【ガチ】子供の頃トラウマになった「エイリアン2」─。約40年ぶりに最新作『エイリアン:ロムルス』を観に行ったらこうなった
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【検証】不気味な「声」が入っているとウワサの映画『事故物件 恐い間取り』を鑑賞してきた
全国の劇場で、ホラー映画『事故物件 恐い間取り』が上映されている。“事故物件住みます芸人” として一躍有名になった松原タニシ氏の実体験を映画化した作品だ。主演はKAT-TUNの亀梨和也氏、監督が『リング』『仄暗い水の底から』の中田秀夫氏とあって、上映前から話題をさらっていた。
この映画に、制作陣の意図していない「声」が収録されているというウワサをご存じだろうか。筆者も実際に鑑賞してきたのでご報告したい。
ストーリーの核心に触れるネタバレはないが、該当のシーンについては詳しく記述するので、まっさらな状態で鑑賞したい方はそっとブラウザを閉じて欲しい。
・どんな映画?
【ライフハック】昔見たホラー映画のトラウマを今も引きずってる大人がやるべきこと・逆に絶対ダメなこと
ホラー映画といえば『キョンシー』や『ゴーストバスターズ』のことだと思っていたのだから、映画『リング』をうっかり見てしまった時の恐怖は凄まじかった。その日から私は母親と同じ布団でないと寝られなくなってしまったのだ。高校生なのに。
とにかく鏡を見るのが怖い。夜が怖い。テレビが怖い。1人になるのはもちろん怖いけど2人もそれなりに怖いとあって、日常生活に大きな支障をきたしたのは言うまでもない。一緒に映画を見た友人も怖がってはいたが、翌日には平気な顔している様子だ。
どうやら “オバケを怖いと思う気持ち” には大きな個人差があるらしい。大人になれば怖がりが治ると信じていたが、30歳になっても私のトラウマは消えなかった。そろそろどうにかしないと老後が心配……!
・ショック療法を決断
そんなわけで私は15年ぶり2度目の『リング』観賞を決意したのであった。こういうのは自分で勝手に恐怖を増大させていることも多いと聞くから、再び見たら意外と子供だましかもしれないぞ。いわゆる “ショック療法” というやつだ。
しかしこのショック療法、結果的に「大失敗だった」ということを先にお知らせしておかねばならない。思い切って再生ボタンを押してみると、「怖いことは怖いけどイケなくもない」という気がする。ようやくトラウマ克服かと安堵し、最後まで観賞したのだが……
残念ながら、本当の恐怖はその日の深夜に訪れた。そういえば初めて『リング』を見た時も、映画館では「あ〜怖かったけど面白かった!」程度のノリだったように思う。
しかし夜になり、1人きりの部屋を見渡してみると……ベッドの下、扉の向こう、鏡の中、そしてテレビの奥から貞……いや、 “あのお方” が今にも登場しそうな気がして泣きながら母の部屋へ駆け込んだんでした………! 思い出したぞ………!!
かくして30歳の私も恐怖のあまり家を飛び出し、その日はネットカフェで過ごすことになってしまったのだった。昔怖かったモンはやっぱり今でも怖い。 “ショック療法” は一部の人にとっては効果的だと聞くが、非常に危険な賭けでもある。断じてオススメはできない。
・しかし一発逆転!
ところが、この一件で私はトンデモない情報を掴んだ。映画『リング』には続編があり、なんと貞…… “あのお方” を演じているのが仲間由紀恵だというのである。
『リング』関連の情報は全てシャットアウトして生きてきたため知らなかったのだが……それはシリーズ4作目の『リング0 バースデイ』という作品らしい。ちょ、待って! 貞子って顔が見えないから怖かったはずなんだけど、仲間由紀恵ってどういうことなの!?
今さら失うものはない……よ〜し、こうなったら見るしかねぇ!!!
そして大・成・功!!!!!
