すかいらーく系カフェ『むさしの森』でパンケーキのいちごを “倍盛り” にしたら、「いちご要塞」みたいなのが出て来たんだが……
【スイーツ】むさしの森ダイナーのパンケーキがふわとろすぎて噛めない! これはもはや「飲み物」であるッ!! 東京・新宿中央公園『SHUKNOVA』
東京・新宿中央公園が生まれ変わった。昔はキレイな公園とはちょっと言い難かったあの場所に、2020年7月16日、新しい商業施設が誕生したのである。公園通り沿いに「シュクノバ(SHUKNOVA)」がオープンし、見違えるようにキレイになった。その建物の1階に『むさしの森 Diner』が出店している。
お店に行き、看板メニューの1つ「ふわっとろパンケーキ」(税別580円)を食べてみたところ……。いや、コレは食べるというべきか? 口に入れた瞬間に溶けて、噛んだ気がしない。飲んだという方がふさわしい。つまり、ここのパンケーキは飲み物だったのである!
・噛まない、いや噛めない
このお店は、すかいらーくグループ『むさしの森珈琲』の新店舗である。全国的に店舗展開しているものの、都内では3店舗目。郊外に店舗展開しているため、すかいらーくの仲間であることを知らない人も多い。私(佐藤)もその1人で、パンケーキも初体験だった。
まずその見た目に驚いた。表面にうっすらと焼き目はついているものの、全体はほぼ真っ白。そしてかなり分厚いじゃないか。見ただけで “ふわっ” としていることがよくわかる。
カットしてフォークで持ち上げようとすると、それがとても難しい。たやすく崩れてしまうからだ。断面を見ると、無数の泡を生地で閉じ込めているのがわかる。さらに口に入れると、生地が静かに溶けていく。コレ、噛むって感じがしない。飲むに等しいくちどけだ。たしかに “とろ” っとしているぞ。
別添えの「蜂蜜入メイプルシロップ」をかけると、そのルックスに悶絶しそうだ! 琥珀色のシロップと真っ白なパンケーキの色彩のコントラストは耽美(たんび)と言わざるを得ないだろう。もちろん、震える美味さである。
・新宿中央公園の新しい施設
ちなみにこの建物は、新宿中央公園の公園通り沿い。都庁にほど近いエリアに誕生した。
上京したての頃、この界隈に住んでいた私にとって、新宿中央公園は馴染み深い場所である。それがもう、昔の面影を一切感じないほどキレイになった。喜ばしい反面、人間臭さがなくなった気がして寂しくもある。
店内は非常にキレイで、窓際のカウンター席から青々とした芝生を眺めることができる。カウンター席にはコンセントとUSBの差し込み口がある。もちろんFree Wi-Fi。テレワークの場の1つとしても活用できるだろう。
・フレンチトーストはたまご焼き
この日はパンケーキとともに、数量限定の「ふわっとろフレンチトースト キャラメルバニラ」(税別780円)も注文した。フレンチトーストもパンケーキに匹敵するくちどけで、こちらもフォークで持ち上げるのが難しい柔らかさであった。
あえて例えるなら、たまご焼きだ。トーストである以上、パンを使っているはずなのに、パンの食感は微塵も感じない。柔らかく固めたアパレイユ(卵液)を食べているような不思議な食感だ。
新しく生まれ変わった新宿中央公園。昭和の名残りはなくなってしまったが、これから令和の新時代に、新しい歴史を刻んでいくことだろう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 むさしの森 Diner 新宿中央公園店
住所 東京都新宿区西新宿2丁目11-5
営業時間 7:00~22:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24