アディダスのマスク「adidas FACE COVER」を3日間使ってみた / あるいは最も快適なマスクについて

外出時の必需品としてすっかり定着し、装着していることが当たり前になった感のあるマスク。一時期の圧倒的な品薄もすっかり解消されたのか、少なくとも都内ではその辺の薬局やコンビニでいつでも購入できるようになった。

それでも新しいマスクに対する人々の関心は依然として高いようで、2020年8月1日から予約が開始されていたアディダスのマスクは一瞬で予約分が完売。

8月7日からは店頭販売も行われたが、各地で行列の果てに完売という人気ぶりだったもよう。偶然このアディダスのマスクを入手することができたので、どんな感じか3連休のあいだ使ってみたぞ!

・アディダスのマスク

本題に入る前に、今回登場したアディダスのマスクこと「adidas FACE COVER」は医療用での使用が想定されていない。ゆえに、使い勝手や感想についても、その辺りは一切考慮していない点に注意してほしい! 

まずは気になる仕様からいこう。色とサイズはどちらも2種類。大人用と子供用で、どちらのサイズでも色は青か黒だ。色によってロゴが違う点に注意が必要だ。

お値段は1袋1390円(税抜き)で、1袋につきマスクが3つ入っている。スポーツメーカー製にしては、なかなかリーズナブルではなかろうか。ジャージみたいな生地で、割としっかりした厚みがあり、口にあたる部分にはメッシュ状の布が。そこにはタグが縫い付けられているが、簡単に外れるようになっている。

耳にかける部分は普通の細いゴム紐製。なんとなくだが、この部分が伸びきった時が、このマスクの寿命な感じがする。

大人用のサイズ感や鼻から顎にかけてのカーブの仕方は、「ピッタマスク」やその類似品のような、よくあるポリウレタン製のマスクとほぼ同じ。

そして、政府支給のマスクよりはそこそこ大きい。まあ、大人であれば男女問わず「大人用」を買っておけば大体フィットすると思われる。

・3日間使ってみた

筆者がこのマスクをゲットしたのは8月7日。そこからの3連休の間、外出時には毎回アディダスのマスクを装着して過ごしてみたが、簡単に良かった点と微妙な点。そして得た、ある意味究極的な気づきについて述べていこうと思う。

まず良かった点は、フィット感だ。かなりピッチリとフィットする。それでいて呼吸は苦しくない。これなら運動をしてもそんなに気にならないのではないかと思う。

また、耐久性や形状保持力もそこそこある気がする。耳のゴム紐がどれくらいで伸びてしまうかはわからないが、少なくとも本体部分は丈夫だ。3日間の間、毎日洗濯機と乾燥機にもかけてみたが、その程度でヨレヨレになったり縮んだり、色落ちすることも無かった。

次は微妙だった点についてだ。まず、口に触れる部分のメッシュ状の生地だが……呼吸をすると、この布が時折口や鼻に吸い寄せられるのがどうも気になった。人によっては全く気にならないことかもしれないが、個人的には不快だ。

また、これは布製のあらゆるマスクが抱える問題だと思うが、いよいよ本気を出した夏の暑さで、すぐに汗で湿ってくる。なまじ厚さのある立派で丈夫な造りのため、乾くにはそれなりに時間もかかる。

また、フィット感が抜群である反面、主に女性の場合は化粧や日焼け止めなどが大いにマスクに付着し、メイクや日焼け止めが剥がされると思う。マスクのフィット感をとるか、顔面の作画をとるか、悩ましい問題だろう。

そして耳のゴムだ。3日程度では全く問題ないが、それなりに細いのでそこまで長持ちはしないと思う。また、長時間つけていると、細さ相応に耳が痛くなる。紐を頭や首の後ろで結ぶタイプとかの方がいい気がする。

・最強のマスク

とまあいい点も悪い点もそれなりにあるが、総評としては良いマスクだと思う。3つで約1400円程度と安いのもポイントが高い。ただ、このアディダスのマスクを使ってみて実感したことがある。

ポリウレタン製が最強

「ピッタマスク」が代表的だが、最近では他にも無名のメーカーが安いコピー品じみたものを出しており、筆者も普段はその手のものを使っている。

素材が素材ゆえに圧倒的に軽く、呼吸のしやすさはぶっちぎりだ。耳が痛くなることも無く、洗っても10分程度で乾く。値段も安い。使ったことのある方なら、この辺はご存じだろう。

