2013年1月18日に発売となった、シャープの電子ノート(WG-N10)。いままでもノートのように手書きができるペンタブレットは多数存在したが、鉛筆でサラサラと書く「リアルな感触や使いやすさ」は良いものとはいえなかった。
・スラスラ書けるらしい
今回の電子ノートは、それらのデメリットを解決したものになっているらしく、違和感なくスラスラと書くことができるというのが最大の特徴らしい。価格は14000円前後。ということで、実際に買って使ってみた。
1. 思ったより重いが苦にならない絶妙な重量
セット内容は本体、カバー、USBケーブル、ペン、そして説明書等。本体をもってみたが、思ったよりも重いと感じた。スペック表によると210グラムとのこと。しかし持ち歩きに不便なほど重いかといえばそうではなく、不満を感じないレベル。PSVitaやニンテンドー3DSはもちろん、iPadを持ち歩いている人なら「空気レベル」といっていいほど邪魔に感じないはず。
2. 高級感はないが妥当なレベル
本体のフチがツヤツヤのプラスチックになっておりチープさを感じさせるが、背面は微妙にザラツキ感があってイイ感じ。ただしフチの材質がチープなので、落としたときに割れないかどうか不安は残る。
3. 感度が良いのでサラサラ書ける
ペンで実際に書いてみたのだが、普通にメモ帳やノートに書くような筆圧で問題なく文字や絵を書くことができた。筆圧があまりに弱すぎると無反応なときもあるが、私たちが日常的にノートに書くときの筆圧なら完璧にとらえてくれるだろう。
4. 画質は満足できるレベル
メイン画面や設定画面を見て、そのドット絵のレベルにガッカリする人がいるかもしれない。メイン画面を見たことで画質にショックを受け、購入をとどまる人もいるはず。しかし、メイン画面のドットはチープに思えても、実際にペンで書いた自分の文字は非常に細かく表示してくれる。電子ノートとしては合格点の画質である。
5. レスポンスは良好
起動、ページめくり、描写、メニュー移動、すべてにおいて素晴らしいレスポンス。いっさいストレスを感じることなく作業を進めることができる。
6. パッと出してサッと書ける最強ぶり
なにかをメモしなきゃいけないとき、ガラケーやスマホでポチポチと書くのは面倒だ。時間がかかりすぎて老衰で死んでしまうかもしれない。しかし電子ノートであれば起動が早くてサラサラと書けるので、バッグから取り出してすぐに書くことが可能。
メイン画面に用件ごとのページフォルダを表示できるので、見たいページ、書きたいページ、どんなページでもすぐに表示してチェックすることが可能。そういう点は、紙のノートやメモ帳より優れているといえる。
・電子ノートにiPadを求めている人は買わないほうがいい
この電子ノートに対してiPadと同等の機能や性能を求めている人がいるが、電子ノートとiPadはまったくの別物である。似たようなものだと考えて電子ノートを買おうとしているのならば買うべきではない。そもそも勘違いしているのだから。これはあくまで「ノート」なのである。
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: シャープの電子ノートを買ってみた / とりあえず1時間使って感じたこと6つ
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