【衝撃】イタリア人が「気を失いかけた」というコンビニパスタを食べてみた結果……
【新商品】この夏、サイゼリヤの「ほぐし辛味チキンの冷製カペッリーニ」にローテーションを任せられそう
【新メニュー】サイゼリヤに『冷製パスタ』が初登場! マニアも絶賛「シェフを呼んでくれ!!」
後に「2020年8月5日」は、サイゼリヤにとって伝説的な1日になるかもしれない。というのも、ウマすぎるのだ。8月5日から一部の店舗限定で販売を開始した2種類の『冷製パスタ』が、どちらも狂おしいほど激ウマなのである。
ミラノ風ドリア、辛味チキン、小エビのサラダ……などなど、サイゼリヤのメニューはどれも基本的にウマい。……が、今回の冷製パスタはそんなレベルじゃねえ! サイゼリヤマニアが「シェフを呼んでくれ!!」と言い出しかねない、超・圧・倒・的なウマさなのだ。
・サイゼリヤ初の冷製パスタ
2020年8月5日からサイゼリヤが東京・千葉・兵庫の一部の店舗で販売を開始した冷製パスタ。ちょっとサイゼリヤに詳しい人ならばお気付きかもしれないが、同店では史上初の「冷製パスタ」となっている(サイゼリヤに確認済み)。
具体的には「パルマ産生ハムとルーコラの冷製パスタ」と「カプレーゼ風冷製パスタ」の2種類で、どちらも価格は税込500円。大盛りはパスタとソースが倍で税込700円だ。
・感動的なウマさ
結論から申し上げよう。どちらの冷製パスタもサイゼリヤ史に残る絶品であり、これが500円で食べられるだなんて、単なる奇跡でしかない。青山あたりのお洒落カフェで食べたら1500円くらいはしても不思議ではなく、そういう意味でコスパも間違いなく最強だ。
だがしかし、記者がどれだけ「激ウマ!」「コスパ最強!!」と申し上げたところで、しょせん味覚は個人的な主観でしかない。どうにかこの感動を裏付けできないか……! そんな悩める記者に声を掛けてきたのが、自称・サイゼリヤを愛し、サイゼリヤに愛された男「サイゼリヤン篠宮」である。
・サイゼリヤン登場
そうか……! サイゼリヤのマニア “サイゼリヤン” がその味を認めるならば、少しは説得力も増すハズ。記者は迷うことなく篠宮に冷製パスタの実食を懇願した。サイゼリヤン篠宮は快くOK! ……と言いたいところだが、何やらややキレているらしい。
「こんなことを言うのは心苦しいのですが、超1流のサイゼリヤンとしては冷製パスタには懐疑的です。もちろん、これまでサイゼリヤが冷製パスタに手を出していないことは知っていました。そして、それこそがサイゼリヤを信用できる理由なのです。
他のファミレスと比較した場合、サイゼリヤは極端に新メニューが少ないですよね? それでいいんです。得意分野を徹底的に深掘りしていく姿勢こそがサイゼリヤの強みなのですから。冷製パスタは単にパスタを冷やせばいいワケではありません。果たしてサイゼリヤの良さが活きるメニューなのでしょうか?」
……何にキレているのかよくわからなかったが、篠宮がサイゼリヤを愛していることだけはよく伝わってきた。逆に言えば、少々ネガティブな篠宮が認めるならば「冷製パスタは本物」と言えるに違いない。果たして冷製パスタは、サイゼリヤン篠宮さえも認めさせることが出来るのだろうか?
・サイゼリヤンの感想
個人的に2種類の冷製パスタは、どちらの方がウマいということはなく、まさに甲乙つけがたいクオリティだ。「パルマ産生ハムとルーコラの冷製パスタ」は、程よい酸味と生ハムの塩分が絶妙な逸品で、ふわりと香るペコリーノ・ロマーノ(削りチーズ)も最高のアクセントになっている。
一方の「カプレーゼ風冷製パスタ」は、濃厚なモッツァレラチーズと鮮烈なバジルソースが印象的な一皿で、どちらも方向性は違うものの同じくらいウマい。真面目な話、しばらくはサイゼリヤに出かけたら両方とも注文したいくらいのウマさなのだ。
さあ、怒れるサイゼリヤン篠宮は冷製パスタにどんなジャッジをくだすのか……! どちらのパスタともに香りなどをよくよくチェックした篠宮が、ついに冷製パスタを口に運んだ……!!
