TOCから五反田JPビルに移転して引き継がれる「食事処 志野」のニクシチ / 昭和の味は令和のフードホールへ

コロナ禍を境にして、老舗と言われるお店が相次いで閉店した。私(佐藤)の生活圏である東京・中野でも古くから営業を続けていたお店が、シャッターを閉める様子を頻繁に目にした。業種を問わず、時代に合わせて事業を続けることは難しい […]


ネトフリ『地面師たち』にハマりすぎたオッサンが五反田で「大きなヤマ」を狙ったらこうなった

『地面師たち』にハマった。全7話を一気見したのはもちろんのこと、鑑賞後も地面師事件について検索し続けるくらいハマった。 もっと言うなら、表参道の美容室で「辻本拓海(綾野剛)にしてください」と言うくらいハマった。詳しくは以 […]


駐車場・カーシェアリングでお馴染みの「タイムズ」のカフェが穴場すぎる! 東京・五反田

タイムズ(TIMES:パーク24株式会社)といえば、パーキングとカーシェアリング事業を行う会社である。日本全国で駐車場とカーシェアリングを展開しており、駐車場管理事業者としては国内最大手である。 そんなタイムズのカフェが […]


いずれ解体される「TOCビル」の屋上は1度は行っておくべき! 都内屈指の屋上スポットだから

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台湾朝食の先駆け「東京豆漿生活」のシェンドウジャンは絶品! 毎朝食べたいやさしい味

2023年4月、東京・飯田橋に大阪発祥の台湾朝食専門店「ワナマナ(wanna manna)」がオープンした。そこで私(佐藤)は初めて、豆乳スープ「鹹豆漿(シェンドウジャン)」を食べた。以来、台湾朝食のトリコになってしまい […]


フレッシュネス新業態のチーズバーガー専門店のハンバーガーが小さく感じるのは、気のせいだろうか?

2020年11月、焼肉ライクを運営するダイニングイノベーションは東京・中目黒にテイクアウト・デリバリー専門のハンバーガーショップ「ブルースターバーガー」をオープンした。 それから遅れることを約1年、フレッシュネスバーガー […]


【実食】ゆで太郎の弟分「上州もつ次郎」がすばらしい! 味もボリュームも価格も満足度高し!!

大手そばチェーンの「ゆで太郎」といえば、“そば” チェーンにもかかわらずのり弁が有名である。あまりにも有名になり過ぎて、ライバルの「富士そば」がパクるほど評判の商品だ。 そんなゆで太郎が新業態「上州もつ次郎」をオープンし […]


【クソデカ】富士そば五反田店のコロッケそばがヤバイ!「大きいコロッケそば」がマジでコロッケ大きくしただけだった / 立ち食いそば放浪記:第263回

とんでもないものが生まれてしまった……。それはまるで神への冒涜。己がどこまでできるのかを試すかのような飽くなきチャレンジ。富士そば五反田店限定のそのメニューの名は「大きいコロッケそば(税込み490円)」である。 文字通り […]


かつや姉妹店『東京とろろそば』の半分はきっと優しさでできている。立ち食いそば放浪記:第247回 五反田

苦しくたって爆盛り、悲しくたって激ウマ。そんなロケットニュース24だけど涙が出ちゃう。だって胃腸が弱いんだもん。 というわけで、胃腸には時々優しさが必要である。ある夜、私(中澤)に癒しをくれたのは、かつや姉妹店のとろろそ […]


「じゅう兵衛はらみ堂」で舟盛り焼肉ランチ(松:2500円)を頼んだら、大変厳かな焼肉になったでござる!

「焼肉」というと大勢でワイワイやりたいが、コロナ禍の今はできるだけそのような形での食事を控えた方が良いだろう。たとえ1人焼肉だとしても、網の上に肉を盛大に並べてお祭り気分を味わいたいところだ。しかし私(佐藤)は気づいた。それだけが焼肉の楽しみ方ではないことを……。

最近訪ねた東京・五反田の「じゅう兵衛はらみ堂」でランチをした際、1枚ずつ肉を焼くことこそ本当の焼肉ではないか? と気づかされたのだ。ここの舟盛りランチは私の予想を超える、厳かなものだった……。

・舟盛りだと!?

