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【喝】エースコックの『EDGE 鬼背脂 濃厚こってり油そば』を食べた結果 → 正直「拍子抜けした」と言わざるを得ない
【新作】伝説のすた丼屋が監修した「スーパーカップ」を実食 → ニンニク好きにはたまらん一杯
ニンニクこそ正義。そう言わんばかりにニンニク攻めをするお店といったら「伝説のすた丼屋」で決まりだろう。何しろこの春、新型コロナウイルス感染症に対抗するため『超ニンニクすた丼』を緊急発売。ただでさえニンニクたっぷりメニューがデフォなのに、通常の5倍以上の量をぶち込んできたことがあるからだ。
もはやニンニクを扱わせたら右に出る者はいないが、このたび形を変えて新商品を世に放ってきた。エースコックから出されたスーパーカップの「すたみなラーメン」は、すた丼屋監修だけに当然ながらニンニク入り!
・味は3種類
「すたみなラーメン」は2020年10月12日より全国のスーパー・コンビニなどで販売開始になった。種類はしょう油、味噌、とんこつの3つ。お値段の方は税抜210円(希望小売価格)となっている。
ちなみに私はスーパーで購入して税抜109円だった。味の方は迷いに迷って、もっともオーソドックスで万人受けすると思われるしょう油をチョイスしてみた。それにしてもスーパーやっす!
・ニンニク推しまくり
もう先に結論から言わせてもらおう。人と会う日に「すたみなラーメン」を食べるのはできるだけ控えた方がいいだろう。なぜならば……
1.5倍の量でビッグサイズなことに加え……
ニンニク表記が……
これでもかとあって……
何ならフタを開けても攻めてくる!
どんだけぇ〜!!
何回驚愕するんだよってツッコミたくなるくらい「ニンニクをガッツリ利かせた驚愕のすたみなスープ!」と書かれているのだ。分かった分かった、もうニンニクがたくさんぶち込まれていることはよく分かった。そうなってくると焦点はいかほどのニンニクなのかだな。では改めて食べていくとしよう。
・大正義
カップラーメンなので作り方は簡単そのもの。中にはかやく、粉末スープ、液体スープが入っている。最初こそニンニクの匂いはそうでもないかな〜と思う……のだが、お湯を入れたあとに液体スープを投入したら一気に加速してくる。
味の方はしょう油ラーメンだと分からせつつも、やはりニンニクが顔を覗かせる。なんというかスープがもうニンニク汁を飲んでいるかのような感覚だ。よく混ぜて汁に麺を染み込ませるようにして食べると、さらにニンニク感が増していく……。
えぇ、これは……
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> ジャスティス <
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・食べる日に気をつけて
醤油スープはチキンやオニオンの旨みと香ばしいタレ感と豊かなガーリックの風味を加えたとのことだが、ドギツいなと感じないあたりニンニクの扱いに慣れたすた丼屋のスキルを感じる。いずれにせよニンニク好きにはたまらん一杯。若い人ならばラーメンの他に白米を用意してガッツくと満足度は高いだろう。
なお、冒頭でお伝えしたように味が3種類だから選ぶ楽しみもある。個人的にはとんこつがよさげ……と思うも、周りに「あの人、ニンニク摂取してるな」ってことが分かるくらいにはニンニク感があるので気をつけてコッソリ食べるつもりだ。興味のある方は匂いに注意してお試しあれ!
参考リンク:エースコック「スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
駄菓子ブタメンのカップ焼そばが登場! エースコック「ブタメン焼そばとんこつ味」の発売が待ちきれないので作ってみた!!
駄菓子とは名ばかりのカップ麺ブタメン。お湯を入れて3分で完成するとんこつ味は本格的ながらも、その可愛いサイズ感で駄菓子とカップ麺の中間の存在として知られている。つまむのにも、ちょっと小腹が空いた時にも便利なニクイやつ。お世話になったことがある人も多いだろう。
そんなみんなの友達ブタメンのカップ焼そばがエースコックから発売されるらしい。エースコックのニュースリリースの画像では一平ちゃんみたいなサイズのブタメンが確認できる! 何このデカイブタメン!? テンション上がるんですけど!
