【韓国旅日記 ウルルンド編その2】3時間船に乗ったあとに半強制的につれて行かれる「ウルルンドバスツアー」(5時間)はつらい

【韓国旅日記 ウルルンド編その2】3時間船に乗ったあとに半強制的につれて行かれる「ウルルンドバスツアー」(5時間)はつらい

韓国にたびたび観光に出かける男性、木下さん(仮名)の韓国旅日記。今回はウルルンド(鬱陵島)のバスツアーについて寄稿頂きました。以下は木下さんによるレポートです。

ウルルンド上陸については、前回お伝えした通りです。日本人の上陸に対しては基本的に警戒しているようですが、手続きが面倒なだけで不可能ではありません。私はポハン(浦項)という港から、フェリーで3時間かけてようやく上陸しました。

しかし宿泊先を決めていなかったので、宿が見つかるかどうか心配でした。また他の韓国人観光客の声が結構うるさかったので、ほとんど休むことができませんでした。「宿が見つかったら、とりあえず横になりたい」、そんなことを胸のうちでつぶやきながら、ウルルンドの地に降り着いたのです。

船を降りると、宿案内のプラカードを持ったオバちゃんが近づいてきました。「あんたうちに泊まりなさい! ほかの宿はどこもいっぱいだから、うちしかないよ!」と、すごい勢いで近づいてきたのです。おお! 宿探しの手間が省けた! ありがたい! と思い、オバちゃんのいう通りにホイホイついて行きました。「これでゆっくり休める」、そう思ったのですが、世の中は甘くありません。その夢は打ち砕かれることになります。

・オバちゃんからのファーストミッション「飯を食え!」
オバちゃんは出会ったその瞬間から、とにかく急いでいます。そして「パリー! パリー!」(韓国語で「急げ」の意)と、やたらせかすのです。何事かなと思っていると、「まずはこの店で食事をしなさい」との指令が。船が着いたのがちょうど13時頃。昼飯時にはちょうど良いのですが、どうしてこの店? と思っていると「パリー! パリー!」と、とにかく飯を食えとすすめられました。

・オバちゃんからのセカンドミッション「バスに乗れ!」
言われるままに食事をすると、今度は謎の男を紹介され、「これからバスツアーに出かけるから急げ」というのです。サングラス姿の謎の男、実はバスのドライバー兼ガイドだったのです。「彼のバスに乗れ」との指令が下りました。

木下「オバちゃん、ちなみにツアーってどのくらいかかるの?」
オバちゃん「5時間」
木下「5時間? さっき3時間かけて島に着いたのに?」
オバちゃん「いいから早く!」
木下「面倒臭せえ~ッ!」
オバちゃん「うちの宿は、バスツアーとセットだから。早く乗って!」

なんとセット販売だったのです。先に言って欲しかった。でも、宿泊を断ると泊まるところがないし、ほかに道はなかったようです。

・オバちゃんは島の権力者!?
あとから話を聞くと、オバちゃんは島で結構顔のきく人だったようです。宿屋のほかに、食堂と土産物屋を経営しており、警察にも信頼をおかれていました。島の警察官は、私(木下)がオバちゃんの宿に泊まるとわかると「このオバちゃんのところなら問題ない」と言い、上陸時の尋問を切り上げたのです。もしかしたら、オバちゃんは島の権力者なのかもしれません。

・5時間のツアーは意外にも面白い
半強制的にバスに乗せられたツアーでしたが、その内容は意外にも面白かったです。島の半分を走行しながら、途中で「ウルルンド唯一の文化芸術空間」「ウルルンド最大のテーマパーク」「かぼちゃのお菓子の製造販売所」などに行きました。なかでも文化芸術空間の謎レベルはなかなかのものでした。

ウルルンド5時間ツアーの詳細については、また次回、お伝えします。

(文、写真=木下さん)


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【韓国旅日記 ウルルンド編その1】竹島(日本)の隣のウルルンド(韓国)に上陸して一泊してみた

【韓国旅日記 ウルルンド編その1】竹島(日本)の隣のウルルンド(韓国)に上陸して一泊してみた

韓国にたびたび観光に出かける男性、木下さん(仮名)の韓国旅日記。今回はウルルンド(鬱陵島)について寄稿頂きました。以下は木下さんによるレポートです。

2012年9月、韓国のイ・ミョンバク前大統領が竹島(韓国名:独島)に上陸したことをきっかけに日韓関係は、一気に緊迫したムードに包まれました。その竹島の経由島として利用されているのが、ウルルンドです。

朝鮮半島から約130キロ沖合いにあるこの島には、約一万人の島民が暮らしています。火山島であるため島の起伏が激しく、水産業だけでなく農業も盛んに行われています。

韓国は国民に対して、ウルルンドに行くことを奨励しています。というのも、この島には独島博物館があり、そこを訪れれば韓国の主張する歴史がわかるためです。また、韓国民に領土意識を強く持たせるために、奨励しているようです。

2011年7月のことにですが、自民党の議員(当時)がウルルンドへの視察を計画していました。しかし韓国政府がこれを拒否し、結局入国禁止の措置を講じました。では、日本人はウルルンドに立ち入ることができないのでしょうか? そんなことはありません。ただ、少々面倒なことが起こる可能性があります。私(木下)が観光で行ったときのことをご紹介しましょう。

・パスポートのコピーと荷物検査
まず韓国本土の港、ポハン(浦項)から出航する際に、パスポートをチェックされます。日本人であるとわかると、パスポートをコピーされ、日本の住所や職業を尋ねられます。そのうえで簡単な荷物検査で持ち物を調べられます。ただ、結構大ざっぱで根ほり葉ほり聞くという感じではありません。荷物検査も便宜上のこと。カバンの中をパッと開いて見せて終わり。

・一旦は乗船を断られる
どういう理由があるのかわかりませんが、私の場合は一旦乗船を断られました。「ああ~、行けないんだ」と思っていると、突然「OK」との返事が得られたのです。本当に理由はわかりません。なぜ行けないと言われたのか、なぜそれが行けることになったのか……。やはり適当な感じがします。

・ウルルンドの警察にも上陸の情報が伝わっている
フェリーで約3時間、島にたどり着くと港には制服の警察官が待っています。浦項から上陸情報が伝わっているのでしょう。船から降りると、浦項で聞かれたのと同じような尋問が待っています。私が行ったときには、すぐに宿屋のオバちゃんに声をかけられ、宿泊先が確定したのですぐに尋問は終わりました。宿泊先が決まっていないと、交番に連れて行かれることもあるそうです。

以上、宿の落ち着くまでの間、監視されているような状況が続きます。基本的に日本人の上陸に、警戒しているような雰囲気があります。

余談になりますが、ウルルンドの港で声をかけてきた宿屋のオバちゃんは、かなりのやり手でした。宿泊の交渉をした後に、私は約5時間の観光バスツアーに連れていかれる羽目になったのです。その詳細については、次回お伝えしましょう。

(文、写真=木下さん)


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