時代によって、その時それぞれの慣習というものがある。なかには、「なぜこんなことを行っていたの?」と疑問に思うものも多々ある。そんな時代性の違いを痛感させる過去のある慣習が、いま再び注目を集めている。
そのある慣習とは、死人写真である。これは19世紀後半のヨーロッパで行われていた写真スタイルで、息絶えた人を生きているように見せるため、死者の目をパッチリ開いたままにしたり、出来上がった写真に色をつけたりしていたらしい。
それでは、どんな時にこのような写真を撮っていたのだろうか? 実はこの時代の乳児死亡率は高く、早くにして亡くなったわが子と、最後の思い出に写真を撮る家族が多かったようなのだ。
そう考えると、これらの写真は今にも通じる「親から子へ向けられた愛」がたくさん詰まったものなのかもしれない。みなさんはこれらの写真を見て、いったい何を感じるだろうか?
(文=田代大一朗)
参照元:Daily Mail(英文)
▼昔のヨーロッパで撮影された死人写真はこちら:http://wp.me/p25BsW-1dPZ
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