【ブチギレ】かつやの新商品『牛生姜焼きカレー』を取り巻く状況に感じた激しい怒りについて

俺たちの「かつや」が新商品を発売する──。“かつや者” にとってそれは祭りに他ならない。もはや「かつや」フェスである。なのに……まさかこんなにも激しい怒りを感じることになるとは自分でも思わなかった。私(あひるねこ)、ブチギレています。

本日2020年9月11日より期間限定で販売が始まった『牛生姜焼きカレー(税抜590円)』は、「かつや」史上初となるカツなしの商品だそうだ。「かつや」自ら “あえてカツなし” と大々的に宣伝し、多くのメディアがそれに乗っかる形で「カツなし!」「あえてカツなし!」と騒ぎ立てている。

しかし、私はこの状況については断固NOの姿勢を貫きたいと思う。あのなぁ……ふざけてんじゃねーよ。お前ら、牛生姜焼きさんの気持ち考えたことあんのかよ?

・かつやの新商品

毎度毎度、珍妙なのにしっかりウマい新商品を発表して我々を楽しませてくれる「かつや」。今回は定番メニューのカレーを “あえてカツなし” にすることで、「かつや」らしいエッジの効いた一品に仕上げることに成功している。さすがのコンセプトだ。

しかし私はこう思う。みんな、“あえてカツなし” の方に目を奪われすぎていやしないか? もう一度よく見ろ。『牛生姜焼きカレー』だぞ? 生姜焼きとカレーの組み合わせってだけでもけっこうパンチ効いてんのに、その生姜焼きは牛だぞ? 牛なんだぞ? もっとそこに触れてやれよ!

・不遇

生姜焼きと言ったら一般的には豚である。ネットで検索すると牛を使うこともあるにはあるようだが、かなり珍しいケースと言えるだろう。

にもかかわらず、メディアを含む世間の牛に対する圧倒的なまでの塩反応。みんな “あえてカツなし” ばっか。せっかくハロウィンで気合いを入れて仮装してきたのに、誰にも何も言われないので一人で帰った牛さんの気持ちを考えろと言いたい。お前らの血は何色だ?

・初体験

私自身、牛の生姜焼きは初めてなので、まずはカレーにつけず生姜焼き単体で食べてみることにした。すると……うお! 味付けはいつもの生姜焼きだけど、肉がとても甘く感じられるぞ。これはきっと牛の脂の旨みによるものだろう。生姜醤油によって、肉の味が豚以上に鮮烈に口の中に広がる。牛生姜焼き、ウマいじゃないか……!

正直これならカレーに頼らずとも、牛生姜焼きの力のみで新メニューとして戦えたんじゃないかと思うし、カレーと一緒に食べても味で負けることは決してなかったのだが、どうしてもカレーのバーター出演みたいな感じになってしまっているのが気の毒と言えば気の毒である。しかし、生姜焼きの受難はまだ続く。

散々 “あえてカツなし” と謳っておきながら、なんと「かつや」は『チキンカツのせ牛生姜焼きカレー(税抜690円)』なる別バージョンの商品もしっかり用意していたのだ。ええええええええ!? いや、もはやチキンカツが主役みたいになってるじゃねーか! “やっぱりカツあり” じゃないよ!! 牛生姜焼きの心もてあそぶやん!

・もっと牛を見ろ

発表前はきっと「今回は僕が主役だ……」とドキドキしていただろう牛生姜焼き。その気持ちを考えるたび、私は今回の『牛生姜焼きカレー』を取り巻く状況に深い怒りを感じずにはいられない。カツなし? カツあり? やかましいわ。みんな、牛生姜焼きさんの心ともっと向き合え。単体でもウマいんだぞ……!

参考リンク:かつや
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【困惑】かつやの新商品『鶏ちゃん焼き』を注文してみたらデフォルトでバグみたいな仕様になっていて笑った

お盆明けの本日2020年8月17日、俺たちの心のとんかつチェーン「かつや」が恒例の新メニューを期間限定で発売した。中にはこの休みで仕事のやり方をすべて忘却してしまった人もいるかもしれないが、とりあえず今日のところは忘却したままこの新商品を食らうがヨロシ。そう、嘆くのは明日だ。

