AmazonPrimeVideoで配信中のヒーロードラマ『The Boys(ザ・ボーイズ)』が面白い! こんなひどいヒーローモノがあっていいのか!?

人は誰でも圧倒的な強さに憧れを抱くものだ。マーベルの映画作品に代表されるような「スーパーヒーロー」がいたら、世の中は平和になるのかもしれない。だがもしも、超人的能力を持つヒーローがどうしようもない非道な人格の持ち主だったら……

そのもしもを描いた作品が話題を呼んでいる。アマゾンプライムビデオで公開されているドラマ「ザ・ボーイズ(The Boys)」は腐敗し切ったヒーロー組織に、生身の人間たちが立ち向かう物語である。2020年9月4日からシーズン2がスタートしており、毎週金曜日の配信を心待ちにしている人も多いはず。この作品の魅力について紹介したいと思う。

・物語のはじまり

この作品のシーズン1(全8話)は、2019年7月にアマゾンプライムビデオで公開された。物語は1人の青年に降りかかった悲劇から始まる。主人公の1人、ヒューイ・キャンベルは電気屋で働くごく普通の青年だ。ある日、ヒューイが恋人ロビンと路上で立ち話をしていたところ、スーパーヒーローの1人「Aトレイン」がたまたま通りかかった。

ただ、高速移動能力を持つAトレインはその際に弾丸並みの超高速でロビンと接触。そしてその弾みで、ロビンをほぼ跡形もなく消し飛ばしてしまう。状況を飲み込めないヒューイがAトレインを見ると、一言詫びただけでその場を立ち去ってしまった。

のちにヒーローたちが所属する「ヴォート社」から謝罪と賠償の説明を受けるが、その内容はヒューイの納得のいくものではなかった。失意の彼の元に、1人の人物が現れる。FBI捜査官を名乗るビリー・ブッチャーだ。ブッチャーはヒーロー組織が腐敗していることをヒューイに明かし、共に復讐しようと提案する。そうして、ヒーロー対人間の戦いが始まっていく。

・ヒーローは非道なクズ

ブッチャーの元に集まった復讐チームが作品のタイトルにある「ザ・ボーイズ」だ。シーズン1が公開されるやいなや、ネット上で瞬く間に話題になった。というのも、近年公開されたヒーロー作品とはまったく異なるからだ。

近年公開されたヒーローモノといえば、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどが活躍するマーベル作品と、スーパーマンやバッドマンが活躍するDC作品がある。いずれにも共通しているのは「勧善懲悪」だ。作品や物語の事情にもよるが基本的には「悪」を象徴する敵と「正義」を象徴するヒーローが戦い、正義が勝つ物語になっている。ヒーローによって性格の違いはあっても、最後は自己犠牲の精神で敵と刺し違えてでも倒す志を持っている。

ところがこの作品に出てくるヒーローたちは、自らの欲のために超人的能力を使い、時には助けるべき人達を見捨てることさえする、マジのクズ野郎たちなのである(全員ではない)。とくにスーパーマンとキャプテン・アメリカを足して2で割ったような「ホームランダー」の悪徳ぶりは見ていて “引く” レベルだ。

彼が高潔であろうとすればするほど、完全無欠な振る舞いをしようとすればするほど、その悪徳ぶりが際立ってくる。こう言っちゃなんだけど、清々しいほどのクズだ。

・復讐チームもクズ

では、復讐するザ・ボーイズは正義を貫いているのか? というと、こちらもそうではない。相手が人間離れしたバケモノ(ヒーロー)であるがゆえに、ザ・ボーイズもまたルールを外れた禁じ手を炸裂させまくる。

ぶっちゃけ、どっちにも正義らしきものが見当たらない、クズ対クズの戦いなのである。チームのリーダー、ブッチャーは特にその傾向が強く、一言でいうなら「邪道」。相手を倒すためなら手段を選ばず、仲間を危険に陥れることさえもいとわない、ホームランダーに負けず劣らずの悪漢だ。

・作品が問いかけるもの

クズとクズが血で血で洗う戦いを繰り広げる、ブラックコメディ満載のアクションドラマ。しかし、この作品が視聴者に問いかけるものはとても大きい。つまるところ、「正義とは何なのか?」「ヒーローが存在したら本当に平和なのか?」「超人的な能力は人を幸せにするのか?」、そのほかにも現在のアメリカが抱える問題を題材としても取り上げて鋭く描いている。正義ってなんだ? 本当にわからなくなってくる

9月4日に始まったシーズン2はすでに4話目に差し掛かっており、10月9日まで毎週金曜日(午前9時配信)に最新話が更新される予定だ。今からでも十分に間に合うので、まだ見ていない人はシーズン1からチェックしてみて欲しい。なお、描写が結構過激なので、刺激の強いものが苦手という人は、トレーラー映像などで作品の感触を確認してから見ると良いだろう。

・ポップアップストア

ちなみに、東京・池袋サンシャインシティアルタの1階でザ・ボーイズのポップアップストアが展開されている。

ヴィレッジヴァンガードで取り扱っているザ・ボーイズグッズを9月26日まで販売しているそうだ。作品のファンは足を運んでみてはいかがだろうか。お店に行けない人は、オンラインストアでも販売しているのでそちらをチェックしてみよう。

参照元:アマゾンプライムビデオ「ザ・ボーイズ」(シーズン1シーズン2)、ヴィレッジヴァンガードヴィレッジヴァンガードオンラインストア
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24



