ケニアの田舎町にいたオシャレすぎるマスク美女 / マサイ通信:第414回

スパ! つい先日、キマナの町に行ったんだ。知人のクルマの助手席に乗っけてもらって。とびきりのオシャレして、お気に入りのマスクして。腕には赤いG-SHOCK。スマホのカバーはスカイブルー。比較的ビシギメ(ビシッとキメて)な感じで行ったんだ。

日本のゴーから「キマナに行ったら、いろんな写真を撮っておくこと」との宿題が出ていたから、スマホを構えて窓の外を眺めていたら、思わず「マビィ〜(マブイ)」と声に出しちゃうくらいのマスク美女が、1メートルほどのディスタンスに立っていたんだ。もちろんオレは激写した。

黄色いスカーフに、赤のアクセント。そして口もとには空色のマスク。首にはマサイのアクセサリーで、明るい青緑のトップスに対し、下はオレンジでまとめてくるとか……あまりにも色使いが上級者! それにしても、まとまっている。

ちなみにこの日のオレは、蛍光チックな黄緑のマスク。他にも、「白 / 青」とか、水色とか、いくつか違う色のマスクを持っている。こうなりゃマスクも効果的に使いこなさないと。オシャレなマサイ族は、マスクの色さえ気を使う。マブくありたい、誰よりも。オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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【動画あり】牛がケンカしてたよ / マサイ通信:第413回

スパ! ルカだ。ライオンに1勝もしたことがあるマサイ族の戦士・ルカだ。ところでみんな、元気か? 疲れてないか? 知らず知らずのうちにイライラしてたりしてないか? 心、ギスギスしてないか?

人と人とが何だとか。人に対して何だとか。そういうニュースばっかり見てっと、心が病むから注意しなって日本のゴー(羽鳥)が言ってたよ。ということで今回は、牛と牛との戦いをニュースにしたいと思います。

いつもはモーモーと穏やかな牛だけど、たま〜に彼らは戦うんだ。村から出して、近所を散歩させるだろ。その間、オスとオスが戦い始めたりするんだよ。そしたらオレたちは、見守るよ。「おーおー始まったァ」ってな。

どっちが勝つかな〜って見ているよ。負けた方は逃げていくから、すぐに勝敗はわかるんだよ。人と人とのニュースもいいけど、たまには牛と牛とのニュースも見てくれよな。ホッコリすっから。それが今、大事なんだよって日本のゴーが言ってたよ。では、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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【クイズ】マサイ族は祝福のために●●を贈る風習がある / マサイ通信:第412回

スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。ところで先日、とても素敵な式典があった。どんな式典かというと、結婚式とかではなく……そうだな、日本語にするなら「花嫁の里帰りセレモニー」かなぁ。「結婚した女性が両親や家族のために、ひさびさに故郷へ一時帰宅する」ってお祝いなんだ。

この時、女性は、おじいちゃんやおばあちゃん、またはご両親、はたまた兄弟などに、とあるプレゼントを用意する。さて、それは何でしょう〜? というのが今回のクイズだ。さあ考えて!

チッチッチ……

チッチッチ……

チッチッチ……

はい、ブー! そこまで!

答えは……

毛布(ブランケット / マサイシュカ)でした〜♪

マサイの文化では、誰かに毛布をあげると、その人が幸福になると言われているんだ。あったかいし、ハッピーになるしで、最高のプレゼントだよな! ちなみに今こっち(アンボセリ)、けっこう寒いよ。日本より寒い。最高気温24度の最低気温14度とかだから。では、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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これがケニアで売ってる新品で約980円の携帯電話だ! マサイ通信:第411回

スパ! ルカだ。やっと放牧の旅から村に帰ってきたマサイ族の戦士・ルカだ。ところでこのまえ「マサイ族における携帯電話率&スマホ率」について記事にしたけど、その中で「オレの奥さんも持っている。1000円くらいの携帯電話をな」と書いたよな。

