、過去には大事件に発展した例が複数報告されている。とにかく事前の心構えと見極めが非常に重要なのだ。

最近では海外への渡航制限緩和に関する報道も聞かれるようになり、また海外旅行を楽しめる日も近いのかもしれない。今日は『海外旅行の日』。来るべき時の参考に、私が過去にエアビーを介して宿泊した体験談をご紹介しておこうと思う。

・欧米ではメリット大

私が海外でエアビーを利用する1番の理由は “費用を抑えるため” だ。民泊は宿泊費だけ見るとドミトリーやホステルより若干割高な場合が多いのだが、ここで重要なのが “キッチンや洗濯機を無料で使える” という点。

特に欧米諸国は日本と比較すれば「外食が高く、スーパーで食材を買うには安い」傾向にあるように思う。長期旅行の際など、自炊ができるメリットは大きいのだ。「キッチンあり」と書かれていても実は「電子レンジのみ」だったりするから、宿泊先を選ぶ際は設備によ〜く注目しておくべし。

私がヨーロッパ旅行をするにあたり、宿泊予算は “1泊2000円以下” を目標とした。パリやロンドンなど物価が高い都市だとドミトリーの選択肢しかなかったが、それ以外のエリアではエアビーでそこそこ宿がヒットする。気になる宿を見つけたらオーナーに直接メッセージを送り、予約前に疑問点を確実に全て解決しておこう

・ポルトガルの電力よわよわ物件

さて、まずご紹介するのはポルトガル第2の都市・ポルトで宿泊した宿である。2LDKマンション内の1部屋。ホストは近所の別宅に住んでおり、顔を合わせなくて済む点は気を使わなくてよい。

魔女の宅急便ハリーポッターのモデルになったかもしれないという、ポルト中心部まで徒歩15分ほどの閑静な住宅街にある。1泊約1300円。

個室はちょっと狭めだったものの……

立派なキッチンとリビングが自由に使える!

ここは1日2組のゲストを受け入れているため、本来であればキッチンやリビングは共用なのだが、私の滞在中たまたま他の予約がなかったらしい。おかげで幸運にも “異国で1人暮らし” という貴重な体験をすることになった。

しかし総合的には大満足だったこの宿で、ひとつだけ “夜中に突然電気がつかなくなる” というトラブルに見舞われる。ホストに連絡するも夜中だから返信がない。マンションの隣人に泣きついた結果、ブレーカーが落ちていたようだ。ポルトガルのブレーカー事情など分かるはずもなく、この時はマジで焦った。

その後もブレーカーは落ちまくったのだが、仕組みが分かれば何てことはない。この一件でホストとも仲良くなることができ、結果的にはいい経験であった。不測の事態には冷静な判断力が必要である。

・スペインで他のゲストとモメる

お次はスペイン南部の都市・マラガ。ピカソ生誕の地として知られる、のどかな海辺の街だ。

ここで2週間お世話になったのは中心部から徒歩で約10分の3LDK。ホストは別宅に住んでいるものの、頻繁にやってきては世間話をしていく陽気なオジサン。1泊約1500円。

部屋は広く、デスクやキッチン完備。シャワールームが3つもある。

市場で買い物し、近くのカフェや雑貨屋の人と顔見知りになるなど、ここでは私がイメージする “ザ・スペイン” そのものの生活を体験することができた。近所の子供と目が合っては「オラ」(こんにちは)、お年寄りにも「オラ」……あぁ、なんて素敵なんだ。

ところが、そんな気分を打ち砕くのは同じ3LDK内の隣部屋に宿泊するゲスト家族。彼らには何度「オラ」と呼び掛けても返事がない。そればかりか私が共用のキッチンを使っていると「チッ」と舌打ちする始末である。

他にも彼らはトイレを汚す、大声で喧嘩をする、廊下で羊を解体して吊すなど、我慢できないほどではない “ちょっとしたストレス” を他ゲストに与え続けた。ゲスト間の距離感についても、事前に可能な限りリサーチしておくのがオススメ。