・リリースの情報
商品の名前は「ブタメン焼そば とんこつ味」。ニュースリリースによると、税抜き210円で2020年9月21日から全国のスーパー、コンビニ等で販売開始されるようだ。ちなみに、内容量は115グラム(麺100グラム)と記載されている。ペヤングの内容量が120グラムだから、ガチの焼そばサイズであることは間違いない。
マジで弁当箱みたいなブタメンが発売されるのである。ヒーハー! ゴキゲンだぜエースコック!! デカイブタメン早く見たい! 早く見たすぎて眠れない!! そこで作ってみることにした。
・作り方
リリースによると、スープの味は「ポークをベースにガーリックやジンジャーの風味をほんのり利かせたとんこつ味」。当然ながら、現在発売されているブタメンの味がベースになっている。
つまり、ブタメンのスープをカップ焼そばに入れたら、同じとまでは行かなくとも近い味になるに違いない。そこで、内容量的に1番近いペヤングにソースの替わりにブタメンのスープを入れてみた。
・完成
スープがひたひたになっているのはこの際良しとしよう。理論上、量と味はこの方向で間違っていないはずだ。一体どんな味なんだ! ブタメン焼そばとんこつ味!! いただきます! パクリ。
薄い……!
やはりスープをかけただけだからか、とんこつと言えど、焼そばほど濃厚な味にはならなかった。ちなみに、ソースをかけてみたら甘いソースの味に支配されてしまったぞ。
ああ、遥かなる「ブタメン焼そば とんこつ味」。逆に、本家がどのような味になっているのかがより楽しみになった。その真相はいまだ闇の中……早く来い9月21日-----!
【海外B級】なぜか「南ベトナムで評判」だという機内食の謎
ベトナム旅行で『フォー』を食べるのを楽しみにしていたのだが、現地の食堂で運ばれてきたのは “想像と違うヤツ” だった。私がイメージしていたフォーとは……ホレ、薄くて優し〜いスープに平らな麺、ゆでた肉や葉っぱが浮かんだ “よくある例のアレ” である。
しかし実際のところ本場のフォーには、辛いモノや酸っぱいモノなど様々な種類が存在しており、結局 “例のアレ” は1度として登場しなかったのだ。どれも非常においしいフォー達だったが、せっかくなら “例のアレ” にも出会いたかったなァ……ベトナム……さよならァ……!
・ベトジェットは超ポップ
小さな心残りを感じつつ、私は『ベトジェットエア(通称:ベトジェット)』で帰国の途についた。運賃が安い代わりに荷物預け・飲食物・サービスなどが有料である場合が多いLCC(格安航空会社)だが、中でもベトジェットは機内物販が充実していることで知られる。
旅の便利グッズからぬいぐるみ、洋服に水着までも網羅する「ベトジェットブランド」。商品ラインナップを機内で眺める時間はと〜っても楽しい。
お待ちかねの機内食も他LCCより充実している印象である。ベトナム風、洋風、タイ風、中華風、シンガポール風……1食500円前後だから、かなり良心的なのではないだろうか。
『インスタントヌードル』コーナーもあった。生麺を好みがちな日本に対し、アジア諸国ではレストランでインスタント麺を食べることも珍しくない。現に機内メニュー表を見れば、インスタントとはいえ屋台さながらに豪華なトッピングがされているぞ。これは期待できそう!
『ベトナム・ビーフ・インスタントヌードル』は豪華に牛肉が乗せられている様子。隣の『タイ風インスタントヌードル』にはエビやキノコも見えるし……クーーーーッ! 迷うなァ〜!!! お次は……『ナンバンインスタントヌードル』?
「ナンバン」とは “南蛮漬け” のナンバンか、はたまた地名か何かだろうか? どーにもピンとこない。ただ幸いにも『ナンバンインスタントヌードル』には、他の商品にはない “説明書き” が印刷されていたのだ。それはズバリ……
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> 南ベトナムで評判 <
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・南ベトナムで!?
