【エッセイ漫画】日々限界集落 230話目「心臓に悪い」

漫画:うどん粉


半世紀にわたり中身は人間の心臓だと思われていたミイラ → 心臓ではなく、人間でもなかった

約50年前から博物館にて保管されていた2つのミイラ。今になって詳細が曖昧なことに研究者が気づき、中身をスキャンしてみたら意外な正体が判明したそうです。ちなみに記録上はミイラ化した心臓ということで、人間のものだと思われていたもよう。

まあ、ミイラにするくらいですから大切なものでしょう。そして大切な心臓となると、人間の心臓だと考えたくもなるもの。でも実際には心臓は入っておらず、中身は人間のものですらありませんでした

・心臓のミイラ

Live Scienceが報じています。意外な中身で研究者たちを驚かせたのは、イスラエルはハイファにある国立海洋博物館にて保管されていたミイラ。約50年前から博物館のコレクションに加えられていたもの。

博物館では、ここ数年にわたってコレクションの保存を最適化する作業を行っていたそうですが、その過程で学芸員がミイラの中身について確かなことは不明だと気づいたのだとか。

博物館でコレクションを担当するロン・ヒレル氏によると「当時は今ほど熱心に記録を残していなかった」らしく、このミイラについて確かなことは少なくとも2000年以上前のミイラということだけ。一応ミイラ化した心臓が入っていると記録されていたため、その線で調査もしてみたものの、何も得られずに終わったもよう。

ヒレル氏によると、そもそも古代エジプト人が人のミイラを作るときには、心臓を体内に残すのが一般的(全てがそうとは限らないが)だそうです。これは古代エジプト神話において、心臓が「死者の審判」の際に重要だから。

ちなみに審判の方法は、マアトという女神の持つダチョウの羽根と、死者の心臓の重さを比べるというスタイル。心臓の重さが羽根以下なら死者は永遠の命を得て、羽根よりも重ければ滅ぼされる決まりです。

・CTスキャンへ

なんにせよこのままでは困るので、ジョージ・ワシントン大学のマーシャ・ジャビット博士の協力を得てCTスキャンにかけたところ、ついに中身が判明。正体は穀物のミイラと、鳥のミイラ。一体心臓のミイラという情報はどこから来たのか……。

穀物のミイラはオシリス神を模した形状をしており、中は泥や砂と穀物を混ぜたものがぎっしり詰まっていたそうです。これはオシリス神をたたえる祭りの時によく作られたミイラと同じものだとか。

そして鳥のミイラはホルス神を模した棺に入れられており、体の一部や臓器が抜き取られたハヤブサと思われるそう。鳥は左足が無いようですが、博士いわく「なぜなのかは誰にもわからない」。より詳しい鳥の状態についてはさらなる研究が必要な段階です。ちなみに、鳥の心臓は体内に残っていたもよう。

エジプトのミイラについては、鳥のミイラだと思われていたものが実は人間の胎児のミイラだった件や、鳥のミイラの中に穀物が大量に詰め込まれていた件など、CTスキャンをして初めて本当の中身が発覚することは過去にもありました。もしかしたら、世の中には中身が思っているものと違っているミイラが割とある……のかもしれないですね。

参照元:LiveScienceナショナルジオグラフィックmediarelationsYouTube
執筆:江川資具
Photo:The Metropolitan Museum of Art



【閲覧注意】サメの心臓を “生” で食べてみた結果……

世にも恐ろしいサメ。人が殺傷される事件は数多く起きており、海水浴場にサメが現れると遊泳禁止になったりもする。それだけに名前とイメージはめちゃくちゃ有名だが、実物にお目にかかる機会が少ないのもまたサメだ

海で泳いでる姿なんてもちろん見られないし、サメ肉がスーパーに並んでいることもあまりない。言わばサメとは謎。恐怖と共に好奇心もそそられる。そんなサメの心臓が売っていた。……って、サメの心臓って食べられんの!? 鮮魚店に普通に並んでるんですが……!!

・御徒町「吉池」

そんな光景を目撃したのは2020年7月1日の朝。御徒町駅前にある鮮魚店「吉池」でのこと。先日、この店でタコの卵を購入したわけだが、今度はサメの心臓が入荷……! 東京の街中なのにマジで意味不明な品揃えだ。さすがは「プロも通う専門店」と名乗るだけのことはある。

100g580円で「さめ」とだけ書かれて並んでいる切り身にすらなっていない心臓。その素っ気なさに逆にガチ感をビンビン感じる。店員さんに聞いてみたところ、血抜きが必要だがこれまた生でイケるらしい。血抜きの方法は後述するとして、さっそく購入してみた。

・この先閲覧注意

価格は1595円だったため、私が購入したサメの心臓は約275gと思われる。まずは、そのまま皿に置いてみたのだが、邪教の儀式みたいになってしまったため、ここから先は閲覧注意とさせていただきたい。心の準備ができた方から、ジョーズのテーマでも聞きながらスクロールしてくれ。

ダーダン……

ダーダン……

ダーダンダーダンダーダンダーダン……

パーラパーラパーラパーラパ・パ・パ・パ・パ・パ・パッ

オーマイガーッ!!