アディダスのマスクは、その辺の紙のマスクや布マスクより快適だった。100倍くらい快適だと思う。しかし、ポリウレタン製マスクにはどうやってもかなわない

アディダスのファンだったり、マスクコレクター的な人であればどうにか手に入れられることを祈ろう。しかし、もし快適なマスクを探していて、アディダスのマスクが気になっているのであれば……その辺のポリウレタン製マスクの方が5億倍くらい快適だと思う。

そういえば、アディダスの前にも、いろんなメーカーが高機能っぽそうだったり、なんだか良さそうなマスクを販売し、それら全てが割と高い人気で、即完売しまくってきた。

それらのマスクもまた、アディダスのマスク同様にきっと良いモノだったのだろう。しかし、快適さにおいてその辺のポリウレタン製マスクを超えるモノは一つも無かったのではなかろうか。

今後もきっと、他のメーカーから良さそうなマスクが出て、それらもまた高い競争率で売り切れる展開は続くと思われる。しかし「快適さ」という点では、我々人類はすでに最高のものを手に入れている気がする。ポリウレタンだ。

アディダスのマスクが良いモノだったがゆえに、これまで特に意識せず使っていた普遍的なポリウレタン製マスクの圧倒的強さに気づいてしまった。

素材のポテンシャルが、布とポリウレタンでは地球人とサイヤ人程にも違うのだ。より快適なマスクを求め、新しいマスクに殺到しがちな皆さん。既存のポリウレタン製マスクに今一度目を向けてみてはいかがだろう。

参考リンク:アディダスPITTA MASK
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



【検証】最も息苦しくなかった「スポーツマスク」はコレだった! Amazonで売ってる5種類のスポーツマスクでハードな運動をしてみた結果…

ジョギングやジムなどで、「マスクをしながら運動」をしている人も多いだろう。正直、息苦しい。でも、そういう時代なのである。慣れるしかないのだ。ならば、少しでも息苦しくないマスクで運動したい。ということで!

Amazonで「スポーツマスク」と検索して、ズラズラ〜っとヒットした商品の中から良さげな雰囲気のマスクを5種類ほど購入。それらを着けてキックボクシングの練習をして、どれが一番良かったのかを確かめてみたぞ!

・チョイスしたのは「いわゆるマスクの形」のマスク

なお、Amazonで「スポーツマスク」と検索すると、首まで覆う『フェイスカバー』や『ネックカバー』もヒットする。しかし、個人的に「首のあたりが暑そうだな……」と思ってしまったため、今回は独断と偏見で「いわゆるマスクの形をしたマスク」のみをチョイスした。以下の5点である。

銅糸入りマスク 冷感速乾素材 息苦しくないスポーツマスク
レワード野球ユニフォームメーカーが作った洗える布マスク
SevenWings 洗える スポーツマスク
PONTAPES(ポンタペス)ラッシュマスク
arisana(アリサナ) 日本製 水着素材

・基準は「PITTAマスク」

まず、上記5つのマスクを使う前に、比較的入手しやすい「PITTA MASK(ピッタ・マスク)」を着けて練習してみた。「花粉・かぜ用」のマスクだが、息がしやすい「新ポリウレタン素材」が特徴のマスクだ。

この時の感想としては、「可もなく不可もなく。鼻を塞ぐようなシワになると息苦しいけど、シワを直せば問題ない。小さいから、口を開けたりすると、アゴが出たり、ズレやすい」と厳しい評価をしているのだが、他のマスクを使ってみたところ……評価は一気に急上昇!

・いきなり結論

先に結論から書いてしまおう。それも、元も子もない結論である。今回、ピッタ・マスクと5種類の “スポーツマスク” をそれぞれ着けてハードな運動をした結果、ベスト5(6)を決めるとしたら、以下のようになる!

