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丸亀製麺の「氷うどん」を食べたら暑い夏の日が真冬の極寒に / 究極形態的な冷やしうどんの冷たさと美味さに震えた
丸亀製麺が、2020年7月7日から8月31日の期間限定で販売を開始した「氷うどん」。テイクアウト限定かつ、一部の店舗限定での販売だが、なんでも丸亀史上最も冷たいという噂を小耳に挟んだ。
ここしばらくの蒸し暑さにやられ気味だったのでさっそく食べてみたところ……ガチすぎる冷え具合と美味さに、全身鳥肌で震えながら記事を書いている。食べる前のジメついた暑さは一口目で吹っ飛んだ。そして真冬の極寒かというレベルで冷える体。しかし圧倒的な麺のコシに食べるのが止まらない。恐るべし「氷うどん」。
・氷だし
「氷うどん」は「すだちおろし 冷かけ(並450円)」、「冷かけ(並300円)」、「ぶっかけ(並300円)」の三種展開。サイズは並の他に、110円増しで大も選ぶことができる。得サイズは無いもよう。実施店舗については公式HPをご覧いただきたい。
何が「氷」なのかというと、通常通りの液体の だし の他に、氷だし が別に提供されるから。食べる際にはこの 氷だし を だし の中に入れて、崩しつつ食べるというスタイル。
通常の冷やしうどんであれば、最初は冷えていても次第にぬるくなってくるもの。しかし、うどんの中に凍った だし をブチ込むことで、ずっと冷たいままにできるのが本商品の最大の特徴。
普通の氷を入れるスタイルも一般的に存在するかと思うが、あちらは氷が溶けるにつれ だし が薄まって水っぽくなってしまう。しかし 氷だし ならその心配は無用。ありそうで無かったナイスなアイディアだ。なるほど、その手があったか。
今回はせっかくなので、「すだちおろし」の大をチョイス。ネギや天かすも忘れずに。
その氷だし だが、文字通りガチに凍った だし の塊である。小さいカップに入れられて別についてくるぞ。食べる直前に、これを通常の だし に自分で入れるのだ。
溶け具合は、その時の気温や持ち帰り時間によって変わるだろう。ちなみにお店の人には、「20分以内くらいでお召し上がりください」と言われた。そしてこの氷だしを箸でザクザクと崩しつつ食べるということだが、氷り具合によっては中々崩れないこともあると思われる。
適当に崩したのち、麺、大根おろし、ネギ、天かすを投入。そしてすだちをかけて食べると……
うぉぉぉおおおお! 冷てぇぇええええええええ!!!
さすがはガチに凍った だし で冷やされているだけはあってキンキンだ。かき氷でも食べているかのごとし冷たさ。そしてうどんの歯ごたえの良さもぶっちぎりだ。冷水で締めた直後特有の引き締まりまくった うどん がオールウェイズ提供される感動。
すだち の爽やかなフレーバーも相まって、最高に美味い。氷だし の存在は、単によく冷えて涼しくなるだけでなく、麺の締まりをベストな状態で長時間維持できるという点でもデカい。ずっと麺をすすり続けていたくなるレベル。「氷うどん」こそ、冷やしうどんの究極形態ではなかろうか。
実は氷だし がガチガチに凍っていて、割り箸では崩せなかったため、半分程度に割っただけで食べた筆者。食べ終わるまでデカい塊が凍ったままだったが、そんなに問題はないように思う。
だし の濃さはデフォルトで十分だし、むしろ最後まで氷だし の塊があるおかげで、うどんは最大限に冷えっぱなしだった。そして、冷えまくったうどんでお腹がいっぱいになるにつれ、体の芯から冷やされる感が半端ない。かき氷やアイスなどよりも、うどんの冷却効果は高いように思う。
・冷えすぎ注意
まさに暑さが辛くなるこのシーズンだからこそ最高に美味さが引き立つ「氷うどん」。丸亀史上最も冷たいという噂は伊達ではなかった。あまり勢いよく食べると、それこそかき氷のごとく頭が痛くなったりしかねない冷え具合。
食べる際には冷えすぎに注意していただきたい。なんならこの暑い中、あえて熱いお茶と共に「氷うどん」を食べるというのも中々にナイスかもしれない。絶対に美味いだろう。冒頭でお伝えした通り、本商品はテイクアウト限定かつ店舗限定で、期間も限定だ。近所に実施している店舗があれば、是非食べてみて欲しい!