【現地取材】日本で修行したラオス人が作るラオスのソバ屋で「天ざるそば」を食べたらうどんの味がした

【現地取材】日本で修行したラオス人が作るラオスのソバ屋で「天ざるそば」を食べたらうどんの味がした

海外旅行に行ったら現地の食べ物を食べるのがセオリーである。しかし、たまに食べたくなるのが日本食。日本で食べるクオリティに達していないのは重々承知。だが、どんなものなのか試してみたくなるのである。

ということで向かったのは、ラオスの首都ビエンチャンにある日本食屋「夢(Yume)」である。ガイドブックによると「日本で修行したラオス人が腕を振るう」と書いてある。きつねうどんや天ざるそばなど、うどんとそばが充実しているらしい。

お昼すぎに訪問したが、市街地から少し離れた場所にあるからだろうか、お客は誰もいなかった。しかし店内をよく見ると、日本風のインテリア、日本人形に、お店の関係者らしき人と秋篠宮さまが一緒に写っている写真まで飾ってある! 一気に期待度が高まった!

そして注文したのは「天ざるそば」。価格は32000キープ(約340円)である。しばし待つと、香ばしい香りの天ぷらと共に、日本でもよく見慣れた「天ざるそば」がやってきた! ちゃんと薬味もついている。果たして、そのお味とは……!?

……!! こ、これはっ……!! そばなのに、なぜか “うどん” の味がするッ……!!

――決して不味いわけではない。サクサクの天ぷらなんて絶品だ。しかし、どう見ても “そば” なのに、うどんの味がするのである。さらに、そのうどん味が、そこそこ美味いのである。これはこれで美味いのである。見た目はそばだが「天ざるうどん」だと思って食べれば大満足だ。

なお、お会計時、男性のシェフに「あなたが日本で修行した方ですか?」と聞いてみたが、どうやら今回のシェフとは違う人が修行したとのことである。寿司に焼き鳥、茶碗蒸しなど、各種日本食も揃っているのでビエンチャンに行った際は試してみるのも良いだろう。

(写真・文=GO)

■お店データ『夢』
ビエンチャン中心からルアンパバーン通りを西へ向かい「ノボテルホテル」を通り過ぎたあたり。


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【現地取材】ラオスにある「通称KFC」でフライドチキン食べてみたら想像以上の味だった / 我が人生のフライドチキンランキングの1位2位を争うレベル

【現地取材】ラオスにある「通称KFC」でフライドチキン食べてみたら想像以上の味だった / 我が人生のフライドチキンランキングの1位2位を争うレベル

真の意味での癒しの国、それがラオスことラオス人民民主共和国だ。人々は優しく、「サバイディー(こんにちは)」と挨拶すればニコっと微笑んでサバイディー返し。首都ビエンチャンは他国の首都に比べ、雰囲気も人々もノンビリとしている。

そんなビエンチャンに、ラオスの大学生から熱烈な支持を受けている大人気フライドチキン店がある。通称「KFC」だが、ケンタッキーフライドチキンではない。その名も「KUVIENG FRIED CHICKEN(クービエン・フライドチキン)」。クービエン通りにあるお店である。

■場所は中心街から約2キロなのにウワサ通りの大盛況!
通称KFCは、首都ビエンチャン中心部からやや離れた場所にある。徒歩では少々キツい距離で、バイクなどで行ったほうが良いだろう。だがしかし、いざお店に行ってみるとウワサ通りの大盛況。ほぼ満席であり、お客さんたちはバイクを飛ばしてやってくるようだ。

そして、みな注文するのは店名にもなっているフライドチキン。お持ち帰りもできるが、店内ならば揚げたてアツアツのフライドチキンが食べられる。1本単位から注文可能で、筆者は2本注文した。フライドポテトのオマケつきで、価格は8000キープ(約83円)。1本あたり約40円だ。

■サクッ、ジュワーッ、プニッ!
お皿に盛られたフライドチキンを手に取ると……アチチチッ! 熱い! ヤケドするレベルで熱い! まさに揚げたてホカホカ状態である。そしてパクリと口に入れてみると……ッ!!!! ……こ……これはっ……!! 効果音で説明するならば「サクッ、ジュワーッ、プニッ!」である。

絶妙な揚げ具合。そしてハンパなく滴ってくるチキンの肉汁! そしてそして、中身のチキンもプリップリの弾力最強な激ウマ肉! さらにさらに、余計な味付けはされていない! なんなんだこれは! 一体なんなのか! こんなにも美味いフライドチキンがラオスで食べられるとは予想外すぎる展開だッ!!