『リング0 バースデイ』の貞子は、ビックリするくらい仲間由紀恵だった。私は「長い髪の下で貞子は一体どんなオッカない顔をしているんだろう?」と想像することが怖かったんであり、仲間由紀恵は全然怖くない。
それからこの作品の主題歌が『 L’Arc〜en〜Ciel 』の楽曲であることも、 “怖くなさ” に拍車をかけている。私は「♪ きっとクル〜」というおなじみの主題歌で「えっ、何がクルの!?」と想像することが怖かったんであり、hyde様は全然怖くない。むしろ今すぐ来てほしいのだ。
・想像力の問題
そんなわけで『リング』を見たトラウマに今も苦しむ人は、思い切って『リング0 バースデイ』を見るべきだと自信を持ってオススメする。後半はそれなりに怖い展開もあるので、不安な人は仲間由紀恵の登場シーンで止めること。それでもかなり気持ちがラクになるはずだ。
想像力が豊かすぎる人は “物語に描かれていない部分” を無駄に想像してしまいがち。そういう意味で初代『リング』は非常によくできたホラーと言えるのだが……「怖そうに見えるけど仲間由紀恵だよ」と己に言い聞かせることで、少なくとも私の恐怖心は軽減されたのだった。ありがとう由紀恵!
ちなみに私のもう1つのトラウマ『チャイルド・プレイ』に関しても昨年公開されたリメイク版を見たところ、チャッキーがポンコツすぎて思わず微笑んでしまった。ホラー作品にトラウマを抱える人はあえて “その先の物語” を知ることで、意外と空想地獄から抜け出せるかもしれないぞ。
でも怖がりが治ったわけじゃないから、くれぐれも新規のホラー作品には手を出さないようにな!
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
『呪怨:呪いの家』が話題、夏におすすめ「家」にまつわるジャパニーズホラー作品3選
例えば少しだけ開いたふすま。例えば風呂場の鏡に映る自分の背後。例えばどうしても気になるのに、のぞくことができないベッドの下の空間。ちょっと聞いただけで情景がありありと想像できて、ゾッとするようなシチュエーションがある。日本人が共有する「恐怖の共通言語」とでもいおうか。
得体の知れない怪物が襲ってくるといった直接的な脅威で人をパニックにするのがハリウッド映画だとすれば、「なにかが起きそうな不気味な予感」だけで怖がらせるのがジャパニーズホラーだ。しかもその舞台は、どこにでもある団地だったり学校だったり、日常の延長線上にある。
Netflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』が怖いと話題になっている。怪談の季節にジャパニーズホラーはいかがだろうか。同作にちなんで「家」にまつわる作品3選をご紹介したい。
・『呪怨:呪いの家』(全6話 / 2020年)
ジャパニーズホラーの金字塔『呪怨』シリーズの最新作にして「前日譚」となるシリーズ。佐伯家が住んでいた「家」そのものの歴史に迫る。
この作品の特徴であり、恐怖の増幅装置として挙げられているのが、1980年代〜90年代に実際に起きた凶悪事件と物語がオーバーラップする点。「どこまでが実話で、どこからがフィクションなのか……?」と境界線がなくなるような感覚を抱く。
少し例を挙げるだけでも、名古屋妊婦切り裂き殺人事件、連続幼女誘拐殺人事件、東電OL殺人事件、女子高生コンクリート詰め殺人事件、神戸連続児童殺傷事件、地下鉄サリン事件と、明らかにモチーフになっていたり、あるいは不穏な時代背景をにおわせるニュースとして作中に現れる。
ドラマを見る前にこれらの犯罪史を知っておくと、より理解が深まるが……中には本当にいたたまれない気持ちになる事件もある。実在の事件を娯楽作品として消費することへの賛否は常にあるだろう。
よく知られた事実かもしれないが、『呪怨』シリーズはオリジナルビデオから始まっており、口コミの人気から劇場版が制作された。元祖ともいえる「ビデオ版」は、その映像技術のつたなさが酷評されることもある。しかし一方で、自主製作映画のような映像の荒さ、地味なカメラワーク、役者のあかぬけない演技などが「かえって恐怖をあおる」という高評価もまたある。筆者も同感だ。
『呪怨:呪いの家』では第1話が1988年から始まることから、あえて古くさい、ちょっと色あせたような映像で物語が進んでいく。それがまた不気味で、記憶の中の「昭和」や「平成」と一致してリアルである。
