メニュー表には載ってないけれど、知る人ぞ知る裏メニュー。私(中澤)はそういった事情に疎いのだが、中の人なら裏メニューを誰よりも知っているんじゃないだろうか?
そこで富士そばの広報である工藤さんに聞いてみたところ、「肉富士カレー」というメニューを教えてくれた。券売機には見つけることができないこのメニュー。もちろん、店舗限定でもない。その正体やいかに?
・肉富士カレーとは
富士そばファンであれば、「肉富士」と聞くと、そばに豚肉、温泉卵、海苔がトッピングされた『肉富士そば(税込530円)』を真っ先に思い浮かべるのではないだろうか? 富士そばの代表的なそばである。実を言うとその肉富士で正解だ。
工藤さん「肉富士をカレーにトッピングして『肉富士カレー』です」
私「そもそも、肉富士をトッピングできることを知りませんでした」
工藤さん「確かに対応していない店舗もあります。また、対応していても店舗によって値段が違ったりする場合もあるので、そこは裏メニューとしてご了承いただければと思うのですが」
──というわけで、さっそく秋葉原電気街店に行って試してみることに。
・券売機にはないが
この店の券売機にも肉富士トッピングのボタンは見当たらないが、カレーライスの食券を購入した後、カウンターで聞いてみたところ「良いですよ!」との回答が得られた。そんなこんなで肉富士カレー登場!
富士そばのカレーって何でもない味なんだけど、なんか良い。トロッとしたソースには、こだわりのカレー専門店とは違う肩の力の抜けた懐かしいウマさがある。
そんなカレーに豚肉と温泉卵がよく馴染んでいる。特に、温泉卵をつぶした時の富士そばのカレールーと黄身のトロけるハーモニーは癖になりそうだ。くぅ~、しみるぜ……。
肉富士カレーは、庶民のちょっとした贅沢という感じの味だった。これは専門店では味わえない味。明日からカレー屋として利用してしまいそうだ。
ちなみに、秋葉原電気街店だと肉富士トッピングは230円だったので、カレーライス(税込450円)と合わせて、肉富士カレーは680円だった。前述の通り、価格も場所によって違うし、対応していない店舗もあるかもしれないので、味わってみたい方は1度店員さんに聞いてみるのが良いかもしれない。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.