歴史とアートの街スペイン・バルセロナ。その有名観光地であるピカソ美術館の近くには、オシャレなカフェやベーカリーショップがある。ショウウィンドウに飾られたパンやお菓子は見ているだけで幸せな気分にさせてくれる。
それら人々の目をひく商品のなかで、ひときわ異彩を放つ菓子が売られていた。その名は「メロンメロン」。「メロン」を名乗るだけあり、緑色をしているのだが、この毒々しいカラーに日本人ならビックリするかもしれない。色といい形といい、どう見てもドラクエのバブルスライム、もしくはFFのグリーンスライムなのだ。
■どう見てもバブルスライム
訪れたのはバルセロナにあるお菓子屋さん「brunells」だ。こちらのお店はピカソ美術館の程近くだ。クロワッサンやチョコレートが有名なお店である。
そこで一際、怪しいオーラを放っていたのが「メロンメロン」だ。透明真緑の本体はメロンをイメージしたのだろうか。だが、形はゲル状のものを手でギュっと握ったような形である。まるでバブルスライムだ。
見た目はぷるぷるしてそう。しかし、外は砂糖でコーティングされており、触ってみると意外と固かった。
■しかし、食感はメロンーッ! しかもええメロン!
一体どんな代物なのか全く想像がつかない。かじってみると、「シャリッ」とした果物特有の食感、そして謎の繊維質。どう見てもかなり人工的な産物なのに、何なんだ、このみずみずしさは!?
こ、この食感は……ほんまもんのメロンやないですかーッ!!
目を閉じて食べると完全に完熟メロンである。しかも、安いメロンではない。ええメロンや! メロン以上のメロン、メロンメロンや!!
しかし、味は相当甘い。いわゆる砂糖菓子の味だ。もう少し甘味を落とし、香りをつけたらメロンメロンは味も食感も完璧なメロンに近づくだろう。
それにしても、なぜここまで忠実にメロンの食感を再現する必要があったのだろうか。スペインではそんなにメロンが入手困難なのか? とツッコミたくなるレベルだ。
日本人から見るとビックリするような色だがスペイン人にとってはこれもキレイでカワイイお菓子なのだろう。鮮やかで派手な色というのがスペイン人の好みなのかもしれない。
(写真、文=澤井恵)
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オリジナル記事: スペインで売られていた「メロンメロン」という菓子がドラクエのバブルスライムにしか見えない / だが忠実にメロンの食感を再現していて笑った
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