・グループ利用はもっとおトク

ここまで私の1人旅についてご紹介してきたが、一般的なホテル同様、エアビーも “複数人で宿泊したほうが割安” である。

友人と2人で訪れたのは映画『ゴッドファーザー』の舞台として知られる、イタリア・シチリア島。中心部を少し離れると生活感あふれる街並みが続く。

広くて綺麗な1LDKマンションを貸し切って、1人あたり1泊約2000円。

キッチンにはコンロが4口。衣類乾燥機もあって申し分なし! 快適すぎて普段の1人旅が非常にショボく思えてしまう。グループ旅行は麻薬だ。

友人と2人、スペインのテネリフェ島にも滞在した。こちらはリゾート地のビーチ沿いということもあり、宿泊料は少しお高めの1人1泊約3200円だ。「たまには贅沢を」と自らに言い聞かせて震えながら決済完了。

分譲マンションとみられるこの宿は過去最大級の豪華さである。立派すぎて眠るのが惜しいほどだったが、考えてみればビジネスホテルより全然安いんだよなぁ。

さらにグループ旅行には “食費や雑費が抑えられる” というメリットもある。1人だと食べきれない食材も、2人でなら思い切って買えるのだ。

1人旅は気楽なところがいいけれど、楽しいのは断然グループ旅!

・ヤンキーハウスで眠れない夜

最後に、残念ながら少し嫌な思い出となってしまった宿もご紹介しておこう。ポルトガルの首都・リスボン中心部から歩いて20分ほどの4LDKマンションは、そこに住むご夫婦がホスト。 “他人の住む家に泊まる” ホームステイパターンである。1泊約1500円。

この宿を決める際に少し悩んだのは “宿に対する口コミが極端に少ない” という点であった。しかし3件ほどある口コミは高評価ばかりだし、ホストからの返信も礼儀正しい感じだったため予約を決断。

到着してみるとホストは20代とおぼしき若夫婦である。インテリアや備品がヤンキーテイストであることや、家じゅうにお香のような匂いが充満していることには多少驚いたが、宿泊するうえで困るわけでもない。

……が! 問題は夜だった。

深夜23時頃、突然鳴り響く爆音で目覚めた私。その曲がシャキーラの『ヒップス・ドント・ライ』であったことは置いておいて……この若夫婦、リビングに10人ほど連れ込んでドンチャン騒ぎをしているのだ。騒ぎは明け方まで続き、なんと私の1週間の滞在中、毎晩繰り返された。

若夫婦がパリピであることに一切の文句はないが、仮にもここは宿泊施設ではないのか? おまけに私が大枚叩いて現地購入した『キッコーマン 濃口醤油』を冷蔵庫に入れておいたら、翌日ビンは空っぽだ。こっそり失敬するにしたって、限度ってもんがあるだろ?

様々な安宿を経験してきた私でも、1週間オールナイトパーティー状態はさすがに我慢の限界である。抗議するとホストは一応「ゴメンネ」と謝ってくれた。しかし翌日以降も騒ぎが収まる様子はない。注意喚起の意味を込めて私は言葉を選びつつ、「騒音が気になる人は要注意」との口コミを投稿したのだが……

なぜかあれから1年近くが経過した今も、私の口コミはサイトに反映されていないのである。これがどういうカラクリなのかは不明だが、とにかく我々は様々な角度から口コミを読み取り、自己判断しなければならないということだ。

・まずは経験してみよう

私の経験上、エアビーの口コミ欄は「あまりにも高評価ばかりの宿は逆に要注意」であるように思う。例えば「部屋がボロかった」という口コミがあったら、今いちど宿の紹介文を読み返しみてほしい。最初から「古い家です」と注意書きが添えられている場合がほとんどだ。建物の画像が “盛られている” ケースも滅多になく、つまり安宿を選んでおきながら「ホテルより設備が悪い」と文句を言うゲストもいるということ。

そんなワケだからエアビーでアタリの宿を見つけるコツは「良い口コミも悪い口コミもしっかり読み、あとは自分の経験と直感を信じるのみ」なのである。個人的な感覚として「ホストの人柄がよい」という口コミが複数ある宿はアタリの可能性が高い気もするが……ハズレても責任は取れないので悪しからず。