つーことで今回は、オレの奥さんの携帯電話について軽く紹介しよっかな〜と思ってる。オ〜イ、おまえ〜、ちょっと携帯、持ってきてくれ〜。

オレの奥さんが持っているのは、TECNOってメーカーの携帯電話だ。TECNOといえば、マサイ族YouTuberソンキタのスマホも同じだったな。中国のメーカー(ブランド)で、とにかく安いのが特徴。

たとえば奥さんの携帯電話は、たしかピッタシ1000ケニアシリング(約980円)で購入した。キマナの町の携帯屋さんで、約2年前に購入だ。見てもらえればわかる通り、スマホではなく携帯電話。メッセージも送れるけれど、通話がメインの携帯電話だ。

・用途は?

んで、奥さんがどのように携帯電話を使ってるのかというと、ズバリ! オレとの会話だけ、だ。

例えば、奥さんがいない時に、オレがどこかに行く。キマナとかに行く。そしたら奥さんに「キマナ行ってきます」とか電話する。奥さんがどこかに行く時も同じ。オレに「どこどこに行きます」と電話する。逆に「今から帰ります」とか電話する時もある。そんだけの用途だな。

ちなみに、よく「携帯代はいくらくらいなのか?」って質問が来るけれど、ほぼ通話オンリーの奥さんの場合は、毎月300ケニアシリング(約294円)くらいのチャージで済んでいるかな。オレの携帯代は……それはまた、今度話すよ。では、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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マサイナンバーワンイケメンが「マサイ族YouTuber」になっていたのでインタビューしてみた! マサイ通信:第410回

スパ! ルカ……ではなく、ゴーだ。日本人のゴー(羽鳥)だ。マサイ族の戦士ルカは今もなお放牧中。携帯の電波もままならないエリアにいるみたいで連絡も途切れがちなため、今回は特別編をお届けするぞ〜!!

主役は「マサイナンバーワンイケメン」として名高いソンキタ君。ルカの村に住む美男子で、実はなにげにミュージシャンでもある彼だけど、なんと今チャレンジしているのはユーチューバー! もしかして史上初のマサイ族YouTuber!? いろいろ話を聞いてみた!

──まずは自己紹介からしてみようか。

ソンキタ「名前はソンキタ(Sontika Sitaya)25歳です! YouTubeのチャンネル名は『SONTIKA SITAYA』で、今現在(2020年9月1日)、チャンネル登録者数は32人です!

──そうか。32人とは、まだできたばっかりだね。ところで君は戦士なのかい? ライオンと戦ったことはあるのかい?

ソンキタ「はい! 自分は戦士です。ですが、ライオンと戦ったことはありません。学生時代が長かったもので……」

──そうか。戦士にもいろいろあるんだな! ルカは対ライオン1勝の戦士だけど、彼のことは意識はしているのかい?

ソンキタ「意識というか……彼は我々の村の仲間です。そして、マサイ通信という活動をしていることも知っています。だからこそ、自分はあなた(羽鳥)に声をかけたのです。自分、YouTube、やってます……と!」

──そうか! そうだった。今回は戦士というよりYouTuberとしてのことを聞こうと思っていたんだった。なぜ、YouTubeを?

ソンキタ「自分がYouTubeを始めた理由は、野生動物の心と、自分たち(マサイ族)の文化を世界に伝えたかったからです。もちろん、YouTubeで収益をあげて生活ができたら最高だとも思っています!」

──立派だ。そして、正直でよろしい! 収益化したいんだな! まずは、あと968人のチャンネル登録者が必要だ。がんばろう!

ソンキタ「ハイッ! がんばります!! なので、この記事を見ている日本の読者の皆さん、ぜひとも『SONTIKA SITAYA』のチャンネル登録をお願いします! 自分、YouTubeで戦いたいんす!」

──いいぞ! ちなみに武器はなんだ? iPhoneか? どんなカメラで撮影してるんだ?