今回新たに登場したのは、岐阜県の郷土料理「鶏ちゃん焼き」。「鶏ちゃん」と書いて「けいちゃん」と読む。この料理をもし「かつや」で食べたらどうなるのか? というのが基本コンセプトらしいのだが……実際に注文してみたところ、デフォルトでバグみたいな仕様になっていたためぜひお伝えしたい。

・かつや新商品

「かつや」のご当地メニューアレンジ企画第2弾となる本作。「鶏ちゃん焼き」初体験なのでオリジナルをそもそも知らないのだが、俺たちの「かつや」のことだ。きっと間違いないものを出してくれるに違いない。

価格は丼だと590円、定食だと690円、単品だと490円(すべて税抜)になっており、もちろんテイクアウトにも対応しているとのこと。しばし待つと、いよいよ私(あひるねこ)が注文した丼がテーブルへと運ばれる。

・さっそく異変

ほう! なんともボリューミーなルックスだ。タレとよく絡んだ鶏から揚げがゴロゴロ入っているではないか。なるほど、これが「鶏ちゃん焼き」なんだな!

ん?

え?

いや……

なんかいるんだが。

・珍入者

「鶏ちゃん焼き」の奥にひっそりと佇む怪しく茶色い影……そう、まさかのチキンカツである。「鶏ちゃん焼き」の裏でチキンカツである。鶏の裏番組が鶏! 鶏の二乗! 誰も鶏から逃・げ・ら・れ・な・い!!

まあ商品名に『鶏ちゃん焼きチキンカツ』とハッキリ書いてあるので何も間違ってはいないのだが、よくよく考えると極めて意味不明な組み合わせだ。「鶏ちゃん焼き」を頼んだらデフォでチキンカツが付いてくるとか、もはやバグではないか。これには岐阜県民もビックリ不可避。

・味は最高

そんな安定の「かつや」節に逆に安心しつつ、気を取り直して初めての「鶏ちゃん焼き」を頬張ると、驚くことにこれが激ウマ! 特に味噌・醤油・にんにくが効いた濃厚ダレがちょうどいい具合にパンチが効いており、鶏肉とベストマッチでハチャメチャに美味である。ご飯も果てしなく進むぞ! ウマウマぁぁぁぁぁあああ!!

その一方で、「鶏ちゃん焼き」と1ミリたりとも絡もうとしないチキンカツの孤高ぶりには改めて笑いを禁じ得ない。合い盛りであるにもかかわらず、たまたまそこに居合わせただけというか、お互いがお互いにあまりにも無関心なのだ。まるで現代社会のような丼である。

・クールすぎる関係性

そもそも鶏から揚げとキャベツを焼いた「鶏ちゃん焼き」の隣に、千切りキャベツを大量に引き連れて来ている時点でまともな神経の持ち主ではないだろう。サクサク衣をソースでいただけるのは純粋に嬉しいが、「鶏ちゃん焼き」とチキンカツはそれぞれ別の人生を生きていることを、我々食べ得る側も十分理解する必要があるのではないか。

圧倒的なウマさを秘めながら、足並みを揃えることを知らない2羽の鶏たち。彼らの間にぬるいケミストリーなどは存在しない。合い盛りにされてなお “個” の強さを主張し合う超実力主義。それが「かつや」の新商品『鶏ちゃん焼きチキンカツ』なのだ。何を言っているのか分からないと思うし、自分でもよく分からないが、それでも食え──。現場からは以上である。

参考リンク:かつや
Report:かつや者・あひるねこ
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【逆にありがとう】俺たちの「かつや」、超お得な『お客様感謝祭』を開催へ! 人気メニュー4品が150円引きに / 今年もっとも優しいニュースか

最強&最狂とんかつチェーン「かつや」から来週始まる新キャンペーンについての詳細が届いたぞ。おう、今度はサンダルでも揚げんのか? 上等だ、やってやんよ……!

しかし、そんなエクストリームな予想とは裏腹に、実際のキャンペーン内容は実に平和なものだった。なんでも日頃の感謝の気持ちを込めて、6日間限定の『お客様感謝祭』を開催するというのだ。バッキャロウ! 感謝するのは、こっちの方だってんだよ……!! 逆にありがとう。

・「かつや」が感謝祭

2020年8月11日から8月16日まで開催される「かつや」の『お客様感謝祭』。対象は一部店舗を除く国内の「かつや」全店で、期間中は人気の定番メニュー4品が、通常価格のなんと150円引きで販売される。

・お得なセール

「かつや」と言えば、脱出不能の強制無限プレゼントことエンドレス100円割引券が有名だが、今回はそれを上回る150円値引き。否が応でも胸が高鳴るというものだ。さあ、それでは対象となる4品のメニューを順にご紹介しよう。まずはカツ丼(竹)!