また「Wi-Fiの調子が悪い」等といったトラブルはどの国でもかなりの高確率で起こるが、そういった場合「ちょっと見てもらえますか」などと日本式に頼んでいたのでは、1週間待ったって何もしてくれない。「超困っているから今すぐ来て!」と数時間おきに連絡し続けるのが正解だ。

何が起きるか分からないのが民泊。アタリもハズレもあるのが民泊。だから民泊は面白い。初心者のうちはハードそうな物件を避けて、相場の平均くらいのところで経験値を稼ぐといいかもしれないぞ。

エアビーでは民泊以外の施設やイベントなどの仲介も行っている。詳しくは公式サイトをチェックしてみてくれ。

参考リンク:Airbnb
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【海外旅行の日】ロケットニュース24記者の「コロナが落ち着いたら行きたい」7カ国

本日10月19日は海外旅行の日。「遠く(10)へ行く(19)」という語呂合わせで、この日が海外旅行の日にされたのだとか。

ただ現在はコロナウイルスの影響で、海外旅行もなかなか行きにくいというのもまた然り。ということで妄想してみた! もしコロナが落ち着いたらどの国に行きたいのか、ロケットニュース24記者7人が考えてみたので、これからの海外旅行先を考えるときにぜひ参考にしてみてほしい。

P.K.サンジュン「とりあえず南の島でのんびりしたい」
・パラオ

「パラオ」イメージ画像

「パラオ」イメージ画像

P.K.サンジュン「エネルギッシュな東南アジアにも行きたいし、エレガントなヨーロッパにも行きたい。でも、コロナが落ち着いたらとりあえず南の島でのんびりしたいかな。そういう意味でパラオは最高だ。

青い海、白い砂浜、おまけにWi-Fiが繋がらない環境(当時)はある意味で貴重だろう。意外とメシも悪くないし、ただひたすらリフレッシュするならパラオで決まり。唯一弱点があるとすれば、意外と旅費がかかるんだよなぁ」

【天国かな?】パラオで1日1時間だけ出現する「ロングビーチ」が絶景すぎた

GO羽鳥「美味しいグルメを食べまくりたい」
・ベトナム

「ベトナム」イメージ画像

「ベトナム」イメージ画像

GO羽鳥「バインセオ46Aでバインセオ食べて、フォー24でフォー食べて、お気に入りのカフェでカフェスダ飲んで、キムタインでステーキとプリン食べて、Quan Thuy 94 Cu(クアン トゥイ 94 Cu)でソフトシェルクラブを食べたい」

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中澤星児「国境越えてエディンバラまで行ってみたい」
・イギリス

「イギリス」イメージ画像

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中澤星児「もう1度フェスに出たい。あと、前回は時間の関係で、スコットランドとの国境近くで引き返したので、国境越えてエディンバラまで行ってみたい」

【コラム】世界一料理がマズイと言われるイギリスの田舎で食べた朝食が「激ウマ」だった話

イギリス老紳士がオススメする古城『バンバラ城』に行ってみたらラスボスオーラが半端なかった! これ攻略に1時間かかるヤツや……

原田たかし「青島の無限ループをやってみたい」
・中国

「青島」イメージ画像
原田たかし「青島で青島ビールを飲みたい。羊肉、炒飯など中華料理を食べ、ビーチに行ってまた青島ビール。何も考えず青島の無限ループをやってみたい」

佐藤英典「あの味をもう1度味わってみたい」
・トルコ

「トルコ」イメージ画像

「トルコ」イメージ画像

佐藤英典「パンを食べたい。とにかくパンが美味かった。風土の違いが大きく関係していると思うけど、パンの食感が日本で食べるものと全然違った。あの味をもう1度味わってみたい。

