2012年10月12日、東京・目黒で「TOKYO Wireless DISCO 2012」という音楽イベントが開催された。これは、ホテルの屋上を使って行われたDJイベントである。「ホテルの屋上って宿泊客の迷惑にならないの?」とお思いなるかもしれないが、ご安心あれ。実はこれは、無音ディスコだったのである。ワイヤレスヘッドフォン「MOTO DW-05」を使って、音楽を流しているため、傍(はた)から見るとヘッドフォンを着用している人たちが、無言でゆらゆらしているようにしか見えないのだ。
記者(私)は、このヘッドフォンを初めて体感したのだが思わず、ウホッ! いい音ッ!! と思わずにはいられなかった。これはもうBlueTooth(近距離通信規格
のひとつ)に戻れないかもしれない!
販売元の「AZDEN(アツデン)は昭和27年に設立。それ以来、現在までにTechnics(現Panasonic)やVictor、DENONなどのヘッドフォンをはじめ、BOSEのパワーアンプや、LUXMANの真空管など、音響機器のトップメーカーの製品設計や開発を請け負ってきている。
このほど、一般ユーザー向けの製品を製作することとなり、その先駆けとしてワイヤレスヘッドフォンを販売することになった。このヘッドフォンは2.4GHzデジタルを採用しているという。
・BlueToothと2.4GHzデジタルの違い
同社によれば、BlueToothは本来データ転送用の技術であり、音声転送に適していないそうだ。その点、2.4GHzデジタルは広い帯域で音声の転送が可能で、しかも電波の到達距離が桁違いである。
・最大30メートル、二階部屋なら外に出ても聞こえる
BlueToothであれば、せいぜい1~2メートルの範囲でデータを受け取るのに対して、2.4GHzデジタルの場合は最大30メートル。もしも階段近くの二階部屋であれば、一階に下りて外に出てもまだ音は聞こえるはずである。記者はためしに四階から階段を下りていったのだが、二階までは音を鮮明に聞くことができた。
・混信しないペアリング機能
もうひとつ魅力的な点がある。それは送信機とヘッドフォンをマッチングする、ペアリング機能だ。一台の送信機に対して、複数のヘッドフォンをマッチングすることができる。これによって、この日のイベントは40~50名の来場者が同じ音を聞いていたのだ。しかも、手のひらサイズの一台の送信機ですべてがまかなわれていた。
ちなみにこの日のイベントには、2012年9月末に行われたDJバトルの大会で、見事世界一に輝いたDJ威蔵さんも参加。最新鋭のヘッドフォンを通じて、チャンピオンクラスのサウンドを届けてくれた。とにかく、ワイヤレスで高音質を得られるヘッドフォン「MOTO DW-05」。一度音を聞くと、BlueToothヘッドフォンではちょっと物足りないと感じてしまうかもしれない。
参照元:AZDEN MOTO DW-05
レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
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オリジナル記事: BlueToothにはもう戻れない!? ワイヤレスヘッドフォン「MOTO DW-05」が音よすぎて興奮した!!
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