通常価格650円(税抜)が500円(税抜)に!!

続いてロースカツ定食!

690円(税抜)が540円(税抜)に!!

おろしカツ定食!

790円(税抜)が640円(税抜)に!!

最後はカツカレー(竹)!

790円(税抜)が640円(税抜)に!!

もう一度言おう。逆にありがとうと。特にカツ丼の “竹” が500円ってのはかなりインパクト大な価格ではないか。普段は “梅” オンリーでも今回ばかりは “竹” らざるを得ないというか、これには感謝の正拳突き1日1万回もやむなしである。

ただし注意点もあって、上記4品に限っては期間中、割引券の併用はできなくなっている。また、デリバリーは割引対象外なので十分注意してくれ。

・現実なのか?

……何だろう、この「かつや」とは思えない平和なニュースは。「かつや」とは思えない優しげなニュースは。そろそろカツ丼にピザやハンバーガーをぶち込むとか言い出してもおかしくない頃合いだが……どうもおかしい。もしかしたら我々は、幻を見ているのかもしれない。

参照元:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ

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【真理】かつやの新商品『黒胡椒から揚げとチキンカツの合い盛り丼』を “丼” で頼んではいけない / 頼むなら “単品” 一択!

先週末より「かつや」の新メニュー『黒胡椒から揚げとチキンカツの合い盛り丼(税抜590円)』が期間限定で発売されている。しかし今回、私(あひるねこ)はこの商品をスルーしようと思っていた。「かつや」新作としては真っ当すぎるというか、そこまで目新しさを感じなかったからだ。ところが……。

どうやら読者はこの商品が気になって気になって仕方がないらしく、私の個人SNS宛てに「早く書け」と記事を催促してくる輩まで現れる始末。どんだけ読みたいねん。でもまあ、そこまで言うんなら……と本日お店まで行ってきたところ、結果的に非常に大事なことに気付いたためお伝えしたい。

・かつや新商品

2020年7月17日より、一部店舗を除く国内の「かつや」にて販売が始まった同商品。内容は名前のまんま、黒胡椒から揚げとチキンカツの合い盛りとのことである。

さっそくチキンがダブっとるがなと思いつつ、間違いない実力を秘めた両者の共演だ。意外性はないものの、安定感は抜群であることが予想されるが……

うわデカッッ!

・いきなりデカイ

さすが「かつや」、丼からのはみ出し方がさっそく尋常ではない。というよりも、「最初から収まる気なんて1ミリもあらへんで」的な佇まいである。未来の大物か、あるいはタダの馬鹿かのどっちかであろう。個人的にはおそらく後者。

商品名を正しく言えず、後半完全にごまかしていった店員のおばちゃんに軽く癒されつつ、まずはどこから切り崩せばいいのか考えあぐねる。選択を間違えばジェンガの如く崩壊すること必至。ていうか……え? ちょっと待って。この上にのってるヤツ。

これ……

から揚げか?

・誰やねん

それは、明らかに我々が知るから揚げのサイズではなかった。どうやら1枚の鶏肉を丸ッと揚げて、食べやすくカットしたものらしい。結果的にから揚げを超えたナニカになっているではないか。が、これが何とも言えずスパイシーだ。

ついでに食感の方もから揚げ離れしており、“サクッ” かと思いきや、まさかの “バリッ”。バリバリした衣で中身はジューシー。たまり醤油で味付けされているものの、圧倒的に黒胡椒の刺激の方が強い印象である。

そこへ添えられたマヨを付ければ、ギルティメーターはさらにさらに上昇していくぞ。激しくウマし!

・しくじり

だがここで、私は自分が選択を大きく間違えたことを確信してしまった。私が注文したのは『黒胡椒から揚げとチキンカツの合い盛り丼』であり、言うまでもなくダブルチキンの下にはご飯が待機している。しかし……! このメニューの真の相棒は、実はご飯ではなかったのだ。

そう、こいつの真の相棒は……! 相棒はァァァァァァアアア!!