家に関わった人々の運命が、オムニバス形式で語られていくパターンは健在。ただ、1話およそ30分というかなりのハイペースで物語が進んでいくため、登場人物の相関を把握するのがちょっと大変かもしれない。筆者も1度では理解できなかった。
本当に怖いのは怨霊か、それとも人間か。シリーズのファンには今さらいうまでもないが、凄惨(せいさん)な描写もあるので苦手な方はご注意を。視聴にはNetflixの会員になる必要があるが、この夏ぜひご覧いただきたい。
・『残穢(ざんえ)-住んではいけない部屋-』(2016年)
小野不由美氏のホラー小説を映像化。小説家である「私」のもとに、読者の「久保さん」から手紙が送られてくるところから物語が始まる。久保さんが1人暮らしをしている部屋で奇妙なことが起こるというので、過去になにかあったのではないかと調査を始めるのだが……
前半は推理小説のように淡々と謎解きが進んでいく。自分の住んでいるところには、必ず前住人があり、その前にはさらに住人があり……という当たり前の事実が急に空恐ろしくなってくる作品。
古い日本家屋の怖さはもちろん、一見こぎれいなマンションであっても、あるいは新築でさえ「家」というものの怖さがよく出ている。また精神障害者の私宅監置や座敷牢、孤独死といった日本社会の闇も垣間みえる。
原作を読むと明らかだが、「私」が小野不由美氏自身であるかのように描写され、これも「どこからがフィクションか」がわからなくなる巧みな仕掛けがある。
「私」あるいは小野不由美氏が過去に書いていた「悪霊シリーズ」(講談社ティーンズハート)は、子ども向けでありながら現在のホラー作家としての片鱗(へんりん)を感じさせる名作揃いだ。
中でも、講談社ホワイトハートに移って少し作風を変えた「悪夢の棲む家」は、今回同様に「家」をテーマにした傑作。コミカライズもされている。『残穢』に関しても、ぜひ原作を読んでその魅力に触れていただきたい。
・『仄暗い水の底から』(2002年)
いつのまにか公開から18年も経ってしまい、もはや古典といってもいいかもしれない。『リング』や『呪怨』のようにシリーズ化されず完結しているために、過去の作品になってしまっている感があるが、今見ても良作だ。
黒木瞳さん主演。幼い娘と引っ越してきたマンションで怪奇現象に見舞われつつも、子どもを守ろうと必死になる少し情緒不安定な母親役を演じている。「気のせいだ」と思おうとしても無視できない怪異と、不利になっていく離婚調停という2つの出来事のあいだで、ギリギリのせめぎ合いを名演。
ホラー作品でありながら人間的なテーマがあり、母が子を思う心、そして子が母を求める心が作品の核だ。
もう1つ、この作品の秀逸なところはタイトルにもある水の表現である。「画面の湿度」という言葉で表現されることもあるが、一貫して作品全体に流れる空気の重さ、湿り気は他の作品の追随を許さない。終始じっとりと絡みつくような空気感で、カラッと乾燥する場面がほとんどないのだ。
古びた無機質なマンション、幼女行方不明事件、雨もり、エレベーターの防犯カメラ、空室から聞こえる子どもの足音……と不気味な要素には事欠かない。これらのキーワードに引っかかった方は1度ご鑑賞を。
・部屋や土地に宿るもの
上記3作品とも「家」や「転居」が怪異の元凶になっている。このようなシチュエーションが多いのは、ずばり視聴者が共感できるからだろう。誰しも同じような経験があるからなのだ。
ちなみに筆者は、住まいとして変な物件にあたったことはないがホテルならある。20代前半、母親と2人旅で札幌市のシティホテルに泊まったときのこと。到着は夜だったのでカーテンは閉まっていたが、窓が2面にある広い角部屋で、掃除も行き届いており一見すると気になるところはなかった。
しかし奇妙なことに、本来は入口付近にあるべき姿見が、部屋全体を映すようにベッド脇にある。ベッドに横になると自分が映るのでめちゃくちゃ気になる。旅行気分に水を差すので口には出さなかったものの、鏡をおおうように洋服を掛けてみたりと悪あがきもしてみた。が、実際には何事もなく一夜が過ぎた。
翌朝、カーテンを開けてみてびっくり。眼下に広がるのは墓地。そして鏡は墓地の方を向いているのだった……。
数週間後、なにげなく旅の思い出話をしていたときに、ふと母が「あのホテル、変だったねぇ」と言い出した。「楽しい旅行だからいわなかったけど、よっぽどフロントに頼んで部屋を替えてもらおうかと思った」という。
