【カプセルトイ】 日本の謎文化「謝罪会見」!! まじめな顔で動物たちが謝っている罪状とは…
15万円の犬を売るためにカフェの前で買い手を待ち続けるマサイ族に話を聞いてみた / カンバ通信:第36回
ジャンボ〜! チャオスです。日本にもいるのかな? 15万円の犬を売るためにカフェの前で買い手を待ち続けるマサイ族が。いねえか。まぁ、ケニアの首都ナイロビにはいるんだ。都会で犬を売るマサイ族がね。
実は前から気になっていた。「なぜ?」って思ってた。だって、意味がよくわからないもん。でもね、今回、カンバ通信やってるってこともあって、勇気を出して声をかけてみたんだ。そしたらいろいろ教えてくれたんだよ。
彼の名前はオルケパス(olkepas)。正真正銘のマサイ族だ。でも、住んでいる場所は土ぼこり舞うサバンナではなく、アフリカ有数の大都会。どこから来たのかは、わからない。
もしも彼に会いたければ、ナイロビの「シャンバカフェ(Shamba Cafe & Shop)」に行けばいい。ロアショ通り(Loresho Ridge)沿いにあるオシャレな店だ。ここの敷地内に彼はいる。白くて立派な犬を連れた、マサイ族の彼がいる。
いったい君は何をしているの? と問うてみると、「見ての通り、犬を売っている」と。それはまぁ、わかる。「価格は15万ケニアシリング(約14万6000円)だよ」と。高えな、と。さすがハイソなシャンバカフェで商売しようとするだけはある、と。
でも一体……誰が買うの?
彼は答えた。「欧米人さ。これまでにも何匹か売ったことはある」と。欧米か! って。それはさておき、すごい生き方。一攫千金というか、マグロ一本釣り的な生き方というか。1発で15万稼ぐとか、ギャンブラーだなって。そしたら彼、こう言ったよ。
「オレ、サラリーマンす」みたいなね。
どういうことかと聞いてみると、雇い主がいるんだって。彼のボスはアメリカ人。彼に言われて、この店で犬を買う人を待ち続けていると。もしも犬が売れたとしても、彼が大儲けするわけではない。儲かるのはボスであり、これがボスの商売なんだと。
その代わり、彼は安定した月給をもらっているからニッコリ。ボスのアメリカ人は、マサイ族の彼を助けられるからニッコリだし、もしも犬が売れたら なおニッコリ。犬はカワイイからカフェに来たお客さんもニッコリだし、犬を買ったお金持ちもニッコリだし、お金持ちに買われる犬もニッコリ。
カフェが彼のことをどう思っているのかはわからんけども、受け入れているみたいだし、おそらく公認。となると、誰も損してないっていう。ニッコリの永久機関みたいな。そんなことになってるって、ナイロビに長く住んでいるオレですら初めて知った事実でね。まあそんな小話でございました。おあとがよろしいようで。クワヘリ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 Shamba Cafe & Shop
住所 Loresho Ridge, Nairobi, Kenya
営業時間 09:00~19:00
定休日 月曜日
Report:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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ネコとか犬ってどうして飼い主が家に帰ってくるのが分かるんだろう。飼い主が帰ってくる数分前に玄関でスタンバってる所をたびたび目撃したんだけど、猫や犬にしか聞こえない音でも出てるのかな。
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