完全にビールです。
ありがとうございました。

・真理

たしかにソースをかけたチキンカツにはご飯の方が合うかもしれない。だが黒胡椒から揚げのバリバリかつスパイシーな味付けの前では、どうやったってビール一択。今日みたいなクソ暑い日には持ってこいの最強コンビではないか。

よってこのメニューの本当の正解は、丼でもなく定食(税抜690円)でもなく、「単品をテイクアウト」ということになる(税抜490円)。一緒にビールをしこたま買い込み、こいつをつまみにグビリと一杯。くぅーーーーッ! これよ。

・単品を攻めろ

もちろんすべての人には当てはまらないだろうが、「ビールが好き」という気持ちが少しでもあなたの中にあるなら、この合い盛りは単品で注文することを強くオススメしたい。黒胡椒から揚げを一口でも食べてもらえば、きっとその意味が分かるはずだ。

参考リンク:かつや
Report:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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【戦争】俺たちの「かつや」、何を思ったか丸亀製麺にケンカを売ってしまう! 想定外の新商品『ささみカツ冷やしぶっかけうどん』発売ッ!!

圧倒的な茶色おかず率で話題になった漢(おとこ)のお子様ランチ『全力大人飯』の衝撃も冷めやらぬまま、俺たちの「かつや」が本日2020年7月13日、新たな期間限定メニューを国内店舗にて発売した。今度は一体どんな壮絶なウェポンをブチ込んでくるのだろうか?

ところが、明らかになったその新商品は、我々 “かつや者” が想像していたものとは少々方向性が異なっていたのだ。発表しよう、まさかの『ささみカツ冷やしぶっかけうどん』である。う、うどん? 「かつや」が? これはもう「丸亀製麺」への宣戦布告と考えていいのではないか。戦争が今、始まる……!

・うどんへの執着

カツ丼チェーンであるにもかかわらず、なぜかやたらと うどんに手を出したがる俺たちの「かつや」。その最たるものが昨年発売された『カレーうどんカツ丼』だ。ご飯の上にカレーうどんとチキンカツを盛り付けるというハイパー意味不明なこの丼は、私(あひるねこ)を含め多くの “かつや者” たちを激しく困惑させた。

そして今回、満を持してうどんがメインの新商品『ささみカツ冷やしぶっかけうどん(税抜590円)』が爆誕してしまった次第である。 とろろをたっぷりトッピングした冷やしぶっかけうどんに、ささみカツがドドンと2枚のった食べ応えのある一皿だ。他にもネギ、海苔、かつお節、白ごまがかかっている。

・対丸亀決戦兵器

「かつや」のことだから、一緒にご飯でも入ってるんじゃないかと軽く探してみるも、奇跡的にまさかのうどんオンリー。「丸亀、潰す、絶対」という「かつや」側の強い意志を勝手に感じざるを得ない。

で、肝心のうどんだが、とろろとの絡みも良く意外にも(?)サッパリおいしいぞ。『カレーうどんカツ丼』の時と同様、あまりコシが強くないタイプなので、「丸亀絶対潰す麺」を期待すると肩透かしを食らう可能性もあるが、この素朴な食べ心地は、これはこれでアリアリのアリである。

・よく合うカツ

そして、冷たいうどんからの熱々ささみカツがまた素晴らしく激ウマ! 柔らかで脂っぽくなく、それでいてサクサク感が持続するカツのクオリティは、さすが俺たちの「かつや」だ。天ぷらのウマさは定評のある丸亀だが、こと揚げ物に関しては「かつや」の圧勝ではなかろうか。

これがもしロースカツやチキンカツだったら、もう少し印象も変わっていたかもしれない。それくらい、ささみカツと冷たいうどんの相性はバッチリだった。「かつや」は、どれだけ丸亀を潰したいというのか? サッパリとした後味とは裏腹に、燃え盛る執念がそこかしこから漂ってくるようである。

……ただ、総合して考えると、個人的には今回のうどん戦争はドロー。引き分けという判断を下したい。うどんは丸亀の勝利。カツは「かつや」の勝利という当たり前すぎる結果となったことは逆に予想外だったが、やはり一つの道を究めた者は強い。「かつや」よ、丸亀を潰すのは容易ではないぞ。

・今後に期待

まさかの冷たいぶっかけうどんによって、従来のイメージを覆す新路線を打ち立てた俺たちの「かつや」。次はどんな商品で丸亀にケンカを売ってくれるのか、今から楽しみでならない。カツ丼屋かと思いきや、気付いたらうどん屋になっていた的な超展開が起きる日も近い……かもしれない。

