【PS5予約開始記念】今だからこそ語りたい! 10代から40代に聞いた「プレイして良かったPS4ゲーム」

最先端の次世代ゲーム機・PS5の日本国内の発売日がついに決定した。Xデーは2020年11月12日! 希望小売価格は税抜き4万9980円で、ディスクドライブ非搭載モデルのデジタル・エディションも税抜き3万9980円で同時に販売されるという。そして、予約受付が9月18日午前10時より、全国のPlayStation取扱販売店の店舗やECサイトにて順次開始された。

一気に動いた感のあるPS5。これから、ゲームソフトにおいても次世代機への入れ替わりが加速していくだろう。そんな節目の今だからこそ語りたい! PS4の名作を!! 10代から40代にプレイして良かったゲームを聞いてみた

中澤星児(30代・ロケットニュース24)のプレイして良かったゲーム

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』
ぐいぐい惹き込まれる先の気になるシナリオはもちろん、リアルタイム感のある学級裁判などもゲーム性が高くどこを切っても楽しめる。そのため、最後まで飽きず、エンディングでは拍手したいほどの感動すら覚えた。文学・音楽・映画を1つにしたようなゲームの枠に収まらないエンタメ感が「今のゲーム」という感じ。

『ペルソナ5』
FFやドラクエはついていけなくなった私(中澤)だが、ペルソナシリーズはそんな層にもとっつきやすいRPGだと思う。舞台は東京で馴染み深い風景なのに壮大になっていくストーリーには十分満足感があった。そして、ペルソナと言えば忘れてはいけないのが “萌え” ることができる魅力的なキャラ

本作ではそんな “萌え” 要素が爆発している。メインキャラはもちろん、サブキャラも最高で、日常パートはほぼギャルゲーだ。ちなみに、私は新島真(にいじま まこと)と東郷一二三(とうごう ひふみ)が好きだが、男キャラも魅力的でBLっぽい展開も含まれており女性人気が高い一面もある。萌えが男だけではなく全方位に向いているところも面白い作品

佐藤英典(40代・ロケットニュース24)のプレイして良かったゲーム

『スパイダーマン(Marvel’s Spider-Man)』
このゲームはすごい! 少ししかやってないけど、舞台となるニューヨークの街をスパイダーマンになって、ピョンピョン飛び回るだけで楽しかった。もうそれだけで十分だ。クリアしてないけど、アレをプレイしてスゴイ時代が来たなと、私は満足した。これがPS5になったらどうなっちゃうんだろう? 考えただけでおかしくなりそう~!!

GO羽鳥(40代・ロケットニュース24)のプレイして良かったゲーム

『Rez Infinite(レズ インフィニット)』
このゲームをPSVRで初プレイした時の感動と興奮は、数年経った今でも忘れることができない。それはそれはとんでもない体験だった。まるで初めて海外に行った時のような、そのくらいの衝撃。ちなみにPSVR対応のゲームだが、いちおうVRなしでもプレイ可能。しかし推奨は絶対にVR。

『Wipeout Omega Collection』
初代PS(1)版『ワイプアウト』からのワイプアウトファンとしては、当然PS4版もプレイした。こんなレベルまで進化したのか……と感動していたある日、突如としてVRにフル対応のアップデートが無料配布。VRナシでもスゴかったのに、VR版ときたら……本当にヤバイ。無論PSVR推奨だ。

『テトリス・エフェクト – TETRIS® EFFECT』
究極のテトリスここにあり。もしもテトリスが好きならば、このソフトをプレイするだめだけにPS4を購入するのもアリかと思う。そして! なんとコレ、PSVR対応であり、VRバージョンをプレイしたら……おそらく感動で泣くと思う。これ以上のテトリスは出てこないのでは? と思うほど。

江川資具(30代・ロケットニュース24)のプレイして良かったゲーム

『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』
PS4でハマった名作を教えて欲しいと言われた時、少し頭を抱えた筆者。名作が無かったのではない。多すぎるのだ。初代プレステ用ソフトでの同様の記事の時には一瞬でFF8が出てきたが、PS4のソフトは群雄割拠しすぎていて難しい

直近の1年間で出た最近のソフトでも『DEATH STRANDING』『FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE』『GHOST OF TSUSHIMA』のように、これまでプレイした全てのソフトの中でもトップレベルな名作だと思うものが複数ある。PS5でスペシャル版が出ることが発表された『デビルメイクライ5』も爽快感のあるゲームとしては殿堂入りだろう。

