オレたちは週に一度、学校で「マネーの虎」みたいなことをしている / マサイ通信:第441回
【人怖】おしゃべりが止まらない! 恐怖に満ちた教室! 四コマサボタージュ第323回「14分間の狂気」
どういうつもりだったのか分からないけど、先生が全校集会ですごく静かだったのに「静かになるまで~……」ってのをやったことがあったんだ。
漫画:ザックKT-4
ケニアの学生は「全員留年」だけど、マサイの学校だけは独自路線で授業再開 / マサイ通信:第402回
スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。新型コロナの影響でケニアの初等・中等教育の全学校が休校になったというのは過去にお伝えした通り。では、いつから再開するのかというと……
来年1月。
これはケニア政府の決定で、今年の年度末11月まで休校される。日本に例えるなら来年の3月まで休校させ、全児童・生徒は全員留年、新年度から同じ学年で再スタートを切るみたいな感じだ。
だが、正直、オレは心配。教育には人一倍熱心なオレとしては、「そんな先まで学校がないこと」が心配なんだ。ということで……
オレの母校であるマサイの学校だけは、政府の決定関係なしに、授業を再開する運びとなったんだ。賛否両論はあるだろうけども、マサイのエリアに住む人々が出した結論は「再開」だ。
もちろんコロナは心配だ。でも、ナイロビとここアンボセリでは、状況がまったく違う。まず、人がぜんぜん来ない。来なさすぎて生活的にもヤバイんだが、そもそも、そう簡単に来れない場所なので、ある意味では隔離されている状況だ。
オレの村に住むマサイ族が、不特定多数の人々と接触する可能性があるならば、「たまにキマナの町に行くオレ」くらいなのかもしれない。みんな、そう簡単に遠出はできない。なので、オレは絶対にキマナの街でもマスクを付け、コロナ予防は徹底している。
それにしても今年は大変な年だ。まったく想像外のことが起きて、我々は苦しんでいる。コロナもそうだし、「晴れないことによる水不足」も、いまだに解決していない。2020年は試練の年。忘れられない1年になることだろう。では、引き続き気をつけて。オレセリ!
「ツーブロック問題」を海外の人はどう思っているのか? アメリカ人とオーストラリア人記者に話を聞いた
2020年7月、大きな話題を呼んだ『ツーブロック問題』をあなたはご存じだろうか? 詳細はこちらの記事をご覧いただくとして、簡単に言えば一部の都立高校でツーブロックを禁止している理由が「外見などが原因で事件や事故に遭うケースがあるため」とされた問題である。
ツーブロックが原因で事件や事故に遭うケースなどあるのか? 昭和の時代ならいざ知らず、何かと個性が求められる現代に校則はマッチしているのか? 個人的には「いかにも日本っぽい話題だな~」と感じたが、果たして海外の人はどう思っているのだろうか? 米豪2人の記者に話を聞いてみた。
・日本文化に精通した2名
話を聞いたのは、ロケットニュース24の英語版サイト「SORA NEWS24」のケーシー記者(男性・アメリカ人)と、ウーナ記者(女性・オーストラリア人)の2名である。両名とも日本暮らしが長く、また日本文化にも精通しているため、より深い話が聞けるハズだ。
──ケーシーさん、ウーナさーーーん! お二人とも「ツーブロック問題」をご存じですか?
ケーシー「うん、もちろん知ってるよ。SORA NEWS24で記事になってるし、結構大きな反響があったからね」
ウーナ「私も知っています」
──おお、良かった。話が早い。ではさっそく話を伺いたいんですが、まずは校則で髪形を規定することをどう思いますか?
ケーシー「そうだな、簡単に言えば “髪型なんてどうでもいんじゃない?” という意見かな。あまりにも変わっていて、他の生徒の授業の妨げになるならダメだけど、逆に人の髪型を気にして授業に集中できないなら、気にする本人の精神力が足りない場合もあると思う」
──なるほど。
ケーシー「ただ、日本の高校のほとんどは制服があるよね。だから、髪型も規定されていること自体はそこまで驚かないよ。服と髪型、両方自由ならわかるけど、どちらか一方だけ自由というのはチグハグだもんね」
──確かに。ウーナさんはどう思いますか?
