ザリガニが人気の店で店員さんに「おまかせ」したらヤバいことになった

『人気商品』と書かれたポスターを見たとき、私は思わず「嘘つけ」と言いそうになった。なぜなら、そこにあったのは「ザリガニ」だったからだ。 食用ザリガニの存在自体は知っているが、少なくとも日本でザリガニが人気だなんて聞いたこ […]


【衝撃】アメリカで「ザリガニ」を食べてみた結果 → ウマさと値段に震えた

おそらく多くの方が知識としては「ザリガニは食べられる」「なんなら海外ではポピュラーな食材」とご存じのことだろう。だがしかし「実際にザリガニを食べたことがある」という方は、かなりの少数派ではなかろうか? つい先日、アメリカ […]


高田馬場のザリガニ専門店「蝦道(エビドウ)」で食べたザリガニが最高だった / 深夜にネトフリ見ながらつまみたい系のウマさ

ザリガニ料理といえば、国内では毎年夏に期間限定で行われるIKEAの「ザリガニ フェスティバル」が有名だろう。また、本格的な中華料理店では他のメニューにまじってザリガニ入り料理を提供する店もあったりする。

が、今回紹介するお店「蝦道(エビドウ)」は覚悟がダンチ。まさかのザリガニがメイン。ザリガニ専門店である。まさかザリガニがそんなポテンシャルを秘めていたとは……! 気になりすぎたので実際に食べてきたぞ!

・高田馬場

場所は高田馬場駅から徒歩10分弱ほど。道路沿いに置かれている看板に「ザリガニ専門店」と書かれているためすぐに見つかるだろう。やはり珍しいからか、割と多くの通行人が足を止めてチラ見していく。看板にある「ザリガニ丼」のインパクトも中々のものだ。

気になって看板からお店の方に視線を移すと、入口横のさらなるザリガニ料理の写真が目に入る。そこには「マーラーザリガニ」「ガーリック味ザリガニ」「薬膳ザリガニ」など、パワーワード感が半端ないメニューが並んでいる。ヒュー、なんだかスゴい店に来ちまったぜ。

・予約を超推奨

開店時間である17時に予約を入れていた筆者。店内に入るとお店のお姉さんが「您好(ニイハオ)」とナチュラルにネイティブな中国語でのお出迎え。そしてガチな中国語で何かを聞いてくる。

予約していたのですが……と、やや圧倒されながら日本語で伝えると、普通に日本語で案内してくれた。開店直後なのできっと他に誰も居ないだろうと思っていたが、なんと開店から5分後には満席に。それどころか、外で待ってる人もいるレベルでの圧倒的人気。予約していなかったら筆者も入れなかっただろう。

店員さんが自然に中国語で話しかけてきたことからもなんとなく想像はついたが、お店の主な客層は中国語話者なようす。筆者以外の客は皆ガチな中国語を喋っている。日本語しか話せない者にとってハードルが高そうに思えるかもしれないが、メニューはちゃんと日本語でも書かれているし、お店の人たちには日本語が通じるので安心してほしい。

・ザリガニ丼

メニューを見てみると、一応数品ほどザリガニではないものも存在するが、ほぼ全てザリガニ入りだ。とりあえず看板で見た「ザリガニ丼(税抜き1280円)」は確定として、もう1品くらいいっておきたい。

そんなことを考えつつメニューを眺めていると、気になる記述が。

ザリガニ頭付きのもあり

ほう、頭付きとか最高じゃないか。よしこれにしよう! と、テンション上がり気味に注文しようとしたところ、残念ながら頭付きは予約しておかないと駄目らしい

頭付きはまたの機会にすることにして「五香ザリガニ(税抜き2280円)」をオーダー。「マーラーザリガニ」や「薬膳ザリガニ」なども迷ったが、一番味の想像がつかない物を選んだ。

なお、アルコール類も普通に「角ハイボール」やら「スーパードライ」やら、その辺の居酒屋にありそうなものは大体揃っている様子。もちろんウーロン茶や緑茶などのノンアルコールな飲料もあるぞ。

・時間に余裕を持っていこう

お店ではテイクアウトも実施しているようで、注文していたと思しきザリガニ料理を持ち帰る人がひっきりなしにやってくる。凄まじいペースでザリガニ料理が厨房から店の内外に出荷されていくわけだが、見た感じ調理しているのはほんの数人。

ゆえに、自分の料理が出来上がるまでには割と待つことになる。恐らく一帯のザリガニ需要を一手に担っているのだろう。建物自体も狭いし、こればかりは仕方がないと思う。店内で食べる場合は2時間ほどスケジュールに空きを作っていった方がいいだろう。もしくは、時間指定でテイクアウトするのが良いかもしれない。

こうして店内の様子を眺めながら待つこと30分ほど。まずは「ザリガニ丼(税抜き1280円)」が到着。

ぱっと見た感じは、エビのあんかけご飯。しかしその正体はザリガニだ。大きさはウズラの卵と同じくらいだが、凄い密度で入っている。というか、マジで具の8割がザリガニである。筆者の皿には少なくとも25匹は入っていたと思う。