……つまりコレは「南ベトナム料理」ということなのだろうか? しかしそうなると「評判」が文法的におかしな感じである。また「北ベトナムでは全く評判じゃないのか」も非常に気になるところだ。説明書きのおかげで余計に深まるナゾ……。
考えても混乱するだけと察した私は『ナンバンインスタントヌードル』(5万5000ドン / 約250円)を注文することにした。ついでにCAさんに「これは南ベトナム料理なのか」と尋ねれば問題解決だ。かくして10分ほどで運ばれてきた『ナンバンインスタントヌードル』とは……
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> 普通のカップ麺 <
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・意外な結末
“見本と現物が違う” のはよくあることだが、日本だと「見本よりエビが小さい」「トッピングが少ない」くらいの誤差が一般的だ。「そもそも見本と別モノ」というパターンはある意味斬新である。
が、しかし! その感覚は国によって異なるのだろうし、考えてみればたった250円で屋台並みの料理が食べられるワケがない。ここは黙って食うべし! …………ン!? こ……これは!!!
これぞまさしく “例のフォー” !!!
・また乗りたいぜベトジェット
平たく透き通る麺、優しいスープ、強めに効いた化学調味料のうま味まで……『ナンバンインスタントヌードル』は、私の “漠然としたフォーのイメージ” そのままだったのである。こんなところで出会えるなんて……しかもよく見ると我らが『エースコック』の商品!
ベトナムどころか日本でも確実に大ヒットしそうに圧倒的なウマさだが、なぜ「南ベトナム」で評判なのだろう? 「北ベトナムでももちろん評判だけど、特に南で評判」の略かな? 謎が謎を呼ぶぜ『ナンバンインスタントヌードル』……!
私は帰国後、アジア食材店やネットなどでこの商品を探し回った。しかし残念ながら今のところ再会には至っていない。コロナ禍で海外への渡航は難しいのが現状だが、時が来たら私は真っ先にベトジェットに飛び乗ろうと思う。もちろん行き先は「南ベトナム」だ。
( ※ 本記事の情報は昨年12月の取材を元にしています)
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
九州ラーメン総選挙で1位を獲得した「暖暮」のスーパーカップが登場 → 福岡出身者が食べた感想
とんこつラーメン王国の福岡県にはいろんなお店があるが、有名どころでいうと筑紫野市の人気店「ラーメン暖暮(だんぼ)」は外せない。それもそのはず、同店は九州ラーメン総選挙で1位の実績あり。さらに県内はもちろんのこと、九州や関東、何なら海外まで進出しているからである。
その特徴の1つが辛味だれでいわゆる “味変” を楽しめるのだが、なんと2020年7月20日から全国区で味わえるようになった。そう、エースコックから「スーパーカップ1.5倍 ラーメン暖暮監修 辛ダレ豚骨ラーメン」が発売されたのだ。
・替え玉無料券つきのカップ麺
暖暮のスーパーカップは全国のスーパーやコンビニなどで購入することができる。希望小売価格は税抜220円とのことだが、私はスーパーにて178円で買えた。んで、なんと言っても目を引くのはデカデカと書かれた「暖暮」の文字……ではなく……
パッケージについている「替え玉無料券」だろう。なにせ、通常なら税込150円の替え玉がタダになるし、カップ麺の値段を考えるとなかなかお得なのだ。店舗に行けるかどうかが問題となるも、使用期間は2021年7月19日までとどこかで使うかもしれない。
・どこまで再現されている?
こういうサービスって意外と嬉しいものがあるんだよなぁ〜というのはさておき、本題へ入っていこう。先述したように暖暮の特徴といったら辛味だれだが、はたしてどこまで再現されているのだろうか。
開封すると、中にはかやく入り粉末スープと特製ペースト。このあたりはよくあるカップ麺といった感じだ。まずはかやく入り粉末スープを入れ、お湯を注いで3分待つ。そっから特製ペーストを加えたら……
ほい、完成! いかにも辛そうな見た目だが、結論からいうとエッジが効いていてヨロシであった。というのも、口の中に残る辛さが心地よく、汗を吹き出しつつもつい食べちゃう&飲んでしまう。なんというか絶妙な辛さで箸が進む!!
