突然だが、グルメに関する「ソルティーエンド」という言葉をご存知だろうか? もし「あ〜、あれね」や「知っているよ。よく使ってるし」という人がいたら、きっとテレパシーの使い手であろう。Google検索しても出てこない。なぜなら私(記者)が考えた言葉だからである。
ソルティーエンドの意味はずばり、「食べ終わった時に “しょっぱかったな” と思ってしまう味付け」である。例えばチャーハン。食べ始めは実に美味い! モハモハモハッ……と半分くらいまで食べたところで、やや「しょっぱさ」を感じてくる。そして……!
後半戦は「完全なるしょっぱいチャーハン」になり、食べ終わったときには「ちょっと塩分キツ目だったな」となるわけである。最初は美味しかったのでバッドエンドではない。しかし後半戦がしょっぱいのでハッピーエンドでもない。これがソルティーエンドである。
チャーハンだけではなく、ラーメンにおいても「ソルティーエンド」になることは多い。最初はいい。だが、最後はしょっぱい。最初から「しょっぱい」と感じる料理は言語道断だが、最後のフィニッシュだけで「塩辛かった」と感じてしまうのは実に惜しい。これがソルティーエンドである。
理想は最初から最後まで、一定間隔で「美味い」と感じることである。最後の最後まで、「美味しい!」という感情からブレさせない料理である。塩分の微妙なさじ加減で、激ウマの料理もソルティーエンドになってしまう恐ろしさ。今後はみなさんも遠慮なく「ソルティーエンド」の言葉を使って頂きたい。
(文=GO)
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オリジナル記事: 【知っておきたい幻のグルメ用語】最初は美味いが最後はしょっぱい「ソルティーエンド」
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