あとアジア人が少なかったことも強く印象に残っている」

【ホテル探訪】一泊200万円! 借金してでも行きたい五つ星ホテルのロイヤルスイートルーム / トルコ「MARDAN PALACE」

Yoshio「行けるところまで北上してみたい」
・樺太(サハリン)-ロシア

「樺太(サハリン)」イメージ画像

「樺太(サハリン)」イメージ画像

Yoshio「8年前に北海道から船で樺太に行ったのだけど、北部には行けなかったので、とにかく車で行けるところまで北上してみたい。

ちなみに樺太には、旧北海道拓殖銀行の建物が残っていたり、樺太神社跡があったりと日本人にとって感慨深いスポットが残っているので、一度行ってみると面白いかも」

【日本の遺構】サハリン(樺太)にある旧北海道拓殖銀行に行ってみた / 石造りの外観がとても美しい

田代大一朗「大事なものとじっくり向き合わせてくれる場所」
・ドイツ「ドイツ」イメージ画像

「ドイツ」イメージ画像

田代大一朗「妻がドイツ人ということもあって、ドイツにはよく行っていた。

静けさのなかに、厳かさを感じるドイツの景色が大好きだ。複雑味のなかに、食の歴史の重みと豊かさを感じるドイツの食べ物が大好きだ。そして言葉やしぐさのなかに、どんな人も受け入れる温かさと大きさを感じさせてくれるドイツの人たちが大好きだ。

ドイツに行ったら、ドイツでできた新しい家族と一緒にカフェでゆっくりお茶をしたい。たっぷりおしゃべりをしたら、近くの川をゆっくり散歩して、そこらへんのベンチでただただ街ゆく人と空を眺めていたい。

今になって考えるとドイツというのは、自分の大事なものとじっくり向き合わせてくれるなんともスゴイ国なのだ」

【僕の彼女はドイツ人】ドイツ人と付き合って脳天を貫くほど衝撃的だったエピソード「〇〇の前でキスするべき」

いかがだっただろうか? 魅力的な旅行先はあっただろうか?

海外旅行が難しい今、「あそこに行って、あれをしたいなあ」と妄想にふけてみるのもいいかもしれない。旅行への想いが募れば募るほど、現地に着いたときの喜びもまたひとしおに違いない。

執筆:ロケットニュース24編集部
Photo:RocketNews24.



【海外B級】なぜか「南ベトナムで評判」だという機内食の謎

ベトナム旅行で『フォー』を食べるのを楽しみにしていたのだが、現地の食堂で運ばれてきたのは “想像と違うヤツ” だった。私がイメージしていたフォーとは……ホレ、薄くて優し〜いスープに平らな麺、ゆでた肉や葉っぱが浮かんだ “よくある例のアレ” である。

しかし実際のところ本場のフォーには、辛いモノや酸っぱいモノなど様々な種類が存在しており、結局 “例のアレ” は1度として登場しなかったのだ。どれも非常においしいフォー達だったが、せっかくなら “例のアレ” にも出会いたかったなァ……ベトナム……さよならァ……

・ベトジェットは超ポップ

小さな心残りを感じつつ、私は『ベトジェットエア(通称:ベトジェット)』で帰国の途についた。運賃が安い代わりに荷物預け・飲食物・サービスなどが有料である場合が多いLCC(格安航空会社)だが、中でもベトジェットは機内物販が充実していることで知られる。

旅の便利グッズからぬいぐるみ、洋服に水着までも網羅する「ベトジェットブランド」。商品ラインナップを機内で眺める時間はと〜っても楽しい。

お待ちかねの機内食も他LCCより充実している印象である。ベトナム風、洋風、タイ風、中華風、シンガポール風……1食500円前後だから、かなり良心的なのではないだろうか。

『インスタントヌードル』コーナーもあった。生麺を好みがちな日本に対し、アジア諸国ではレストランでインスタント麺を食べることも珍しくない。現に機内メニュー表を見れば、インスタントとはいえ屋台さながらに豪華なトッピングがされているぞ。これは期待できそう!

『ベトナム・ビーフ・インスタントヌードル』は豪華に牛肉が乗せられている様子。隣の『タイ風インスタントヌードル』にはエビやキノコも見えるし……クーーーーッ! 迷うなァ〜!!! お次は……『ナンバンインスタントヌードル』?

「ナンバン」とは “南蛮漬け” のナンバンか、はたまた地名か何かだろうか? どーにもピンとこない。ただ幸いにも『ナンバンインスタントヌードル』には、他の商品にはない “説明書き” が印刷されていたのだ。それはズバリ……

_人人人人人人人人人人_
> 南ベトナムで評判 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

・南ベトナムで!?