ピリッとした刺激、そしてコクのある豚骨スープは、お店の味に寄せているなと感じるもの。辛いもの好きには物足りなさがあるかもしれない一方、苦手な人は特製ペーストを調整しながら食べ進めていけるので誰にでも食べやすいカップ麺と言っていいだろう。
・余裕があるなら工夫しよう
麺はいつものスーパーカップって感じではあるが、細いタイプがスープと合っていてスルスルと胃に入っていく。また、風味もよく、時折コリコリっとキクラゲが顔を出してくるのもグッジョブ。きれいな一杯にまとめてあるなという印象を受けた。
強いていうならば……カップ麺にいうのは酷かもだが、ドカンとチャーシューが入っていればワンランク上のものになったような気がする。とはいえ、値段を考えると十分。店舗に行けない人にとって、片鱗(へんりん)を知ることができるカップ麺だった。
福岡県出身の私からすると、ネギを増して煮卵を入れるなど自分で工夫して高みを目指すのをオススメしたい。繰り返しになるが、肝は特製ペースト。自分の好みを確かめつつ、調整して食べるといいだろう。
エースコック「わかめラーメン」、ラーメン離れが加速か!? わかめ蕎麦やわかめそうめんを出していたと判明!!
〇〇離れと叫ばれて久しい。単純に時代が流れた、そう見るべきかもしれないが、できることならメーカーは頑なに自らの道を突き進んで欲しいと、私(佐藤)は思う。とくにエースコック! エースコックは何でもやりすぎるクセがついてしまったらしい。看板商品の1つ『わかめラーメン』に至っては、2020年4月に「麺なし」というあるまじき商品を販売していた。
つい最近になって、「EDGE × わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍」の販売を開始した。ラーメンはどうしたんだよ! 蕎麦を出すなんておかしいだろっ! ところがである。ブランドサイトを見て私は愕然とした。ラーメン離れを加速させているじゃないか……。
・ラーメン離れ
直近の6商品のラインナップを見ると、ラーメンは2商品だけ。あとは「そうめん」「麺なし」「油そば」「ラー油蕎麦」。
もうカップラーメンじゃねええええ! わかめの何かだ、ラーメン離れすぎだろ!
・わかめ増量は通常運転
でも食うよ。なんだかんだ言って食べますけどね。ルーツはラーメンであることを、忘れないでね。商品のフタを開けると、カップのなかに本当に蕎麦がいやがった。麺なしの時には何もなかったことを思い出すと、 “麺状” のものがあるだけ良いか……。
わかめが通常の3.5倍なのだが、もはや麺の方が気になってしまって、わかめへの関心が薄らいでいる。 わかめも大事な登場人物なのに……。とにかく熱湯を注ぐ。
3分後に液体スープを投入して完成。麺を確認できないほどのたっぷりのわかめ。完全にスープの液面を覆っている。初めて3.5倍を目撃した時のインパクトはすでにない、もはや通常運転のようにさえ感じられる。
・構成要素のハズレがない
食べてみよう。蕎麦にラーメンの代わりができるのか? やっぱりわかめラーメンは、わかめ “ラーメン” じゃなきゃダメなんじゃないのか?
ずるずるずるとススってみると……あれ? これイケるやん。結構イケるやん!
よく考えたら、構成要素のハズレがない。わかめ・ごま・ラー油、それに蕎麦。これを組み合わせて合わない訳がないのである。しかも程よくピリ辛で、これからの季節、額にほんのり汗をかきながら食いたい味なのである。ラーメンこそが至高だと思っていたが、蕎麦も悪くない。むしろ好きだ! う~ん……さすがエースコック、わかめに関しては、すべてを知り尽くしているようである。
とはいえ、わかめラーメンはわかめラーメンだ。今後もわかめラーメンにこだわったわかめラーメンを出して欲しい。出し続けて欲しい。あまり変化球ばかりだと、ストレートの球威が弱くなるぞ。