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パティシエが作る「ケーキのようなかき氷」を出すお店で、ショートケーキのかき氷を食べてみた / 東京・新宿『フローチェ』
夏が来ると毎年思う。かき氷は何に分類されるのか? 氷菓であることはたしかだ。しかし「スイーツ」でも「和菓子」でもない。一体なんだ? そんななか新しいかき氷パーラーが期間限定でオープンした。『フローチェ』はパティシエが作るケーキみたいなかき氷のお店だ。商品名にはショートケーキやティラミスと名前がついているので、少なくともここのかき氷、スイーツと見て間違いないだろう。はたして本当にケーキみたいなんだろうか?
・ショートケーキのようなかき氷
今回注文したのは「ショートケーキ」(税別980円)。実物を見てみると、クリームの上にイチゴが乗っている様子は、ショートケーキの雰囲気が出ている。
形よく盛られた氷の上には、ホイップクリームがたっぷり。氷の下には鮮やかな色の果肉入りイチゴシロップ(ソース)が隠れている。一口食べると、「夏が来たな」という気持ちになった。今年は新型コロナウイルスの影響で、季節を感じづらくなっているけど、かき氷を食うと夏だよね。熱烈なかき氷ファンの人は1年中食べているかもしれないけど、やっぱりかき氷の似合う季節は夏だよ。
イチゴの氷の醍醐味はやっぱりシロップでしょ。それもあとからかける “追いシロップ” 。これを真っ白なクリームの上から静かに垂らすと、赤と白のコントラストが美しい! ずっと見ていられる。氷が溶けるのが悲しいから、このまま時を止めてくれと神様にお願いしたいくらいだ。まさに見惚れる景色である。
シロップ(氷の中) + 氷 +ホイップクリーム + シロップ(氷の外)。シロップで氷とクリームをサンドした状態だ。この贅沢なひと匙(さじ)、口のなかには冷たさを甘さが折り重なるようにして押し寄せてくる。食べ終わるまでそれが繰りかえされる幸せよ! 暑ければ暑いほど、ジメジメしているほどに、この幸せが引き立つというものだ。湿気と暑さがもたらす唯一の良い点といっても良い。
悲しいのは、いずれ食べ終わってしまうことだ。それも結構短時間で。幸せは長くは続かない、ああ悲しい……。
・ほかにもあるぞ
お店は、JR新宿駅に併設する商業施設ルミネエスト新宿の8階。2019年12月にオープンしたフードホール「PARK BAZAAR」の一角に、2020年6月23日~8月31日までの期間限定で出店している。
メニューはショートケーキのほかに、ティラミス(税別830円)とジャポネ(税別880円)の3種類。
正直な感想としては、ケーキのようではあるけど、ケーキではない。でもいい、美味いから! かき氷好きはもちろん、スイーツ好きは要チェック! かき氷を食べて夏を感じようぜ!
・今回紹介した店舗の情報
店名 フローチェ
住所 東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿 8階
営業時間 11:00~21:00(時短営業中)
定休日 不定休(施設に準ずる)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24