もしもあなたが、好ましくない人もしくは快く仕事をできない会社で働いているのなら、働き方そのものを見直した方が良いかもしれない。場合によっては転職という手段を考えるべきかもしれない。いくら気持ちで割り切ろうとしても、あなたの脳はパフォーマンスを上げようとはしてくれない可能性があるからだ。最近発表された、米南カリフォルニア大学の研究によると、好ましくない人物の近くにいると脳は正常に機能しなくなり、イライラはつのる一方になるようだ。
これは、右脳の腹側運動前野という部分が関係している。人は、人種や身体的特徴の近しい人に対しては、好ましい感情を抱く傾向にある。これをミラーリングと呼ぶそうだ。誰かが動いているのを見ることにより、この機能が働く。
ところが、好ましくない人に対してはこの機能が十分に働かず、まるでゆっくり動いているかのように見えるという。したがって、「いるだけでもイライラ」と思う人がより一層ゆっくり見えることによって、さらにイライラをつのらせることになってしまうようだ。
これは実在の人物にだけ見られるもので、たとえば写真や映像で相手も見ても、同じような悪影響は見られないとのことである。仕事の質を向上したとお考えの方は、好ましくない人との距離を適正にとった方が良いかもしれない。やりがいだけでなく、気持ちよく仕事ができていないと感じるようであれば、身のふり方を考えるのもひとつではないだろうか。
参照元:MailOnline(英語)
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