真冬にだけ楽しめる釣りといえば「ワカサギ釣り」だ。厚い氷がはった池や湖は人が歩いても割れず、そこに穴をあけて釣り糸を垂らし、湖底に潜んでいるワカサギを釣る。
氷の上で釣りをするというドキドキ感もさることながら、氷に穴をあける行為も妙に楽しい。ワカサギ釣りは、心が躍る「釣りのエンターテインメント」といえよう。今回は、長野県木曽郡に行ってワカサギ釣りをしてみた。
・東京から3時間 / 名古屋から1時間30分
ワカサギ釣りが楽しめる長野県木曽郡は、車で東京から3~4時間、名古屋から1~2時間ほどで行くことができる。ここは春夏秋冬いつでも自然にあふれた大地で、季節が素直な姿を魅せてくれる。いくつかある池や湖は、12~2月ごろになると厚い氷をはり、ワカサギ釣りが可能となる。
・防寒の準備は万全に
とにかく寒いので、厚着は基本中の基本。コートやジャンパーは風を通さないものにし、靴下の布も厚いものがよい。湖面は凍っているものの、表面がとけて液状になっている場所もあるため、長靴は必須だ。釣り具は事前に用意しておきたいが、近隣の町でも買える。エサは釣り具屋で売られているウジを使用する。
・テントがあると最強
地面の部分に布がないテントがあると便利。極寒や吹雪でもテント内で釣りができるし、非常に快適である(火で暖をとると一酸化炭素中毒になる危険があるので注意!)。野外でワカサギ釣りをしつつ、休憩のためにテントを使用してもいいだろう。
・氷に穴を掘る
今回ワカサギ釣りをする池は長野県木曽郡の木祖村にあり、知る人ぞ知る、秘密のワカサギ釣りスポットがいくつかある。氷の厚さは30~35センチほどで、氷を掘削する道具を使って穴をあける。これがないと穴をあけるのは難しい。
・昼間より朝のほうが釣れる
穴を開けたら水中に浮遊している氷の粒を取り除き、釣り針にウジをつけてワカサギ釣りスタート! すぐに釣れるときもあれば、まったく釣れないときもある。今回ワカサギ釣りを案内してくれた松井淳一さんによると「昼間より朝のほうが釣れます」とのこと。とにかく根気よく待つ! 竿の先端が少しでもピクッとしたらすぐにリールをまわすべし。
・外道も釣れるが楽しい!!
今回、編集部からは筆者(私)を含む4人がワカサギ釣りにチャレンジしたが、なぜかワカサギ釣り発チャレンジの女子記者ばかりワカサギが釣れるではないか! ビギナーズラックというものだろうか? ワカサギは湖底スレスレのところを泳いでいるらしいので、そのあたりにエサがいくように糸を垂らすといいらしい。たまに外道のモロコも釣れた。
・釣ったらその場で天ぷらにする
極寒のなか釣ったワカサギを、その場で天ぷらにして食べる! これ以上の贅沢はない。油を固形燃料で熱し、小麦粉のころもをつけてワカサギを揚げる。モロコは泥臭いといわれているが、オトナになってないモロコは香ばしくて美味(少し骨っぽいが)。
・木曽郡は開田高原もある最高の観光スポット
今回はワカサギ釣りの取材して木曽郡に行ったが、いろいろ調べてみると木曽郡には多くの観光スポットがあり、なかでも開田高原は素晴らしい自然あふれる大地。グルメはもちろんのこと、宿泊施設も充実しているので、皆さんも一度行ってみてはいかがだろうか?
Report: Satou / Megu / Nakano.
Produce: Kuzo.
協力: 松井淳一(エイチ アイ エフ)
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オリジナル記事: 池の氷に穴をあけてワカサギ釣りをしてみた / 長野県木曽郡
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