【究極の忍耐】ついに松本人志が初参戦! 『FREEZE(フリーズ)』待望のシーズン2をフリーズしたまま最後まで観られるか検証してみた結果…

『ドキュメンタル』に続く松本人志の悪魔的新企画『FREEZE(フリーズ)』……そのシーズン2がついに! ついに!! Amazon Prime Videoより、7月10日に配信スタートとなった! 賞金100万円をかけた戦いのルールは「動いたら負け」、それだけである。

最初は「それ、どう面白いの?」と思いつつ観たシーズン1だが、開始15分ほどで「なるほどっ!!!」と声が出た。舞台である密室には様々な仕掛けが用意されている。つまり出演者たちは “驚くことも声を出すことも許されない” というワケなのだ。

まさに “氷” のように真顔で耐え続ける彼らの姿が、絶妙に笑いを誘う『FREEZE』シリーズ。そして私が今回の新作に、異常なまでの期待をかけている理由は……

・ついにあの男が参戦

シーズン1では出演者から「金持ちの遊び」と評されていたダウンタウン・松本人志。別室で高笑いしながら苦しむ出演者たちにチャチャを入れる役回りだったのだから、そんな恨み節が聞こえたのも仕方ないかもしれない。

「シーズン2でもまた高みの見物だろう」そう誰もが思っていたはず…………しかし!

今回なぜか参戦してるのだ!!!!!

これまで「絶対に出たくない」と言い張っていたはずの松本氏は、一体いかなる理由で参戦を決めたのだろう? そのへんは本編をご覧いただくとして、ご存知の通り『FREEZE』は、動いてしまった出演者が次々と脱落していくルールだ。

シーズン2で松本氏は “チーム対抗戦” という新ルールのもと、藤本敏史(FUJIWARA)、小峠英二(バイきんぐ)、せいや(霜降り明星)らと共に「芸人チーム」に所属。ところで、彼が “かなりの笑い上戸” であることは、ファンなら誰しもが知るところだろう。

ひょっとして……これはもしや……発案者自らがチームの足を引っ張るという最悪の……いや、最高に面白い展開になってしまうのか? そういう “前フリ” なのか!?

・俺たちにもFREEZEさせろ!

さて私には「シーズン2が公開されたら絶対やってみたい」と思っていたことがある。シーズン1を見た人はみな「この出演者よく耐えたな」と感じる場面があったはず。あるいは「こんなもん俺なら余裕で耐えるね」と鼻で笑った猛者もいるかもしれない。

果たして実際に “フリーズ” したまま番組を視聴してみたら、一体どれくらいキツいのだろう? 配信初日の7月10日、私は朝から当サイト事務所へ向かった。もちろん『ロケットニュースチーム』としてどこまで耐えられるかを検証するために。

さぁシーズン2………どっからでも来いや再生ボタンポチィィィィィィ!!!!!

記録:1分20秒

・思ったより全然キツい

「動いたら罰金1000円」という個人ルールを設定して挑んだにも関わらず、私のフリーズ状態は開始わずか1分半で崩壊してしまった。しかも「出演者の表情や動きにつられて我慢できなかった☆」というあっけない理由。これはファンとしての意識が低いと言われても仕方ないかもしれない……1000円は募金しておきました。

無念だが勝負のゆくえは残るチームメンバーに委ねられることとなった……次鋒は忍耐力に定評のある、原田記者だ。頼むぞ!

開始5分。がらにもなくクールを決め込んでいる様子。

……かと思いきや、だんだん表情が険しくなってきたようにも見えるな? ところで手で口を覆い出したようだけど、お前ちょっと口元見せてみろ………ん? お、おい! どうした!?

イカン! こりゃ完全に体調不良だ!

よく見れば目にうっすら涙をため、時おり「ドゥフッ」と苦しげな声を漏らして動いているではないか。こうなっては残念ながら、ここで失格となる旨を伝えた。当人は「俺はまだやれる」と悔しげな様子だが……一瞬で顔色がよくなったように見えるのはなぜだろう。

さぁ、最後の望みは ”底も得体も知れない男” こと中澤記者に託された。開始前から『FREEZE』に親でも殺されたかのような冷たい面持ちで画面を見つめているぞ。これは期待できそうだ!

「カタキは俺がとる」と言わんばかりに……

ピクリとも動かないまま20分が経過! そして……

竹刀のシーンでつられて動いてしまって撃沈ーーー!!!!!

・総勢12人の挑戦者

格段にパワーアップしていたシーズン2を前に、あえなく撃沈したロケットニュースチーム。興味のある人は同様の挑戦をしてみるのもいいが、あまり無理しすぎず楽しんでおいたほうが健康的かもしれない。

ちなみに芸人チームのほか大島美幸(森三中)率いる「女性チーム」は、丸山桂里奈(元サッカー日本女子代表)、野呂佳代(元AKB48でタレント)、「みちょぱ」こと池田美優(モデル)の計4名。女性メンバーはシーズン1の2名から倍増となったカタチだ。

さらにさらに! 武蔵(元K-1選手)率いる「チャンピオンチーム」には亀田興毅(ボクシング3階級王者)、新日本プロレスから真壁刀義本間朋晃の2名が参戦。血の気の多い彼らに「やられてもやり返さずに耐える」ことができるのか、まさに予測不可能である。

以上、総勢12名の挑戦者が限界に挑む忍耐テイメント『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』シーズン2は、Amazon Prime Videoで配信中だ。視聴するにはアマゾンプライムの会員になる必要があるが、入会から30日間は無料。

外出自粛の影響で「最近テレビが面白くない」と感じた人も多いはずだ。『FREEZE』はそんな笑いに飢えた民衆へ、松本人志が贈る “お笑い新形態” である。ただし危険だからくれぐれも会社や電車内で試聴しないように!

参考リンク:『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』シーズン2
Report:亀沢郁奈

(C) 2020 YD Creation



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