……。
にっこり♡
「これは……驚きましたね。言う通り、もしかしたらサイゼリヤ史に残る美味しさかもしれません。まさか初めての冷製パスタでここまでのコンディションに仕上げて来るとは……。正直、ここがイタリアなら僕は “シェフを呼んでくれ、挨拶したい” と言っているところです。改めてサイゼリヤが好きになりました」
・迷ったらどちらも頼め
ご覧いただいたように、サイゼリヤの冷製パスタは本気でウマい。残念なのは一部地域のみの販売のため、すべてのみなさんにご賞味いただけないことである。どの店舗で販売されているかについては、サイゼリヤの公式ホームページをご確認いただきたい。
というわけで、感動を禁じ得なかったサイゼリヤの冷製パスタ2種。「どちらにするか迷ったらどちらも頼め」そう言いたいほど圧倒的なウマさであった。幸運にも近所に販売店がある人は、ぜひ1度ご賞味いただきたい。きっとあなたもシェフを呼びたくなる──。
参考リンク:サイゼリヤ「節限定 『冷製パスタ』が新登場!」(PDF)
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
夏バテに染まったこの俺を慰めるヤツはミニストップ「トマトとチーズの冷製パスタ」
どこまでも続く雲のベール。灰色の空に蒸し焼きにされているかのように湿気をはらんだ重い風が頬を撫でれば、私(中澤)はあの夜のことを思い出します。
あれは今夜みたいなじとじとした夜でした。家で作業に明け暮れていた私が夕飯を食べていないことに気づいたのは、22時を回った頃。もはや、開いている店はコンビニだけ。そこで、ミニストップに向かったところ、恐ろしい光景を目撃してしまったのです。
・目が合う……
月の明かりも塗りつぶす分厚い雲。そんな闇夜の中こうこうと光るミニストップの明かりに少し安堵したことを覚えています。店内に入ると、サラダの置いてあるコーナーに向かう私。
異変を感じたのは、サラダコーナー手前の弁当コーナーに差し掛かった時でした。から揚げ弁当やオムライスを横目で見ていたところ、目が合ってしまったのです。
「トマトとチーズの冷製パスタ(税込496円)」と。
それからのことはよく覚えていません。気づけば私は「トマトとチーズの冷製パスタ」を持って帰り道を走り出していました。何かに追われるように。家についてフタを開けたところ……
・衝撃
まず、ゴロゴロとした真っ赤なトマトが目に飛び込んできました。さらに、付属のトマトピューレとトマト尽くし。コンビニ冷製パスタのだいご味と言えるでしょう。しかし、具の乗った中蓋を外した時、恐ろしい光景が私の目の前に広がったのです。
紅に染まってる……!
ギャァァァーーーーー! トマトやソースだけでなく、麺まで赤く染まってるゥゥゥウウウ!! そう、「トマトとチーズの冷製パスタ」の麺には下味でトマト味がすでについていたのです! 叫び出したくなる気持ちをこらえながら、付属のトマトピューレをかけて食べてみると……
Oh,crying in deep red
恐るべきトマトの3重奏。嵐のように口に吹き荒れるトマト味は甘めながらスッキリしており、その爽やかさは口の中が涼しくなるような錯覚さえ覚えます。
これは言うならば、セブンイレブンの冷製パスタとファミリーマートの冷製パスタのハイブリッド! ミニストップの冷製パスタ恐るべし!!
というわけで、蒸し暑くて食欲が出ない時は「トマトとチーズの冷製パスタ」のことを思い出します。そして、何かに追われるように買いに走るようになりました。夏バテに染まったこの俺を慰めるヤツはこのパスタ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【徹底比較】コンビニ大手3社の「冷製パスタ(トマト)」を食べ比べてみた結果 → 王者セブンイレブンを超える刺客がいた!