ソンキタ「自分が使っているのは、恥ずかしながら、TECNOってメーカーのスマホです。iPhoneとかに比べると、ものすごく低品質です。でも、これしか持っていないので、これで動画も撮っています」

──そうか! まぁ、でも、YouTubeで金を稼ごうと思ったってのが素晴らしいんだよ。それこそ未来を見据えるマサイ族だ。そういえば、もしかして、世界初のマサイ族YouTuberだったりするのかい?

ソンキタ「正直、『世界初』なのかどうかはわからないです。マサイ族は、それこそ『シティマサイ』と呼ばれるトレンディなマサイ族がナイロビにもいますし、隣国タンザニアにもマサイ族はいますので」

──そうか! やっぱり君はマジメだな!! そういうマジメなところも、オレはけっこう気に入ってるぞ。最後に、何か言ってやれ!

ソンキタ「でも、これだけは言えます。ケニアにおけるマサイ族の本場・アンボセリのエリアにおける初のマサイ族YouTuberは自分です。ある意味ルカはライターとして自立しています。自分も、YouTuberとして自立したいです。チャンネル登録ならびに、高評価の方、よろしくお願いします! では、オレセリ!!」

Report:ゴー羽鳥
協力:ソンキタ(マサイ族)
Photo:RocketNews24.

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【マサイ式キャンプ】「放牧用テントの中」を含むマサイの放牧写真集 / マサイ通信:第409回

スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。ところで、ど〜も日本では「キャンプ」が流行っているみたいだな。ゴー(羽鳥)もテントを買ったりしてたけども……ということで!

今回は、前回紹介したマサイ式のキャンプにおける「テント」の内部などを写真付きで紹介しようと思っている。日本でも応用できるテクニックもあると思うんで、ぜひとも参考にしてくれよな!!

テントの作り方はいたって簡単。木の枝でドーム状に骨組みを作って……

その上からブルーシート的なモノで覆うだけだ。中はけっこう広くて、火を使うための「かまど」もあるぞ。これでお湯を沸かしたりできるわけだ。

ちなみに、放牧時のメインとなる飲み物は……

しぼりたてのミルク」だ。おいしいんだコレが! そのほか、放牧中に見える景色を写真に撮ったんで見てくれよな。今回も、1枚1枚、ちゃーんとゴーが「色補正」とかしてくれたみたい。とてもキレイに仕上がってるよ。ではオレセリ〜!!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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いまオレ放牧中 / マサイ通信:第408回

スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。実は今な、オレ、家畜のウシさんとかと一緒に放牧中でな。電波のないエリアにも行ったりするんで、なかなか連絡が途切れがちなんだけど、これもまた仕事なのだ。

せっかくなんで、マサイ族の放牧について教えておこうか。あくまでオレらのやり方だけども、まず人間は6人体勢で臨む。それに対して牛は、た〜くさん! それこそ100以上だ。あとは羊がちょいちょいいるかな。そんな大集団で、だいたい1週間過ごすんだ。

なんのために放牧するのかというと、牛や羊、すなわち家畜の食べ物のため。動物たちは草木を食べ、水を飲み……あとは運動も兼ねている。草木&水、草木&水……と、食べ物がある場所を転々と移動していく

より具体的なタイムスケジュールは、だいたい朝7時に出発して、そのままず〜っと一緒に歩いて、休んで、歩いて、休んで、歩いて……夕方17:30ごろに1日ぶんの放牧終了。なので1日10時間勤務だな。

ちなみに、ベースキャンプ的な家……というかテントもある。このテントを拠点として、だいたい1週間の放牧生活が続くんだ。その間のオレらの食事は、ミルクとウガリ。このあたりのことは、今度あらためて解説するよ。家に帰るのは来週かな。では、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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マサイ族がiPhoneで撮影したマサイ族の超日常写真集パート3(画像補正版) / マサイ通信:第407回

スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。ところで、ちょっと前、「マサイ族がiPhoneで撮影したマサイ族の超日常写真集パート2」ってのを公開したよな。今回はそのパート3だ。

というか、その昔「マサイ族がスマホで撮影したマサイ族の超日常写真集シリーズ」ってのがあってな。シリーズ23まで続いた長寿企画だったけど、その「iPhone 8 Plus」版が「マサイ族がiPhoneで撮影したマサイ族の超日常写真集シリーズ」ってわけだ。

