【レポート】自分に超そっくりなフィギュアを作れる「3D写真館」で撮影体験してみた

【レポート】自分に超そっくりなフィギュアを作れる「3D写真館」で撮影体験してみた

東京・表参道に、今までにない画期的な写真館が期間限定でオープンしました。その名も「OMOTE 3D SHASHIN KAN」(オモテサンドウシャシンカン)です。何が画期的かというと、ここは3Dスキャナと3Dプリンターを用いて、自分に瓜二つのフィギュアを作ってくれるのです。実際に写真館で、撮影体験を行ってきました。

運営会社の「PARTY」は、もともと5名のクリエーターによって設立された会社です。とあるプロジェクトをきっかけに、3Dスキャナとプリンターを扱う機会に出会いました。3Dの技術が目覚ましい進歩を遂げていることを多くの人が知っています。しかしその技術に触れ合うことはほとんどなく、実際に何ができるのかさえも知らないという人も多いでしょう。

そこでメンバーは、日本に馴染み深いものと、この技術を融合することを思い立ったそうです。それは「記念写真」。卒業や成人、七五三など写真館で記念写真を撮影します。これはいわば、日本の伝統ではないでしょうか。その伝統と3D技術を掛け合わせることで、今までにない「形」の残し方を提案しているのです。

同社のクリエイティブ・ディレクター清水幹太氏は、フィギュアを作ることについて「その人の佇まいを残す」と説明しています。写真では伝えきれないような、被写体の体つきや姿勢、気に入った服の質感など、写真には納まり切らなかった「佇まい」が、フィギュアで再現できるのです。フィギュアそのものは石膏(せっこう)で作り上げるので、長期保存も可能とのこと。そこにその人がいるかのような、リアリティを感じます。

実際に撮影してみたのですが、先立っていくつかの注意点がありました。身に着ける小物(ウエストポーチなど)は外すこと。これはフィギュアにした際に、折れてしまう可能性があるためです。同様の理由で、手を上げたりするようなポーズをとることはできません。そして、つやのある衣類(レザーなど)は避けることです。これはカメラの性質上、光を反射すると精巧に作り上げることができなくなってしまうからです。

以上を踏まえて、私(記者)はポケットに手を突っ込んだ格好で撮影に臨みました。全身を3Dスキャナでスキャンするため、撮影にはなかなか時間がかかります。大体15分前後で全身の撮影が完了。その間ジッとしていないといけないため、多少の我慢が必要です。

スキャナで読み取ったデータをもとに、細部まで作りこみが行われ、3Dカラープリンターで出力して完成です。完成までには約一カ月程度かかるのだとか。2012年11月24日から二カ月の期間限定で、写真館をオープンしていますが、すでに予約殺到で現在予約を締め切っているとのことです。もしかしたら、追加オーダーを受け付ける可能性もあるとのことなので、興味のある方は同社のサイトをご確認ください。技術と伝統の融合、「OMOTE 3D SHASHIN KAN」は記念写真の未来を感じさせます。

なお今回は撮影のみのレポートでしたが、フィギュアが完成した際には、実物のレポートもお伝えしたいと思います。

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
参照元:OMOTE 3D SHASHIN KAN


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オリジナル記事: 【レポート】自分に超そっくりなフィギュアを作れる「3D写真館」で撮影体験してみた
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東京・表参道に、今までにない画期的な写真館が期間限定でオープンしました。その名も「OMOTE 3D SHASHIN KAN」(オモテサンドウシャシンカン)です。何が画期的かというと、ここは3Dスキャナと3Dプリンターを用いて、自分に瓜二つのフィギュアを作ってくれるのです。実際に写真館で、撮影体験を行ってきました。

運営会社の「PARTY」は、もともと5名のクリエーターによって設立された会社です。とあるプロジェクトをきっかけに、3Dスキャナとプリンターを扱う機会に出会いました。3Dの技術が目覚ましい進歩を遂げていることを多くの人が知っています。しかしその技術に触れ合うことはほとんどなく、実際に何ができるのかさえも知らないという人も多いでしょう。

そこでメンバーは、日本に馴染み深いものと、この技術を融合することを思い立ったそうです。それは「記念写真」。卒業や成人、七五三など写真館で記念写真を撮影します。これはいわば、日本の伝統ではないでしょうか。その伝統と3D技術を掛け合わせることで、今までにない「形」の残し方を提案しているのです。

同社のクリエイティブ・ディレクター清水幹太氏は、フィギュアを作ることについて「その人の佇まいを残す」と説明しています。写真では伝えきれないような、被写体の体つきや姿勢、気に入った服の質感など、写真には納まり切らなかった「佇まい」が、フィギュアで再現できるのです。フィギュアそのものは石膏(せっこう)で作り上げるので、長期保存も可能とのこと。そこにその人がいるかのような、リアリティを感じます。

実際に撮影してみたのですが、先立っていくつかの注意点がありました。身に着ける小物(ウエストポーチなど)は外すこと。これはフィギュアにした際に、折れてしまう可能性があるためです。同様の理由で、手を上げたりするようなポーズをとることはできません。そして、つやのある衣類(レザーなど)は避けることです。これはカメラの性質上、光を反射すると精巧に作り上げることができなくなってしまうからです。

以上を踏まえて、私(記者)はポケットに手を突っ込んだ格好で撮影に臨みました。全身を3Dスキャナでスキャンするため、撮影にはなかなか時間がかかります。大体15分前後で全身の撮影が完了。その間ジッとしていないといけないため、多少の我慢が必要です。

スキャナで読み取ったデータをもとに、細部まで作りこみが行われ、3Dカラープリンターで出力して完成です。完成までには約一カ月程度かかるのだとか。2012年11月24日から二カ月の期間限定で、写真館をオープンしていますが、すでに予約殺到で現在予約を締め切っているとのことです。もしかしたら、追加オーダーを受け付ける可能性もあるとのことなので、興味のある方は同社のサイトをご確認ください。技術と伝統の融合、「OMOTE 3D SHASHIN KAN」は記念写真の未来を感じさせます。

なお今回は撮影のみのレポートでしたが、フィギュアが完成した際には、実物のレポートもお伝えしたいと思います。

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
参照元:OMOTE 3D SHASHIN KAN


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