マクドナルドの肉ざんまいバーガー「ベーコンラバーズ」を食べてみた結果 → 将来が不安になった

世界に広がるマクドナルド。私(中澤)がイギリスに行った時も、バッチリ街角にマクドナルドがあり、見慣れた外見に安心したものだ。現在、そんな世界のマクドナルドからビーフバーガーが日本に集結している。すでに、日本、イギリス、カナダのビーフバーガーが発売されたのは以前の記事でお伝えしている通りだ。

そして、2020年7月15日からオーストラリア『ベーコンラバーズ(税込490円)』の販売が開始された。名前の通り、ベーコンが特徴のこのハンバーガーは、マクドナルドいわく「肉ざんまい!」。はたして、その味はどれほどのものなのか

・イギリス代表がリーグ落ち

現在展開されている世界のビーフバーガーは、日本、カナダ、オーストラリアの3種類。ベーコンラバーズと入れ替わる形でリーグ落ちしたのはイギリス代表『スモーキーバーベキュー』だ。味のレビューに関しては以前の記事を見ていただければと思うが、個人的にはカナダ代表『マイティビーフオリジナル』が残るのは順当だと思う。それほどに完成度が違った。

・新加入のベーコンラバーズ

リーグ新加入のオーストラリア代表『ベーコンラバーズ』は、イギリス代表『スモーキーバーベキュー』の野菜を抜いて代わりにもっとベーコンを入れた感じ。よりパワー系に全振りしている。はたして、その攻撃力はカナダの壁を破るのか? 食べてみると……

確かにベーコンすげぇ

3枚重ねているだけありベーコンの旨みがにじみ出まくり。そこにBBQソースが甘みをプラスし、チーズとからしマヨが全体をまろやかに仕上げている。おまけにバンズはふんわりと柔らかくウマイ。

そのボリュームとパワーは、広大な大地に佇むエアーズロックのような雄大さを感じさせる。野菜なんていらなかったんだ……。さすがオーストラリア、国1つでも大陸である。

まあ、『マイティビーフオリジナル』の方がウマかったけどね

ベーコンラバーズの肉の波状攻撃は確かに圧倒的だが、単調になりがち。マイティビーフオリジナルの最後まで飽きずに食べられる各々の素材を最大限に生かした組織力の前に一歩及ばずという印象である。第2回のマクドナルドビーフバーガーワールドカップもマイティの優勝と言えるのではないだろうか。

・不安になったこと

ただ、ここで1つ不安になったことがある。それは「次はマイティが消えるのではないか?」ということ。個人的な感想で恐縮だが、実力から言えば、第1回のメンツも日本代表『かるびマック』が消えて良かったと思う。しかし、リーグから落ちたのはイギリスだった。疑惑の判定というヤツである。

もし、第3回でマイティが消えたなら、それは世紀の誤審と言えるのではないか。主役不在のW杯となってしまう前に、私は声をあげたい。「マクドナルドよ気をつけろ!」と。私個人の感想としてはマイティは素晴らしいチームなんですが、どうでしょうか? セルジオ越後さん?

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



マクドナルド「世界のビーフバーガー」を食べ比べてみた結果 → 日本代表がセルジオ越後もブチキレるレベル

世界に広がるマクドナルド。私(中澤)がイギリスに行った時も、バッチリ街角にマクドナルドがあり、見慣れた外見に安心したものだ。

とは言え、メニューは少し違ったりもする。日本では期間限定のものがレギュラー化されていたり、展開されていないメニューが売っていたり。現在、そんな世界のマクドナルドからビーフバーガーが集結しているため食べ比べてみることにした

・第1弾は日本、カナダ、イギリス

2020年6月24日から開始されたこのキャンペーン。その名もそのまま「世界のマクドナルドからビーフバーガー集結」である。第1弾の顔ぶれは、カナダ「マイティビーフオリジナル(税込490円)」、イギリス「スモーキーバーベキュー(税込490円)」、そして日本「かるびマック(税込420円)」だ。

マクドナルドのサイトによると、カナダ「マイティビーフオリジナル」とイギリス「スモーキーバーベキュー」は、各国で過去に販売されたメニューを基に今回新たに開発されたとのこと。それぞれカナダ「マイティアンガスオリジナル」イギリス「バーベキュースモークハウス」が基になっているのだという。

・パワーのイギリス

購入してみると、サイズはどれもボリューミー。中でも目を引いたのは、見るからにふわふわのパンに、パティ以外にベーコンがはみ出し、チーズまでサンドされたイギリス代表スモーキーバーベキューだ。よし、こいつから食べていこう。

口をつけると、パンが羽毛布団みたいに唇を包む。そして口の中に肉の旨みをまき散らすゴロゴロしたパティ! ベーコンと合わさることで肉々しさがさらにアップしている。

ただ、特筆すべきはソースかもしれない。濃厚な甘みのあるBBQソースがハンバーガー全体の味を作っているからだ。この味が割と癖があるので、好き嫌いが分かれるかもしれない。焼肉の際、甘めタレを常用する人はストライクかも。肉々しさと濃厚な味での押しの一手は、パワー系と言えるだろう

・チームワークのカナダ

そんなイギリス代表に対し、カナダ代表マイティビーフオリジナルはチームワークが光る。酸味のあるソースとトマトが引き締める味はまとまりが段違いだ

特にアイデアが見えるのはベーコン。細切れのような状態でソースにまぎれているのだが、これによりベーコンの旨みがよりハンバーガーの味と一体化している。ベーコンが1枚で入っているイギリス代表の次に食べたからこそ、味の違いをより実感した。

さらに、各々の素材の味もしっかり主張しているところは、まさにワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン。無駄な動きのないシェイプアップされたパス回しが、カナダ代表の武器と言えるだろう。

・日本代表は……

で、個人的な感想で恐縮だが、日本代表かるびマックはかなり分が悪い。甘いカルビの味付けにマヨネーズがプラスされ、なんだかモタモタしており決定力不足だ。セルジオ越後さんだったらブチキレるレベル

ちなみに私は、同じモタモタ系のてりやきマックバーガーが好きなのだが、それでもモタモタしていると思う。普段ならあまり気にならないかもしれないが、イギリス、カナダと見てきただけにその差は歴然である。

まとめると、個人的にはカナダ代表マイティビーフオリジナルが最強だった。やはり近代ハンバーガーにはチームワークが欠かせない。日本代表は残念だったが、いつかこの悔しさが財産になる日が来るだろう。そう願い筆を置きたい。

参照元:マクドナルド
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



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