まぁ〜、特にこれといった目玉の写真は無いけれど、今回、ちょっとな、「そのまんまの写真」ではなく、日本のゴー(羽鳥)が明るさとかコントラストとか補正した写真にしてみる……っていう新たな手法を試してみた。

オレの撮った写真が、より美しくなっていると思うんだけど……どうかな? 「元の写真の方が良かった!」とか「こっち(補正済み)のほうがイイ!」とか、そんな意見をリクエストボックスに送ってくれたら嬉しいな。では、賛否お待ちしております。オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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2020年におけるマサイ族の「携帯電話率」と「スマホ率」をマサイのIT戦士に聞いてみた / マサイ通信:第406回

スパ! ルカだ。ライオンに1勝したことのあるマサイ族の戦士・ルカだ。それと同時に、iPhoneとAndroidのスマホを使いこなすIT戦士でもあるのが、このオレ、ルカ・サンテだ。さて……。

よく、「今どきのマサイ族は全員スマホを持っている」とか知ったかする人がいるけれど、それ、大ウソだからな。そういう根拠のないウソを、さも本当の話のように流布する人を俺は絶対に許さない。

では、実際のところ、どうなのか? 昔に比べたら、はるかに携帯電話率は高まっている。でも、「全員」じゃない。はたしてその率はどのくらいなのか? オレの村における「携帯電話率」と「スマホ率」を割り出してみたぞ!

まず、オレの村の住民は、だいたい合計100人だ。そのうち、子供が60人で、大人が40人てな感じ。この際、子供たちはノーカンとするね。んで、その大人40人の中で、携帯電話を持っているのは……

20人!

つまり、大人の約半数(50%)が携帯電話を持っている。オレの奥さんも持っている。1000円くらいの携帯電話をな。それについては、また今度。んで、その20人のうち、スマホを持っているのは……

4人だ。

オレを含めて4人。オレの村にいる大人40人のうち、スマホを持っているのは4人なので、スマホ率は約1割(10%)となる。あくまでもオレの村におけるケースなので、すべてのマサイ族がこうだとは言わないが、だいたいこんな感じなんじゃないかな〜。なのでこれからは、「今どきのマサイ族の約1割はスマホを持っている」と言うようにしよう。情報は正しくな。では、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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マサイ族の戦士が教える「良い牛」の見分け方とケニアにおける牛相場 / マサイ通信:第405回

スパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。最近ね、マスクして、キマナの牛マーケットに行ってきたのよ。もちろん買いはしなかったよ。見に行っただけ。良い牛さんはいるかな〜って、見に行ってきたんだ。

そこで「この子は良いなぁ〜」と思った牛さんをiPhoneでパチリ。あとあと見返して、ため息まじりに「良いなぁ〜」ってつぶやくのさ。クルマ好きな人が、かっこいいクルマの写真を撮って、何度も見返すようにね。

ちなみに、この牛さんの価格は4万ケニアシリング(約3万9206円)だった。ま〜、そんなもんでしょ〜。なにせ良い牛さんだからね。あっ、それならついでに、良い牛の見分け方を教えておこうかね。

まずは色。オレは絶対に「健康的な茶色」を選ぶ。健康的かどうかが最重要だな。あとは、背の高い(大きな)牛が良い。脚の長い牛というか。

他にも見るべきポイントはいくつかある。力強い顔立ち。そして、美しい瞳角は小さい方が良い。対して、尻尾は長い方が良い。それらすべてを兼ね備えているのが、今回撮影した茶色い牛だ。4万ならお買い得かなと思う。

なお、牛の値段はピンキリだ。安ければ3万ks(約2万9408円)で手に入る。逆に高いのは10万ks(約9万8027円)くらいかな。どんなのが高いのかというと、上記の条件を満たしているうえに、デカい牛だ。もしもケニアで牛を買う時があったら参考にしてくれたまえ。では、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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