お店の運営元は「株式会社うる虎ダイニング」。黒毛和牛を一頭買いする “和牛一頭流” をコンセプトに、都内で店舗展開している。その中のハラミを売りにするお店がこのはらみ堂である。もちろん私はハラミを食う気満々でお店を訪ねた訳だが、メニューを見てその考えが変わった

舟盛りがあるじゃないか! 舟盛りといえば、スシローの居酒屋「杉玉」で思わぬ当たりメニューに遭遇した経験がある。もしや、ここも当たりなのでは!? そう思い、舟盛りの「松」(税込2500円)を注文してみた。

・1度に全部のせたら一瞬で終わってしまう

テーブルにはロースターがないので、まずは七輪登場。そしてすぐに料理が運ばれてきた。ご飯・スープ・サラダ・韓国のりの佃煮、それに舟盛りの肉!

うお! 思っていたのよりもずっと上品だ。私は近頃、300グラムとか400グラムのステーキや、食べ放題の焼肉屋とかばっかり行っているせいで、量の感覚がマヒしているらしい。舟盛りと目にしただけで肉がたっぷり出てくると思っていたが、上質な肉が8切れだった

これは1度に全部網にのせて肉を焼き切ったらもったいない。1枚ずつ味わって食おう。限られた時間で大量に食う。そんな焼肉の食べ方しかしてこなかった自分を顧みる次第だ。さて、舟に搭乗している面々を紹介しよう。まずは上タン塩。

次にみすじ。

最後に三角。

いずれも凛々しい面構えをしている。色味の鮮やかさは、私の肉人生で1・2を争うレベルである。

・厳かなる作業

これをだだっ広い七輪の網の上で1枚ずつ焼く。まるでプロのピアニストが、初めて触れるピアノの音色を確かめるために、1音1音鍵盤の鳴りに耳を澄ませるような……。そんな厳かな作業だ。

上タン塩は肉厚で、中に旨味をギュッと閉じ込めている。食べると、その閉じ込められた肉汁が口の中にほとばしった。なんという上品な味わい。食べ放題の紙切れのように薄いタンとは訳が違うな。

続いてみすじを焼こう。七輪の炎をバックにして、浮かび上がる肉の姿は広告用写真のように見えなくもない。絵になるなあ~。

みすじとは腕の一部分の肉を指す。歯ごたえはあるのに柔らかで、たんぱくな味わいだ。クラスに1人はいる、存在感はそんなにないけど、めちゃくちゃ頭が良くて運動もできる優等生。そんな感じの味だ。とにかくクセがない。

最後に三角である。今まで数えきれないほどの焼肉体験に置いて、さんざん網を汚してきたが、今日この場の焼肉では汚れることはないだろう。何しろ肉が美しいのだから。

三角には恐れいった。まるでシルクのような口当たりと噛み応えだ。いや、「噛む」ということさえもムダに思えるほど、肉が静かに溶けていく。まさか舟盛りを頼んで、こんな肉に出会うことになるとは思ってもみなかった。

このコロナ禍で1人焼肉を楽しんでいる人も多いと思う。たまにはランチを奮発して、高級1人焼肉を楽しんでみるのはいかがだろうか。私は1枚ずつ焼くスタイル、「肉と対話するような静かな焼肉」を今後も楽しんでいきたいと思う。そして次こそは、はらみ堂でハラミを食おう。

・今回訪問した店舗の情報

店名 じゅう兵衛はらみ堂
住所 東京都品川区西五反田1-32-2 1F
時間 ランチ(平日)11:30~14:00(L.O.13:30)、ディナー(全日)17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日 なし

参照元:株式会社うる虎ダイニング
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24



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