……つまりコレは「南ベトナム料理」ということなのだろうか? しかしそうなると「評判」が文法的におかしな感じである。また「北ベトナムでは全く評判じゃないのか」も非常に気になるところだ。説明書きのおかげで余計に深まるナゾ……。

考えても混乱するだけと察した私は『ナンバンインスタントヌードル』(5万5000ドン / 約250円)を注文することにした。ついでにCAさんに「これは南ベトナム料理なのか」と尋ねれば問題解決だ。かくして10分ほどで運ばれてきた『ナンバンインスタントヌードル』とは……

_人人人人人人人人人_
> 普通のカップ麺 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

・意外な結末

“見本と現物が違う” のはよくあることだが、日本だと「見本よりエビが小さい」「トッピングが少ない」くらいの誤差が一般的だ。「そもそも見本と別モノ」というパターンはある意味斬新である。

が、しかし! その感覚は国によって異なるのだろうし、考えてみればたった250円で屋台並みの料理が食べられるワケがない。ここは黙って食うべし! …………ン!? こ……これは!!!

これぞまさしく “例のフォー” !!!

・また乗りたいぜベトジェット

平たく透き通る麺、優しいスープ、強めに効いた化学調味料のうま味まで……『ナンバンインスタントヌードル』は、私の “漠然としたフォーのイメージ” そのままだったのである。こんなところで出会えるなんて……しかもよく見ると我らが『エースコック』の商品!

ベトナムどころか日本でも確実に大ヒットしそうに圧倒的なウマさだが、なぜ「南ベトナム」で評判なのだろう? 「北ベトナムでももちろん評判だけど、特に南で評判」の略かな? 謎が謎を呼ぶぜ『ナンバンインスタントヌードル』……!

私は帰国後、アジア食材店やネットなどでこの商品を探し回った。しかし残念ながら今のところ再会には至っていない。コロナ禍で海外への渡航は難しいのが現状だが、時が来たら私は真っ先にベトジェットに飛び乗ろうと思う。もちろん行き先は「南ベトナム」だ。

( ※ 本記事の情報は昨年12月の取材を元にしています)

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【神】シンガポールのサイゼリヤはサーモン祭りや! “生活コスト世界一” の国でもやっぱり俺たちのサイゼは圧倒的だった

“街が綺麗で物価が高い” というシンガポールのイメージは間違いじゃないが、「その限りというわけでもないぞ」と実際に訪れてみた私は感じたのである。ここは様々な人種が共存する国であり、それなりにゴチャゴチャしていたり物価が安いエリアも多いのだ。

もちろん日系人も例外ではない。中心部の『ドン・キホーテ』へ行けば「ここは新宿か」とマジで錯覚するほど日本製品の品揃えが豊富。日系外食チェーン店も数多く出店しており、つい懐かしくなった私はおなじみの『サイゼリヤ』へ入店してみた。

・完全にサイゼ

シンガポールの公用語は英語、中国語、マレー語、タミル語の4つ。中国のサイゼを訪れた際は看板に「萨莉亚」(サイゼリヤ)と書かれているのを見て異国を感じたものだが……

シンガポール版は日本と見分けがつかない雰囲気! 店内ほぼ満席状態である。

へ〜! 日本でいう『ハンバーグステーキ』は『HAMBURGER(ハンバーガー)』って表記するのかァ。

キャッ! 『ミラノ風ドリア』は『MILANO DORIA(ミラノドリア)』になってる! ”風(ふう)” を取っちゃうと「ミラノにこんなドリアは無いザンス」とかいう意見が寄せられたりしないんだろうか? ……まぁ、ミラノの人ってそこまでケチじゃないか!?

他にもおなじみの『辛味チキン』や『エスカルゴのオーブン焼き』、各種パスタ・ピザなど日本と変わらぬ人気商品が名を連ねている。メニュー表は日本とほぼ同じビジュアルだ………ある一点を除いて。

・シンガポリアンはサーモンがお好き

日本のサイゼリア『グランドメニュー』において現在、サーモンをメインに使用した商品は存在していない。しかしシンガポールだと……

グリルサーモン!