母も母で、具体的になにかを見聞きしたわけではないが、違和感を抱いていたらしい。2人とも信心深い方ではなく、大雑把な性格なのでそのまま一夜を過ごしたが、きっと敏感な人ならいろいろ体験するのだろう。
そういった「気になるホテル」にあたるのが嫌で、キャンピングカーを買うに至るのだが……それはまた別の話だ。
・さらなる恐怖を求めて
上記の3作品は、ホラー映像作品の中では文句なしの良作であるが、同時に「完璧ではない」とも感じている。肝心なところでハリウッド的な力技を発動してしまい惜しい部分もある。力技は、よほど突き抜けたものがなければ興ざめしてしまう。
突き抜けの好例といえば、『リング』1作目のラストシーン。「んなわけあるか!」と理性では思いながらも、その迫力とおぞましさは衝撃だった。
個人的な考えなのだが、ホラー映画に幽霊そのものは登場しなくていい。「○○の祟りです」という理由づけも必要ない。想像力だけで楽しめるのだ。私たちの回りには十分に「不気味なこと」があふれていて、ほんのちょっときっかけを与えてくれるだけで、共感することができるのだから……。
画期的なダイエット法!? ホラー映画を観れば30分のウォーキングと同じカロリーを消費できるらしいぞ!!
体重を減らしたいけど、運動はあまりしたくないというそこのあなた、とっておきのダイエット法がある。ズバリそれは “ホラー映画を観る”!
なんとホラー映画を観ると、30分間ウォーキングしたのと同じカロリーを消費できるというのだ。それも映画が怖ければ怖いほど、より多くのカロリーを消費できるらしいぞ! これはダイエットに使える!!
これを発表したのは、ウエストミンスター大学の科学者たち。彼らは10人の被験者に有名なホラー映画を観てもらい、その際の心拍数、酸素摂取量、二酸化炭素放出量を計測した。
そしてそこから被験者たちのエネルギー消費量を算出した結果、何も映っていない画面を見ている時より、ホラー映画を観ている時のほうが約33パーセント多くエネルギーを消費していることが分かった。
また被験者たちはホラー映画を90分観た場合、平均で113カロリーを燃焼していたという。これは30分のウォーキングと同じカロリー消費量であるというから驚きだ。
この研究結果を受けて、ウエストミンスター大学のメタボリズム専門家Richard Mackenzie博士は、次のようなことを語っている。
「これは、速効性のあるアドレナリンが分泌されていることを意味します。このアドレナリンは急激な強いストレス、もしくは今回のように恐怖を感じた時に生成されます。そして食欲を低下させる、基礎代謝量を増加させる、より多くのカロリーを消費させるといった性質を持つことで、このアドレナリンは知られています」
そしてさらに興味深いことに、映画が怖いほどカロリー消費量は大きかったという。その理由は映画が怖いと、心拍数が急激に上がるから! 研究者たちはカロリー消費量が大きい順にホラー映画TOP10を作っており、これから “ホラー映画ダイエット” を実践してみたいという方はぜひチェックしておくといいだろう。
【カロリー消費が多いホラー映画TOP10】
1位 『シャイニング』 184カロリー
2位 『ジョーズ』 161カロリー
3位 『エクソシスト』 158カロリー
4位 『エイリアン』 152カロリー
5位 『ソウ』 133カロリー
6位 『エルム街の悪夢』 118カロリー
7位 『パラノーマル・アクティビティ』 111カロリー
8位 『悪魔のいけにえ』 107カロリー
9位 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』105カロリー
10位 『REC/レック』 101カロリー
ちなみに、今回調査に協力した映画レンタル会社「LOVEFiLM」のHelen Cowleyさんは、次のようなことを話している。
「身の毛もよだつ怖いシーンを観た時に、ソファーの後ろに隠れたり、枕をつかんだりしたい気持ちはよく分かります。しかし今回の調査結果は、カロリーを消費したい人は画面から目を離すべきではないことを提示しているのかもしれません」
そういうわけなので、ダイエットしたいみなさん! これからはどんなに怖いホラー映画を観ようとも、目をそらさず、しっかり怖がろう!
画像:flickr/thewebprincess
参照元:Daily Mail(英文)
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