少し古ければ(それでも2015年だが)『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、ストーリー込みの西洋を舞台にしたファンタジー系アクションでは最高傑作だと思っているし、同系統でやりがいと達成感を求めるなら『Bloodborne』だろうか。

このようにガチで良いゲームが沢山ある中で、誰にでも勧められることを優先して1つに絞るなら……『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』を挙げたい。定番で申し訳ない感もあるが、プレイ中に湧き上がる感情の複雑さはぶっちぎりである。

アクションが苦手でも問題なく、他のシリーズ作をプレイする必要が無いのも薦めやすさ的にポイントが高い。ぱっと見だとスタイリッシュでセクシーなお姉さんが剣を振り回す系のよくあるアクションゲーっぽいが、ストーリーがかなりシリアスで重く、よくできている。安っぽい泣きゲー的な感じではないのも素晴らしい

・ケーシー・バシール(30代アメリカ人男性・ロケットニュース24海外版)のプレイして良かったゲーム

『Nier: Automata(ニーア オートマタ)』
実はこのゲームはスタッフロールを倒さないと真エンディングを見れない。しかもスタッフロールは強い。強すぎる。何回も負けて何回もコンティニュー。すると、「がんばって!―日本のAさんより」や「応援しているよ!―アメリカのBさんより」などの応援メッセージが出てくる。

でもまた負ける。「誰かがあなたを助けようとします」のメッセージが出てきて、そのAさんとBさん、そして他の人のキャラクターが援護しに現れた

こうしてやっとスタッフロールを倒して、感動的な真エンディングを見たらまたメッセージが出てくる。内容はこうだ。「今度、あなたは誰かを助けますか?」──。どうやってと言えば、自分のセーブデータを援護キャラクターに変身させる。つまり今まで何十時間を掛けたセーブデータが消えるのだ。

「注意:あなたの援護をもらえる人をえらべません。注意:あなたの嫌いな人でも援護をもらえる可能性があります。注意:あなたはお礼を言われないかもしれません。」
「それでもだれかを助けますか?」

なにこれ? 自分の重ねてきたゲーム内の達成、そしてこれからのやり残したサブクエストの楽しみを捨てろってこと? まったく知らない人が最後まで行くために?

……もちろん助けます。喜んで自分のデータを消して、誰かの力にします。だって、日本のAさん、アメリカのBさんは俺のためにやってくれただろう

少し辛くても、他の誰かの楽しさ、この世界のどこかの幸せを少しでも増やそう。ゲームで「それをしましょう」っていうだけじゃなくて、実現でまでできる……

人生で初めてゲームに真剣に拍手した

──まずは、ロケットニュース24のゲーマーに聞いてみたところ、RPGからアクション、VRまで様々なタイトルが飛び出した。特に最後の2人の熱量の異常さから『Nier: Automata』の名作っぷりが伝わって来る。

しかし、オタクのオッサンだけではなく、普通の女性や若者の声も聞いてみたいところ。そこで匿名を条件に10代や女性のPS4ゲーマーにも意見を聞いてみた結果、以下のタイトルが挙がった。

・『デッドバイデイライト』(30代女性)

生存者役4人と殺人鬼役1人が生き残りと全滅を目指してプレイするという非常にシンプルなゲーム。登場するキャラを操っているのが全て人間のため、何が起こるかわからずドラマが生まれやすい

オンラインで友人と音声チャットを介しながら進めるのだが、常に異常なほどの緊張感で、全員最高潮にテンパっている。それが非常に滑稽で面白い。殺人鬼も人間なので生存を見逃す心温まるシーンもあり、そんな時は人間捨てたもんじゃねーななんて思ったりする

・『バイオハザード7』(20代男性)

言わずと知れた大人気ソフト。この作品は一人称視点のため、過去作と比べ物にならないくらいの圧倒的緊迫感を楽しめた。操作感、グラフィック、話の構成、キャラクター、全てにおいて満足出来るレベルと言っていいだろう。

・『バイオハザードリベレーションズ2』(10代男性)

予想外のところからゾンビが出てくるからハラハラ感がすごい。またバイオハザードにしては珍しく2人プレーが可能なため仲間と協力して攻略するのもおすすめ!