ザリガニは、見た目だけでなく味もほぼエビだった。しかし、よく味わってみると身から淡水系生物特有の匂いをわずかに感じる。身は締まっていてやや硬めで、エビよりも強そうな肉質。ボリュームもそこそこなもので、正直これ1品で腹八分目という感じ。ウマくて一気に完食してしまった。

・五香ザリガニ

そして注文から待つこと1時間ほど。こんどは「五香ザリガニ(税抜き2280円)」が到着。良い感じな見た目と複雑なスパイスの香りで、とてもウマそう。

ザリガニ丼は殻を剥かれたザリガニが入っていたが、こちらは殻付きだ。エビであればバリバリと食べてしまうという手も無くはないが、ザリガニは殻の硬さがエビの比ではない。

焼かれたザリガニは全力で丸まっていて、一見すると何かの木の実に見えなくもない。しかし箸を頭側からブッ刺して強制的に体をまっすぐにしてみると、やはりザリガニであることがわかる。

お腹側は脚(腹肢という)がワシャワシャとしている。そういえば昔「虫みたい」という理由でエビが嫌いな人を見たことがある。これはザリガニだが、なるほどわからなくもない感覚だ。

食べ方は、使い捨てのビニール手袋を装着し、自ら殻を剥くスタイル。「ザリガニ丼」もウマかったが、個人的にはこの「五香ザリガニ」がかなりハマる味だった。

ザリガニらしい硬めの身と、複雑なスパイスの香り。そしてやや塩辛い味付けの組み合わせが良い感じでメチャクチャ美味い。BBQにしたエビを中華風に味付けしたらこうなるだろうというような、そんな感じ。

深夜にこれが沢山入ったボウルを抱え、酒を飲みつつNetflixで映画など見たら最高だろう。きっと「マーラーザリガニ」などの「〇〇ザリガニ」シリーズも美味いに違いない。

・一度食べる価値はアリ

1品ずつの値段はそこそこするが、開店早々に満席になり、ひっきりなしにテイクアウトの注文が入り続けていたのも納得のクオリティだった。日本人の間であまり話題になっている様子はないので、恐らくは高田馬場周辺の中国語話者のコミュニティ内で人気なのだろう。店から出た時には雨が降っていたが、入店待ちの列は外まで続いていた。

ザリガニ料理というと、日本ではあまりメジャーではないためイロモノ的な印象が強いかもしれない。しかし実際に食べてみると、料理によってはエビよりも美味い可能性すら感じた。高田馬場に行く予定があるなら一度は食べてみるべきだろう。電話にて時間指定でテイクアウトするか、予約していくのを忘れないようにしてほしい。

・お店の情報

店名 蝦道(エビドウ)
住所 東京都新宿区西早稲田3-21-2 B1F
時間 17:00~23:00
定休日 無し

Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



違法ザリガニ漁で1億円荒稼ぎした男を逮捕 / ネットユーザー「そんなに儲かるの!」「天職みつけた!」

違法ザリガニ漁で1億円荒稼ぎした男を逮捕 / ネットユーザー「そんなに儲かるの!」「天職みつけた!」

幼少の頃にザリガニ獲り(釣り)をした経験をお持ちの方もいるかもしれない。記者(私)は小学生の頃、近所の池でおつまみの「さきイカ」をエサに、ザリガニ釣りをやっていた。田舎の未開発のため池だったためか、一日中釣りをしているとバケツ一杯ザリガニが釣れたものだ。持ち帰ると母に怒られ、「捨ててきなさい!」と怒鳴られたものだ……。

前置きはこの辺にして、10年間にわたって違法にザリガニ漁を行っていたペット卸売会社社長が逮捕された。その間の売り上げはなんと一億円!! これを知ったインターネットユーザーからは「そんなに儲かるの!」や「天職見つけた!」など、驚きの声が上がっている。

逮捕されたのは、埼玉県の60代男性だ。男性は、禁止漁具を使用してザリガニ漁を繰り返していた。県が使用を禁止している、5ミリ以下の網目の網を使い、県内の沼地に出向いていたという。

卸売会社は、全国のペットショップにザリガニを販売し、年間平均1000万円を稼いでいたようだ。匿名男性から違法漁の情報を受け、逮捕にいたった。それにしても、一億円も稼げるとは。ザリガニ釣り親しんでいた世代にとって、衝撃的な事実。このことにネットユーザーは次のように反応している。

「私もザリガニとって売ることにしました!」
「そんなに儲かるのか」
「近所にゴロゴロいるから5万くらいにならんかな?」
「あんなの買わなくても自分で釣りに行けばいいだろうに」
「次はおれがいくぜ!」
「みんなで捕獲行きますか」
「そんなに売れてるのか?」
「こんな高値なのもビックリだけど、逮捕されるのもビックリだ」
「世の中何が金稼ぎになるかなんて分からんな」
「俺らでも始められるんじゃね?」

……など。なお、違法ザリガニ漁で摘発されるのは、全国的にみても異例のことなのだそうだ。

余談だが、記者はザリガニ釣りのエサがないときに、捕まえたザリガニをエサにザリガニ釣りをしていたことを、ここに告白する。子供だったとはいえ、随分残酷なことをしてしまったと、時々寝る間際に思い出して枕を濡らすことがある……。本当にひどいことをしてしまった……。

Illustration:Rocketnews24
参照元:スポーツ報知


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