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【プライムデー注意】Amazon購入商品に入っていた「〇〇が当たる」「おめでとうございます」ギフト券…その正体は
年に1度の大セール、Amazonプライムデーが先日行われたが、筆者も例にもれず大いに散財した。前から欲しかったものはもちろん、衝動買いでよく調べもせずポチったものもあるのだが……その中の1つの商品に、怪しげなカードが入っていた。
なんでも購入のお礼に素敵なプレゼント、またはAmazonギフト券をくれるという。これが本当に「購入のお礼」なら疑って申し訳ないのだが、悪い予感しかしない。どういうことか詳しくお伝えしたい。
・商品に同封されていた1枚のカード
購入したのはLEDライト。デスクで手元を照らすため、ちょっとした照明が欲しかったもので、メーカーはなんでもよかった。
中国製であることはすぐわかったが、1000円程度のものだったのであまり熟慮せず購入。見やすく整った商品ページなどから、なんとなく「いい商品なのかな」と好印象を抱いた。残り時間が刻々と減っていくタイムセール表示も決断を後押しした。
商品は翌々日には問題なく届いた。箱(Amazonの外箱ではなく、個別の商品の包装)を開封すると、説明書や保証書の類いはまったくない一方で、1枚のカードが入っていた。しっかりとした厚紙のカードで「ギフト券」とある。一昔前の年賀状ソフトで作ったような手づくり感がある。
「無料商品が当たる」「ご消費者にお礼を申しあげるためにランダムに50人様に無料商品を贈る」とな。どうやら購入者特典のようだ。
ただ「ご消費者」という聞き慣れない言葉や、フォントの違和感など、文面からは不自然さがにじみ出ている。いや、本当に日本の消費者に感謝するため、懸命に日本語に取り組んでいる外国企業なのかもしれないが……。
裏を見ると、商品写真とともに「お礼としてお好きな商品を1つ選べ」といきなり命令口調に。それが人に礼を述べる態度か。
写真の商品が不要な場合には、500円分のAmazonギフト券をくれるという。カードは「ご連絡を楽しみしています(原文ママ)」とLINE IDを記して結ばれていた。それ以外の連絡先や会社名はなく、「どこから出されたメッセージなのか」はまったくわからない。差出人のない手紙のようなものだ。
いかにも自動翻訳したような不自然な日本語、理由もなくいきなりプレゼントをくれるという申し出、ぜひ連絡くださいの一文……これはあれだ。当サイトでもよく取り上げる、フィッシング詐欺ではないのか?
しかし妙である。詐欺の目的は、究極的には「金銭を得る」ことであろう。そもそも商品を購入している時点で、Amazonには住所も氏名も支払い情報も知られている。マーケットプレイス出品者が、クレジットカード情報を求めてということか……?
ちょっと目的がわからない。筆者はインターネットトラブルに関しては素人だが、LINEで連絡するくらいなら実害はなかろうと、記載のIDを読み込んでみたところ……
残念、IDはすでに存在していなかった。プレゼントはもらえませんでした。
・調べてみると……
このような謎のカード、同じ販売者ではないようだが以前から多くの購入者に届いているという。商品に同封され「おめでとうございます」「〇〇に当たりました」などと書いてあるそう。
過去にJ-CASTニュースでは、同封されたカードのQRコードを読み込むとオンラインチャットサイトにつながる事例を紹介。カードを封入した中国企業は、独自の感謝キャンペーンであるとして、詐欺行為は否定している。
その他、Twitter上では「★5など高評価レビューを促す」「QRコードを読み込むと別サービス(商品トラッキングサイト)へ誘導される」などの事例を見つけられる。
明確な詐欺であるという事例には出会わなかったが、うまい話には裏がある。Amazonの「出品者の禁止活動および行為、ならびに遵守事項」の規約に違反する可能性も指摘されており、警戒するに越したことはないだろう。
・もう1つの罠
「おめでとう」カードとはなんら関係ないのだが、筆者は今回のプライムデーでもう1つ大失敗を犯している。上記のLEDライト、複数商品の購入で領収書が合算されてしまい、正確には何パーセントの割引だったのか定かでないのだが、もとは1680円の商品だった。それが割引され、1000円ちょっとで購入したと思う。
今回の記事を書くにあたり、商品画面を参照したところ……
えっ……
950円で売っている……!!