コンビニで1番ウマイ食べ物は何か? そんな問いを投げかけられたなら、私(中澤)は迷わずこう答えることだろう。「それは冷製パスタです」と。
ひんやりしたソースと野菜が爽やかさを演出する冷製パスタ。その味のクオリティーは、コンビニ食品の中でズバ抜けていると思う。
というわけで、私は最近、こればっかり食べているわけだが、コンビニによって味も具も麺も全然違うことに気づいた。そこで、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの主要3コンビニの冷製パスタを食べ比べてみたぞ!
・超個性のローソン冷製パスタ
正直に白状すると冷製パスタにハマッたのはここ最近のことなので、今までなんとなく近くにあるコンビニで購入しているだけだった。
で、私の家の一番近所はローソンなのだが、このローソンで冷製パスタが売っているのを見たことがない。そこで、いつもセブンかファミマのを食べていたわけだ。だがしかしある日のこと……
ローソンに冷製パスタが売っていた……! その名も『ひんやり生パスタ!トマトのガスパチョ風(税込498円)』。もちろん速攻で買う。新発売されたのかと思ったが、調べたところどうやら発売は6月2日のようなので、あの店で売り切れていただけかもしれない。
いや、待て。むしろ、今まで売り切れていたということは人気商品なのか? めちゃんこウマイということかァァァアアア!? ハァ……ハァ……早く食べてみたい。さっそく食べてみたところ……
麺ほッッッッそ!!!!
食べ比べるまでもなくめちゃんこ麺が細いではないか。そうめんみたいだ。だからって量が少ないわけではないんだけど……そうめんみたいだ。
冷製パスタとしては攻めに攻めていると言えるかもしれない。だが、一概に批判するべきではないのは、麺が極細なことにより、ソースの味が全体と調和していることである。味の一体感が強めで、「こういうやり方があるのか」と思わされた。
言うならば超個性。しかし、他よりウマイのかがよく分からない。そこで、セブンイレブン『生ハムと高リコピンの冷製パスタ(税込496円)』とファミリーマート『冷たいパスタ生ハムとトマト(税込460円)』と食べ比べることにしたわけだ。
・ファミリーマートの冷製パスタ
改めて見ると、ファミマ『冷たいパスタ生ハムとトマト』の安さに驚く。ローソン、セブンイレブンより30円以上安いではないか。そのためか、ファミマの冷製パスタは他2つと違いトマトがプチトマトだ。
特徴的なのは、麺がソースをかける前から赤く色づいているところ。
原材料名を見るとソースとは別に「スパゲティートマトソース和え」と書かれていた。2重にかけているわけか。ファミマはファミマで麺に試行錯誤が光る。
そんなパスタを食べてみると、なるほど濃厚なトマトの甘み。全体の味として、具がプチトマトであることはあまり気にならない。
・セブンイレブンの冷製パスタ
一方、最も王道と言えるのがセブンイレブンだろう。トマトもふんだんに入っており、何よりチーズがデカイ! その具のゴロゴロ具合が個性と言えるだろう。
そして、ソースは甘みだけでなく酸味もしっかり感じる非常にナチュラルな味。パスタもキュッと締まっていてウマイ。これを食べた後にローソンを食べると少し水っぽいというか薄味に感じる。
ローソンとセブンイレブンの勝負はセブンの勝ちだ。そう断言できるくらい、セブンの冷製パスタには圧倒的な何かがある。このソースとこのチーズとこのパスタでマズくなるわけがないのだ。
・セブン vs ファミマ
ただ、一概に勝敗が決められないのがファミリーマート。確かに、セブンイレブンと食べ比べると少し化学調味料臭さのようなものもあったりするのだが、冷製パスタ全体のウマみでは良い勝負をしているのである。
酸味のセブンと甘みのファミマ。もしくは、ハイソなセブンと庶民のファミマという感じ。好みでファミマの方が好きな人もいるかもしれない味だ。
厳密に言うと、多少セブンに劣るとも思ったが、むしろ30円も安くてここまでの好勝負に持ち込んでいる時点でファミリーマートの勝ちなのではないかと思う。というわけで、コスパ的にはファミリーマートに軍配を上げたい。
日に日に強くなる陽射し。冷たい麺がウマイ時期だ。今回はコスパでファミマの勝ちとさせていただいたが、ぶっちゃけコンビニ冷製パスタは各社どれもクオリティーが高いと思う。これからの時期に活躍することは間違いなしだ。買ったことがない人はぜひ1度手に取ってみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.