1位:アラクス「PITTA MASK(ピッタ・マスク)」
2位:SevenWings 洗える スポーツマスク
3位:レワード野球ユニフォームメーカーが作った洗える布マスク
4位:PONTAPES(ポンタペス)ラッシュマスク
5位:arisana(アリサナ) 日本製 水着素材
6位:銅糸入りマスク 冷感速乾素材 息苦しくないスポーツマスク

なんということだろう。まさかのテスト用マスクが堂々の1位! いいのかこれで……と自分でも思うが、これが忖度(そんたく)なしの正直な感想である。もしも息苦しくないスポーツマスクを探しているのであれば、まずはピッタ・マスクを試してみるのが良いと思う。結論は以上。

・2位〜6位の感想

以下は、ピッタ・マスク以外の率直な感想である。もちろん、あくまでも私が感じた印象なので、ここに書かれていることがすべてではない。興味を持ったマスクがあれば、それぞれの商品ページに飛んでAmazonレビューも参照してみるのが良いだろう

・2位:SevenWings 洗える スポーツマスク

韓国製。Amazonでの正式な商品名は「SevenWings Sports Mask Black セブンウィングス 洗える スポーツマスク ブラック Lサイズ [海外直送品]」で、価格は390円(+配送料600円)。素材はポリエステル77%、レーヨン14%、スパンデックス9%。

感想について、私は「悪くない。ピッタ・マスクには敵わないが、思っていたよりも息苦しくない。サイズ感、フィット感は、むしろピッタよりも良いかも知れない。順位的には、ピッタのすぐ下にピッタリと位置している」と駄洒落まじりにメモっていた。

・3位:レワード野球ユニフォームメーカーが作った洗える布マスク

日本製(MADE IN 浜松)。Amazonでの商品名は「レワード(Reward) 日本製 立体 布マスク 野球ユニフォームメーカーが作った洗える布マスク 裏メッシュ素材 国内生産(浜松工場) AC104」。Amazon価格は1100円。素材はポリエステル100%だ。

感想は「悪くない。口とマスクの間にある “マスクの中の酸素” を吸ってる感はあるが、息苦しくはない。呼吸すると、布がコーホーコーホーと膨らんだりしぼんだりするけれど、そこまで苦しくは感じない。とはいえ、最高でもない。これぞまさに可もなく不可もなく」と書いていた。

・4位:PONTAPES(ポンタペス)ラッシュマスク

生産国不明。Amazonでの商品名は「PONTAPES(ポンタペス) スポーツマスク 全12色 UVカット 冷感 ラッシュガード 素材 丸洗い可能 PAA-860」。価格は1260円。素材はライクラ(組成:ポリエステル85% / ポリウレタン15%)とのことである。

感想は「悪くはない。サイズ感は最高だし、耳のアジャスターが良い。内ポケ(フィルターポケット)もあり、そこに不織布やキッチンペーパーなどを入れることも可能なので、より本格的にマスクとして使える。しかし、やはりピッタ・マスクに比べると苦しい」とのこと。

・5位:arisana(アリサナ) 日本製 水着素材

日本製。商品名は「[アリサナ]arisana マスク 日本製 洗える 水着素材 立体 uvカット ソフトタイプ ホワイト Mサイズ」で、“水着素材のUVマスク(UPF50+)” ってのが最大のウリ。価格は880円で、素材はポリエステル82%、ポリウレタン18%。水着素材の実力やいかに!?

なるほどたしかに水着素材。内側にポッケが付いていて不織布とか入れられる。だが、その真面目さが仇となっている気がした。ゼーハーすると、内側の布が鼻をふさいで苦しい。また、激しい運動をしていたら、自然とズレて “鼻だし状態” になってしまったのが残念」。

・6位:銅糸入りマスク 冷感速乾素材 息苦しくないスポーツマスク

韓国製。Amazonでの商品名も、そのまま「銅糸入りマスク 冷感速乾素材 息苦しくないスポーツマスク」だ。価格は1980円。素材はナイロン95%のスパンデックス5%。同封されているチラシには「息苦しさのない呼吸を可能に」と書いてあったが、感想は……

絶対無理。超息苦しい。特に鼻の部分。くっついて息ができない。あとデカいというか、ユルい。どんどんどんどんズレてくる。ゴム紐を結んで調節した。とにかく苦しい。これを着けて練習した後だと、ピッタが神に思えてくる」と厳しい評価。

いずれにしても、私の下した評価だけでなく、それぞれの商品のAmazonレビューも参考にするなどして、自分に合ったスポーツマスクを探して欲しい。それでは、よきスポーツライフを! マスクは苦しいけれど、がんばろう〜٩( ‘ω’ )و

参考リンク:Amazon検索「スポーツマスク」新宿レフティージム
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24



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