誤解のないように書いておくと、Amazonや販売元が不正をしたということではなく、マーケットプレイスの他の出品者からもっと安価で販売されていたということ。タイムセールが最安とは限らない、という教訓である。
タイムセールになっていると、なんとなく「売れ筋」「おすすめ」「Amazonおすみつき」の商品のように感じて、思考停止のままクリックしてしまったのが敗因。商品も出品者も玉石混淆(ぎょくせきこんこう)であることを忘れてはならない。よい勉強になった。
ちなみに商品は可もなく不可もなくで、今のところ満足に使えている。
参考リンク:J-CASTニュース
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
【実録】怪しすぎる「あなたは5億Google検索を行いました」に要注意 / クレカ情報を入力したら、なぞの第2ステージ「楽天編」が始まった!
あ……ありのまま 起こった事を話すぜ! 突然ブラウザに「あなたは5億Google検索を行いました」からの「iPhone11プレゼント」と表示されたのでクレカ情報を含む個人情報を最後まで入力したら、まさかの第2ステージ「楽天編」がスタートした。何を言ってるのか わからねーと思うが、とにかく怪しいページだから気を付けろ!
ということで今回ご紹介したいのは、ランダム的に表示される歴史古きフィッシング詐欺「ブラウザのユーザー調査」の派生版、「5億Google検索」である。個人情報やクレジットカードの情報を入力して最後まで進んだらどうなるのだろうか? 答えはこうだ!
・5億Google検索とは?
まず、「5億Google検索」とは何かを簡単に説明したい。ひとことで言うなら、むかし懐かしの「キリ番」みたいなもので、5億回目のGoogle検索をした人が勝者となるらしく、最後の勝者は2018年5月15日に5億検索に到達した、ベルギー在住のブラッド・ジェンキンスさんだったという。誰だよ。
ともあれ、それから2年以上も経っているのに「5億検索」に到達していない時点で超絶ウソくさいのだが、iPhoneやApple Watch等が数百円で手に入る……みたいなことが書いてある。それに釣られてクレジットカード情報を入力したらどうなるか? 今回は最初に結論から書いてしまおう。
・結論
もしも うかつにクレジットカード情報を入力したら、もれなく「怪しげなサブスクリプションサービス」に入会したことになり、2週間ごとに2999円が請求される……のである。実はこれ、個人情報入力画面の端の方に、ものすごく小さな文字で、それらしいことが書いてあるのだ。
また、iPhoneやApple Watch等はプレゼントではなく「抽選」であることも小さくコソッと書かれている。「当選者の方には、直接電子メールでご連絡を差し上げます」とのことであるが、こんな方法でコッソリとサブスクリプションサービスの利用料を取ろうとする輩が素直に商品を発送するなんて考えにくい。
いずれにしても、今回の「5億Google検索」は、これまで何度も紹介してきた「ブラウザのユーザー調査シリーズ」と同じ手法を用いた詐欺である。いや、小さい文字ながら “一応は正直に書いてある” ので100%の詐欺ではないが、その分かりづらさは詐欺まがい。もしもこのサイトがいきなり画面に表示されたら、そっとウインドウを閉じるのが正解だ。
・なぞの第2ステージ「楽天編」とは?
ところで、今回の「5億Google検索」は、ちょっと珍しい展開になった。なんならいつもより強欲かも……。なぜって、クレジットカード情報を入力したら、突如、全く脈絡のない第2ステージ「楽天編」が始まったのである! ということで……
もしも実際に使えるクレカ情報なりを「5億Google検索」に入力したらどうなるのか? を皆さんにも体験してもらいたく、今回の一部始終を “仮想体験” できるページ「バーチャル5億Google検索(https://wp.me/pbYbbF-5X7o)」を用意してみた。未知なる「楽天ステージ」とは何なのか? ガチのクレジットカード情報を入れないと見えない世界とはどんな世界なのか? 知らなくても良い世界だが、知っていれば騙されない。次ページ(https://wp.me/pbYbbF-5X7o)へGO!
Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.