ウーナ「学校にはたくさんのルールがあるので、髪型のルールがあるのは当然でしょう。ただ個人的には、髪型のルールがそこまで重要だとは思いません」
──ふむふむ。
ウーナ「とはいえ、学生の髪型は学習には重要ではありませんが、学校の評判にとってとても重要です。私の友人が日本の田舎の学校で働いたとき、学生のスカートが短すぎると一般の方から苦情が入り、学校は真剣に受け止めたそうです。学校は評判が損なわれることを望みません」
──ありそうですね。特に田舎はありそう。
ウーナ「日本では立場に応じて適切な外観と服装を身に付けることが強く求められますからね。また、環境の違いもあると思います。欧米では普段から様々な髪の色や髪型を目にしているので、よほど個性的な髪型でない限りそこまで目立ちません。見た目に関する周囲の受け止め方が日本と欧米では大きく違います」
・それぞれの国の校則を教えて!
──確かに。次にアメリカとオーストラリア、見た目に関するそれぞれの校則を教えてもらえますか? じゃあ、まずはアメリカの校則をケーシーさんから。アメリカは相当自由なイメージがありますが……
ケーシー「実は意外とそうでもないんだよ、特に服装はね。俺は中学・高校と公立に通ってたんだけど、制服は無かった。だけど、極端に短いスカートとか極端に露出が多い服はNGだったね。あとはプロスポーツのチームTシャツもダメだったかな」
──え? スポーツのチームTシャツがダメなんですか?
ケーシー「そうなんだ。理由はスポーツチームのイメージ色と同じ色を着ているギャングがいるからなんだよね。もちろん学生じゃないよ。そういう人たちとトラブルにならないようにスポーツのチームTシャツは禁止されてた。今も同じかはわからないけど」
──へぇ~。アメリカっぽいですね~。髪型に関してはどうですか?
ケーシー「髪型のルールはほとんど無かったかな。黒板が見えないほどの大きなモヒカンとかはダメだろうけど、他の生徒の邪魔にならなければ基本的になんでもOKだった気がするよ。そうそう、高校のある時期からはヒゲもOKだったね。“男になったぞアピール” する同級生がたくさんいたよ。俺も生やしてた(笑)」
──ヒゲもOKなんですね。
ケーシー「うん。ただ、俺はずっと公立だったからね。アメリカでも私立だと、公立よりは髪型や服装に関する校則は厳しいよ」
──ほうほう。ではウーナさん。オーストラリアはいかがでしたか?
ウーナ「一般的にオーストラリアの公立は男女共学、私立は男女別なんですね。そして公立も私立も基本的には制服です」
──あ、僕オーストラリア行ったとき、伝統的なスカートの制服をはいている男子学生たちを見て “なんかいいなぁ” と思ったことあります。すません、続きをどうぞ。
ウーナ「はい。髪型に関してですが、オーストラリアの私立学校は日本とほぼ同じです。髪を染めるのも禁止ですし、男子は長髪も禁止。一方の公立学校も一応はガイドラインがあるんですが、実際にはあまり守られていない印象です。ピンクやブルーに髪を染めた子もいましたし、ドレッドヘアやモヒカンもいましたね」
・2人が思う、校則のメリットとデメリット
──へえ、私立は意外と厳しいんですね。では最後にお二人から見て、日本の見た目に関する校則のメリットとデメリットだと思うことを挙げてもらってイイでしょうか?
ケーシー「そうだな、まずメリットだけど、学生は学業が本業だよね。見た目の自由度が低ければ、ファッションに使う時間を勉強に使えるのかもしれないな。あとはやっぱり、規律を守る訓練としては効果があるのかもしれない。大人になって社会に出たら守らなきゃいけないルールがたくさんあるからね」
──なるほど。ウーナさんはいかがでしょう?
ウーナ「そうですね。目立った髪型や服装の生徒がいなければ、少なくとも近所の人や周りの人はいい学校だと思うのではないでしょうか。学生としては可もなく不可もない、中庸的な人物になる訓練になるでしょう。良くいえば我慢、自分を抑え込む術を学べるのだと思います」
──ふむふむ。では次にケーシーさんからデメリットだと思うことを教えてください。
ケーシー「それはやっぱり自己表現の自由が少なくなることかな。もちろん、髪型や服装以外でも自己表現はできるんだけど、全員が同じ服と数種類しかない髪型だと、自己管理能力は養いづらいよね。服や髪形を選択するのってセルフプロデュースだから、学生の頃からその機会を奪っちゃうのは、やっぱりデメリットなんじゃないかな?」
──言われてみれば学生の頃、制服は何も考えないで着てましたね。楽ではあるんですけど、それだとある意味で思考停止状態というか、得るものはなかったのかもしれません。
ケーシー「そうだよね。大人になって初めて服装や髪型の自由を手に入れた場合、逆に戸惑うかもしれないよね。それまで制限されていたものがいきなり無制限になったら、バランスが取りづらいんじゃないかな?」
──確かに。
ケーシー「たかが髪型、たかが服装、たかがファッションなんだけど “どこまでやっていいのか?” とか “自分の見た目が周りの人にどんな影響を与えるのか?”って、大人に必要なスキルだと思うんだ。本当だったら子供の頃から身に付けた方がいいよね」
──本当そうかも。では、ウーナさんはどうでしょう?