サーモンサラダ!

サーモンパスタに……

サーモンそのものなど、まさに “サーモン祭り” ともいうべきサーモンメニューのオンパレード状態なのである! シンガポールの人たち、本当にサーモンが好きなんだな! そうなってくると当然……

『サーモンドリア』を食べてみるしかないだろうが!!!

・ミートソースの偉大さ

日本のサイゼ同様の速さで運ばれてきたサーモンドリアは、表面のチーズがイイ感じにコゲて非常においしそうである。価格は5.9SGD(約450円)と全然高くない。さっそく食べてみると……

想像どおりの味!!!

想像どおりの塩味が効いたサーモンと例のホワイトソースが混ざり合う。とってもクリーミーで想像どおり上品な味だ。まさに「外国のレストランで出てきそうな一品」といった感じ。

ただし普段『ミラノ風ドリア』を食べ慣れている我々日本人にとっては、これだけだと少し物足りないのではないだろうか。味の濃いメインディッシュが別にあり、副食としてのサーモンドリアであればすごくいいと思うのだが……やはりミートソースは偉大だったのだ。注文する際は複数人でシェアするのがオススメ!

・イカがヤバイ

さてサーモンドリアで少し物足りなさを感じた私は、日本でなじみのない『GRILLED SQUID COMBO』(焼きイカのコンボ)も追加オーダーすることに。すると、ほどなくして運ばれてきた実物に、私は思わず「メニューの画像と全然違う!」と叫ぶハメになったのである。

見本より断然いいイカ使ってんじゃねぇかオイ!!!


待て待て普通は逆だろ!? 私ら「見本より少し小さいくらいは許容範囲」と思って生活してますねん! なにを “見たこともないくらいブ厚いイカ” 使ってくれてんねん………シンガポールのサイゼ、ホンマありがとうな!!!!!

焼きイカコンボは辛味チキンとポテトフライも付いてお値段たったの8.9SGD(約680円)だ。このクオリティのものを日本で食べようとすれば、どんな激安店だって1000円を切ることはないと断言してよい。う〜ん、あっぱれ!

その他メニューに関しても日本で300円の『ミラノ風ドリア』は4.9SGD(約380円)、400円の『ハンバーグステーキ』は5.9SGD(約450円)など、全体的に日本と比較して50〜100円ほど高いかな? といった程度の価格設定である。う〜ん、スゴイよ!

遠く海を超えてもサイゼはやっぱり神だった。シンガポールの物価にビビっている諸君、少なくとも食うに困ることはなさそうだから安心してくれ。

参照元:サイゼリヤ公式サイトEconomist Intelligence Unit(英語)
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【100均検証】ダイソーの旅行用「エア枕」3種類を比べてみたら楽しい気持ちになってきた

今一番したいことは何ですか? ハイハイハイハイ! 旅行です。海外旅行です! ベトナムかタイかハワイかケニアに行きたいです! そう私のように思う人も多いのではないだろうか。一体いつ行けるのだろうか、海外旅行……。

ただ、暗くなってもしょうがない。きっといつかは行けるはず。前向きに考えよう! 次の海外旅行はここに行こう。次の海外旅行ではこうしよう……と妄想するのも楽しいぞ。ダイソーで買った「エア枕」を使ったりしつつね。

前から気になっていたのだが、ダイソーには3種類の「エア枕」が売られている。すべて100円。一体どれが良いのだろう? と。きちんと事前に使い心地を確認しておいたほうが良いかなァ〜と、そう思っていたのである。

