「現代人は想像力が乏しくなってきている」、最近、よく耳にする言葉ですね。インターネットが普及していなかった昭和の時代、思春期の青少年たちは、エッチなオカズをゲットするのにもひと苦労したそうです。今の時代は、パソコンやケータイで好きなだけ女体を閲覧することが可能ですが、当時の青少年はインターネットどころか、エッチな雑誌すら身近な存在ではありませんでした。
そのため、国語の教科書に載っている文学作品をなんとかエッチな方向に脳内変換できないものかと妄想したりして、想像を膨らませてオカズにしていたりしたとのこと(還暦超え男性談)。
そういった想像力は、人間の感性を豊かなものに育んでくれますが、あまりにも想像力が逞しすぎるのも厄介なものです。といっても、男性のエッチな想像についてとやかく言うつもりはありません。ここでは、女性の逞しすぎる想像力について考えてみましょう。
元々、男性よりも女性のほうが想像力は豊かだと言われています。というのも、原始時代から子育てという役割を担ってきた女性には、赤ちゃんの感情を読み取ろうとする習慣がありました。「この泣き方はオッパイが欲しいのかな?」や「この泣き方はウンチかな?」と、言葉が喋れない赤ん坊相手では、想像を巡らせるしかありません。この本能は、お子さんがいない女性にも備わっていると考えられています。
言葉を話せない赤ん坊に対して、想像力を働かせるのは大いにけっこう。ですが、独身女性が彼氏に対して過大な想像力を働かせるのいかがなものでしょうか? そう、ケータイチェックです。
彼氏が会ってくれない・メールや電話が来ないという状況を、「浮気しているに違いない!」と決めつけ、ケータイを見る! ケータイ以外にも、彼氏のフェイスブックやツイッターをチェックする! そして、そこに女性とのやりとりがあると、「この女が浮気相手か?」と思い込む! 女性とのやりとりが見当たらず、「大学時代のラグビー仲間と飲み会」程度の情報しか得られなかった場合でも、「男子会と言いつつ、女性が来ていたのではないか?」とか「皆で連れ立ってキャバクラへ行ったのではないか?」と想像する! 身に覚えがある人は要注意ですよ。想像力が逞しすぎます。いや、想像力というよりも、もはや被害妄想の域に達しています。
そして黙っていればいいものを、このタイプの女性は、言わずにはいられない傾向が強いようですね。「私には週一しか電話をくれないのに、A子さんには毎日電話しているのね!」、「私からの誘いを断った日に、B男クンと飲みに行っているじゃない!」と泣き叫び、彼氏を困惑させていませんか? 「A子さんは仕事関係の人で、業務の都合上、密なメールのやりとりをしていただけ」、「B男クンには、パイプカット手術の相談にのってほしいと言われたから、キミとの約束よりも優先してしまったんだ」と、彼がいくら弁解しても、すっかり被害妄想モードになっている貴女の耳には届かないのでしょうね。
過大な想像力が働いてしまわないようにするためには、兎にも角にもケータイチェックのクセをやめることです。ケータイを見られたことに腹をたてた彼氏とケンカになるのは火を見るより明らか。ケンカの度合いによっては、別れることもあるでしょう。
彼氏との交際が長続きしているのは、ケータイチェックに興味がない女性が多いように見受けられます。逆にケータイチェック女性は、数ヶ月で別れ、新しい彼氏ともケータイチェックが原因でまた別れ……という不毛な恋愛を繰り返しているようです。
「彼氏のケータイが見たい!」という欲は、「彼氏のアソコが見たい!」や「アソコの裏が見たい!」という欲に変換させましょう。そのほうが彼氏も悦び、交際が長続きするはずですよ。
恋愛コラムニスト:菊池美佳子
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オリジナル記事: 【三十代女子の恋愛奮闘記】彼氏のケータイを見たい欲は、彼氏のアソコを見たい欲に変換すべし
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