■流行に敏感なラオスの若者たちの姿も観察できる
ちなみに付け合わせのフライドポテトは、やや油っこかったが、ダイレクトに伝わってくるイモの味が実に良い。3000キープ(約31円)のペプシと合わせて、たったの合計1万1000キープ(約114円)でこれだけ楽しませてくれるとは恐れ入る。人気なのも納得である。

もしもラオスのビエンチャンに行く事があったら、絶対に体験してほしい通称KFCこと「KUVIENG FRIED CHICKEN(クービエン・フライドチキン)」。流行に敏感なラオスの若者たちの姿も観察できて、一石二鳥のスポットだ。

(写真、文=GO)


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【現地取材】ラオスのアニソン大会に出場して『今日もどこかでデビルマン』歌ったら会場が静まり返った / ラオス人の日本語アニソンは超絶うまい!

【現地取材】ラオスのアニソン大会に出場して『今日もどこかでデビルマン』歌ったら会場が静まり返った / ラオス人の日本語アニソンは超絶うまい!

ラオスの首都ビエンチャンで2012年11月17日に開催された「第40回コミックパーティー in ビエンチャン(Comic Party in Vientiane!)」。その時のコスプレ事情は過去記事『メコンの夕日に初音ミク! これがラオスのコスプレだ!!』にてご紹介した。

意外にもレベルの高かったラオスのコスプレ。しかし、ハイレベルなのはコスプレだけではなく、日本語での歌声……そう、「アニメソングコンテスト」も筆者の想像をはるかに超えるレベルだったのである!

■想像以上に上手だったラオス人の日本語アニソン
出場したのは4人のラオス人と、1人の日本人。その日本人というのは筆者(私)である。事前にエントリーし、歌う曲目の音源も用意しておかなければならないという、かなり “マジ” なコンテストだ。1人目、2人目……と出場者がアニソンを歌っていく。

彼らの歌声と曲目は動画『第40回コミックパーティー in ビエンチャン(Comic Party in Vientiane!)』にて確認していただきたいが、日本語はほぼ完璧であり、歌唱力もかなりのもの。「そうとう歌い込んでるな」といった印象である。

■日本人代表の私は思い切りスベッた
そして私の出番がやってきた。歌う曲は『今日もどこかでデビルマン』。緊張の面持ちでステージにあがると、「ズンダカズンダカッ♪」と軽快なイントロが始まった。そして「だ〜れも知らない知られちゃいけ〜ない〜♪」と声を張り上げて歌い始めると……!!

最初こそ客席から「フォォー!」と歓声があがったものの、リアクションはそれっきり。それ以降は思い切り「シーーーーーーン」とメコン川沿いの特設会場は静まり返ってしまったのである。その時のようすも動画で用意したので確認してほしい。

コンテストの結果はもちろんビリである。『今日もどこかでデビルマン』は、ラオス人にとってはマニアックすぎたのかもしれない。また、他の出場者に比べて圧倒的に歌い込みが足りなかったと大反省だ。次に出場するときには世界的に有名なドラゴンボールあたりの歌にしたいと思う。

(文=GO)


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【現地取材】メコンの夕日に初音ミク! これがラオスのコスプレだ!!

【現地取材】メコンの夕日に初音ミク! これがラオスのコスプレだ!!

日本の漫画やアニメは世界中で大人気。もちろん東南アジアでも日本アニメの影響力はすさまじく、タイなどではコスプレも盛んであるらしい。が、タイの隣の国ラオスではどうなのか。そもそもラオスにコスプレイヤーは存在するのか。

それを確かめるべく、2012年11月17日、ラオスの首都ビエンチャンで開催された「第40回コミックパーティー in ビエンチャン(Comic Party in Vientiane!)」に行ってみた。そしてそこには、筆者(私)の想像をはるかに超えるコスプレイヤーたちが集合していたのである!