──以上。年代や性別、趣味嗜好によっても名作が様々であるところにPS4が示した可能性を感じずにはいられない。もし、あなたのベスト作品が別にある場合、それはそのままPS4のポテンシャルを表していると言えるだろう。

もちろん、PS5ではさらに可能性が広がるはずだ。いくつになっても、ゲームのスイッチは未知の世界への入り口だ。PS5でも上記のような新鮮な感動に期待している。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【秋葉原で聞いてみた】コロナ期にオススメのレトロゲーム5選はコレだ! ファミコンでできるダイエットが激アツ / そして今お宝ソフトが超 “買いどき” な理由とは…

これまでシリーズでお伝えしてきた『レトロゲーム売り上げランキング』だが、前回の “メガドライブ編” を最後に中断となっている。取材に協力してくれた秋葉原のゲームショップが新型コロナ感染拡大の影響で、休業を余儀なくされてしまったためだ。

しかし一時はシャッター街と化していた秋葉原にも、最近ようやく賑わいが戻り始めているのだとか。じゃあ、そろそろシリーズも再開していいよね? ちょっと急すぎる? 「何事もなかったように “セガサターン編” やってんじゃねぇぞ」とか言われたりして……?

・久々の取材

イカンイカン。どうも自粛の後遺症で何事にも敏感になりすぎているようだ。ひとまず様子を見に秋葉原へ行ってみることによう。お世話になった『レトロげーむキャンプ』を訪れるのも3カ月ぶりである。

レトロゲーム売買ならお任せの『レトロげーむキャンプ』は秋葉原の一等地に2店舗を構えて……………ヒ、ヒィィィーーーーーーーッ!!!!!!!

1店舗なくなってるゥゥゥゥゥ!!!!!!! 

マジか……マジなのか……たった3カ月でこんな…………ハッ! お店の人たちは無事だろうか!? た、たたた田中さ〜〜〜〜ん!!!

・意外と普通でした

営業していた別店舗へ店の責任者・田中さんを訪ねると、幸いにもコロナ前と変わらぬ様子でソフトの査定などを行っていた。少し痩せたように見えるのは自粛中に体調を崩したためで、「ずっと座っていたのがよくなかった」と当人は冷静である。

姉妹店の閉店について聞けば「お客さんが減ったし、今は2店舗維持する必要もないかと思って……」という、あっけらかんとした答えだ。緊急事態宣言を受けて店を一時休業していたものの、現在は毎日消毒を行うなどの感染予防をしつつ営業を再開しているとのこと。

・秋葉原の現状

田中さん「休業中は基本的には自宅待機でした。ゲームしたり、映画見たり……生活がガラッと変わったせいか調子を崩したりもしまして、正直もうコリゴリです」

──秋葉原の街は今どんな感じですか?

田中さん「ちらほらとお店が閉店していまして、僕がいつも行っていたタピオカ屋もなくなっちゃいました。現在は生き残ったほぼ全ての店が営業していると思いますが、営業時間は短くなっている印象です」

──売り上げのほうは……

田中さん「緊急事態宣言が明けてしばらくは正直、ほぼお客さん来なかったです。 “なんで営業しているんだろう” みたいな気持ちになりつつやっていました。店を閉めようと外に出ると真っ暗の中、営業しているのはうちだけっていう状態。売り上げはもちろん、全然でしたよ」

6月に入ってようやく日本人の往来はある程度戻った。売り上げも徐々に増え、ここから追い上げ……と思いきや、「買い取り本数は減少傾向です」と田中さん。 えっ、そうなの!?

・今 “買いどき” である理由

てっきり景気低下の影響でゲームを売る人が増加しているものと思っていたが、そう単純なものでもないようだ。買い取りが減っている理由はズバリ「買い取り価格を下げているから」。それはこの店だけでなく、業界全体の現状であるらしい。

田中さん外国人がいないからです。売れないから買い取りを減らす。外国人から人気のソフトは今どこも下がり気味ですよ。販売のほうも今日もこのあと、価格変更をモリモリとやる予定です」

──つまり逆を言えば、欲しかった人からすると……

田中さん「狙いどきですね(笑)」

──いいですねぇ……! ちなみに、コロナ期に売り上げが伸びたゲームってあります?

田中さん「『ゲームキューブ』が最近よく売れます。これはステイホームが関係していると思いますね。ゲームキューブはみんなでプレイすることに特化したハードで、最初からコントローラーを挿す穴が4つありますから。やはり複数人で遊べるソフトが強いです。

ちなみにゲームキューブのコントローラーは今だに現役なんですよ。『大乱闘スマッシュブラザーズ』とか、ニンテンドースイッチ版でも “このコントローラーじゃなきゃダメだ” って言う人、けっこういるんです」

──このコントローラーをスイッチと繋げるんですか?

田中さん「そうです」

──なるほど……それじゃあ今回の『ステイホームランキング』には、ゲームキューブがガッツリ食い込んでるワケですね!?

田中さん「いや、それは今回ランクインしていないです」

──ズコーーー!