まずは「エア枕」から見ていこう。

膨らますと……

まあ普通。そして使い心地は……

ちょっと窮屈(きゅうくつ)かな〜と思った。女性や子供なら良いかもしれないけれど、成人男性が使うには、ちょ〜っと小さいかな〜と思った次第。

次に「エア枕 ヘッドレスト付」を使ってみよう。

膨らますと〜

おっ! 商品名のまんまだが、さっきの「エア枕」に「ヘッドレスト」が付いた形状になっている! これが吉と出るか、凶と出るか……

吉! ヘッドレストが最高である。単なる「エア枕」よりも、自分の首との “一体感” を感じる形状。非常に非常に心地よい。気づいたらスヤスヤしてそうだ。

そして最後は、「らくらくエアー枕」である。ダイソーのロゴを見る限りでは、こちらの商品が最も新しい。んで、何が「エア枕」と違うのかというと……

サイズである。ビミョーに、この「らくらくエアー枕」のほうが「エア枕」よりも大きいのである。さらに、四角ではなく「丸」な形状。して、その使い心地は……

極楽かよ〜! 答えは出た。成人男性なら、この「らくらくエアー枕」一択である。まさしく “包み込まれる” ような極楽がそこにはあった。間違いなくコレなら寝られる。

ということで、私が順位を付けるなら、1位は「らくらくエアー枕」で、2位は「エア枕 ヘッドレスト付」、3位「エア枕」となるわけだが、もしも女性だったら「エア枕」が1位になる可能性も秘めているし、「エア枕 ヘッドレスト付」の一体感を推す人もいるかと思う。

つまり、似たように見えた3種類のエア枕だが、見事にそれぞれ長所のある、三者三様のエア枕だったのである。

私のオススメは、3つを買うこと。な〜に、3つ買っても300円だ。そして自分だけの決勝トーナメントを開催し、見事1位になったエア枕を、いつか来るであろう海外旅行のお供にする……と妄想しながら楽しむのである。はやく海外に行ける日が来るといいな。オレセリ!

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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覚えておこう! 海外旅行の最低限のマナー / 海外で嫌われる日本人の行為

覚えておこう! 海外旅行の最低限のマナー / 海外で嫌われる日本人の行為

長期間海外に滞在している記者(私)は、最近現地ツアーの添乗員にショッキングな一言をいわれました。それは、「日本の観光客はマナーが悪い」というのです。多くの日本人は良識があり、礼節をわきまえていると考えていたので、そのような言葉を聞くとは思ってもいませんでした。

詳しく聞くと、それは「写真撮影」についてのマナーだったようです。もちろん、すでての人に当てはまるという訳ではありませんが、今後海外に出かける予定のある方は、ぜひとも覚えておいて頂きたい。最低限のマナーについてお伝えしましょう。
 
記者も職業柄、滞在先の街でカメラを構えることがしょっちゅうあります。そのときに十分に気をつけておきたいのが、「許可の有無」です。他国だからといって、むやみに人物を撮影しようとすると怒られることもあります。逆の立場を考えると、容易に察しがつくと思いますが、国内で突然海外旅行者がカメラを向けてきたらビックリするはずです。

記者がモロッコに滞在していたときのこと、市場で雑貨をゆっくり撮りたかったので、とあるお店に入って撮影交渉をしました。その際に店主は、こんなことを言っていました。「別に何も買わずに、お店の物を写真に撮られるのはタダでいいんだよ。ただな、何も言わずに写真を撮って行くのは気分が悪い。ただ一言『何も買わないんだけど、写真いいかな?』って聞いてほしいもんだよね」と。

とある国で出会った、長年ガイドをやっているという日本人の方は、「日本人の旅行者の方は『中国人の旅行者はマナーが悪い』と言いますが、私から言わせたら日本人旅行者の撮影マナーも同じレベルです。明らかに昔より悪くなってます」と、話していました。

近年はスマートフォンやデジカメが普及し、誰でも手軽にきれいな写真・画像を撮影できるようになりました。しかし技術が急速に進歩する一方で、マナーが置き去りになっている感も否めません。不意にカメラを向けたい衝動に駆られても、ちょっと落ち着いて、「撮影しても良いですか?」と尋ねた方が、現地の人も安心できると思います。

快い旅行にするために、カメラと一緒にマナーも携えておきたいものです。先述のツアー添乗員の言葉をきっかけに、記者自身も気をつけたいと思いました。

取材・写真: Photographer Koach
編集: フードクイーン・佐藤


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オリジナル記事: 覚えておこう! 海外旅行の最低限のマナー / 海外で嫌われる日本人の行為
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