NYで一番人気のカフェ「マッドコーヒー」に行ってみた!マッド(泥)だけに味はドシンと重くて濃い !!

NYで一番人気のカフェ「マッドコーヒー」に行ってみた!マッド(泥)だけに味はドシンと重くて濃い !!

皆さんは、『マッドコーヒー(MUD COFFEE)』というコーヒーショップをご存知だろうか? 2012年に東京渋谷にできたこともあり、名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。こちらのコーヒーショップは、ニューヨークのイーストヴィレッジ発祥のボヘミアンで陽気な店だ。1999年に、グレッグとニーナ夫妻のアイディアからマッドコーヒーは生まれる。

始めはトラックでの販売。そして場所は大手人気コーヒーショップ『スターバックスコーヒー』の隣。挑発的な試みである。

当時、アメリカではトラックでコーヒーを販売する例が無かったそうだ。初日の売り上げはゼロ。ホットドック屋と間違えられたり、プロモーションで何か配っているのではと見に来る人ぐらいしか来なかったそうだ。しかしすぐにトラック販売という異色さが吉と出て一気に話題となり、ニューヨークタイムズなどから取材を受けるまでの人気店となった。

その後、ロックミュージシャンだったグレッグは音楽の街イーストヴィレッジに店を構えることを決意。2003年に、イーストヴィレッジに念願の一号店デビューを果たした。以来ニューヨークダウンタウンで一番人気のコーヒーショップの座を守り続けている。

実際にショップへ行ってみたところ、マッドコーヒーのあるイースト9thストリートは、すでに客で大賑わい! 店の中も外も人でいっぱいでだ。イーストヴィレッジだけあってオシャレなアーティスト風の若者たちが多いようだ。

店内は狭く細長い作りで、バーカウンターが入り口から奥まで続いている。全体のインテリアはレンガの壁とその色調にぴったりなウッディなもので統一されている。照明のあかりも暖色。コーヒーがおいしく飲めそうな暖かみのある雰囲気である。

メニューを見てみよう。スタンダードなドリップコーヒーは「MUD」、それにモカがブレンドされたものが「MUD MOCHA」、この2つが店の代表メニューだ。MUDとは “泥” の意で、ここのコーヒーは濃いめに入れてあるのが特徴らしい。その他エスプレッソからチャイまで豊富に種類を用意している。

今回は、店員さんオススメのMUD MOCHAを注文した。飲んでみると、泥というだけあって、味はドシンと重くて濃い。イタリアの深煎りコーヒーに味が似ている。これはアイスで飲んでもおいしそうだ。ちなみにドリンクのサイズは、珍しいことにワンサイズしかない。だが、これは「レギュラーサイズ」ではなく、全て「ビッグサイズ」。ホットもアイスも全てがビッグなのだ。

もうひとつ特徴的なのが、販売しているコーヒー豆と音楽の関係だ。店内に大きめの音量でかけられているBGMは70年代ロックやブルースが中心。そして、店で販売しているコーヒー豆の銘柄も音楽にまつわるものである。

例えば、60年代以降カルチャーの中心に存在した「ヒッピー」の名前がついた「Hippie Mud」や、ブルース音楽の歌詞に非常によく使われる「魔法」という意味のスラング「モジョ」が入った「Mud Mojo」など、どれもオリジナリティがある楽しいものとなっている。ミュージシャンだったグレッグの音楽へのこだわりが垣間見えるようだ。

また、マッドコーヒーは飲み物以外の商品にとても凝っていて、それもまた人気なのだとか。例えば、MUDロゴのついたホーローのマグカップ。とても可愛らしいのでお土産にもきっと喜ばれるだろう。

なお、東京に今年上陸したマッドコーヒー渋谷一号店では、ニューヨークチーズケーキやオリジナルホットドックも販売されていて、そちらも人気があるのだとか。次回は渋谷のマッドコーヒーをレビューしたいと思う。ご期待あれ!

(執筆=写真 eriko)


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皆さんは、『マッドコーヒー(MUD COFFEE)』というコーヒーショップをご存知だろうか? 2012年に東京渋谷にできたこともあり、名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。こちらのコーヒーショップは、ニューヨークのイーストヴィレッジ発祥のボヘミアンで陽気な店だ。1999年に、グレッグとニーナ夫妻のアイディアからマッドコーヒーは生まれる。

始めはトラックでの販売。そして場所は大手人気コーヒーショップ『スターバックスコーヒー』の隣。挑発的な試みである。

当時、アメリカではトラックでコーヒーを販売する例が無かったそうだ。初日の売り上げはゼロ。ホットドック屋と間違えられたり、プロモーションで何か配っているのではと見に来る人ぐらいしか来なかったそうだ。しかしすぐにトラック販売という異色さが吉と出て一気に話題となり、ニューヨークタイムズなどから取材を受けるまでの人気店となった。

その後、ロックミュージシャンだったグレッグは音楽の街イーストヴィレッジに店を構えることを決意。2003年に、イーストヴィレッジに念願の一号店デビューを果たした。以来ニューヨークダウンタウンで一番人気のコーヒーショップの座を守り続けている。

実際にショップへ行ってみたところ、マッドコーヒーのあるイースト9thストリートは、すでに客で大賑わい! 店の中も外も人でいっぱいでだ。イーストヴィレッジだけあってオシャレなアーティスト風の若者たちが多いようだ。

店内は狭く細長い作りで、バーカウンターが入り口から奥まで続いている。全体のインテリアはレンガの壁とその色調にぴったりなウッディなもので統一されている。照明のあかりも暖色。コーヒーがおいしく飲めそうな暖かみのある雰囲気である。

メニューを見てみよう。スタンダードなドリップコーヒーは「MUD」、それにモカがブレンドされたものが「MUD MOCHA」、この2つが店の代表メニューだ。MUDとは “泥” の意で、ここのコーヒーは濃いめに入れてあるのが特徴らしい。その他エスプレッソからチャイまで豊富に種類を用意している。

今回は、店員さんオススメのMUD MOCHAを注文した。飲んでみると、泥というだけあって、味はドシンと重くて濃い。イタリアの深煎りコーヒーに味が似ている。これはアイスで飲んでもおいしそうだ。ちなみにドリンクのサイズは、珍しいことにワンサイズしかない。だが、これは「レギュラーサイズ」ではなく、全て「ビッグサイズ」。ホットもアイスも全てがビッグなのだ。

もうひとつ特徴的なのが、販売しているコーヒー豆と音楽の関係だ。店内に大きめの音量でかけられているBGMは70年代ロックやブルースが中心。そして、店で販売しているコーヒー豆の銘柄も音楽にまつわるものである。

例えば、60年代以降カルチャーの中心に存在した「ヒッピー」の名前がついた「Hippie Mud」や、ブルース音楽の歌詞に非常によく使われる「魔法」という意味のスラング「モジョ」が入った「Mud Mojo」など、どれもオリジナリティがある楽しいものとなっている。ミュージシャンだったグレッグの音楽へのこだわりが垣間見えるようだ。

また、マッドコーヒーは飲み物以外の商品にとても凝っていて、それもまた人気なのだとか。例えば、MUDロゴのついたホーローのマグカップ。とても可愛らしいのでお土産にもきっと喜ばれるだろう。

なお、東京に今年上陸したマッドコーヒー渋谷一号店では、ニューヨークチーズケーキやオリジナルホットドックも販売されていて、そちらも人気があるのだとか。次回は渋谷のマッドコーヒーをレビューしたいと思う。ご期待あれ!

(執筆=写真 eriko)


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