・人気ベスト5を発表

それでは! ここから『コロナ期にオススメのレトロゲーム』ベスト5を発表していくことにしよう。みんなステイホームで様々なタイプの悩みを抱えていることと思うが、きっとピッタリのソフトがあるはずだ。

5位:『桃太郎電鉄』シリーズ(スーパーファミコン等)

ご存知 “桃鉄” こと『桃太郎電鉄』はお店スタッフの猛プッシュによりランクイン。1人から4人まで一緒にプレイでき、難しいテクニックも不要だから家族で遊ぶのに最適だ。様々なハードから発売されているが「やはり王道はスーファミでしょう」とのこと。やはりと言うべきか、年末は特に売れるらしい。

4位:ダンスダンスレボリューション(プレイステーション)

今もゲームセンターで根強い人気を誇るDDRは、分かりやすく「運動不足解消」の需要だろう。発売当時かなり流行ったため流通が多く、専用マットも価格は1000円ほど。

3位:『ダークソウル』(プレイステーション3)

「レトロとは言えないんですが……」と断りを入れつつ、 “かなり長時間楽しめる” と田中さんが太鼓判を押すのがアクションRPGの『ダークソウル』。田中さんいわく「難易度がメチャクチャ高いんです。 “死んで覚える” って感じですね」

2位:『ファミリートレーナー』シリーズ(ファミコン)

えっ!? 何コレ!? この『ファミリートレーナー』シリーズ、なんとDDRと同様 “専用マット” を購入して遊ぶタイプのゲームなのだ! ファミコン時代にこのテのゲームがあったなんて全く知らなかった……! ソフトは全10種類発売されたらしい。

田中さん「飛んだり跳ねたりするゲームです。30年以上前のものなので、マットの反応の悪さがね……味がありますよ(笑)。それが別の意味で運動になるというか。発売当時はそれなりに売れたと思います。僕のまわりでは持っている子、結構いました」

1位:『風来のシレン』シリーズ(スーパーファミコン等)

田中さん「『不思議のダンジョンシリーズ』です。スーファミ、ニンテンドー64、PSPなど様々なハードから出ています。とりあえず一番簡素な初代をやってほしいですね。このシリーズをプレイしたことがある人には物足りないかもしれないんですが、初めてならなかなか楽しめると思いますよ。

このシリーズのキャッチフレーズが『1000回遊べるRPG』。入るたびにダンジョンの内容が変化して、レベルも1からスタートするんです。1つのソフトを長く楽しみたい人にはイチオシですね」

──へー! なんだか『トルネコの大冒険』と似ていますね!

田中さん「そうです。あれも同じ『不思議のダンジョンシリーズ』ですよ」

──あっ、あのスタイルをそう呼ぶんですね……無知ですみません……!

・『ファミリートレーナー』を初プレイ

本来なら1位の『風来のシレン』を選ぶべきところ、気づけば専用マットとともに『ファミリートレーナー』を購入している自分がいた。だってメチャクチャ興味があるんだもん……! ソフトは最もメジャーだという『アスレチックワールド』をチョイスだ。

専用マットはこの日の価格で2980円(税抜)。表裏でA面とB面に分かれており、30年以上前のものとは絶対に気づかぬオシャレなデザインである。

電源を入れるとトップ画面に「マットA」の表示が! とりあえず一番簡単そうな “トレーニング” をやってみることにしよう。

スタート位置で足踏みすると……

キャラクターが走り出すしくみだ! スゴイ! スゴすぎる! もう『リングフィットアドベンチャー』いらないかも!?

障害物の前ではタイミングを合わせて……

前方へジャンプ!

走って……

ジャンプ失敗!

おのれ…………!

サンジュン「懐かしいな〜ウチに昔あったよ」

・エグいダイエット効果

当サイトのサンジュン記者はファミコンブーム直撃世代。「子供のころ流行った」との証言が得られたため、やはりこのシリーズがかつて一世を風靡したのは間違いないのだろう。いやはやカルチャーショックだ。

その後ステージが進むと「横飛び」など様々な動きのバリエーションが追加され、指示は一切表示されないため強烈な難易度となってくる。

1ステージ終わる頃には汗ビチャビチャ、心臓はドッキドキだ。なお画面下を移動するカメが先にゴールしてしまえばゲームオーバーというルール。クリアできるかどうかはさておき、コロナ太り解消にこれ以上最適なコンテンツはないかもしれない……。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 レトロげーむキャンプ秋葉原店
住所 東京都千代田区外神田3-14-7 新末広ビルC
時間 11:00〜20:00
定休日 無休

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



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