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【全員フォワード】かつやの新商品『全力大人飯』が想像以上に茶色オンリーですべての漢たち歓喜! そしてキャベツの圧倒的不遇っぷりに泣いた

「かつや」が本日2020年6月26日、待望の新商品『全力大人飯』を期間限定で発売した。同店では以前、『全力飯弁当』というテイクアウト専用メニューが一部店舗で販売されていたが、今回はいよいよ全店舗対応。さらに店内でも注文可という形でパワーアップを果たしている。

さて、私(あひるねこ)が注文したのはテイクアウトメニュー『全力大人飯弁当』だ。前回の『全力飯弁当』は未体験なので、果たしてどれくらい全力なのか期待に胸を膨らませていたのだが……これが想像以上に全力だったため膨らむどころか爆発する結果となった。

・かつや新商品

本日から「かつや」の国内店舗で販売が始まった『全力大人飯(税抜750円)』。先述の通り店内でも注文できるが、今回はテイクアウトメニューの『全力大人飯弁当』を購入した。

ラインナップは『チキンカツカレー』と、

『チキンカツ丼』の2種類。

・いきなり全力

知ってはいたが、いくらなんでも茶色すぎるだろ。男子中学生のバイキングかよ。彩りのバランスを一切無視して、好きなものだけひたすら詰め込んだような極端なルックスである。そして見るからに超ボリューミー。

それではまず『全力大人飯 チキンカツカレー』の内容から見ていこう。こちらはチキンカツカレーと……

から揚げ。そして……

焼きそばの上に目玉焼きがのっている。

困ったことに全部大好きだ。特にマヨネーズが添えられているあたり、さすが我々の気持ちを分かっているとしか言いようがない。これ、嫌いな人なんていないんじゃないか? とウキウキした気分になってしまうではないか。一方、『全力大人飯 チキンカツ丼』はと言うと……

まずチキンカツ丼。

から揚げに、

やはり焼きそば。

──こいつら脳筋しかおらんのか。ポジションで例えるなら、ここに集まっているのは全員がゴリゴリのフォワードである。3人が3人とも「攻撃こそ最大の防御!」とか言い出しかねない生粋のオフェンダー集団なのだ。しかもそれぞれがボリューム満点で、引き算をまるで知らないときた。全力が過ぎる。

・全員フォワード

こうなると重要になってくるのがサッパリした漬け物の存在だが、「かつや」に関して言うなら、味の主張が強いあの漬け物は決して口直しにはならないから注意が必要だ。そう、他のメンツ同様、完全にご飯のおかずと化している。

この弁当においても、「我こそ最終防衛ライン! ディフェンスの要!!」みたいな顔をしておきながら、気付いたらあいつら敵ゴール前でめっちゃ手ぇ挙げてアピールしてくるからな。お前もフォワードなのかよ。ええい、誰か……誰か他にいないのか!?

・衝撃の光景

本来ならこの窮地を救うのは、唯一の生野菜であるキャベツの役目だろう。私も今の今までそう信じていた。ところが、弁当容器の隅っこに目をやると……え!? いや、ちょっと待てって……!

キャベツ少なッ!!

・歴史的少量

一口にも程があるだろ! どうなってんだこのサイズ!! そう、普通の弁当なら焼きそばの位置に収まっているであろう千切りキャベツが、『全力大人飯弁当』の中では漬け物の位置にまで後退を強いられているのだ。なんなら漬け物よりも少ないではないか。不憫すぎてちょっと泣いたぞ。

すでにお分かりかと思うが、この『全力大人飯』はおかずのボリュームと茶色さにステータスを全振りした漢たちのための弁当だ。キャベツがもっと食べたいとか揚げ物が多すぎるとか、ちょっとでもヘルシーな考えが頭をよぎった人はサラダバーにでも行った方がいいだろう。

逆に「我こそミスターブラウン。嫌いな色は緑黄色なり」という気合いが入った肉食恐竜たちにとっては、味・量ともにかなり満足度が高い商品になっていると思われる。「かつや」の全力を垣間見れるという意味においても、間違いなくオススメだぞ。在庫がなくなり次第終了だから急げ!

参考リンク:かつや
Report:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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