ウーナ「最大のデメリットは、生徒が “自分が何者なのか?” という感覚を養えないことだと思います。個性と置き換えてもいいでしょう。もし校則に違反した場合、その生徒は “出る杭は打たれる” ことを知り、萎縮してしまうかもしれません」
──ふむふむ。
ウーナ「良くも悪くも日本は、欧米と比べると “出る杭は打たれる” が根強い社会だと思います。もちろん悪いことばかりではありませんが、もし今後の日本が個性を大切にする社会を目指すならば、現在の校則が時代にマッチしているとはあまり言えないでしょう」
──仰る通りだと思います。お二人、どうもありがとうございました!
・個性を取るか、平均点を取るか
最近では日本でも「個性が大事」ということはよく言われる。その一方で、まだまだ目立ちすぎることを良しとしない人が多いこともまた事実であろう。就職活動になった途端、企業から個性を求められることはよくある話だが、本当に個性を育てるならば、そろそろ見た目に関する校則も見直していい時期なのかもしれない。
というわけで、今回はアメリカ人記者とオーストラリア人記者から見た「ツーブロック問題」についてお届けした。たかがツーブロック、されどツーブロック。個性を育てるべきか、中庸的な人物を育てるべきか? あなたはどう思うだろうか?
参考リンク:SORA NEWS24
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
【相関図必須】バレずに回せ! クラスの裏事情! 四コマサボタージュ第292回「野」
今の時代は授業中に手紙回したりはしないのかもしれないね。私が学生だった時は、手紙を回す文化とひっそりと携帯でメールを送る文化が入り混じってた気がするんだよね。まぁ、わざわざ授業中に言伝するような一大事なんてあんまりなかったんだけどね。
漫画:ザックKT-4
5年間ツーブロックを続けている男性に「外見が原因で事件や事故に遭ったことがあるか」聞いてみた
「なんでツーブロックはダメなのか」……現在、一部の都立高校の校則を巡る動画ツイートが話題になっている。ツイートの主は日本共産党の池川友一都議会議員。内容は2020年3月12日の都議会予算特別委員会での質疑応答だ。
動画で、冒頭の質問に対する教育長の答えは「外見などが原因で事件や事故に遭うケースがあるため」というもの。個人的には、ツーブロックにそういったイメージが皆無なのだが、実情はどうなのだろうか? 気になったため、5年間ツーブロックを続けている男性に「外見が原因で事件や事故に遭ったことがあるか」を聞いてみた。
・年季の入ったツーブロック者
話を伺ったのは、ロケットニュース24編集部に勤務する記者のP.K.サンジュンだ。鬼のように剃り上げられたサイドとバックはまごうことなきツーブロックである。まずは、いつ頃からツーブロックなのかを教えてください。
P.K.サンジュン「5年くらいかな」
──ツーブロックにした理由は?
P.K.サンジュン「理由っていうか、シンプルにカッコ良いじゃん。あと、キープするって意味ではこれ本当に楽なんだよ。2週間に1回1000円カットに行けばいいだけだし。洗うのも楽だしね」
──なるほど。言われてみれば1000円カットでも問題ない髪型ですね。ちなみに、ツーブロックが原因で事件や事故に遭ったことはありますか?