さすがにサメなので、まごうことなき心臓だ。皿についた血も新鮮さをアピールしている。あとは六芒星さえあれば、絶好のサバト日和と言えるだろう

だが、これを食べるのは悪魔ではなく人間。なんと、今からコイツをほぼそのまま食べようとしている男がいるという。バカな! 一体誰がそんなことを!? 恐るべきことに私である

・血抜き

というわけで、血抜きした後刺身でいただきたい。吉池の店員さんによると、血抜きは通っている太い管を切るイメージで心臓を真っ二つにして、水で洗いながらギュッと2~3回揉めばOKとのこと。もし、切らない場合は管から水を入れて揉む方法もあるというが、初心者なので切って血抜きすることにした。

2つに切って揉むと真っ赤に染まる水。これで「Happy birthday to you」を鼻歌で歌っていたら、完全に手を洗う殺し屋である。

・食べてみた

さて置き血抜きが済んで、ひと口サイズに切ってみると心臓オーラが大分ソフトになった。ようやく臓器ではなく食べ物に見えてきたぞ。

赤い肉のきらめきがレバ刺しみたいである。そこで、おろしニンニク+ゴマ油+塩でタレを作ってみた。レバ刺しと言えばこれだろう。食べてみたところ衝撃が私を襲った

こ、これは……!

めちゃんこウマイ!!

表面がコリッとしつつも柔らかく歯切れの良い肉の食感はまさにレバ刺し。まろやかな旨みをタレの塩味が引き締める味は、非常に酒に合いそうだ

・食感の冒険

さらに、管部分はよりコリコリしていたり、鶏皮のような食感の部位があったりと、心臓1個の中に様々な食感が詰まっているではないか。それはさながら食感の大冒険。ここはどんな食感なんだろう? 食べれば食べるほどにワクワクする。

結局、275gを一食で食べきってしまったが全然飽きなかった。レバ刺しが好きな人は確実に好きな味である。サメの心臓ウメェェェエエエ!

何かと不穏な空気が流れていた今回。しかし、気分はジョーズというか、インディ・ジョーンズである。謎と好奇心から始まり、サバトや殺し屋を経てお宝のような味に出会えたのだから。

どこまでも広がる大海を泳ぐように、サメの心臓には冒険が詰まっていた。もはや私の心に恐怖はない。サメにありがとう。そして、ご馳走様でした。

・今回紹介した店舗の情報

店名 吉池
住所 東京都台東区上野3丁目27−12
営業時間 鮮魚コーナー 9:30~20:30
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



心臓が体外に露出した状態で生まれた赤ちゃんの強い生命力に世界が感銘を受ける

心臓が体外に露出した状態で生まれた赤ちゃんの強い生命力に世界が感銘を受ける

現在、生後わずか3カ月の赤ちゃんが世界中に勇気と希望を与えている。彼女は、心臓が体外に露出したままの状態で誕生した。生存することさえ難しいとされるなか、生まれたての小さな赤ん坊がみせる強い生命力に世界中の人々が感動し話題になっているのだ。

2012年10月に誕生したオードリナ・カルデナスちゃんは、心臓が本来あるべき位置に納まらず体外に露出した状態で生まれた。彼女は、「心臓脱」あるいは「心臓逸脱症」などと呼ばれる先天性異常を患っていたのだ。

このニュースを伝えた英メディア「Mail Online」によると、心臓脱は800万人に1人の確率で起こるという。さらに、そのうち10人に9人は死産、もしくは生後3日以内に死亡するとみられているため、非常に稀であり、かつ生存率の低い症状とのこと。

このような困難な状況にも関わらず、オードリナちゃんは誕生直後に手術を受け、病院での数週間に及ぶ治療生活の後、退院までこぎつけた。術後の経過も順調とのことで、生まれてから3カ月以上が経過して初めて我が家で生活できる日を迎えたのである。

小さなオードリナちゃんがみせた力強い生命力に、多くのネットユーザーたちが感銘を受けているようだ。「ただただ素晴らしい! 奇跡だよ」「彼女がすぐに回復して、いつまでも健康に暮らせることを願う」「神の御加護がありますように」など、オードリナちゃんを応援するコメントが多く寄せられている。

現在は、心臓を守るためのプロテクターをつけたまま生活しなければならず、今後もさらなる手術を受ける必要があるという。また、心臓の状態を見守っていくために、一生、医師による定期健診を受け続けなければならないとのこと。

それでも、妊娠16週目で初めて我が子の危険な状態を知らされたときから眠れぬ日々が続いていたという母アシュリーさんにとっては、やっと一安心できるときが訪れたようだ。今後も、その強い生命力でオードリナちゃんが順調に回復し、元気に生活できる日々が続くことを願う。

参照元:Mail Online(英文)、YouTube ChrysMovies01


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オリジナル記事: 心臓が体外に露出した状態で生まれた赤ちゃんの強い生命力に世界が感銘を受ける
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