・ラオス日本大使館も主催するちゃんとしたイベントだ!
ちなみにこのイベントはコスプレだけではなく、ドラえもんショー、ドラえもんクイズ、アニメソングコンテストなどもある “日本まんが祭り” 的なもの。主催はラオス日本大使館と、日本POPカルチャーのイベントをアジアで手がける「ねぎぼうずタイランド」だ。

イベント会場はメコン川のほとりにあるチャオ・アヌウォン公園。開場時間の午後3時を過ぎると、チラホラとコスプレイヤーが集まってきた! さっそく『海賊戦隊ゴーカイジャー』のキャプテン・マーベラスのコスプレをしている男性(31)に話しかけてみると「タイから来た」との返事。タ、タイから!?

・タイから来たコスプレイヤーも多かった……が!
なんでも彼はタイの北部ウドーンターニー県に住んでおり、「ビエンチャンでコスプレイベントがあるとのことで、友好橋を渡ってやって来ました。私は日本のアニメも好きですが、スーパー戦隊シリーズは特に大好き! ネットで動画をダウンロードしてシリーズ全部見ましたよ!」とのことである。

ほかにもタイからやって来たコスプレイヤーは数多く、ラオスとの国境の街であるノーンカーイ県から来た人や、はるばるバンコクから来たという気合の入った者もいる。また、イベントでステージパフォーマンスをする数名のコスプレイヤーもタイから来たカリスマレイヤー。ラオス人はいないのか……と思ったその時!

・続々とラオス人コスプレイヤーが集まってきた!!
街の中からぞろぞろと、手作り感満載のコスプレイヤーが続々と集合し始めたではないか! 会場内には更衣ルームも設置されていたが、彼らはそれを使わずビエンチャンの街をコスプレ衣装のまま闊歩して会場までやってきたのだ。なんという情熱!

さっそく彼らに話を聞いてみると、ほとんど全員ラオス人! 会場内にいるコスプレイヤーの比率的には、ラオス人が8、タイ人が2といった具合である。そんなラオスのコスプレイヤーたちからは、皆一様に「日本が大好き!」「日本のアニメは面白い!」「日本のアニメ情報はネットで得ています」との答えが返ってきた。

・『初音ミク』もいた! 2人もいた!
ラオス人コスプレイヤーの中には、学校で日本語を勉強している集団もおり、日本語でのインタビューにも応答できるレベル。会場内でひときわ目立っていた初音ミクもそのひとり。なんと彼女は15歳!

ニックネームはナナちゃんで、好きな作品は『ヨスガノソラ』と『Angel Beats!(エンジェル ビーツ)』、そして『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』であるという。なかなかマニアックだ。少なくとも筆者よりは今の日本アニメ事情に詳しい。

また、他のラオス人コスプレイヤーに聞いてみても『アマガミSS』、『インフィニット・ストラトス』、『D.Gray-man(ディーグレイマン)』などのタイトルがポンポンと出てくる。もちろん『NARUTO』や『ワンピース』、『銀魂』、『ワンパンマン』なども大人気。ちなみに初音ミクのコスプレイヤーは2人いた。

・夕日輝くメコン川のほとりがコスプレ撮影会場に!
イベントは夜の8時過ぎまで行われたが、コスプレイヤーたちは会場の横にある広場で撮影会。夕日輝くメコン川をバックに、それぞれ思い思いに記念撮影。普段はあまり親睦のないラオスのコスプレイヤー同士も、この場で友達になったりもしており、さながらコミケのコスプレ会場的な雰囲気である。

イベントの最後には、コスプレイヤーひとりひとりがステージ上でポージング。特に順位は決めていなかったが、筆者(私)が思うグランプリは15歳の初音ミクことナナちゃんだ。そして準グランプリはタイからやってきたキャプテンマーベラスの彼である。

なお、ラオスでのコスプレイベントは今回が2回目。イベントプロデューサーいわく、「第一回目よりもコスプレイヤーの人数も、そしてレベルもあがっている」とのこと。まだまだ発展途上中だが、第3回目の開催にも期待したい。コプチャイ・ライライ(どうもありがとう)。

参考リンク:ねぎぼうずタイランド在ラオス日本大使館
(写真、文=GO)


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