P.K.サンジュン「ないね。この5年で事件や事故に遭ったことはあるかもしれないけど、ツーブロックが原因ってそんなことある? ないでしょ」
──ありがとうございました! ちなみに、話題のツーブロック質疑の全文は東京都議会のサイトに掲載されている東京都議会「令和2年予算特別委員会(第3号) 本文 2020-03-12」から確認することができる。池川委員と藤田教育長のやり取りはコメント番号200から始まっているようだ。
・「校則は世につれ変わるべき」は共通認識
そのやり取りによると、藤田教育長も校則について「生徒の意見や保護者の意識、社会の状況等を踏まえ、適宜見直しを行うことが必要だと考えておりまして、そのように学校側も指導しているところでございます」としつつ、校則について以下のような考えを示している。
「校則というのは一定の目的がありまして、集団生活を営む上で、これはなくてはならないものでございます。(中略)都立高校でも、ほとんど、校則が全くないとか、学校内では上履きを履くことぐらいしか書いていないところもたくさんございます。ですから、そういうところは頭髪も一定の自由があるところもあると思います。
そのことは生徒一人一人の責任も伴うものでございますので、先ほどから申し上げていますように、外見で事件や事故に巻き込まれる可能性等も地域によってはございますので、そういったところで校則を定めているものでございますので、ぜひともご理解を賜りたいと思います」
──やり取りの詳細が気になる方は、都議会のサイトをご確認いただければ幸いだ。とりあえず、現場からは、「ツーブロック歴5年者はツーブロックが原因で事件や事故には遭ってなかった」という事実のみ報告して筆を置きたい。
参照元:東京都議会「令和2年予算特別委員会(第3号) 本文 2020-03-12」、Twitter @u1_ikegawa
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
これぞヒーロー! いじめに悩む女子生徒を守るため学校一の人気男子生徒がとった行動に全米から称賛の嵐
いじめを苦に自殺する少年少女のニュースが絶えない昨今、子どもやその親はもちろんのこと、いじめ問題の対策に頭を悩ます学校は少なくないはずだ。そんななか、いまアメリカではいじめに悩むひとりの女子高校生に対し、同じ学校に通う男子生徒たちがとった勇気と正義感溢れる行動が人々の称賛を集め話題になっている。
アリゾナ州の高校に通うシャイ・ジョンソンさん(16)は、生まれつきの「小頭症」であることを学校でからかわれ、以前からゴミを投げつけられるなどのいじめを受けていたという。小頭症とは、脳の発達不全により頭部が小さい状態のことである。
シャイさんが泣きながら帰宅する日々が続いたため、母親のエリザベスさんは思い悩んだ末ある行動に出た。彼女は、友人の息子であるカーソン・ジョーンズ君に連絡を取った。シャイさんと同じ学校に通う彼に、「誰がいじめているのか知りたいのでその生徒たちの名前を教えてほしい」と助けを求めたのだ。
すると、いじめの事実を知ったカーソン君は頼まれた以上の行動に出た。学校のアメリカンフットボールチームに所属する彼はチームのメンバーたちにも声を掛け、シャイさんをいじめから守ることにしたのである。
常に彼らと行動を共にし、昼食も一緒にとるようになったシャイさんは、それ以降いじめに遭わなくなったそうだ。彼らの思いやりある行動が、彼女の学校生活を苦痛なものから楽しいものへと一変させた。
この出来事がニュースなどで報じられると、彼らの話は州内だけでなく全米に知られることとなり、感銘を受けた多くの人々から称賛の声が寄せられた。アリゾナ州は、彼らが人々に与えた勇気と影響は計り知れないと判断し、シャイさんと彼女を助けた男子生徒たちを表彰することを決めた。
ちなみに、カーソン君はクォーターバックとして活躍しチームの中心メンバーであるだけでなく、成績優秀でチャリティ活動にも力を入れる学校の人気者だという。それだけでもカッコイイ高校生だが、さらにいじめに立ち向かい弱い者の味方になった彼は、もはやカッコイイを超えて人として素晴らしい。まさにヒーローである。
参照元:azfamily.com、Huffington Post(英文)、YouTube mhmtika050
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オリジナル記事: これぞヒーロー! いじめに悩む女子生徒を守るため学校一の人気男子生徒がとった行動に全米から称賛の嵐
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学校の先生の目前で挑発的にダンスを踊ったらアイリッシュダンスで応戦してきた動画が話題に
もしも突然、誰かが目の前に立ち、挑発的な表情と動きでダンスを踊ってきたらどう対応すればよいだろうか。「ちょ、ちょっと……やめてください」と冷静に対応するのが正解だろうか。それとも苦笑いをして「私には無理です」と拒めば良いのだろうか。
その答えとなる動画が現在話題になっている。先に答えを書いておこう。対抗して踊れば良いのである。YouTubeにアップされている動画のタイトルは「Turn Up ’13 Style.」だ。
場所はどこかの学校だろう。やたらとノリノリな学生が、次々と先生らしき大人たちの目の前に立ち、挑発的にダンスを披露! 「さあ、来いよ! さあ、一緒に!」的なダンスである。たいていの大人たちは恥ずかしそうに直立不動。しかし、とある先生の対応は違った!
ひとしきり学生のダンスを見てから、「ならば!」とばかりに踊り始めたのである。しかもヒップホップ系のダンスではなく、軽快なステップが特徴のアイリッシュダンスである! この先生のアイリッシュダンスに、その場のボルテージは最高潮に達した。ちょっと羨ましくも思う青春動画である。
参照元:Youtube Jarayray Seashelle
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